健康生活TOP 低血糖症 食後、異常に眠いのは病気のサインかも?食後低血糖の眠気以外の症状

食後、異常に眠いのは病気のサインかも?食後低血糖の眠気以外の症状

食事の後の眠けを感じる男性

「あ~お腹いっぱい食べた!」人間は食事をしなければエネルギーを得ることができずに、生命を維持することができませんよね。

そのために1日に数回の食事をしなければいけません。大抵の人は「朝食」「昼食」「夕食」の3回ですが、中には「1日1回」や、おやつを入れて「1日4回~5回」も食事をする人もいます。

ところで皆さんに質問ですが「食事の後に眠くなりませんか?」…えっ眠くなる!そうそう、私も時々妙に眠たくなることがあるのです。

食後の軽い眠気であればよいのですが、中には猛烈な眠気で頭が「ぼーっ」となってしまうこともあります。これは一体何が身体の中で起きているのでしょうか?

もしかしたら病気かもしれない…この眠気の正体を探ってみましょう。

「食後に眠いのは当たり前」は本当か?食事と眠気の関係とは

少し昔の話しですが、皆さんは「ギリシャ危機」を覚えていますか?これはEU加盟国であるギリシャが、国として債務超過に陥り経済的な破綻を起こしかけた問題です。

簡単に説明しますとギリシャを人間と例えて考えると解りやすく、借金のしすぎで破産した状況に陥ってしまったのです。そこでそれを助けるのかをEUの加盟国が話し合います。そしてある条件が付くのです。

いくつかギリシャには厳しい条件が付けられましたが、その根底にあるのがギリシャの人々の生活習慣にもありました。その一つが「勤勉さへの条件」であり、昼食後の「長~い昼寝」も槍玉に上げられていたのですね。

ギリシャの人々は昼食後に3時間程度の昼休み(昼寝休み)を取ることが多かったそうです。全ての人がそうではありませんが、この習慣にドイツなどの国が反発しています。

そりゃそうですよね。昼休みを1時間しか取らないドイツ国民の税金で、昼寝をたっぷりするギリシャを助けるなんて…納得できませんよね。昼寝って必要なものなのでしょうか?

昼寝は悪いものではないのも真実

実はラテン系の国々では昼寝を習慣としていることが多く、特に昼過ぎくらいから2~3時間を昼寝タイムにしているようです。たしかに昼食後は眠くなるので、数時間睡眠を取ることで、胃の消化にもよいのは確かかもしれませんね。

また日本とは違いラテン系の国々では、夕食も遅く夜遅くまで精力的に活動することから、昼寝はなくてはならない習慣なのかもしれません。彼らの生活習慣にはなくてはならない昼寝ですが、その効果は以下に示す通りです。

  • 疲労を回復させる
  • ストレスを解消させる
  • 記憶力を向上させる
  • 集中力を高める
  • 心臓の負担を改善させる
  • 血圧を安定させる
  • その他

実は昼寝は夜の睡眠よりも効果が高いと考えられており、近年では日本でも昼寝の効果を見直す動きがあります。特に都会では昼寝用のサロンなどが作られており、30分程度の仮眠を推奨しています。

科学的な研究では15分~20分程度の昼寝が最も効果が高いと言われており、それ以上になると普通の睡眠になってしまい反対に脳をぼやけさせてしまうことになります。

つまり昼寝は短時間であれば、疲労や脳の回復に役立つのですが、長いと反対に効果が少なくなってしまうのですね。

昼寝を3時間もすればそれは昼寝の域を超えており、立派な睡眠になってしまいます。ギリシャ国民が「仮眠だろう!」と言っても、ドイツ国民が「立派な睡眠だ!」と指摘するのも頷けますよね!

食後に眠くなるのは当然の反応だった

そうは言っても勤勉な国民性で有名な日本やドイツでも、昼食後に眠くなるのは珍しいことではありません。特にお腹いっぱい昼食を食べた後なんて、「もう眠くて眠くて」となってしまいますよね。

また昼食後の会議などでは、ついウトウトしてしまい居眠りをしてしまった経験もあるのではないでしょうか?

