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ペットと暮らしている人が注意すべき人畜共通感染症について

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昔は犬や猫を飼う場合、その目的は泥棒よけの番犬、猫はネズミ捕りのためというように、あまり人との接点はなかったように思います。

今はペットというよりも家族の一員として、家の中で人と一緒に生活するのが一般的です。大型犬ですら家の中で生活するのが普通になっていますが、これはペット愛好家の間では当たり前の事になっています。

しかしどんなに可愛い家族の一員でも、人間とは違うという事は理解しておくべきです。

家族の一員でも…ペットへの接し方は考えなくてはならない!

実は私も子供の頃から動物が大好きでした。子供の頃から犬が飼いたくて、何度も両親にお願いしていましたが、やっと犬を飼えたのは中学生の時でした。

それ以来我が家には必ず犬がいます。もちろん猫も大好きです。自他ともに認める犬バカですが、常に犬や猫は人と違うという事を忘れないようにしています。

家族同然に思っているので「ペット」という言い方はあまり好きではないのですが、ここではペットとしてお話をしていきます。

家の中で家族同然に生活していると、人間と動物を同等に考えてしまいます。子犬や子猫はとにかく可愛らしいので、最初は甘やかしてしまいます。

例えば人が食事をしているところを物欲しそうに眺めペットが甘えた声を出すと、人は自分が食べている物を欲しがっているのだろうと思います。

欲しがっているから食べさせてあげないと可哀想、と箸で取り直接食べさせたり、口移しやお皿ごと食べさせたりしてしまいます。

この時2つの大きな間違いを犯している事に気づいてください。

まず一つはペットの言うことに従うので飼い主とペットの立場が逆転してしまう事です。ここではあまり関係のない話なので省きますが、これはしつけ上NGな行為です。

お尻にチュっ!?ペットがもつ雑菌との関わり

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箸や口移し、お皿から直接食べさせるという行為は、衛生的にも良くありません。というのも犬や猫は毛づくろいをしますので、飼い主が知らない間にお尻や手足を舐めています。

飼い主がやってあげない限り自分では歯を磨きませんので、口の中は常に雑菌がいます。犬や猫は滅多に虫歯にはなりませんが、歯石が付く事があるので歯磨きは可能ならやってあげたほうがいいでしょう。

ペットも歯周病になれば口から悪臭がしますしとても汚い状態となります。つまり、口移しや箸から直に食べさせるのは、自分も雑菌を取り込んでいるという事です。

挨拶代わりに口や鼻先にチュっとする事がありますが、これも見方を変えれば犬や猫のお尻や手足にチュっとしているのと変わらないのです。

今はペットも動物病院に行けば病気やケガをしても治療もできますし、ワクチンなど病気予防もできます。しかし気をつけていても、ペットが感染症にかかる事があります。

ペットとの接し方に注意して欲しいのは、ペットの感染症の中に人畜共通のものがあるからです。ペットと密着した生活をしている人ほど、共通の感染症にかかるリスクも高くなります。

室内にいるだけでも感染する場合があるので、人畜共通の感染症についても把握しておくと安心です。

知っておきたい人畜共通感染症の数々には危険なものも!

飼い主が風邪を引いても犬や猫にはうつりませんし、ペットが風邪を引いても飼い主にはうつりません。これはウイルス影響するウイルスが異なるからです。

しかし中にはペットにも人にも感染するウイルスがあります。現在日本で発症していないものもありますが、感染しやすいものもあるので注意は必要です。

  • 狂犬病
  • 疥癬
  • ブルセラ
  • サルモネラ
  • リステリア
  • オウム病
  • レプトスピラ
  • トキソプラズマ

犬や猫以外の感染症も含みますが、比較的感染しやすいものです。ペットが感染していても無症状なのに、人に感染した時に重篤な症状が出る場合もあるので軽視できません。

名前からも想像できる感染症もいくつかありますが、オウム病は風邪のような症状なので気づきにくいかもしれません。フンの始末をする時に感染しやすいので注意してください。オウム以外に小鳥全般注意が必要です。

狂犬病については、現在日本国内では狂犬病予防接種が徹底されているので発症例はありませんが、感染すると治療法が無いので犬も人も死んでしまう恐ろしい病気です。

ブルセラとレプとスピラは犬の感染症ですが、人にも感染します。感染経路は尿なのでトイレの掃除をする時には注意したほうがいいかもしれません。

トキソプラズマは猫の感染症ですが、感染症経路がフンなのでこれも注意が必要です。感染した場合猫は肺炎や脳炎など重篤な症状が出ますが、妊婦さんに感染すると流産のリスクが高まります。

リステリアやサルモネラは犬と猫に共通していますし、感染すると犬や猫だけでなく、人にも重篤な症状が出ます。

疥癬は比較的感染しやすい病気です。ヒゼンダニというダニが原因です。私が以前ある施設から譲り受けた子犬がこの疥癬に感染していました。

常に犬と密着していたので、私も疥癬に感染しものすごい痒みに苦しんだ経験があります。どちらもすぐに病院に行き完治しましたが、ペットショップにいる子犬や子猫も感染している事があるので注意してください。

人畜共通感染症を防ぐには?家族を守るために

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紹介した人畜共通感染症のほとんどは、ワクチン接種で予防できます。単独ワクチンもありますが、今は混合ワクチンが一般的なのでほとんどの感染症は防げます。

ペットが感染していなければ人にも感染しませんし、後は可愛い家族の一員でも人とは違うという事を理解して、間違った接し方をしなければペットの人も安心して暮らせます。

特に小さなお子さんをお持ちのご家庭では、きちんと目を光らせる必要があるでしょう。ヒトも動物も大切な家族。守るために適切な接し方をしましょうね。

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