健康生活TOP 多汗症 恥ずかしい脇汗を止める方法!暑くないのに汗をかいてしまう原因と対策

恥ずかしい脇汗を止める方法!暑くないのに汗をかいてしまう原因と対策

脇汗は、汗ジミやニオイが気になり恥ずかしい思いをする悩みのひとつです。

脇汗をかいてしまうのは、脇の下に汗腺が多く、体の中で最も発汗しやすい場所だからなんです。暑い時には誰でも脇の下に汗をかくのが普通なので、汗をこまめに拭き取ったり制汗剤などで汗を抑えたりして、脇汗の悩みは解消することができます。

ただ、暑くない時まで脇汗をたくさんかいしまうのは問題ですよね。脇汗の原因を見つけて対処しましょう。暑くないのに脇汗をかいてしまう原因、脇汗を抑える対策、治療法についてまとめてみました。


汗ジミやニオイが目立つ脇は誰でも汗をかいてしまう場所

脇は汗をかきやすい場所です。脇汗が多いと、このような悩みも増えてしまいます。

  • 脇の下に目立つ汗ジミができやすい
  • 緊張するとすぐ脇の下に汗をかく
  • 肌着や白っぽい服の脇の部分だけすぐ黄ばんでしまう
  • 脇にぴったりフィットしたデザインの服が着られない
  • 夏は脇汗のニオイが気になる
  • 緊張した時に脇のニオイが強くなる
  • 肌着を着替えなければならない

汗は濡れた感じやニオイで人に気付かれやすく、スポーツのさわやかな汗は別として、一般に汗をかくのはエチケットとして好まれない傾向があります。

そのため、脇に汗をかきやすい人は人目を気にして「また脇汗をかいたらどうしよう」と予期不安が生じ、次第に脇汗がコンプレックスに進展してしまうことがあります。

このように嫌われ者になりやすい汗ですが、生命の維持には欠かせない存在なので、発汗機能がきちんとはたらいていることは健康な証拠として受け入れ、汗の役割も尊重してあげなければなりません。

とは言え、過剰な汗は生活の質を低下させ、中には病気のサインということもあるので、脇汗の原因を確認してきちんとした対をすることが大切です。

なぜ脇汗をかくの?発汗のメカニズムを理解しよう

まずは、私達が汗をかく理由、発汗のメカニズムについておさらいしておきましょう。

汗を分泌するのは「汗腺」という皮膚腺です。汗腺は、全身の皮膚表面に約300万~400万個分布し、場所によって密集度が異なります。

特に汗腺が密集している場所は、足の裏、手のひら、額、脇の下です。汗腺が多い場所は発汗量が多くなります。

汗は、血液中の水分とミネラルから作られています。発汗をつかさどる交感神経が刺激を受けた時、交感神経が神経伝達物質「アセチルコリン」が放出し、汗腺から汗が分泌されます。

交感神経や副交感神経で構成される自律神経は、私達の意志に関係なく反射的にはたらく神経です。そのため「汗をかきたくない」と思っても、汗腺が刺激を受ければ自律的に発汗が起きてしまうのです。

