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暑い日は子供の様子に注意!子供の熱中症の見分け方と対処法

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熱中症に注意が必要なのは大人だけではありません。自分で症状を訴えることができない乳幼児や子供の熱中症は、大人が気づいて予防しなければいけません。

乳幼児や子供の熱中症の症状の見分け方と子供の熱中症への対処法をご紹介します。

大人とは違う!子供が熱中症を起こしやすい理由3つ

乳幼児や学童などの子供が熱中症を起こしやすいのには次の3つの理由があります。

  1. 年齢が幼いほど体温を調節する機能が未発達で体の温度が上がりやすい。
  2. 子供は遊びなどに夢中になるので、体調の変化や喉の渇きに気づきにくい。
  3. 子供が熱中症の状態であっても、自分で症状を適切に説明できない。

子供は本来、こうした熱中症になりやすい性質があり、仮に熱中症の状態になっても症状を的確に伝えたり自分で対処することができないのです。ですから、大人が子供の熱中症に早く気づき対処してあげることが大切です。

大人が気づいてあげるべき!子供の熱中症の症状と一緒に気を付けたい脱水症状

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子供が熱中症になるとどのような症状が起こるのでしょうか?子供の熱中症を判断するには、次のような熱中症のサインが出ていないか常に確認するようにしましょう。乳幼児と学童に分けて熱中症の症状をあげると次のようになります。

乳幼児の熱中症の症状

乳幼児(0~5歳くらい)の熱中症には次のような症状があげられます。

  • 機嫌が悪い
  • すぐにグズる
  • 泣いてばかりいる
  • 泣き声が異常に大きい
  • 授乳を嫌がる
  • 暑いところにいても汗が出ていない
  • 微熱がある

学童の熱中症の症状

学童(6~11歳くらい)の子供の場合は、次のような症状があげられます。

  • 元気がない
  • 体がふらつく
  • 立ちくらみを起こす
  • 食欲がない
  • 暑いところでも汗がでない
  • 頭痛がする
  • 吐き気がある

こうした症状が見られる場合には熱中症を起こしている疑いがあります。本人に聞いて確かめるのではなく、親や周りの人が子供の様子を観察して判断することが大切です。

熱中症と同時に起こりやすい脱水症にも注意

熱中症は体に熱がこもるため、脱水症を併発することが多くあります。また脱水症から熱中症が引き起こされることもあります。熱中症と脱水症は表裏一体のため脱水症になっていないか注意することも大事です。

  • 子供の手を触ると冷たい(体の水分が減ると血流が悪くなり手足が冷える)
  • 舌を出させると舌が乾いている(水分が不足すると唾液が不足し舌が乾く)
  • 親指の先を押すと赤みが戻るのが遅い(血液が不足し毛細血管の血流が滞る)
  • 皮膚をつまむと弾力性がない(皮膚の水分が不足し肌の弾力性が衰える)

このような症状があれば脱水症を起こしている可能性があります。脱水症は汗となる水分が不足し熱中症につながる恐れが高いので脱水症の症状を早く見つけることは熱中症を予防することにもつながります。

これだけは覚えておいてほしい!子供の熱中症への対処法

子供に熱中症に気がついたら、まず最初に、とにかく涼しい場所に避難させることが大切です。屋外であれば日傘などを使って直射日光を避け、木や建物などの日陰へ。クーラーの効いた室内に避難できればベストです。

次に体を冷やしましょう。冷たいおしぼりやタオル、氷嚢などを使って、首・脇の下・足の付け根の3点を重点的に冷やすようにして下さい。この部分には太い血管が走っているため体温を下げる効果が高くなります。

水分補給も重要です。子供の皮膚は発汗機能も未熟なため、汗として蒸発する水分が多すぎ熱中症が起こるのです。のどの渇きがあるかないかに関わらず水分を与えるようにして下さい。

また、子供は一度に飲める水分の量が大人よりも少ないため、少量の水分をこまめに補給することがポイントです。逆に一度にたくさん飲ませてしまうと、血液が薄くなり細胞へ栄養が行き渡らなくなり熱中症の改善が遅れてしまいます。

熱中症を予防する水分補給の仕方にはコツがあります!

