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筋膜リリースで肩こり解消、免疫力アップ!効果とその方法は

フォームローラーで筋膜リリースをする女性

「あー肩こった」「腰が痛い」「腕が上がらない」これらの声は日常的に溢れていますが、原因は何だと思いますか?筋肉を痛める「筋肉痛」、急激に腰が痛くなる「ぎっくり腰」さらに「ヘルニア」の可能性もあります。

しかし、せっかく整形外科に行ってレントゲンを撮影しても、はっきりとした病巣は見つからないことも多いようです。

日本人は肩こりや腰痛が多い民族と言われており、理由は定かではありませんが骨格の問題だと指摘する専門家もいます。しかし、日本人の多くが原因不明の肩こりや腰痛に悩まされているのは事実であり、その解消を夢にまで望んでいるのは言うまでもありません。

そこで最近注目されているのが「筋膜」と呼ばれている膜です。この膜が肩こりだけでなく、免疫にも影響を与えている可能性があるのです。

さて、その筋膜をどうすれば効果を得られるのでしょうか。さっそく見ていきましょう。

筋肉性のこりの原因を探ってみよう

人間の身体は「皮膚があり、皮下脂肪があり、さらに筋肉や骨があって臓器がある」、なんとなく学校で習ったような気がしますよね。皮膚は身体を外敵から守るバリアであり、脂肪は身体を外気から守ったり、栄養を蓄積したりします。

臓器は生命活動する上で大切な働きをしますし、筋肉は身体を動かす作用があります。

人間の身体は筋肉によって動いており、筋肉が衰えると動かすことができなくなります。また人間の強度を比較する上で筋肉は最も比べやすいもので、筋肉量の多い人の方が強いイメージを持たれることも多いようです。

本来肩こりは「頚肩腕症候群、(けいけいわんしょうこうぐん)」と呼ばれており、肩の筋肉の疲労が原因と考えられています。腰痛もヘルニアなどの症状が見られない状況では、同じく筋肉疲労が主な原因で完治するには筋肉を正常に戻す必要があります。

肩こりの症状は案外辛いものですよね

筋肉が原因の肩こりの症状は患者によって様々ですが、一般的には以下のような症状が多く見られます。

  • 頭が重く軽い頭痛を感じる。
  • 首筋が張っており、奥歯が痛い感覚がある
  • 首の筋肉が硬く首の稼動がスムーズにできない。
  • 肩に重い物を乗せている感覚がする。
  • 肩の筋肉を押してみると硬く張っており、痛みを感じることもある。
  • 背中が張っており、うまく屈むことができない。
  • その他

肩こりと言っても実際には「肩」以外に「首」「背中」に問題があることも多く、単純に肩の筋肉の問題とは言えません。背中の筋肉である「僧帽筋」が疲労することで、肩こりが発症することも珍しくはないのです。

筋肉疲労の原因は何だと思いますか?

筋肉性の肩こりを発症させる原因は、主に筋肉疲労だと言われていますが、実際には血液の流れが阻害されるのが一因と考えられています。筋肉も細胞で出来ている以上、酸素も栄養も必要です。

しかし、同じ作業を長時間行ったり、負荷の高い運動を繰り返したりすることで、筋肉内の疲労物質が蓄積されてしまい筋肉が硬くなってしまいます。

そうなると血行が悪くなり血流も阻害されてしまうのです。血流が阻害されてしまうとますます疲労物質が蓄積されることから、筋肉は更に硬くなり肩こりを悪化させてしまうのです。

筋肉の疲労は運動だけが原因ではありません。人間は立っているだけで筋肉を使用していることをご存知ですか?私達は姿勢をキープするにも様々な筋肉を使用しており、正しい姿勢とは筋肉に一番負担がかからない姿勢です。

しかし、前屈みの姿勢では背中や腰の筋肉を伸ばした状態で、慢性化することで筋肉が疲労して肩こりや腰痛を発症させてしまいます。

最近特に問題なのが「スマホ姿勢」で、頭だけを下に向けてスマホを見る姿勢のことを表現しています。この姿勢では背中の僧帽筋が常に緊張状態にあるため、慢性的な肩こりの原因になってしまいます。

さらに、首の骨(頚椎)の湾曲がなくなる「ストレートネック」も問題で、これにより肩周辺の筋肉に悪影響を与えています。

これまでの肩こり解消法を考えてみる

「どんなことをしてでもこの辛い肩こりを解消したい!」と思っている人は全国に大勢いるでしょう。特に肩こりが慢性化している人にとって、日常生活を送る上ではとても大切なことです。