実は食事の後に眠たくなってしまうのは、脳の血流と関係があります。脳は臓器の中でも栄養が最も必要であり、血流が少なくなると栄養である「ブドウ糖(糖質)」が少なくなって、機能が低下してしまいます。

人間は食事をすると胃の中に入り込んだ食べものを消化して、腸で吸収しなくてはいけません。その為に胃や腸に血液が集まって、脳への血液が不足してしまうのです。

つまり食事をすると血液がお腹周辺に集まってしまい、脳への血流が減ることで脳の機能が低下して、それが眠気になっていたのです。

まぁ実際には循環している血流が極端に少なくなることはないと思いますが、自律神経なども食後は消化に集中することなどから、一時的に脳の機能が低下してしまうのは事実と思われます。

こうやって考えると食後に眠くなるのは当たり前の生理現象であり、ギリシャ国民が悪くはないみたいですね。(それでも毎日3時間以上は…どうかなぁ?)

「そうかぁ生理現象だったのか!よかった、俺は悪くない正常だぁ!」…

今、こんなことを思った貴方…貴方ですよ。ちょっと待って下さい、実は食後の眠気には生理現象以外に病気が関連していることがあります。生理現象だと安心する前に、最後までこの記事を読んで下さいね。

世界中誰でも食後には眠くなるものです。これは生理現象と言ってもよいのですが、過度な眠気には原因がありそうですね。

食後の異常な眠気は病気のサインかもしれない

私の友人の斎藤さんはお世辞にもスリムとは言えない体型で、いつも健康診断で様々な項目で注意を受けていました。

彼は居眠りをすることが多く、ちょっと車に乗っていても直ぐに「ぐぅ~ぐぅ~」と寝てしまい、昼間でも何となく眠たそうにしていました。彼の悩みは「居眠り」大きな会社の管理職である斎藤さんは、会議で眠たくなるのが悩みでした。

特に昼13時30分から始まる定例の会議では、いつも「ウトウト」してしまい上司から注意を受けることも数回ではありません。

話を進める前にちょっとここで補足しておきますが、斎藤一族はラテン系ではありません。生活習慣での昼寝はありませんので、勘違いしないで下さいね。(しないか?)

ラテン系でない斎藤さんが、昼食後に眠たくなってしまう原因は単なる生理現象なのでしょうか?それとも彼の身体には何か問題が起こっていたのでしょうか?

斎藤さんの眠気は高血糖が原因だった

斎藤さんは毎年行われている健康診断で、「糖尿病」の疑いを指摘されていました。これは血液検査の結果によるもので、「空腹時血糖」「ヘモグロビンA1c」などの値が正常値よりも高くなっていたのです。

本人も気にはしていましたが、毎日の忙しい日常からついつい病院へ行くのも面倒くさくなり、結果としてそのまま放置されていたのですね。そして本人の自覚がないままに糖尿病は少しずつ進行していました。

今年の健康診断で医師は斎藤さんに告げました。「空腹時血糖、ヘモグロビンA1cが異常な数値を指しています。立派な糖尿病です」そして「何か自覚症状はありませんでしたか?」と聞かれた彼は、医師にこう告げたのです。

「そう言えば…食後にすごく眠くなるのです」…医師はその話しを聞いて答えました。「それは糖尿病の症状で、症状が悪化しているサインですよ」

医師の説明では糖尿病による高血糖状態が、異常な眠気を起こしていたのでした。

慢性的な高血糖で糖尿病に進行していた

医師から「進行した糖尿病」と指摘された斎藤さんは、慌てて再検査を受けるために総合病院を訪れ、再検査を行いましたが結果はやはり同じでした。

そして自分が食後にすごく眠くなる理由を医師に尋ねたのです。医師からの説明では斎藤さんは糖尿病による「高血糖」状態で、それが眠気と関係しているらしいと説明を受けました。

斎藤さんは自宅へ帰って奥さんに自分の状況を説明しましたが、まだ糖尿病のことを正確に理解していません。そこで医師から説明された際に渡された、製薬メーカー小冊子を参考に糖尿病をまとめてみたのです。

