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腰の痛みや痺れ、ヘルニアを悪化させない!初期症状をチェックしよう

腰痛を起こしている男性

成人した女性や男性で、年齢を問わずに腰痛の原因として最も多いのは腰ヘルニアと言われています。一般的には”椎間板ヘルニア”、正式には”腰椎椎間板ヘルニア”と呼ばれる腰の疾患のことです。

腰ヘルニアという病名について馴染みがありすぎて、実際はどんな症状であるとか、どんな原因で発症するのかはご存じですか?

今回は腰ヘルニアの症状や原因、そして対処法などについて説明します。簡単な腰ヘルニアチェックも紹介しますので、あなたもチェックしてみてくださいね。

腰ヘルニアの症状はどんどん悪化する

腰ヘルニアとは、脊椎を構成する椎骨間に存在する軟膏(椎間板)の形状が変形してしまい、組織の一部が本来あるべき場所からはみ出た状態にある症状のことを言います。

脊椎は皆さんもご存知の通り、非常に大切な神経がたくさん通っているところでもあります。

腰ヘルニアによってはみ出た部分がこの神経を圧迫してしまい、色々な症状が現れてくるのです。

腰ヘルニアになるとどのような症状が現れてくるのでしょうか?

小さな症状が腰ヘルニアの初期症状かもしれません

腰ヘルニアの初期症状としては、神経が圧迫されていることから体の感覚が鈍る、というものがあります。他、腰に軽度の痛みが現れる、あるいは臀部から足にかけて痺れるというものもあります。

安易に想像できたと思いますが、何より同じ姿勢をとり続けることがキツくなったりもしてしまいます。

例えば、しっかりと履いているつもりのスリッパが脱げたり、ほんの小さな段差に躓くようになったりします。さらに足の表や裏が痺れたり、失禁をしても気づかなかったりすることも…。

腰ヘルニアの初期症状には個人差がありますが、中には初期段階では気が付かない方もいます。そうすると症状は着実に悪化してしまいます。

腰ヘルニアは初期の段階で発見できれば完治することもできますので、例え細かい症状であっても、気が付いたらすぐに病院に行って診察してもらってくださいね。

初期段階以降の腰ヘルニアの症状

腰ヘルニアも初期の段階を経過して、それこそ本格的な腰ヘルニアの状態に入ってしまった場合、これまた色々な症状が出てきます。腰ヘルニアの症状としては、下記のようなものをあげることができます。

腰ヘルニアの症状

  • 腰痛
  • 感覚障害
  • 痺れ
  • 歩行障害
  • 排尿障害

以上のような症状が現れてくるわけですが、上記の中でもハッキリと自覚できるのは、やはりなんといっても腰痛でしょう。

例え最初は軽度の痛みであっても、放置することでやがては激しい痛みに襲われることになります。

腰に痛みという症状が現れると、当然のことながら重いものを持ったり、長時間の立ち仕事や座っての作業に支障が出てきます。さらに悪化すると、下半身に痺れが出てきて歩行障害になってしまう場合もあります。

また、神経の圧迫による身体的な感覚異常は、排尿や排便にまで影響が及ぶ場合もあります。

腰ヘルニアを発症すると日々の生活に支障が出るだけではなく、その症状によっては仕事を続けることができなくなるケースも考えらるのです…。

あなたの腰は大丈夫?腰ヘルニアをチェックする方法

例え軽い痛みであったとしても、痛い場所が腰だと『腰ヘルニアかも知れない』と不安に感じる方もいるでしょう。ここでは、腰ヘルニアのセルフチェックについて説明したいと思います。

痛みのチェック

  • 立つ、あるいは歩くだけでも痛みがある
  • 腰、太もも裏や外側、足の裏に痺れがある
  • 足の痛みで上体反らしができない
  • 太ももやふくらはぎの怠さと冷え

歪みのチェック

  • へそが中心にない
  • 骨盤の高さが合わない
  • 片側の足が外に開いている
  • 靴底の減りが左右で異なる

足の上がり方チェック

膝をまっすぐに伸ばして、仰向けに寝てください。この状態で左右の足を片方づつ上げてみます。70度以上に、足をあげることができれば問題ありません。

しかし、20~30度程度で痛みや痺れという症状が出てくるようであれば、腰ヘルニアの可能性があります。

以上のような内容に、該当する項目が多いほど腰ヘルニアを発症している可能性が高いと言えます。

腰ヘルニアになるのはなぜ?ヘルニアの原因になってしまうこと

腰ヘルニアを発症している患者さんというのは非常に年齢層が幅広く、お年寄りはもちろんのこと、中には乳児でも発症例があるそうなんです!少し驚きませんか?

そして残念なことに、現在ではまだ腰ヘルニアの発症メカニズムは完全に解明されているとは言えません。それでも、ある程度の原因は掴めているのは確かです。

腰ヘルニアの原因には、どのようなものがあるのでしょうか?