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子供は体温調節の機能が未熟なため、適度に汗をかくという機能が働きにくくなっています。汗をかきすぎれば脱水症に、汗をかかなければ体内に熱がこもります。いずれの場合も水分を補給することで症状を緩和することができます。

水分補給には麦茶が良い

子供の水分補給には麦茶が良いといわれています。麦茶の原料の大麦には体の熱を発散する働きがあり、麦茶を飲むことで体にたまった熱を発散することができます。漢方薬では大麦は熱を下げるときにも使われています。

また、麦茶にはカフェインが含まれていないので、安心して子供に与えることができます。水分補給のときは、麦茶や水を飲ませるようにしましょう。

ジュースで水分補給はNG

糖分が多いジュースで水分補給をすると、血糖値が上がり空腹を感じにくくなるため、食事での栄養摂取の妨げになることがあります。

またジュースを飲む量が多くなると血糖値が上がりやすくなることや、冷たいジュースでは胃腸の働きを悪くしてしまいます。ジュースでの水分補給は控えましょう。

水分補給はこまめに行なう

本来、乳幼児や学童などの子供は年齢が幼いほど体内の水分量が多くなっています。しかし同時に、年齢が幼いほど体の中に水分を留めておく機能が未熟なため、大人よりも早く水分が蒸発することがあります。

そのため1日に8回くらい水分を補給させるようにすると、水分不足による熱中症や脱水症の症状を予防することができます。

  1. 起床時 (寝ている間に失った水分を補給する)
  2. 朝食時 (水分補給と同時に胃腸の働きも活発にする)
  3. 午前中10時頃
  4. 昼食時
  5. 午後3時(おやつのとき)
  6. 夕食時
  7. 入浴前後 (入浴時は大量に汗をかくので水分をしっかり補給します)
  8. 寝る前(トイレが気になる場合は、寝る1時間前に水分補給をする)

水分を与える量はコップ半分~1杯程度で良いので、規則正しく水分を与えるようにして下さい。子供ののどが渇いているかどうかに関わらず、親御さんが規則正しく時間どおりに水分を与えることが大切です。

水分不足のサインはおしっこ

子供の水分が足りているか見分ける方法として、おしっこの色を見て判断するという方法があります。おしっこの正常な色は誰でも透明な薄い黄色ですが、体の水分が不足すると色が濃くなります。

濃い色のおしっこが出ているときは、水分が不足していると判断し水分をこまめに補給させるようにしましょう。逆に無色透明という場合は水分は十分に足りています。

子供の熱中症を予防するワンポイントアドバイス

①熱中症予防のために、外で遊ぶ子供に帽子をかぶせたとしても、遊んでいる最中に勝手に脱いだり、途中で落としたりすることが多いので、帽子をかぶせたからといって油断しないようにしましょう。

②熱射病は炎天下で起こるだけでなく、室内でも同じくらいの確率で起こります。これは、暑い日は室内も高温になりやすいことが理由です。室内の子供の様子にも注意しましょう。

③気温や湿度の高い日は涼しい格好をさせ、汗をかいたらこまめに着替えさせましょう。下着などに汗が吸収されると、熱が発散できなくなり熱中症を引き起こしやすくなります。

子供は大人よりも背が低いので、地面やアスファルトからの照り返しの熱を受けやすいといえます。ベビーカーに乗せた乳幼児も、地面からの熱を受けるので、大人よりも体温が上がりやすいので注意が必要です。

⑤熱中症や脱水症を防ぐためにも経口保水液を携帯しましょう。経口保水液は自宅でも簡単に作ることができます。

作り方は、まず湯冷ましに1Lにはちみつ(または砂糖)40gと塩(3g)を入れ、レモンなどを少量しぼります。冷めたら冷蔵庫に保管します。これだけです。

もし子供に熱中症の可能性があるとき、この経口保水液を子供に与えて反応をみることによって熱中症の状態をある程度把握することもできます。

それは、子供に経口保水液を1口飲ませてみて「あまい」「美味しい」という反応がある場合は熱中症になっている可能性が高いと考えられ、「しょっぱい」「おいしくない」という反応であれば、まだ大丈夫と判断できますので参考にして下さい。

小さい子供は大人が想像もしない行動をしているものですよね。親や周りの人が適切な対応をしてあげることが大事ですね。

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