このような感情は肩こりを知らない人には全く理解できない感情かもしれません。

そこで肩こり解消についての治療やマッサージ、民間療法などが登場します。これらは決して金額的にも安いものではありませんが、それで解消されるのなら高いと思ってはいられません。

日本では肩こり対策はある意味ビッグビジネスであり、それくらいに様々な解消があるのです。無料のものから高いものまで、肩こり解消法の代表的なものを紹介します。

  • 家族に肩を揉んでもらう
  • 専門店でマッサージを行ってもらう
  • 整体で骨格矯正を行ってもらう
  • 肩こり解消グッズを購入する
  • 肩こり解消サプリメントを購入する
  • 肩こり解消体操やストレッチを行う
  • 鍼灸で治療を受ける
  • 接骨院で電気治療を受ける
  • 病院(整形外科)で治療を受ける
  • その他

肩こり解消法の中でも「マッサージ」は最もポピュラーなもので、定期的に通っている人も少なくないと思います。最近では安価なマッサージ店も増加していますが、それでも1回あたり3000円程度かかるようです。

マッサージはその時は気持ちよく効果も実感できるのですが、数日で元に戻ることも多くあくまで一時しのぎで終わることが多いのです。

マッサージは硬直した筋肉を直接揉んで、筋肉を柔らかくします。柔らかくなった筋肉は血流を取り戻して痛みも軽減されます。一見すると効果のありそうなマッサージですが、解決策にならない理由はどこにあるのでしょうか?

またマッサージ以外にも肩こり解消法と呼ばれるものは沢山ありますが、「これなら必ず治る」と言われているものが見当たらない理由は何なのでしょうか?

実はポイントが間違っていたのかもしれません。

マッサージは気持ち良いのですが、やりすぎるとかえって悪化させる危険性もあります。色々な方法を試している人も多いと思います。

「第2の骨格」と呼ばれている筋膜とは何か?

国民病とも言われている肩こりですが、慢性的な症状の中には今までの原因とは違うものが隠されていた可能性が指摘されています。それが「筋膜」です。

筋膜は「筋肉や臓器を包む繊維体の膜」のことですが、単純に筋肉を包んでいる膜ではなく、様々な種類が筋膜にはあります。

筋膜には身体全体を覆っているものがある

皮下の構造とその名称

筋膜は文字の通り筋肉の膜として捉えている人も多いようですが、筋膜の種類の「浅筋膜」は皮膚組織にあり身体全体を覆っています。

浅筋膜は脂肪を含むことから「皮下脂肪」と同じと理解すると解りやすいですね。

さらに筋肉や臓器を骨格と覆っている筋膜を「深筋膜」と呼び、深筋膜によって筋肉や臓器は正しい位置に固定されているのです。

例えば筋膜が身体全体を覆っていないと仮定すると、身体にある臓器は外から押すことでたやすく移動してしまいます。筋肉も同様で骨格から離れてしまい、骨を稼動することができなくなります。

このように身体全体を浅筋膜や深筋膜で覆うことで、そのような心配はなくなり各臓器や筋肉は正しい位置に固定されることになるのです。

筋肉に入り込んだ筋膜があった

筋肉は細かい筋肉の繊維(筋繊維)が集まって構成されています。収縮性の高い筋繊維(筋原繊維)はそれぞれ1本では大きな力を出すことができないので、沢山集まることで筋肉を構成する必要があります。

そこで「筋内膜」「筋周膜」「筋上膜」などの膜で形を整えて、筋肉を構成するのです。解りやすいイメージとしては、魚肉ソーセージの膜が筋膜で、中に筋繊維が集まっていると思って下さい。

筋肉の構造とその名称

さらにその魚肉ソーセージを数本束にして、大きなラップに包むのです。筋膜で筋繊維を包むことで、細い筋繊維を大きな筋肉に変えていたのです。

慢性的な肩こりの中には筋膜が原因のものがあった

今までは肩こりの原因は筋肉の疲労によるものと考えられていましたが、どうも全てがそうではないことが分かってきています。

筋膜は筋肉組織をまとめるだけではなく、筋肉の収縮に合わせて収縮して、筋肉同士の動きをスムーズにする働きがあります。

つまり、筋肉が過度に収縮を繰り返すと筋膜も同様に延びたり、縮んだりを繰り返す結果になります。そうなると筋肉同様に筋膜も疲弊してしまい、伸びたままになってしまい、場合によってはよじれてしまうこともあるのです。