まず第一に大切なのは糖尿病には先天的な問題による「1型糖尿病」と、後天的な要因による「2型糖尿病」があると言うことです。斎藤さんのケースでは生活習慣に原因がある2型糖尿病と判断されていました。

2型糖尿病とはどのような病気なのでしょうか?斎藤さんが調べてみると2型糖尿病の発症は、日常的な生活習慣が原因であることが書かれていました。斎藤さんが注目したポイントを紹介します。

【糖尿病のポイント】

糖尿病とは膵臓から分泌されるインスリンの量がコントロールできなくなることで、血液中の血糖が安定しない病気。一般的にはインスリンの分泌が減少もしくは分泌されなくなることで、血液中のブドウ糖が吸収できなくなる。

血液中のブドウ糖が細胞に吸収できなくなることで、血液は高血糖となり身体に様々な悪影響をもたらすことになる。

高血糖とはエネルギーが有効利用されていない状況

斎藤さんは健康診断で高血糖と指摘されていましたが、これが何を意味しているかが理解できていませんでした。しかし調べて見ると高血糖状態は人間が生きていく上で、十分なエネルギーを吸収していないことと解りました。

人間がどのようにエネルギーを得ているのか?ここで簡単にまとめてみましょう。

  1. 食べ物を食べる(特に炭水化物)
  2. 胃や腸で消化及び吸収
  3. 血液中に糖質(ブドウ糖)が混入する
  4. 血液中の血糖が上昇する
  5. 膵臓でインスリンを分泌する
  6. インスリンの作用で細胞がブドウ糖を吸収
  7. エネルギーとして各細胞で使用する

この流れが一般的で食事により上昇した血糖は、インスリンの作用で各細胞に吸収されます。各細胞では吸収した糖質をエネルギーとして消費し、人間の生命は維持されることになります。

しかしこれら作用で重要なポイントは、細胞がエネルギーを吸収するにはインスリンが必要であることです。つまりインスリンの分泌に何らかの弊害があると、血液中の糖質は細胞に吸収されることはありません。

吸収されないのですから血液中に入り込んだままで、血液中の濃度はそのままになります。流石に一定濃度を超えると尿として排出されるのですが、細胞がエネルギーとして吸収することはできないでしょう。

ここまで勉強して斎藤さんもやっと自分の状況を理解しました。自分もインスリンの分泌に異常があり、それが強い眠気を起こす原因だったのだとやっと気が付いたのです。

血糖の急上昇が食後の眠気の犯人か

それでも斎藤さんには疑問があります。自分は糖尿病と言っても医師の説明で、重度ではなくかろうじてインスリンの分泌も止まっていませんでした。

本来エネルギーが吸収できない状態であれば、体重が下がってもよさそうなのに、体重は相変わらずのメタボを維持しています。疑問に思った斎藤さんは医師にその点を質問したのです。

その結果医師からは「斎藤さんのケースでは高血糖も問題ですが、それよりも血糖の急上昇が原因かもしれません」と言われたそうです。

近年血糖値の考え方に変化があるようで、もちろん慢性的な高血糖も問題ですが、それよりも平常時は特に高くないのに、食事をすることで血糖値が急上昇する「隠れ糖尿病」も危険との認識が一般化しています。

つまり血糖は食事をすることで、少しずつ上昇してインスリンが分泌されることで下降に転じます。しかし隠れ糖尿病では平常時の血糖値は正常ですが、食後には急激な上昇によりインスリンの分泌が間に合わなくなる状態なのです。

この高血糖の状態になると、せっかく血液に入り込んだ糖質が吸収できないために尿へと排出されてしまいます。結果として脳はエネルギーを得ることができずに、機能を低下させてしまうのです。

斎藤さんのケースでは中期の糖尿病でしたが、インスリンはかろうじて分泌されていました。しかし血糖の急上昇では分泌できるインスリンでは間に合わず、結果として尿に排出されてしまっていたのです。

血糖を急上昇させないためにはどうすればよいのか?

