健康生活TOP 夏バテ 汗には良い汗と悪い汗がある!夏バテ防止の為に良い汗をかくには

汗には良い汗と悪い汗がある!夏バテ防止の為に良い汗をかくには

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熱中症予防のため、汗はかいたほうが良いと言われています。汗は体を冷やす働きをして、体の熱を発散するからです。ただし、そのためには良い汗であることが大切なんです!

悪い汗をかいていると、かえって熱中症になりやすくなってしまいます。また、悪い汗は体調不良、そして夏バテの要因にも。

でも大丈夫、良い汗をかけるようになることは可能です!夏バテならないために、今自分がかいているのは良い汗なのか悪い汗なのか見分け、良い汗をかく体になりましょう!

ではまず、良い汗と悪い汗の見分け方を考えましょう。

良い汗はサラッとしていて臭わない

良い汗はサラッとしています。すぐに蒸発し、体を冷やす効果が高いといえます。すぐ蒸発するので良い汗をかいている人は汗をあまりかいていないように見えたり、体に熱がこもらないので顔もあまり火照っていません。

汗はほとんどが水分なので、汗の粒が小さいです。臭いもあまりなく、体の大切なミネラルや塩分を大量に奪わないので夏バテになりにくいのです。

悪い汗はベタついてしょっぱい

悪い汗はベタベタして蒸発しにくい汗です。そのため、体を冷やす効果がでにくいのです。たくさん汗をかいているのに顔が火照っていたりします。

汗の粒は大きく、汗に塩分やミネラルが多く含まれています。そのため皮膚の雑菌の栄養になりやすく、雑菌が繁殖して臭いやすくなります。皮膚を舐めると、汗から出た塩分が残り、しょっぱい味がしたりします。

このように大切な塩分やミネラルが体から出てしまうので、体調不良になりやすく、夏バテにもなりやすくなってしまいます。

また全身での汗の量は少ないのに、一部の汗腺からは大量に汗をかいてしまう、ということもあります。それで身体を冷やせていないばかりか、実際にはちゃんと汗がかけていないのに、汗っかきのように見られてしまいます。

こんな悪い事だらけの汗、かきたくないですよね。なぜ、悪い汗をかいてしまうのでしょうか?

同じように汗をかいているのに・・・?悪い汗をかいてしまう理由

悪い汗をかいてしまうのは様々な要因があります。

  • 冷房の効いた部屋にいる事が多い
  • 運動不足
  • 睡眠不足
  • 不規則な食生活
  • ストレス
  • 上記のような要因からくる自律神経の乱れ

汗は血液から汗腺に取り込まれます。その時水分だけでなく、塩分やミネラルといった体に必要な栄養分も一緒に取り込まれます。

正常な汗腺は大切な栄養分を血液に戻し、水分だけを汗として体から出すように働いています。この再吸収の働きが上手くいかないと、大切なミネラルも一緒に体から出してしまうことになるのです。

汗をかく機会が少ないと、汗腺は衰えてきてあまり働かなくなります。眠った汗腺が多くなると、残っている汗をかく汗腺に負担がかかり、ミネラルや塩分の再吸収が上手くできなくなります。

眠っている汗腺を目覚めさせろ!良い汗をかくための掟

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汗をかく習慣をつけ、眠っている汗腺を目覚めさせましょう。そして体の温度調節機能がしっかり働くようにしましょう。

汗をかくのに役立つものを幾つかご紹介します。自分に合ったものを是非試してみてください!

