健康生活TOP 病院でうける検査・治療 口コミに騙されないで!整体師が解説する自分に合った整体の選び方

口コミに騙されないで!整体師が解説する自分に合った整体の選び方

腰痛や膝・肩・肘などの症状で病院へ行っても骨に異常がない、原因がわからないと言われ、整体を受けてみようと思われている方、猫背やО脚などを矯正しようと思っている方も多いのではないでしょうか。

ただ、整体には様々な分野があり、施術所により得意分野が違います。

そのうえ、医療資格保持者や海外の大学で医師並みの知識や技術を習得したカイロプラクターから、数か月の講習を受けただけの素人同然の方も開業している現状があります。

それだけに、自分の目的に合い、かつ信頼できる知識と技術をもつ先生がいる施術所を探すことが必要なのです。

そのためのお役立ち情報を、接骨院開業者、その道のプロがお教えします。

素人同然でも整体院は開業できる!見極めるポイントとは?

整体院で問題になるのは、医療系の国家資格を持たない人でも、整体を業にできることです。それを取り締まる法律がないためです。

極端な話、一日講習を受けただけで開業するのも自由です。

そこまではないとしても、1週間から2か月くらいの講習を受けただけで、臨床経験が全くなくて開業されている話は聞いたことがあります。

「開業してはじめて、ぎっくり腰や五十肩の患者さんを見て驚いた」という話を聞くと、こっちがびっくりさせられます。

かたや、医師や歯科医師の資格を持ちながら整体を業にしている先生も知っていますし、医療資格を持ったうえで、何十年も定期的に研修を受けて整体施術を行っている先生もたくさん存在します。

つまり、一言で整体師と言っても、技術や知識、経験に恐ろしいほどのばらつきがあるのです。しかも、無資格の人ほど法律による広告制限を受けないため、過大広告を出せてしまうという現実があります。

医療系国家資格を持っている先生であることが最低ライン

整体・カイロプラクティックの国家資格・免許というものは基本的にありません。あんまマッサージ・指圧師の「指圧」が整体の業務を包括するといわれています。その意味でも、指圧師が整体業務の専門家といえます。

指圧とは、古くから伝わる治療法の按摩の押圧法をベースに、柔術由来の活法やアメリカ発祥のカイロプラクティックやオステオパシーなど、様々な手法を融合させた日本独自の伝統的な手技です。

ただ、整体は指圧師の独占業務ではないため、ほかの医療資格の保持者はもちろん、無資格や経験のない人が行っても取り締まる法律はありません。

もちろん、無資格の人のすべてが知識や技術がないというわけではありません。しかし、私たち施術を受ける側では、各先生の知識や技術の習得度は知ることができません。

国家資格保持者は明確な基準として、「少なくても3年もしくは2年の資格者養成学校や大学・短大を卒業し、資格試験に合格しているもの」という目安になります。

医療系の国家資格には、医師、歯科医師、薬剤師のほか、看護師、理学療法士、作業療法士、柔道整復師、あんまマッサージ・指圧師、歯科衛生士などがあります。

国家資格を保持していればその技術が保証されるものではありませんが、最低限の知識と技術を習得している目安となります。

そのほかの資格は民間の資格ですので、レベルの統一がされておらず、考え方の偏ったものや医学的根拠の乏しいものも含まれます。また、お金で買うことのできる資格もあるので、注意が必要です。

一般に、医療機関は法律により治る症状や技法、コース・料金などの広告(ホームページ・ブログは除く)が制限されていますので、施術所の外壁や看板にこのようなことが書かれているところは、国家資格を持たない施術所か広告違反をしている所になるわけです。

例外としては、日本での医療資格がなくても、海外の大学でカイロプラクティックやオステオパシーを学んだドクターがいます。カイロドクターは、医師並みの知識と高い技術を持ち合わせており、信頼することができるでしょう。