腰ヘルニアの原因

  • 椎間板の老化によるもの
  • 腰に負担をかける動き
  • 問題のある姿勢
  • 骨盤に歪みがある

それでは、個々に見ていくことにしましょう。

椎間板の老化によるもの

老化は色々な病気を引き起こすきっかけになりますが、腰についても例外ではありません。
椎間板は骨と骨の間に存在するクッションの働きをする軟骨の一種になります。

そしてその椎間板の約80%は水分からできています。この椎間板に含まれる水分は、年齢とともに失われてしまいます。そうすると、クッションの役割を果たしていた弾力が失われて厚みもなくなってしまうのです。

その結果、骨と骨の間の負荷が大きくなって、椎間板を構成している髄核と呼ばれる組織が外に飛び出しやすくなるのです。

腰に負担をかける動き

仕事柄、腰への負担のかかる動きをせざるを得ない方がいます。例えば、引越などの仕事を含む配送業の人たちは、重いものを運ぶのは日常的な業務でしょう。

上記ような職業の方というのは、腰に大きな負担をかけ続けていることになります。このようなケースは、やはり腰ヘルニアになりやすい状態です。

腰に負担をかける動きというのは、スポーツを職業にしている人たちにも同じことが言えます。何しろ腰に負担のかからないスポーツはありませんからね。

問題のある姿勢と骨盤の歪み

問題のある姿勢を日常的に続けていると、骨盤に歪みやズレが生じることがあります。そうすると、腰椎もまた傾いた状態になり、腰に負担がかかり続けてしまいます。

その結果、やはり腰ヘルニアになりやすい状態に陥ってしまうのです。日頃より悪い姿勢をとり続けることは、腰に大きな負担をかけることになると認識していただきたいと思います。

腰ヘルニアなら何科に行く?医療機関で受ける治療方法とは

「腰のヘルニアは治らない」などと言われたりすることがありますが、もしあなたが腰ヘルニアと診断されてしまったら、腰の痛みが一生続くのか…?と絶望的な気持ちになってしまうかもしれませんね。

現実問題として、潰れてしまった椎間板を完全復活させることは困難だと誰もが思うことでしょう。

しかしそうは言っても、痛みをコントロールする、あるいは痛みを取り除くことを目的とした治療は存在します。

腰ヘルニアの治療方法

  • 保存療法(手術以外の治療方法)
  • 外科的手術

腰ヘルニアの病状は、その状態によって

  • 急性期
  • 慢性期
  • 回復期

に分けられます。それぞれの状態に合わせた治療方法について説明していきましょう!

急性期における保存療法

腰ヘルニアを発症したばかりの急性期では、多くの場合下記のような治療が行なわれることになります。

保存療法

  • 注射療法
  • 鎮痛剤療法
  • コルセット療法
注射療法

重いものを持つなどして、いきなり腰ヘルニアになってしまった急性期というのは、多くの場合腰が激痛に襲われることになります。そんな時は、痛みをコントロールする目的でブロック注射を打つことがあります。

本来ブロック注射は、一時的に痛みを和らげるために行なわれるわけですが、患者さんの中には痛みが消えてしまう方がいます。

要するに、症例としては少ないにしても、ブロック注射で治ってしまう人もいるということです。もちろん、この状態では椎間板が治っていることにはなりません。ただ単に痛みが消えるという意味です。

鎮痛剤療法

一般的に腰へルニアを発症すると、その痛みを鎮めるために消炎剤や鎮痛剤、あるいは筋弛緩剤などの服用という治療が行われることになります。ただし、鎮痛剤などの服用を続けていると効果がなくなってしまうこともあります。

コルセット療法

腰が保護されることから腰への負担は軽くなり、痛みを和らげることができます。このようなコルセットを装着することで、痛みでできなかった動きも可能となりますが、これは腰ヘルニアを治すためのものではありません。

また、常時装着していると腰周辺の筋力低下につながり、それは腰にとってはけっして好ましい状態とは言えません。最悪の場合、腰痛を悪化させる原因となる可能性もありますので、コルセットの使用には注意が必要です。

ということで、コルセットの装着は最低限に止めておくべきものなのです。

腰ヘルニアの手術を行うケースとそのデメリット

腰ヘルニアを発症した患者さんの中には、激しい痛みのために日々の生活にも大きく影響が出てしまうケースがあります。また、激痛以外にも歩行障害や排尿障害、そして排便障害などの深刻な症状が現れる方もいます。

このような症状であっても、いきなり手術!ではなく、治療のスタートは保存療法からとなります。そして色々な保存療法を試みた結果、症状の改善が見られない場合は、いよいよ手術ということになります。

だからと言って必ずしも手術が完璧というわけではありません。腰ヘルニアの症状は改善されたとしても、副作用や後遺症が出てしまう可能性もあります。代表的な副作用には下記のようなケースをあげることができます。