斎藤さんは糖尿病の治療を行うことになり、インスリンの分泌を促進させる薬を処方されました。また食事指導も受けるようになりましたが、ここで特に注意されたのはやはり血糖値の急上昇を抑えることです。

看護師からは以下のような注意ポイントを受けています。

  • 糖質である炭水化物の食事を制限する
  • 早食いをしない(ゆっくり噛んで食べる)
  • 食事の前に野菜など低GI食を先に食べる
  • 運動を心掛けてエネルギーを消費する
  • お腹一杯には食べない(腹八分目)
  • 食物繊維を多く食べる
  • その他

まずは糖質の材料である炭水化物の摂取を控えることが大切です。お米やうどん、パンは炭水化物が多い食べ物で、主食とすることで沢山の糖質を摂取してしまいます。そうなると高血糖の原因になるので、必要最低限に抑える必要があります。

また不規則な食生活も厳禁で、毎日決まった時間の食事が理想的なようです。斎藤さんは早食いなのでこれも血糖の急上昇の原因、ゆっくりと噛んで十分な咀嚼を心掛けるようにしたそうです。

また炭水化物を食べる時はまず「低GI食品」を先に食べることも有効です。近年話題の低GI食品とは「食後の血糖値を上げない食品」の意味で、基本的には非炭水化物食品と理解して間違いではありません。

例えば「キャベツ」や「もやし」「肉類」「魚類」は低GI食品ですが、「ごはん」「うどん」「パン」「じゃがいも」などは高GI食品です。これはインターネットなどにも記載されていますので、簡単に調べることが可能です。

斎藤さんも食事の前にはまず葉野菜を中心としたサラダを食べてから、その他のおかずを食べるように指導されていました。先に低GI食品を食べることで、血糖の急上昇を抑えてインスリン分泌における膵臓の負担を抑えるのが理由です。

また血糖の急上昇を抑えることで、強い眠気やだるさを改善させる作用も期待できるのです。

このように今までいい加減に生活してきた斎藤さんですが、生活を改める日がやってきたようです。しかし斎藤さんはまだ糖尿病の末期ではありません。血糖の急上昇を抑えることで、きっと糖尿病の悪化を食い止めることができるでしょう。

斎藤さんの眠気の原因は糖尿病でした。眠気が病気のサインでもあることをぜひ理解して下さい。

血糖の急上昇だけが強い眠気の原因ではなかった

先ほど説明した斎藤さんのケースでは、原因が糖尿病とそれに伴う血糖の急上昇でした。しかし食後に強い眠気が現れる原因はこれだけなのでしょうか?実はまだ他にも理由があるのです。

インスリンが出すぎても強い眠気が現れる

糖尿病は膵臓の機能が低下することでインスリンの分泌に異常が出る病気なのですが、インスリンの分泌が過剰な場合ではどのような問題が起こるのでしょうか?

インスリンは血液中の血糖が上昇することで分泌され、血糖が下がることで少しずつ分泌量が減ってきます。

通常であれば食後1時間程度、長い人でも2時間弱で血糖値が高まるピークになることから、インスリンの分泌もピークを過ぎると少なくなってしまうのです。

このように理想的なインスリンの分泌は緩やかなカーブを描くようなもので、反対に急激な分泌が起きた場合には身体に大きな負担を与える原因にもなります。

例えば男性の中には「大食い」や「早食い」の人がいますが、このような食事の仕方は血液中の血糖が急上昇してしまう要因となります。また食事の内容も炭水化物が中心であれば、なおさら血糖値は急上昇することが予想されます。

そうなると膵臓はパニックになりインスリンの分泌を急いで行わなくてはならず、それが引き金になって過剰な分泌を引き起こしてしまうのです。

そしてこの過剰な分泌が強い眠気を引き起こす「低血糖」を発症させることになります。

低血糖は食後の眠気を引き起こす原因

急激に血液中に血糖が増加すると、「こりゃ大変だぁ!」と膵臓がインスリンを大量に分泌します。しかしこの状況では抑えがきかなくなることもあり、血糖のピークを過ぎているにも関わらずインスリンの分泌を止めることができません。