湯船に浸かる

シャワーだけでなく、しっかり湯船に浸かり体を温めるのは効果的です。毎日は難しくても、週に1度位は(出来れば2回は)ゆっくり入浴しましょう。汗をかく機会にもなり、夏の冷房で冷えてしまいがちな体を温めることもできます。

体を温めることは免疫力アップにも効果的ですから、夏風邪や夏バテの防止にもなります。ただし、汗をたくさんかきますから、入浴の前も後もしっかり水分を補給してくださいね。

入浴前に水分補給すれば汗をかきやすくなりますし、血液の水分が減ってドロドロになるのを防ぐことができます。入浴後は汗をかいていますので、失われた水分をしっかり補給してください。

半身浴

38℃から40℃位のぬるめのお湯に胸より下(おへそより上)をゆっくり浸かります。夏でも入りやすいですし、心臓や肺など体への負担も少ない入浴方法です。負担が少ない分、長くお湯に浸かっていることができ、血行がよくなり発汗効果が高まります。

下半身をぬるま湯に浸かることで、体を芯から温める効果も高いのです。始め上半身が寒いと感じたら、肩が冷えないようタオルなどをかけ、長く浸かるのでこまめに水分補給をしましょう。

浸かる時間は20分から30分位、上半身がポカポカして、汗がにじんできて気持ちいいという位が目安です。

お風呂に塩

お風呂に塩をひとつかみ入れると血流を良くし、発汗効果が高まります。また血行が良くなるので冷え性や肩こりにも効果的と言われています。

お風呂に長く浸かると皮膚がふやけて汗をかきにくくなるようですが、塩を入れると浸透圧が高まり、皮膚がふやけるのを防ぎ、汗が外に出やすくなるようです。

色々なバスソルトもあります。香り付きの物もあるので、好みの香りでリラックスしながら浸かるのも良いですね。

ただ、塩を入れると金属部分のサビの原因になりますから、入浴後はお風呂をよく洗い流してくださいね。故障の原因になるので追い焚きもしないほうが良いです。最後は体もシャワーで流して、塩を洗い流しましょう。

お風呂にお酢

お酢もお風呂に少し入れるとクエン酸効果で血行がよくなり、発汗効果が高まります。クエン酸が汗腺から吸収され、汗腺の働きを良くすると言われています。

また肌を弱酸性にして雑菌を抑えたり、毛穴に溜まった老廃物も溶かしてくれるので、体臭を予防するのにも効果があるそうですよ。

入浴後はシャワーで洗い流してください。お酢に抵抗がある方はクエン酸を入れてもほぼ同じような効果が期待できます。

お風呂に重曹とクエン酸

重曹は炭酸水素ナトリウムで、この成分は入浴剤によく使われています。

重曹とクエン酸を混ぜて湯に入れるとシュワシュワと泡が立ちます。これで話題になった炭酸風呂を作ることが出来ます。保温効果があり、発汗作用があるだけでなく、美肌効果もあります。

しっかり洗い流しましょう。皮膚炎があったり、敏感肌の方は注意してください。

体の先っぽを温める

汗腺は脳から遠い所ほど衰えやすくなるそうです。膝から下、肘から先を少し熱めのお湯に浸かり温めることで、眠っている汗腺を目覚めさせましょう。42℃から44℃位のお湯に10分から15分位つけましょう。

サウナ

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サウナも汗をかくには良い方法です。時々温泉やスーパー銭湯などに行き、ゆっくり浸かったり
サウナで汗を流すのも気持ち良いですよね。

ただサウナは負担が大きい、苦手だ、という方もいますので、無理して入るのはやめましょう。

岩盤浴

サウナは苦手、という方でも岩盤浴は気持ち良い、という方も結構おられます。遠赤外線効果とマイナスイオン効果でじんわり体を温め、良い汗をかくことができます。老廃物も流して、体が軽く、気持ちよくなりますよ。

また高温でないので体に優しく、新陳代謝を高め、自律神経を整える働きもあると言われているので、夏に疲れた体を癒すのにも良いのではないでしょうか。

運動する

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運動して汗をかきましょう。しっかりスポーツが出来れば良いですが、忙しくてなかなか難しい、スポーツは苦手、という方は速歩などでも良いのです。