ただ、海外で専門教育を受けるためには、高い語学力と資金が必要となりますので、その数は極めて少ないといえます。

ネットの情報や口コミは当てにならない

ネットの情報は、施術所や施術者本人が書いたり流したりしている場合があります。悪いことは書かないばかりか、営業的なもの、効果を誇張しているものも多いのであまりあてになりません。

口コミサイトは一見患者さんの生の声のように思えますが、私の知り合いの先生で、謝礼を用意して患者さんに宣伝になるようなことを書いてもらっていて、評価ポイントを上げている人を何人も知っています。

通常、お願いをすることがなければ、そんなに良いことばかりを書き込んでくれることはまずありません。口頭でお礼を言われるか、知り合いの方を紹介していただける形が普通ですね。

そのため、生の口コミが一番です。すなわち、信頼のおける方に紹介してもらううことが最良と思えます。

施術所を紹介してくれる人がいない場合はどうする?

知り合いに聞く形の口コミ以外では、施術所や施術者の信頼度を、次のような事柄で垣間見てはいかがでしょうか?

  • 15年以上、同じ場所で業務をしている スタッフでにまかせるのではなく、院長自ら施術をする 
  • 国家資格者による組合や養成学校にて講師をしている 
  • 治る場合ばかりでなく扱うことのできない症状やリスクも書いてあるところ

私自身も、本当に自分の施術に自信が持てるようになったのは、開業して20年くらいたった頃のように思います。15年以上業務を続けられているということは、それだけの経験もあり、信頼も勝ち得られていると考えられます。

いくら年数がたっていても、すべてをスタッフに任せる形では、その経験や技術が伝わり切っていない場合もあります。

駆け出しの頃は、なんでも治せると誤解してところがあります。病院で治せない症状がよくなるから、医者よりすごいと誤解している先生も多いです。

私が開業したての頃、とある有名な先生に、特に原因がなく両膝が急に腫れて全く歩けない患者さんを診てもらうようにお願いしたことがありました。

その弟子の先生は、「うちの院長なら簡単に治せますから来てください」と受け入れてもらえました。

しかし、数分後、院長先生から「その状況ならまず病院で検査して感染性のものでないか確認してもらったほうが良い」と連絡をいただきました。

悪化のリスクのあるものは断るという勇気、治せない可能性が高いものには手を出さないのも技術のひとつであると痛感しました。

もちろん、スタッフが行う形でも、このような院長先生が目を光らせ、しっかりと指導やフォローをしているところは安心できますね。

開業して25年の経験と実績を積んで、私も昨年から、鍼灸マッサージ師の所属する全国規模の組合にて、学術講習会の講師をさせていただいております。もちろん、駆け出しのころや技術も実績もない頃にはそんなお役はいただけませんでした。

そういう意味でも、業界を代表する大きな団体においての講師や格者養成学校の教員という肩書は、経験と技術を推し量る一つの目安となると思います。

整体にもいろいろな種類、分野がある!それぞれに注意が必要

整体と一口に言っても、健康増進目的・癒し系のものから、医療系のものまで数多くあります。

癒し・健康増進目的 疲労回復、リラクゼーション、リフレッシュ
治療目的 痛み、しびれ、運動制限、自律神経症状
美容目的 小顔矯正、痩身、アンチエイジング、О脚、猫背
その他 スポーツパフォーマンス向上、集中力アップ

一つ知っておいてほしいのは、治療目的の整体でなくても、施術後にかえって調子が悪くなることは多いのです。

「リフレッシュしようと思ってマッサージを受けたらだるくて2日寝込んでしまった。」「小顔調整を受けてからめまいや動悸がするようになった。」「足つぼマッサージの後、腰が動かなくなった」という話はよく聞きます。

また、「背中に膝を当て背中を反らす矯正をしてもらったらヘルニアになった」「腕を引っ張られたら肩が上がらなくなった」など、整体を受けたことによる不調を訴えて来院される患者さんは少なくないです。

そういった意味で、広告やネット情報のみで、安易に整体やリラクゼーションを受けることのリスクを知っていただきたいと思うのです。

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