そうなると血液中の血糖はドンドンと細胞に吸収されてしまい、エネルギーの元であるブドウ糖が血液内に不足してしまう事態を引き起こしてしまうのです。

この状態が「低血糖」であり、血液中のブドウ糖が少なくなってしまう状況を意味しています。

人間の脳はエネルギーとして沢山のブドウ糖を必要としている臓器であり、低血糖状態になると機能が低下してしまいます。

この時現れる代表的な症状が「眠気」や「頭がボォ~とする」などであり、これは脳機能が栄養不足になった状況と考えられます。

糖尿病の患者ではインスリン不足からブドウ糖を吸収できずに、尿として排出されてしまうことから低血糖になります。反対にインスリンが過剰に分泌されると、血液中のブドウ糖が極端に少なくなり、低血糖を引き起こす要因になったのです。

インスリンの分泌を穏やかにする方法

インスリンの分泌を穏やかにすることは、低血糖予防以外に膵臓に負担をかけない効果があります。日常的に膵臓を酷使していると、機能が低下してインスリンの分泌能力が低下したり、完全に停止してしまったりすることがあります。

実は糖尿病の原因の一つに「慢性的な膵臓の酷使」があり、これが長い間行われることでインスリンが出なくなってしまうのです。

そこで注意したいポイントがいくつかありますので、ここで紹介します。

  • 食事の際の早食いは行わない
  • 同じく大食いも禁止(腹八分目に)
  • 炭水化物の重ね食べは止める
  • 低GI食品を先に食べる
  • 食べてから直ぐに寝ない
  • その他

ここで注目したいのが食事の際の食べ方です。「早食い」は一気にお腹に食べ物を詰め込むことで、急激に血糖値を上昇させてしまう原因になります。また大食いも同じく血糖値を急激に上昇させてしまいます。

さらに炭水化物の「重ね食い」には注意が必要で、「お好み焼きとライス」とか「うどんとおにぎり」などは炭水化物をおかずに炭水化物を食べる食事になります。

特に日本人はこのような食べ方を好む傾向にあることから、注意したいポイントになります。

関西地方では「お好み焼きにはご飯でしょう!」とか「焼きそばはご飯のおかずでしょうが!」みたいな文化があり、どうしても炭水化物を重ねてしまう食事が中心となってしまいがちです。

そのような時にはサラダを先に食べて、血糖の急上昇を抑える工夫も必要です。でも私もうどんや蕎麦にはサラダではなく「いなり寿司」が最高な組み合わせだと思っています…。

血糖の急上昇は膵臓を疲弊させ、糖尿病の原因になります。また肥満も血糖の急上昇と関連性があり、ダイエットを成功させるためには急上昇を抑える対策が必要です。

自律神経の乱れも食後に眠たくなる原因

人間には無意識下で身体の様々な機能をコントロールする「自律神経」があり、これが「体温」「呼吸」「水分調整」などの調整を行っています。

自律神経には活動期に優位になる「交感神経」とリラックス期に優位になる「副交感神経」があり、それらがスイッチされることでコントロールを行っています。

この自律神経が乱れる病気を「自律神経失調症」と呼びますが、これも食後の眠気を引き起こす原因になっているようです。

スイッチが切り替わらないことで眠気が

自律神経には交感神経と副交感神経がありますが、仕事や運動などで緊張している場合には交感神経が優位になっています。これは体温を上昇させて血流を早めることで、瞬時な対応がとれるようにするためで筋肉も緊張状態にあります。

反対に夜自宅に帰ってのんびりしている時は、副交感神経が優位にあり筋肉を緩めて呼吸や心拍数もゆっくりとした状態を作るのです。もちろん睡眠も副交感神経が優位にあるべきで、そうでないと質のよい睡眠を得ることはできないでしょう。

自律神経失調症ではこの2つの神経のスイッチに乱れが生じます。例えば夜眠りたいのに交感神経が優位にある状態では、筋肉が緊張して呼吸も早く、とても熟睡はできませんよね。