汗腺には、主に「エクリン腺」と「アポクリン腺」があり、それぞれ発汗の目的や汗の成分が異なっています。

エクリン汗腺とアポクリン汗腺の様子イメージ

脇の下はエクリン腺とアポクリン腺の両方がたくさん存在しているため、ほかの場所よりも汗の悩みが起こりやすいのです。

暑い時に発汗するエクリン腺

エクリン腺はほぼ全身の体表に分布する汗腺で、特に

  • 脇の下
  • 手のひら
  • 足の裏

に汗腺が集中しています。

エクリン腺から出る汗は、体温が上昇した時に発汗して体温を調節する役割があります。

私達がかく汗のほとんどはエクリン腺から出る汗です。無色透明でにおいはありません。水分が多くサラサラしているのが特徴です。

また、緊張やストレスなど精神性の刺激を受けた時には交感神経が反応して、脇の下、手のひら、足の裏から汗が出ます。

ワキガの原因になるアポクリン腺

アポクリン腺は、

  • 脇の下
  • 耳の穴
  • 鼻の穴
  • 乳輪
  • へその周辺
  • 外陰部

など体毛が生えている場所に分布する汗腺で、精神的な刺激によって発汗します。

アポクリン腺はエクリン腺と異なり、体温調節に関与していません。汗には脂肪やたんぱく質が入り混じり、乳白色で粘度が高いのが特徴です。

アポクリン腺から出る汗は時間が経過すると脂肪やたんぱく質に雑菌が繁殖するため、脇汗の悪臭(ワキガ)の原因になっています。

アポクリン腺は性ホルモンの影響を受けて分泌され、性ホルモンの分泌が活発になる思春期から発達し始めます。

アポクリン腺から出る汗には特有の臭いがあり、ヒトがまだ言葉を使っていなかった頃は、互いを臭いで判別する役割、異性に発情を知らせるフェロモンとしての重要な役割を果たしていました。

全身が体毛に覆われていたころは全身にアポクリン腺が存在していたと考えられていますが、ヒト社会の進化と共にアポクリン腺は退化し、体毛の生えている所にアポクリン腺が残っているのは、昔の名残になります。

子供はアポクリン腺が発達していないので、ワキガは起こりません。ワキガの兆候が見られるようになるのは小学校高学年くらいからです。

「汗をかく」のにもいろいろある!発汗の種類

発汗にはさまざまな種類があります。

発汗の種類:体温を調節するための発汗

発汗の一番の目的は体温調節です。恒温動物である私達は、外気温に応じて発汗を起こし、体温を一定に保っています。

気温が高い時、運動をして体温が上昇した時など「暑い」と感じると、エクリン腺から汗が分泌されます。

汗と一緒に熱を逃し、皮膚表面の汗が蒸発する時に気化熱を生むことによって、体温を下げることができるのです。

最初に体温調節の汗がたくさん出る場所は頭や額で、暑いと全身からも発汗が起こるようになります。

脇は、頭や額のように汗をダラダラかく場所ではありませんが、脇は汗が蒸発しにくい場所なので、暑い時に汗をかくと皮膚が濡れるため、不快感が強くなりやすいのです。

発汗の種類:精神性の発汗

精神的なストレスを感じると、エクリン汗腺、アポクリン汗腺から瞬時に発汗が起こります。体温調節と関係なく出る汗で「冷や汗」「脂汗」などとも呼ばれます。

精神的なストレスを感じると脇の下のアポクリン汗腺が刺激されるので、緊張したり恐怖を感じたりした時には、特に脇からの発汗が多くなります。

人によっては緊張した時に、アポクリン汗腺から汗がたくさん出るため脇の臭いが強くなることがあります。

発汗の種類:味覚性の発汗

辛味、酸味、塩味の強い物を食べた時に起こる反射的な発汗を「味覚性発汗」といいます。主に顔から汗が吹き出るのが特徴です。

唐辛子を食べた時には、辛み成分「カプサイシン」の刺激で全身の発汗が促進され、脇汗をかくこともあります。

人より脇が多いのはなぜ?脇汗の原因を見つけよう

脇に汗をかくのは自然な現象ですが、人より脇汗が多い場合はライフスタイルや体調の問題が関係していることが考えられます。

単なる汗かきで片づけられないほど脇汗が多い場合は、その原因を見つけましょう。

脇汗の原因:精神的なストレスが多い

精神的なストレスを感じるたびに交感神経が反応して脇から汗が出るので、緊張しやすい人、不安を感じやすい人は脇汗をかきやすくなります。

また脇汗の量や脇の臭いが気になっている人は、予期不安が伴うために常に交感神経が緊張し、余計に汗をかきやすくなってしまうこともあります。

脇汗の原因:肥満

体脂肪が多い人は体温が上昇しやすいため、体温調節のための発汗量が多くなります。全身から汗をかきますが、脇は汗腺が多く蒸発しにくいので、汗ジミも余計に目立ちます。

脇汗の原因:冷え性

冷え症で下半身が冷えている人は、上半身がのぼせやすくなり暑くなくても汗腺の多い脇に汗をかくことがあります。

自律神経のバランスが乱れると体温調節がアンバランスになり、体の冷えが原因でほかの場所に熱が溜まって発汗が起こります。

脇汗の原因:運動不足

運動不足の人は、汗腺の機能が低下して不自然に脇汗をかきやすくなる場合があります。

全身にあるすべての汗腺は常に稼働しているわけではなく、汗をほとんどかかない人は汗腺の機能が衰えてしまいます。

すると、暑いのになかなか汗が出なかったり、逆に暑くないのに不自然に汗をかいてしまうことが増えてしまうのです。

脇汗の原因:更年期障害

女性の更年期障害の代表的な症状に、多汗や「ホットフラッシュ」があります。

ホットフラッシュとは、暑くないのに急に顔がのぼせて汗がたくさん出る症状のことです。更年期障害の多汗は、ぐっしょり濡れるくらい脇や背中に汗をかくことが多いのも特徴です。