筋膜がよじれた状態は「筋膜のシワ」ができた状態であり、そこが硬直してしまい筋肉の稼動に悪影響を与えてしまうのです。

特に慢性的な肩こりや腰痛では筋肉をほぐしても改善されないことが多く見られます。これは筋肉だけの問題ではなく、筋肉を包んでいるカバー(筋膜)にも問題がある可能性が高いのです。

筋膜の硬直は肩こりだけでなく免疫にも影響が

筋膜が硬直してしまうことは肩こりや腰痛の問題と思ってしまいますが、実はそれだけではありません。私達の身体を外敵から守る「免疫作用」にも影響を与えている可能性が指摘されています。

免疫とは人間に入り込んだ細菌やウイルスを排除する自己防衛機能ですが、全ての人間にこの機能が備わっています。しかし、実際には「免疫が強い人」「免疫が弱い人」とそれぞれいるように、免疫の強さは人それぞれです。

同じ環境で暮らしていても風邪を引かない人もいれば、年に何回も風邪を引く人もいます。免疫は血液と密接な関係を持っており、血流が阻害されると免疫力も低下してしまいます。

その意味では冬場に血行の悪い人がよく風邪を引くのは納得できる話ですね。

筋膜による筋肉の硬直も同様のことで、血流を阻害する原因になります。さらに硬直する筋肉によっては、血液だけでなくリンパ液さえも阻害してしまうことが考えられるのです。

慢性的なこりを訴えている人の多くが血行不良であり身体が冷えています。そうなると免疫も低下してしまい感染症などのリスクが高くなってしまうのです。

筋膜によるこりは単に筋肉を硬直させているだけではなかったのです。

最近話題の筋膜は白い繊維質で出来ています。筋膜がないと人間の臓器はバラバラになって、取り外し自由の標本みたいになってしまうのです。

筋膜を解放(リリース)して免疫力を向上させよう

例えば定期的なスポーツは免疫をアップさせるのに有効だと聞きますよね。これは身体を動かして筋力をアップさせるのが目的ではなく、筋肉を硬直させずに血流を保つのが真の目的です。

しかし長い間硬直してしまった筋肉は、簡単な運動程度では改善することは難しいことです。そこで筋膜を緩めて筋肉の硬直を治す「筋膜リリース」を紹介しましょう。

肩甲骨周辺に多い!筋肉が硬直しているトリガーポイントを探し出す

まず重要なのは硬直している筋肉の「トリガーポイント」を探すことです。通常の肩こりでは肩をマッサージすることで、一時的には解消されます。しかし、その効果は数日、早い場合では数時間でなくなってしまうのです。

その原因こそがトリガーポイントです。例えば肩こりで肩に痛みを感じる場合でも、そのトリガーポイントは背中にあることが多く、特に肩甲骨の周辺には多くのトリガーポイントがありますので、指で押して痛みがないか確認しましょう。

肩こりと腰痛に多いトリガーポイント

トリガーポイントを緩めないと、いくら筋膜リリースを行っても直ぐにまた引っ張られてしまいますので注意が必要です。

腰痛でも同様に指でトリガーポイントを押して痛みがないかを確認します。痛みを感じるトリガーポイントがあれば、そこを指でマッサージしたり、テニスボールなどで指圧したりすると効果があります。

トリガーポイントを解消しない状態でストレッチや直接患部のマッサージを行っても、筋膜が解放されることは難しいことを理解しましょう。

筋膜リリースの方法は簡単!普段と逆方向を意識する

筋膜リリースのストレッチはインターネットや雑誌で特集が組まれており、色々な方法が紹介されています。しかし、そんなに難しく考える必要はありません。

ちょっとしたコツを理解すれば、自分に合った筋膜リリースストレッチを編み出すことも可能なのです。

筋膜リリースストレッチのコツ

  1. 立った姿勢で自分の身体の傾きをチェックする。
  2. 特に肩の位置(上下)に注目するのがコツ。
  3. 右に傾いている場合、左にストレッチを行うのが基本。
  4. 自分が普段する動作と反対方向に身体を伸ばす。
  5. 足を開いて腕を伸ばすなど色々な体勢で筋肉が伸びるポイントを見つける。
  6. 筋肉の張りや痛みがある部分を反対に伸ばす。
  7. 筋膜リリースストレッチは筋肉を伸ばした状態で20秒~30秒をキープ