反対に昼間バリバリと仕事をしたいのに、副交感神経が優位のままでは、頭がシャッキとせずに活発的に活動することもできません。

それでは食事の際にはどちらの神経が優位に立つと思いますか?一般的には副交感神経が優位になります。つまり食事の際には身体の緊張を解いて、胃の消化に血液を回す必要があります。

そこで副交感神経が優位になるのですが、日本の昼休みは1時間しかありません。副交感神経が優位のままでは、身体の力も入らずに眠気も出てしまいます。

そこでまた交感神経にスイッチしなくてはいけないのですが、自律神経が乱れているとそれができなくなり、食後の眠気の原因になってしまうのですね。

自律神経を乱さないためには規則正し生活を

近年自律神経失調症が増加しているとの懸念があるそうです。特に若い世代に多く見られ、それを放置することで「うつ病」などの精神疾患へと進行するケースもあります。

そこで自律神経を乱さないために注意するポイントがいくつかありますので紹介します。

【ポイント1.睡眠は7時間を基本に】

自律神経を乱す要因として多いのが「睡眠不足」です。特に最近の若者世代には夜更かしすることが多く、睡眠時間も日によってマチマチになってしまうことが珍しくありません。

しかし睡眠は身体の疲労を回復させるだけでなく、「細胞の修復」や「脳を休める」など重要な働きがあるのです。

最低でも毎日6時間以上眠るようにして、できれば7時間をキープする生活を心掛けるようにしましょう。寝不足は自律神経を乱す原因です。

【ポイント2.規則正しい生活】

当たり前ですが規則正しい生活リズムも自律神経を整える作用があります。例えば食事をしたりしなかったり、または時間が毎日違っていたら自律神経は乱れてしまうかもしれません。

毎日決まった時間に食事を行うなどの、規則正しいリズムを心掛けるようにしましょう。

【ポイント3.食事はゆっくりと】

食事の際に早食いをしてしまうと自律神経の切り替えも急激に起こってしまうことがあります。反対にゆっくりとよく咀嚼して食べることで、急激な自律神経のスイッチを防止する働きがあります。

急激な自律神経への刺激は自律神経を乱してしまう可能性があるので、ゆっくりとした食事を心掛けるようにしましょう。

【ポイント4.眠いなら寝てしまえ】

食事により副交感神経が優位になるのは仕方がないことですよね。しかし13時には仕事に復帰しなくてはならず、交感神経にスイッチして眠気をなくさないと困るもの現実です。

そこでそれを促すにはあえて短時間の睡眠を取るのもオススメの方法です。眠いのに我慢ばかりしていると自律神経が乱れる原因になってしまいます。

例えば昼休みが12時からとします。昼食を12時10分から12時25分の15分で食べて、12時30分から15分~20分程度仮眠を取ります。そうすることで眠気は治まり、自律神経も交感神経へとスイッチしやすくなります。

仮眠は長くなると反対に交感神経へとスイッチできなくなるので、あくまで短時間の睡眠を行うようにしましょう。

自律神経が乱れると身体の様々な部分に異常が発生します。神経に優しい生活を心掛けるようにしましょう。

食後の異常な眠気が続くなら…病院で検査を

人間は誰でも食後には眠気を感じるもので、それは仕方がない生理現象と言ってもよいでしょう。しかしそれが異常な眠気であったり、気が付いたら眠っていたりする状況であったなら病気が関係している可能性があります。

特に糖尿病などでは気を失うレベルの眠気が出ることもありますが、本人には自覚がないことも珍しくありません。

また脳の機能障害が原因で突然眠ってしまう「ナルコレプシー」のような病気もあります。自分で判断するのが難しい場合には、家族や同僚に様子を見てもらって、心配であれば病院で検査を受けるようにしましょう。

斎藤さんも糖尿病の悪化を知ったきっかけは、食後の強い眠気でした。もしかしたら皆さんも知らない間に、病気が進行しているかもしれませんよ?

さて私も沢山書いたので疲れました…ご飯でも食べてから昼寝でもしようかな!

キャラクター紹介
ページ上部に戻る