更年期障害は、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が低下するために自律神経のバランスが乱れて起こる体の不調です。上半身に汗をかくのは、下半身の血行が滞って上半身に熱が溜まるためです。

脇汗の原因:食生活

普段から刺激の強い物を好んで食べている人は味覚性の発汗が起こり、脇汗の量が増えてしまいます。

また、辛い物、酸っぱい物以外に、タバコのニコチン、カフェイン、アルコールも交感神経を刺激して発汗を促進させます。

飲食をした時の味覚性発汗が異常に多い場合は、精神的な発汗を伴っている可能性があり「味覚性多汗症」と呼ばれることもあります。

過去の経験から辛い物などを食べた時の発汗が気になって「また汗が出たらどうしよう」と緊張するため、汗腺が過剰に反応して発汗量が増えてしまうのです。

脇汗の原因:脱毛

わき毛を処理した後に脇汗が増えたように感じることが多くなります。

これは、体毛に汗を蒸発させる作用があるためで、わき毛がなくなると脇にかいた汗が蒸発しにくくなるので、汗で濡れた感じが強くなり、脇汗が増えたように感じやすくなります。

わき毛も体の役に立っているのですね。ただし、わき毛が生えていると雑菌が繁殖しやすいので、脱毛したほうが汗臭やワキガの予防効果は高くなります。

脇汗の原因:原発性腋窩多汗症

ライフスタイルや食生活に関係なく体の一部だけ極端に発汗量が多くなると「局所性多汗症」という病名がつけられる場合もあります。局所性多汗症が起こりやすいのは、手のひらや足の裏、頭、顔、腋窩(脇の下)です。

原因がはっきりわからないのに左右対称に多汗が起こるものを「原発性局所多汗症」といい、脇の下に起こるものを「原発性腋窩多汗症」とます。

厚生労働省特発性局所多汗症研究班が平成21年度にまとめた全国疫学調査によると、原発性腋窩多汗症の人は日本人の約6%にみられることがわかっています。

脇汗の原因:続発性多汗症

脳神経、内分泌系などの病気が原因で発汗機能に異常が起こり、多汗を伴うものを「続発性多汗症」といいます。症状をしずめるには原因となっている病気を治療する必要があります。

続発性多汗症の原因になる主な病気

  • 甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
  • 脳梗塞
  • 脊椎損傷
  • 不安障害
  • 発熱を伴う病気(がん、結核など)

この中で発症頻度が比較的高いのは、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)です。甲状腺ホルモンの分泌が過剰になって基礎代謝が活発になるため、暑がり、発汗量が増える、といった症状が起こるようになります。

毎日のセルフケアで脇汗も安心!脇汗を抑える対策

脇汗をかいてしまう原因を取り除き、汗をかいた後はこまめに清潔にするよう心がければ、脇汗の悩みもかなり解消することができます。

脇汗対策:制汗剤を使う

制汗剤は脇汗対策の定番アイテムです。制汗剤には、汗腺を引き締めて過剰な発汗を抑え、かいた汗を吸収する効果があります。

軽い脇汗なら、汗を抑えたいシーンの直前に制汗剤を塗っても効果があります。また、脇汗が多い人は毎日使い続けることで効果が発揮されるようになります。

緊張したり辛い物を食べたりした時には瞬時に発汗が起こるので、自分の意志で脇汗を止めることはできません。そこでお出かけ前などに制汗剤を使っておけば、汗やニオイを抑えてくれて安心できます。

「汗をかいたらどうしよう」という予期不安も軽くなるので、脇にかきやすい精神性の発汗を抑える効果も期待できます。

ちなみにドラッグストアやスーパーで販売されている汗対策のグッズには制汗剤とデオドラント剤があり、商品によって用途が異なるので選ぶ時にはパッケージを見てよく確認しましょう。