人間には癖があり利き腕によってもそれに違いが出てきます。右に傾いた生活を送っている人は左を意識して、左に傾いている人は右に意識したストレッチを行うようにしましょう。

特に筋膜リリースストレッチは運動ではないので、ゆっくりと呼吸を保ちながら行うことが大切です。つまりは「ヨガ」をイメージして行いましょう。

筋肉が伸びたら20秒から30秒キープすることを忘れないようにして下さい。

筋膜リリースに効果的なフォームローラー、ストレッチポール

フォームローラーとは円柱形の筒のようなストレッチ用の器具です。長さは33cm、直径は14cm程度のものが一般的に普及しています。

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ストレッチポールはフォームローラーよりも若干長めにつくられていることが多いですね。有名なものだとグリッドフォームローラーがあります。

フォームローラーはフォームローリングを行うための道具で、筋肉に圧力を加えることで筋膜をリリースすることが期待できるストレッチ器具です。

使用法は簡単でフォームローラーを床に置いて、痛みのある筋肉とその周辺をフォームローラーに乗せて体重をかけて回転させるだけです。軽い痛みと気持ちよさを感じることでしょう。

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フォームローラーの表面には凸凹があり、それが筋肉の表面にあたり筋膜を伸ばしてくれるのです。

フォームローラーを使用したストレッチはインターネット上にも多数紹介されていますので、自分の症状に合ったストレッチを探してみましょう。

注射で筋膜を剥がす方法もある

なにをやっても筋膜が解放されない人はどうしたらよいのでしょうか?一般的には普及していませんが、注射によって筋膜をリリースする方法がテレビで紹介されていました。

これは群馬県のペインクリニックにおいて開発された治療法で、硬直した筋膜層に生理食塩水を注射することで、癒着した筋膜を剥がし、筋膜リリースを行います。

筋膜は繊維質で横に重なっているように硬直しています。その繊維の層の間に注射で生理食塩水を入れることで、隙間を作って癒着を剥がしてしまうのです。

生理食塩水は身体には無害なので注射をしても体内に吸収されてしまいます。これを一時的に筋膜層に入れることで筋膜を剥がすなんて驚きのアイデアではないでしょうか?

この治療は「筋膜間注入法」と言う治療で、長年苦しんだこりから多くの患者を解放した実績もあるそうです。

今までは病院での肩こり治療と言えば、「湿布」や「痛み止め」。さらに悪化したケースでは「神経ブロック注射」が主でした。

神経ブロック注射は痛みを感じさせなくするのですが、こりが解消することはありません。数日もすればまた同じ痛みが出て、さらに注射が必要になります。

そうなると更にこりは酷くなってしまうことで悪循環とさえ考えられていました。しかし、生理食塩水は薬品ではないため身体には全く無害です。

安全に安心に筋膜リリースできるのであれば、痛い注射も我慢しがいがありますよね。残念ながらこの治療を行っているのは僅かな病院のみであり、全国的な普及を期待したいですね。

注射で筋膜を剥がすなんて斬新なアイデアですね。実際の治療ではエコーで筋膜の状態を確認しながら行うので安心です。

こんな人は筋膜リリースには気をつけて!

筋膜リリースは長年悩まされていた、筋肉の問題を解決してくれますが、中にはこれによって身体に害を与える場合があります。

基本的な筋膜リリースは筋肉に圧力をかけたり、筋肉を収縮させたりします。その結果、血管を収縮することで一時的な高血圧状態を生み、また骨にも過剰な圧力を加える可能性があるのです。

ついては以下の項目に該当する人は、特に注意するようにしましょう。

  • 慢性的な高血圧症の人
  • 心臓に異常がある人(心疾患の疑い)
  • 糖尿病を発症している人
  • 血液の抗血栓剤(抗凝固剤)を服用している人
  • 筋膜リリースをする部分に静脈瘤を発症している人
  • 妊娠中の人
  • 骨粗しょう症の人
  • その他

筋膜の影響は身体全体に出ると考えることが大事

自分では単なる肩こりや腰痛と思っていたかもしれませんが、実際には風邪など感染症の原因にもなる筋膜の硬直。これを解消することで血流は増加し体温も高くなります。

そうなれば弱った免疫も改善して強い身体を手に入れることが可能になるのです。

筋膜リリースを行って強い身体を手に入れようじゃありませんか!

キャラクター紹介
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