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原因不明の蕁麻疹は機械的蕁麻疹かも?その判別法と治療法は

蕁麻疹かゆい

多くの方が一度は、蕁麻疹(じんましん)を経験したことがあると思います。小さな蕁麻疹がポコッと出る程度のこともあれば、全身にびっしりと蕁麻疹ができてとてもかゆい思いをするなど、症状もさまざまです。

時には、かゆみがなく原因も分からない蕁麻疹が出ることもあります。その蕁麻疹はもしかすると、アレルギーが原因ではない「機械的蕁麻疹」かもしれません。今回は、機械的蕁麻疹の原因や対処法について説明していきます。

アレルギー性じゃない!外部からの刺激で起こる「機械的蕁麻疹」

蕁麻疹はアレルギーで出るものだと思っている人が多いかもしれませんが、蕁麻疹にはアレルギー性と非アレルギー性の2種類があるのです。

  • アレルギー性蕁麻疹…体に取り入れた物質がアレルゲンとなって起こる
  • 非アレルギー性蕁麻疹…アレルゲンに関係なく、外部からの刺激によって起こる

アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)を取り込んだり、皮膚に外部からの刺激が加わると、血液中に「ヒスタミン」という物質が放出されます。

ヒスタミンは皮膚やかゆみを感じる神経を刺激し、皮膚のかゆみや膨疹(みみず腫れ)を起こします。これが蕁麻疹の出るメカニズムです。

蕁麻疹には次のようにさまざまな種類があります。
蕁麻疹の種類2

アレルギー性

  • 食物性蕁麻疹…卵・牛乳・青魚・小麦粉・フルーツ など
  • 薬物性蕁麻疹…注射・カプセル など
非アレルギー性

  • 日光性蕁麻疹
  • コリン性蕁麻疹
  • 温熱性蕁麻疹
  • 寒冷蕁麻疹
  • 機械的蕁麻疹

今回説明する機械的蕁麻疹は非アレルギー性蕁麻疹の一種です。機械的な刺激というのは、物や力によって外部から与える刺激のことで、機械的蕁麻疹は「物理性蕁麻疹」「人工蕁麻疹」とも呼ばれます。例えば機械的蕁麻は、

  • 爪のひっかき
  • 衣服の布による摩擦
  • ベルトやゴムのきつい締め付け
  • アクセサリーや時計の接触
  • 重い荷物を肩にかける
  • マッサージ器の振動

といった刺激を受けた時に起こることが多いのです。

機械的蕁麻疹とは外部からの刺激で起こるものなのです。

私事ですが、重い荷物を持つと私はよく内出血を起こします(泣)

機械的蕁麻疹とほかの蕁麻疹を判別するには

機械的蕁麻疹引用画像

蕁麻疹の予防や治療にはまず原因の特定が必要です。機械的蕁麻疹の存在を知り特徴を覚えておくと、蕁麻疹が出た時にほかの蕁麻疹と判別しやすくなります。

【機械的蕁麻疹の特徴】

  • 刺激を受けた部分のみに出る
  • かゆみや痛みを伴わないことが多い
  • 最初は赤く腫れる程度だが、次第に大きなみみず腫れに変わる
  • 体質に関係なく、一定の条件が揃うことで誰にでも起こりやすい
  • 数時間以内に自然に消える

例えば食物性アレルギーは、食後にすぐ蕁麻疹が全身に出てかゆくなるので「さっき食べた食べ物のせいで蕁麻疹が出たのだ」と容易に判別することができます。

機械的蕁麻疹の場合かゆみのないみみず腫れが出るので、最初は蕁麻疹なのかどうか特定しにくいかもしれません。

しかし「刺激を受けた部分だけに出る」「自然と消える」といった特徴に気付けば、機械的蕁麻疹だと見分けることができます。

また、その人の体に機械的蕁麻疹が出やすくなっているか判別する方法もあるので、試してみてください。

皮膚を先のとがったペンでひっかいてみて、跡が赤く腫れるだけなら機械的蕁麻疹は出にくい状態です。みみず腫れができるようなら、機械的蕁麻疹が出やすくなっているといえます。
  • 刺激を受けた部分だけに出る
  • 自然と消える

ということに注目すれば判断しやすいですよ。

かゆみや痛みが無く、プクッと赤く腫れていれば機械的蕁麻疹だと判断できます。

機械的蕁麻疹の治療法と予防法は?

かゆみがなく数時間で自然に消える機械的蕁麻疹は、それほど重篤な蕁麻疹といえるでしょう。ただし、みみず腫れをかいてしまうと、その刺激によって蕁麻疹が広がり悪化してしまう場合もあるので注意してください。

機械的蕁麻疹の治療法

機械的蕁麻疹は、かゆくなければ患部を触らないようにし、もしもかゆみがある場合にはかゆみ止めを塗って、蕁麻疹が消えるのを待つようにします。

蕁麻疹が悪化したり時間が経っても消えない場合には、皮膚科に相談しましょう。

受診する頃には蕁麻疹がひいていることも少なくありません、そこで、みみず腫れが出ている時に写真に撮っておき、写真を医師に見せながら説明するのがおすすめです。

機械的蕁麻疹は一度出ると慢性化して再発することがあり、しばらく皮膚科の薬を服用したほうが良い場合もあります。

機械的蕁麻疹の予防法

物理的な刺激は日常生活の中にありふれているので完全に避けることは難しいのですが、少なくともゴムやベルトで皮膚を強く締め付けたり、皮膚をかきむしったりするのは避けましょう。

また、どの蕁麻疹も自律神経のはたらきや免疫力が低下している時に起こりやすくなるので、規則正しい生活をして体調を整えることも大切です。

特に精神的なストレスは蕁麻疹に影響しやすいので、環境が変わった時や仕事が多忙な時などストレスの強くなりやすい時は、ストレス発散やメンタルケアも心がけるようにしてください。

予防には

  • 強い締め付けを避ける
  • 皮膚をかきむしらない
  • 蕁麻疹が出たアクセサリーなどはなるべく使わない

が効果的です。

規則正しい生活を心がけてストレスフリーを保ちましょうね~。

機械的蕁麻疹の特徴と正しい対処法を知っておこう

蕁麻疹は発疹と異なり、時間が経てば自然に消えてかさぶたなどの跡も残りません。

しかし蕁麻疹が出ている間はかゆみや心理的なストレスを伴って辛いので、とにかく原因を特定して正しい対処をするに限ります。

機械的蕁麻疹は、比較的誰にでも出やすい蕁麻疹です。その割に病名はあまり知られていないので、この機会に覚えておいていただけると幸いです。

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