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元気でも出席停止!学校保健安全法で指定されている感染症とその期間

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「インフルエンザですね。学校はお休みしてください」

子供を病院へ連れて行きそう言われたら、必ずしなければならないことがあります。それは、インフルエンザであったことを学校に連絡することです。

「別に病名なんて、学校に連絡しなくてもいいでしょ」なんて思っている保護者の方は、要注意ですよ!インフルエンザでの欠席は、出席日数に関わるのです。

欠席とは異なる出席停止!学校安全保健法で定められた決まりとは?

出席停止とは、学校安全保健法で定められています。

(出席停止)
第十九条  校長は、感染症にかかつており、かかつている疑いがあり、又はかかるおそれのある児童生徒等があるときは、政令で定めるところにより、出席を停止させることができる

簡単に説明すると「みんなにうつる病気にかかっている人は学校に来ないように、校長先生が決めることができますよ」という法律です。

学校は集団生活をおくる場所なので、みんなが病気になってしまうことを防ぐためです。

これは個人に対して行われますが、感染者が多くなってくると1クラス全員が学校に来ない学級閉鎖や、学校全体の学校閉鎖が行われます。

この出席停止ですが、校長先生が出席することを停止しているので、欠席とは異なり欠席日数にカウントされません。

出席停止のカウントの方法

では、出席停止の期間はどうカウントされるのでしょうか?それは出席停止の期間が、出席日数から引かれるという方法が取られます。

クラスのなかで出席日数が20日で欠席3日の子も居れば、出席日数が15日で欠席0日の子も居るということです。

【出席停止と欠席日数の違い】

Aさん Bさん
本来学校へ行く日数 20日 20日
出席停止の日数 0日 5日
欠席日数 3日 0日
出席日数 20日 15日

欠席日数も出席停止日数も、さほど関係無いと考える方もいると思います。しかし、高校受験などでは欠席日数を報告します。

上記の表でいうと、A君は欠席日数3日と高校に報告されますが、Bさんは0日と報告されるということです。

ちなみに、出席停止で学校を何日が休んでしまったけれど、他の日は全て学校に登校していた場合は、出席するべき日全てで登校していたとして「皆勤賞」をもらうこともできます。

どんな手続きが必要?出席停止から学校へ登校する時の注意点

出席停止になると学校から出席停止の旨を書いた書類が送られてきます。(場合によっては郵送ではなく、近くの子が持ってきたり兄弟がもってきたりします。)

ここには、学校名や出席停止になった子の氏名などが記入されています。それと一緒に「治癒証明書」が同封されていることが一般的です。

治癒証明書のイラスト

これは、都道府県、地区町村単位で異なる書類なので、名称や入手方法が異なる場合があります。最近では、インターネットで学校のホームページなどにアクセスし、書類をダウンロードできる学校もあるようです。

出席停止と指定された病気が治り、学校に登校する場合には、この「治癒証明書」を持って行く必要があります。「治癒証明書」なので「出席停止に指定された病気が治りました」という証明なのです。

この証明書は、医師に発行してもらうものや、保護者が書くものがあります。これも市区町村によって異なるので、注意しましょう。

また、医師に発行してもらう場合は、文書料として料金が発生することもあります。

地区によっては子供の医療費がかからないので、保険証だけ持って病院を受診することもあるかもしれませんね。その際「治癒証明書」も発行してもらおうとして、持ち合わせが無いなんてことが無いよう、事前に確認することをオススメします。

出席停止の病気にはどんな病気があるの?

今まで書いてきた出席停止ですが、始めに書いたインフルエンザの他にもいくつか出席停止の病気があります。

≪ 出席停止になる感染症 ≫
【 第一種 】

  • エボラ出血熱
  • クリミア・コンゴ熱
  • 南米出血熱
  • ペスト
  • マールブルグ病
  • ラッサ熱
  • 急性灰白髄炎(ポリオ)
  • ジフテリア
  • 重篤守勢呼吸器症候群
  • 鳥インフルエンザ
  • 新型インフルエンザ
≪ 出席停止になる感染症 ≫
【 第二種 】

  • インフルエンザ
  • 百日せき
  • 麻しん(はしか)
  • 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
  • 風しん
  • 水痘(みずぼうそう)
  • 咽頭結膜熱(プール熱)
  • 結核
≪ 出席停止になる感染症 ≫
【 第三種 】

  • コレラ
  • 細菌性赤痢
  • 腸管出血性大腸菌感染症
  • 腸チフス、パラチフス
  • 流行性角結膜炎
  • 急性出血性結膜炎
≪ 出席停止になる感染症 ≫
【 その他 】

  • 感染性胃腸炎(ノロウイルス感染症、ロタウイルス感染症)
  • サルモネラ感染症
  • マイコプラズマ感染症
  • 溶連菌感染症
  • 伝染性こう斑(りんご病)
  • 帯状疱疹
  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ
  • 伝染性膿痂疹(とびひ)
  • アタマジラミ

第一種や第二種、第三種に区別されているのは、感染の強さや症状の重さ、出席してよいと定められている期間が明確に決まっているかなどによります。

また、その他となっている感染症についてですが、出席停止は校長が決定するので、その学校の校長が必要だと定めた際、出席停止になるというものです。

出席停止の期間とは?病気によって異なります!

出席停止の期間は、第一種、第二種については明確に定められています。

【 第一種の感染症 】 ・・・完全に治癒するまで

【 第二種の感染症 】 ・・・以下の一覧に記載

インフルエンザ 発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日(幼児にあっては、3日)を経過するまで
百日咳 特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製 剤による治療が終了するまで
麻疹 解熱後3日を経過するまで
流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ) 耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過 し、かつ、全身状態が良好になるまで
風疹 発疹が消失するまで
水痘(みずぼうそう) すべての発疹が痂皮化するまで
咽頭結膜熱(プール熱) 主要症状が消退した後2日を経過するまで
結核 病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがないと認めるまで
髄膜炎菌性髄膜炎 病状により学校医その他の医師において伝染のおそれがない と認めるまで

第三種については「症状により伝染の恐れがないと医師が認めるまで」なので、完全に何日経過するまで等、定められていません。また、第二種についても医師が、伝染の恐れが無いと判断した場合は、登校が許可されます。

この出席停止の期間ですが、平成24年に改訂されたばかりなので「お兄ちゃんの時は、この程度休んだから、もう登校して大丈夫だろう」と思っていたら、医師からストップがかかることもあるかもしれません。

あらかじめ受診した際に、出席停止の感染症か確認し出席停止期間を聞いておいたり、学校に問い合わせるなどすると良いでしょう。

学校ではあっても「会社」では感染症で出勤停止はない

学校は学校保健安全法という法律で、出席停止が定められています。

しかし会社に対しては、感染症による出席停止のように明確な法律があるわけではありません。感染症にかかったことは、体調管理が出来ていなかったと捉えるためです。

けれど感染症は自分の不注意でなく、通勤などでどうしても感染してしまうこともあります。そこで多くの会社では、自宅待機ということで有給休暇をつかい、給料には影響を与えず会社を休むという方法がとられることが多いようです。

もちろんこの場合は、時給で働いているアルバイトやパートには適応されません。

感染症はかからないことが一番!

一定の感染症に対しては、出席停止になり欠席日数にカウントされないため、良かったと思う方も多いかと思います。

しかし、感染症にはかからないことが、一番大切なのです。

出席停止に指定されている感染症は、手洗いうがいやマスクの着用などで、ある程度防ぐことが出来ます。まずは予防し、そのうえでかかってしまったら学校に連絡することを忘れないでくださいね。

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