制汗剤をよく使う場合は、かぶれた時の対応のため、代表的な有効成分の名前を簡単に覚えておくと安心です。

タイプ 効果 主な有効成分
制汗剤 汗を抑える 塩化アルミニウム
クロルヒドロキシルアルミニウム
焼きミョウバン
酸化チタン
デオドラント剤 汗を殺菌・消臭し
汗の臭いを抑える
塩化ベンザルコニウム
イソプロピルメチルフェノール
銀イオン
茶エキスなどの植物性成分

脇汗の多い人は、クリーム、ロールオンタイプの制汗剤がおすすめです。皮膚に有効成分をしっかり塗り込むことができ、制汗効果がより期待できます。

制汗に最も有効とされ、多汗症の外用薬に用いられているのは「塩化アルミニウム」です。塩化アルミニウムは、医療機関で「20~30%塩化アルミニウム溶液」が処方されるほか、塩化アルミニウムを配合した医薬部外品も市販されています。

脇はデリケートな場所なので、制汗剤でかぶれが起こすことがありますり。炎症が起こった場合はすぐに使用を中止し皮膚科を受診しましょう。

脇汗対策:リラックスを心がける

交感神経が優位にはたらいているとアポクリン腺から臭いのある汗が分泌されやすくなるので、なるべく交感神経から副交感神経へスイッチが切り替わるようリラックスを心がけます。

交感神経はストレスに反応して活性化するので、ストレス解消法を見つけ、なるべくリラックスした状態を作りましょう。

脇汗対策:食生活を改善する

脇汗の多い人は、味覚性発汗を引き起こす辛い物、酸っぱい物、発汗を促進するアルコール、カフェイン、タバコを控えましょう。

また動物性脂肪、肉を食べるとアポクリン汗腺から出る汗の臭いが強くなるので、脇汗の多い人、脇の臭いが気になる人は、動物性脂肪や肉を食べるのは控えましょう。

脇汗対策・適度な運動をする

運動には肥満を予防する効果、汗のかき方を調整する効果があります。

普段から適度な運動をして汗をしっかりかき、汗腺を鍛えましょう。汗腺を鍛えて汗をたくさん出すとサラサラした臭くない汗が出やすくなり、脇の臭いを防ぐ効果も得られます。

脇汗対策:体を温める

冷え症や更年期障害で下半身が冷えやすい人は顔や脇に汗をかきやすいので、体を温めて冷えをとりましょう。

上半身にほてりを感じる人は冷たい飲み物を欲しがることも多いのですが、冷たい飲み物を飲むと内臓が冷えて体の血行が悪くなり逆効果です。温かい物をとって内側から体を温めましょう。

入浴、サウナ、岩盤浴は体を芯から温め、汗をたくさんかくので汗腺を鍛えることもでき、脇汗対策にぴったりです。

脇汗対策:汗取りインナー・脇汗シートを使う

脇は汗が蒸発しにくい場所なので、汗をたくさんかくと不快感が強くなり、汗ジミも目立ちやすくなります。また衣類に汗ジミがついてしまうと、洗濯しても黄ばみが落ちにくくなってしまいます。

脇の部分に汗取りパットがついている汗取りインナー、使い捨ての脇汗パッドを使うと、衣服の汗ジミや脇のにおいを防ぎ、安心してオシャレをすることができます。

脇汗パッドは、薄い物、色が選べる物など目立ちにくい商品が増えています。薄手のブラウスなどパッドが透けるのが気になる場合は肌に直貼りする薄いシートもおすすめです。

また汗の蒸発を促進させるため、衣類はゆったりして脇の通気性の良い物がおすすめです。

日常生活に差し支える多汗症は医療機関で治療を

日常生活に差し支え、セルフケアで改善されにくい場合は病院で診察を受けましょう。

「単なる汗っかき」「病院に行くほどではない」と考え、医療機関を受診する人は少ないようですが、症状によっては治療の対象になり得るので、脇汗がひどくて悩んでいる人は皮膚科に相談することをおすすめします。

多汗症の主な治療法には以下のような方法があります。

  • 外用薬(塩化アルミニウム)
  • 内服薬(抗コリン剤・抗不安薬)
  • ボトックス注射
  • 手術
  • レーザー療法
  • 心理療法

参照…原発性局所多汗症診療ガイドライン「原発性腋窩多汗症における診療アルゴリズム」

病院での治療法:外用薬(塩化アルミニウム)