腰ヘルニア手術の副作用

  • 神経根障害
  • 創感染
  • 麻痺
神経根障害

神経根障害は、末梢神経の障害ということになりますが、そもそも末梢神経は体のあちこちに存在する神経線維ですので、色々なところに症状が出てくる可能性はあります。

創感染

人間の体には色々な常在菌が存在していますが、通常は免疫力があるためにこの菌もおとなしくしています。

ところが、手術などで免疫力が低下してしまうと、術中に創(手術で切ったところ)が感染してしまう創感染の危険があります。

麻痺

腰ヘルニアの手術の結果、麻痺が残る可能性もあります。手術にはリスクがつきものと言いますが、副作用のことを考えた場合慎重な判断が望まれます。

時折、腰ヘルニアを発症すると必ず手術を行うものだと思い込んでいる方がいますが、けっしてそのようなことはありません。むしろ手術を必要とするほど状態の悪い人の方が少ないでしょう。

それは多くの場合、保存療法で治すことができたり、痛みをコントロールできる状態にまで持って行けるケースの方が多いからなんですね。要するに、ほとんどのケースにおいて手術なしで改善できるということです。

腰ヘルニアに効果のある運動やストレッチ

あらゆる病気や怪我などのリハビリのシーンで実施される運動療法ですが、その効果は絶大です。それは腰ヘルニアの慢性期や回復期の治療においても同様です。

腰ヘルニアの運動療法

  • ウォーキング
  • スイミング
  • 筋力トレーニング
  • ストレッチ体操

ウォーキング

腰ヘルニア対策として行う運動は、腰に負担の大きなものは絶対にNGです。例えばジョギングなんて、絶対に絶対にだめですよ!

その点、ウォーキングであれば全身を使った有酸素運動になりますし、腰にかかる負担が少ないにもかかわらず、体全体の筋力強化にもなることからオススメです。

ただし、シューズにはクッションの効いた軽量なものを選んでくださいね。

スイミング

水泳こそ、腰への負担の非常に軽い、全身を使った有酸素運動であると言ってよいでしょう。ただし、腰のリハビリなわけですから、ご自身のペースでゆっくりと泳ぐようにしてください。

ただ、プールのある施設にわざわざ行かなければならないというデメリットがありますので、継続できるかどうかの判断が必要です。

筋力トレーニング

腰周辺の筋力を強化できれば、それは腰を保護する自前のサポーターという働きをしますので、腰ヘルニアには効果のある方法と言ってよいでしょう。

ただし腰ヘルニア対策として行う筋力トレーニングは、腹筋と背筋を鍛える必要があります。この運動は腰に負担がかかりますので、患部に痛みの残る急性期にやってしまうと症状の悪化を招きかねません。

したがって、ある程度痛みがなくなった状態の慢性期や、さらにそれ以降の回復に向かう回復期に、無理のない程度で行うようにするべきです。無理は絶対に禁物ですよ!

ストレッチ体操

腰ヘルニア対策として行う運動療法の中で、ストレッチ体操は非常の効果のある方法です。ストレッチ体操は、急性期でも無理のない範囲内で実行することで効果を得られます。

ストレッチ体操であればわざわざ外に出かける必要もなく、自宅に居ながらにして実行することができますので、毎日続けることもそれほど負担になりませんよね。運動療法は、何と言っても毎日続けることが大切です。

ストレッチ体操の方法

(1)両足の裏を合わせて、その足を抱えるような感じで腰から前に倒しましょう。この姿勢を5秒程度維持します。

余裕のある方は、行けるところまで上半身をもっと前に倒して15秒維持してください。このストレッチで、内転筋を伸ばすことができます。

(2)今度は、仰向けに寝た状態で両膝を立てましょう。その状態を維持しながら、揃えた両膝をゆっくりと左右に動かします。片側の膝が床についたところで、反対側に膝を倒します。このストレッチを行うことで、腰部の筋を伸ばすことができます。

いかがですか?簡単にできる体操ですよね。繰り返しになりますが、運動療法は毎日行うことと、無理をしないことがポイントです。

腰ヘルニアは予防できる!ポイントをしっかりとらえよう

腰ヘルニアは、発症すると日常生活にも大きな支障が出てくるだけではなく、転職を余儀なくされるケースも考えられる疾患です。そんな事態を招かないためには、予防することが何よりも大切なことなのは言うまでもありません。

腰ヘルニアは注意しながらの生活で多くの場合予防できるものですが、そのポイントとしましては下記のようなことをあげることができます。

腰ヘルニア予防のポイント

  • 同じ姿勢を長時間続けない
  • 中腰での作業は避ける
  • 腰に過度な負担を強いたりしない
  • 猫背はNG
  • 過激なダイエットもNG

以上のようなことを避けて生活することで、腰ヘルニアを予防できる可能性はかなり高くなります。

腰ヘルニアを予防するためには、腰に負担のかかる生活を送ってはいけません。そして、少しでも腰ヘルニアの兆候があれば、すぐに病院へ行って診断、治療してもらうことが重要です。
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