健康生活TOP 感染症 アルコールNG!ノロウイルスの二次感染を予防する嘔吐物処理の手順

アルコールNG!ノロウイルスの二次感染を予防する嘔吐物処理の手順

ノロウイルスは嘔吐物の処理を適切に行う必要があります。もし適当な処理を行ってしまうと感染が拡大してしまうので、嘔吐物処理はとっても重要なのです。

でもどうやって嘔吐物を処理したら良いのか、分からない人も多いのではないでしょうか?そこで今回は、ノロウイルスの感染を防ぐための、正しい嘔吐物処理手順をご紹介します。

慌てないでOK!正しい便や嘔吐物の処理、消毒手順

感染者の便や吐しゃ物には大量のウイルスが含まれています。吐しゃ物に触れてそこから二次感染してしまいますので、正しく処理を行い、感染を広げないようにしましょう。

12日以上前に吐しゃ物がついたカーペットからの感染も報告されていますので、時間がたったとしても汚染されたものはウイルスが残っていて危険と言えます。

ノロウイルスの消毒には次亜塩酸ナトリウム、二酸化塩素が有効です。これらはウイルスや細菌を変性させて不活性化させる作用があり、消毒用途に用いられています。

家庭用漂白剤には酸素系と塩素系がありますが、酸素系ではなく塩素系(においがツンとするほう)を使ってください。また、アルコールはノロウイルスには効かないので、ノロウイルス対策には使わないでください。

  • 次亜塩酸ナトリウム → 台所用の塩素系漂白剤
  • 二酸化塩素 → 空間除菌剤・プールの消毒など
5リットルの水に、漂白剤のキャップ2杯(20ml)を薄めた濃度が適当です。

トイレ内では便座、床、ドアノブにもウイルスが付着しているので漂白剤で良く拭き取りましょう。

実際に用意するもの、処理と消毒の手順

  • 雑巾(2枚)
  • マスク
  • ビニール手袋
  • ゴーグル
  • エプロン
  • 靴カバー

これらを装着し身支度してください。なるべくならば使い捨てのものを選ぶと、洗濯の手間が省けて楽です。

  1. 人を遠ざけ、換気をする
  2. 雑巾で完全に便や吐瀉物を拭き取る
  3. 2とは別の雑巾で塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウムを含むもの)で浸すようにして拭き取る
  4. 便や吐瀉物、使った雑巾は再び菌が外に出ないように袋を2重にしてすぐに処分する
  5. 最後は水拭きをする

寒い時期は抵抗があるかもしれませんが、嘔吐物を処理する際は、必ず窓を全開にしてから行いましょう。

拭き取る際にはゴシゴシこすってしまうとウイルスをまき散らす事になりかねませんので、なるべく優しく拭い取る事がポイントです。

処理後は着用していた手袋、エプロン、マスク、靴カバーなどをすぐに洗濯してください。

放っておくとウイルスが空中に舞って、感染が拡大する可能性があります。使い捨てのものを使った場合でも、ビニール袋に入れ、口の部分をしっかり結んでから捨てるようにしましょう。

拭き取ったものを袋に入れて処分する際、そこにも廃棄物が浸る程度の塩素系漂白剤を入れて捨てるとなお良しです。家庭用の塩素系漂白剤の使用には「使用上の注意」をしっかり読んでくださいね。

このように、ノロウイルスによる嘔吐物処理は少々面倒な事が多いです。

しかし適当な処理を行なわなければ、どんどん感染者を増やしてしまいます。感染すると嘔吐や下痢に苦しむ事になりますので、適切な嘔吐物処理をしておきましょう。

なぜノロウイルスにはアルコールが効かないのか?

最後に、なぜノロウイルスにアルコールが効かないのかをお話しましょう。

これはノロウイルスの「エンベローブを持たない」という特徴によるものです。エンベローブというのはウイルスの外側にある膜のようなものをイメージしていただくといいかもしれません。

インフルエンザなどのようにエンベローブを持つウイルスは、アルコールがエンベローブを破壊してウイルスにダメージを与えるため殺菌効果が得られますが、エンブローブを持たないノロウイルスにはその作用が起こらないために殺菌できないのです。

エンベローブウイルスとノンエンベローブウイルスのアルコールに対する反応
(出典…ノロウィルスを知って感染を防ごう 害虫獣対策卸問屋ユナテック)

とにかく「ノロウイルスにアルコールは効かない」これだけは覚えておきたい重要な情報ですね。

正しい知識を持っていれば、もしものときもパニックになったり、うっかり二次感染してしまったりということがなくなりますね。

まずは冬が近づいてきたら予防に専念して、もしも吐瀉物などの処理を行わなければならない状況になったらこの記事を参考にしてみてください。

▼ノロウイルスの関連記事
辛いノロウイルスの予防対策!注意すべき期間や感染経路は?
緑茶カテキンのノロウイルス予防効果!猛威を振るうノロの毎日の予防に

キャラクター紹介
ページ上部に戻る