塩化アルミニウムは、原発性局所多汗症の第一治療法として推奨されている外用薬です。負担が少ないので利用しやすく、症状が軽い場合に高い効果が期待できます。

20~30%塩化アルミニウム溶液を1日1回、寝る前に脇の下に塗ります。効果が出るまで2~3週間かかるため、継続して使うことが大切です。

皮膚を刺激するので、かさつきがひどい場合は使用を中止してステロイド外用薬などで炎症をしずめ、治療を再開します。効果が出てきたら使用頻度を下げます。ただし使用を中止すると再発する場合があります。

病院での治療法:抗コリン剤の服用

過剰な発汗を防ぐためにアセチルコリンの分泌を抑える「抗コリン剤」を内服する場合もあります。ただし全身のアセチルコリンを抑制するので眠気、喉の渇きなどの副作用には注意も必要です。

そのほか、予期不安から多汗が起こる場合には、抗不安薬が処方される場合もあります。

ボトックス注射

ボトックス注射は、A型ボツリヌス菌毒素製剤(ボツリヌス菌から作られるボツリヌストキシン)を脇下に注射する方法で、原発性局所多汗症の治療に推奨されています。

ボツリヌス菌は食中毒を起こすことで知られますが、ボトックス注射でボツリヌス菌による健康被害の起こる心配はありません。

ボトックスを注射すると、アセチルコリンのはたらきが抑えられ神経が麻痺し、発汗を抑える効果が得られます。効果は、注射をして2~3日後から出始め、3~6か月間持続します。

ボトックス注射は、多汗症のほか筋肉の痙攣、美容治療(シワ、張ったえらの改善)などにも用いられています。

自由診察なので費用は病院によって異なりますが、両脇で数万円とやや高額です。ただし、重度の原発性腋窩多汗症の場合は保険が適用されます。

病院での治療:レーザー療法

医療用のレーザー脱毛で脇のエクリン汗腺やアポクリン汗腺を焼き、脱毛すると同時に過剰な発汗を抑えます。短時間で施術が済み、手術のようにメスを入れることがないので、発汗量が多い人におすすめです。

病院での治療:手術

重度の多汗症、ほかの治療法で効果が得られない場合は、手術で発汗を止める方法を選択することもできます。積極的に推奨されている治療法ではないので、医師とよく相談して手術を受ける必要があります。

吸引法
脇の下に小さな穴をあけ、専用器具で汗腺を吸引します。多汗症の手術の中では最も簡単で、体の負担が小さい手術です。軽度の多汗症の治療に適しています。
内視鏡下胸部交感神経遮断術(ETS手術)
内視鏡を使って胸部にある交感神経節を切除・ブロックする治療法です。体の負担が小さく日帰りも可能です。
反転剪除(せんじょ)法
脇の下の皮膚を切開して、医師が目視で汗腺を確認しながら切除します。汗腺を取り除くので、重度の多汗症やワキガの治療に高い効果が期待できる方法です。

病院での治療法:心理療法

心理療法は発汗のメカニズムに直接作用する治療ではありませんが、精神性の発汗や予期不安で悪化する多汗症の改善に効果があり、ほかの治療法に併用して用いられます。

  • バイオフィードバック療法…体の状態を数値で確認し、自律神経の状態を把握する
  • 森田療法…不安や緊張をあるがままに受け止め、気持ちを楽にする
  • 認知療法…ものの考え方のゆがみを修正し、不安の原因を解決する

本人にとっては深刻な悩みになることも…早めに対策を

脇汗の量は個人差があり、あまり気にしない人もいれば深刻に悩んでいる人まで症状はさまざまです。

脇汗のせいで日常生活に影響が出てしまっている人は、これ以上汗の悩みがエスカレートしないよう、早めに皮膚科に相談し解決することをおすすめします。

  • 汗ジミが気になってオシャレが楽しめない
  • 「汗やニオイで嫌われているのでは」と気になって、人間関係に自信が持てない
  • 汗やニオイが気になって仕事に集中できない

病気が原因で起こっている場合は病気の治療が優先されますから、暑くないのに異常な脇汗をかく場合も病院に相談してくださいね。

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