健康生活TOP 低血圧 ひどい立ちくらみは貧血じゃなく低血圧!原因究明と簡単予防法

ひどい立ちくらみは貧血じゃなく低血圧!原因究明と簡単予防法

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急に立ち上がったときに「くらっ」と…

酷いめまいを感じ、倒れそうになるのは単なる立ちくらみではないかもしれません。
体位を変えた時に起こる起立性低血圧は、ひどい場合には意識を失う可能性のある病気です。

大事にならないために、自分の「くらっ」についてしっかり意識しておきましょうね。

起立性低血圧とは

膝を折った状態から急に立ち上がった時、立ちくらみやめまいといった低血圧症状のある場合、起立性低血圧という疾患が疑われます。

別名「脳貧血」とも呼ばれていて、横になった状態や座位から立ち上がる際に起こりやすく、ふらつきや動機、疲労感、目のかすみや眩みが起こる場合もあります。

起立性低血圧は高齢になるにつれ起こりやすく、早朝から昼にかけて起こりやすいと言われています。ただの立ちくらみと思っていた症状が、じつは病気だったというのは珍しい例ではありません。

ちなみに、脳貧血と呼ばれる起立性低血圧ですが、貧血とはまったく別物です。似た症状から、「脳が貧血をおこしている」というニュアンスでこう呼ばれるようです。

起立性低血圧になりやすい人

  • 高齢者
  • 妊娠した女性
  • 十代の男女

上記は起立性低血圧になりやすいとされています。

また精神疾患の合併症として発症しやすく、特に拒食症、過食症などの摂食障害を持つ人に多くみられる傾向があります。

アルコールやストレス、過労、暴食といった血圧を下げやすい習慣は起立性低血圧の誘引となります。特にアルコールは脱水効果があるため、低血圧の方が常飲するのはあまりお勧めできません。

低血圧のワケ

通常、血圧の低下は血管収縮によって防がれていますが、血管収縮のはたらきが弱い人は重力や体位変換などの圧力によって血圧が下がりやすい特徴を持っています。

起立性低血圧の人は血液が下肢に溜まりやすいため、心臓より上の血管に血液が届きにくく貧血やめまいといった症状を起こしやすくなります。これは血圧調節の機能が弱まっている人にも当て嵌まります。

起立性低血圧の二次的原因となるもの

起立性低血圧は体質的なものから、生活習慣や薬の副作用によるものまで様々な二次的原因が考えられます。

水分不足・脱水

血液は水分量が多いほどサラサラになり、全身の末端へ行き届きやすくなります。これが何らかの理由で体内の水分量が減少すると、血はドロドロになり、貧血になりやすくなると言えます。

利尿作用のあるカフェインやアルコール、利尿薬を服用している場合は尿の量が増え、そのぶん体内の水分(血液)も減少します。また出血、嘔吐、下痢、激しい発汗などによっても水分量は減少します。

特に高齢者になるほど体内から水分が失われやすく、病気などの際には脱水などの症状に注意が必要です。

疾患との併発

自律神経失調症などの精神疾患、動脈硬化症や糖尿病といった疾患が弊害として起立性低血圧を引き起こす可能性があります。

疾患のため、めまいや立ちくらみといった症状はただの不定愁訴とも思い込みがちです。双方の症状を悪化させないためにも、身に起きている症状をきちんと把握することが大切です。

抗うつ薬の副作用

抗うつ薬を服用する場合、副作用として起立性低血圧を起こす可能性があると言われています。病院などで処方される薬を服用する際、副作用のことも視野に入れておきましょう。

当然ですが、用法・用量を無視した服用、投与は危険な行為です。薬の効き目を感じられない場合でも、安易な自己判断はやめ、必ず医師や薬剤師の指示を守りましょう。

起立性低血圧改善のオススメは食事療法

起立性低血圧は食事療法によってその症状をはるかに緩和させることが可能です。基本は水分を十分にとり、塩分・タンパク質・ミネラルをバランス良く摂取することを心がけましょう。

副菜と味噌汁

三度の食事には「味噌汁」をつける事をオススメします。インスタントでも構いませんが、自作したほうがコストもかからず、味の調整もできるので便利です。

味噌汁の具には必ず「豆腐」と「海藻類」を使いましょう。そうする事で水分と味噌の塩分、豆腐の植物性タンパク質、海藻のミネラルを効率よく摂取できます。

またビタミンや食物繊維をとるために副菜で野菜をとることを忘れずに。日本の古典食たる「一汁山菜」こそ、健康の原点です。

お酒やコーヒーは控える

利尿作用のあるコーヒーや紅茶、酒類は水分を過剰に奪ってしまいがちなので、これらの飲み物はなるべく避けましょう。起立性低血圧の人は、通常よりも少し多めに水分をとるように心がけましょう。

起床直後の身体は特に水分が不足していて血液もドロドロしがちです。特に夏場などは起き抜けに一杯の水(常温かぬるま湯)を飲むようにし、水分不足にならないように気をつけましょう。

運動で血液循環

脚は全身に血液を送るポンプのようなもの。運動をして下半身の筋肉を鍛えることで、上半身の隅々に血液を送りやすくなります。

激しい運動は身体の負担になるためNGですが、ジョギングやウォーキングといった軽い有酸素運動ならば効果的に脚の筋肉を鍛えられます。

低血圧持ちの方には全く運動をしないという人も少なくありません。1時間以内で構いませんので、毎日「歩く習慣」を取り入れてみましょう。それだけで症状が軽減されやすくなりますよ。

ストッキングで低血圧予防

レギンスやストッキングを着用するだけでも、起立性低血圧を予防する効果があります。脚を物理的に締め付けることで血液がのぼりやすくなり、循環を促す効果があります。

ただし長時間の着用や、サイズに見合わない締め付けすぎるものは逆効果、または悪影響を及ぼしかねません。仕事中や日中のみなど、時間をきめて適切なサイズのものを着用するようにしましょう。

投薬治療も視野にいれて

生活習慣の改善や食生活の見直しなどでも効果が得られない場合は、我慢せず病院で診てもらうようにして下さい。症状の度合いによって投薬治療が必要になる場合もあります。

受診の際には、症状の重さやいつごろから症状が始まったか等の情報をまとめておくと便利です。症状が軽ければ内科へ、重ければ心療内科が専門になりますので注意しましょう。

いかがでしたか?立ち上がるたびにくるあのいやな「くらっ」をもう感じたくない方には、参考にしていただき少しずつでも試してみてほしいです。

くらっとして意識を失い、そのまま事故につながることもあります。病気じゃない、大丈夫という過信は無しにしましょうね。

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