家に帰ると遅いし外に出るのはちょっと、という方は家でできる体操やエクササイズなどはいかがでしょうか。または、通勤はなるべく歩くようにする、というのも習慣化できるので良いですね。

規則正しい生活

汗をかく働きはホルモンなども複雑に関係しています。体の調子を整えるため、睡眠もしっかりとり、規則正しい生活を心がけましょう。

食事

野菜や海藻類を食べ、ミネラルをしっかり食事から摂りましょう。血液が健康になることは、汗を良い汗にするためにも大切です。

クエン酸を摂る

黒酢や、はちみつリンゴ酢などのお酢ドリンクもオススメです。

体にはクエン酸回路という、エネルギー代謝の働きがあります。クエン酸を摂るとこの回路が活性化し、汗腺の機能が活発になる助けになるそうです。

冷たい物を飲み過ぎない

暑い時に体の熱を冷ましたり、スッキリするのに冷たい物を飲むのもたまには良いのですが、いつも冷たいものばかり飲んでいると、胃腸の働きが弱くなってしまいます。

強制的に体を冷やすので、体が本来持っている体温調節機能も働きにくくなったり、冷えることで代謝が悪くなったりしますので、普段はなるべく温かいものや常温の飲み物を飲みましょう。

冷房を効かせ過ぎない

熱中症予防のためには冷房も必要ですが、必要以上に冷やさないようにしましょう。出来れば外と中の温度差を5℃以内に抑えましょう。冷房は24℃から28℃位の間で設定するのが良いです。

暑さのピークでない時間などは時々冷房を切って風を入れたりして、体の温度調節機能を働かせ、冷房に頼り過ぎないようにしましょう。

悪い汗は太る原因にも・・・!?今すぐなんとかしなきゃ!

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実は悪い汗をかくようになると、太りやすくなるそうです。

汗腺の働きが悪くなるために悪い汗をかく、とありましたね。体は代謝をすることによって体から熱を出します。この熱が溜まり過ぎないために、体は汗などによって体を冷やし、一定の体温に保つよう働きます。

でも汗をかきにくい体になると、体はそもそも熱をあまり出さないように働き始めます。つまり、代謝が悪くなることによって熱を出さなくなるのです。

また悪い汗をかくと大切なミネラルが体から失われてしまうため、それによっても体は代謝をしにくくなります。

代謝が悪くなれば、食べた物がエネルギーになりにくくなる、ということです。つまり、燃焼されずに体に脂肪が蓄えられるようになります。結果的に太ります。

代謝が悪いので体から元気が出ません。動くのがますます億劫になり、筋肉が衰え、良い汗をかけなくなり、夏バテになり、という悪循環におちいってしまうのです。

見た目は痩せていたとしても、筋肉量は減っていて隠れ肥満のようになる場合もあります。代謝が悪くなると冷え性などを始め様々な体の不調の原因となります。

やはり、悪い汗にできる限りならないようにしたいですね!

この汗はなんだかおかしいな・・・そんな汗は病気による汗かも!

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汗をかく仕組みは複雑で、暑いからかく汗だけでなく、病気などの体の状態による汗、精神的なものによる汗もあります。

糖尿病

上半身だけ汗をかく場合、糖尿病による神経障害の可能性があります。また糖尿病による自律神経異常によって、多汗症になる場合があります。

脳梗塞

脳梗塞の前触れとして突然汗をかく場合があります。

更年期障害

首から上、顔に汗を大量にかく場合、ホットフラッシュと言われる更年期障害の症状かもしれません。汗腺をコントロールする女性ホルモンの減少によって起こります。

突然ほてったりのぼせたりして熱くなり、スッとおさまります。

甲状腺機能亢進症

暑いわけでもないのに全身に汗を大量にかく場合、甲状腺から体内の代謝を促進するホルモンが大量に分泌してしまう病気かもしれません。この甲状腺機能亢進症の最も代表的なものはバセドウ病と言います。

この病気になると代謝が高まり過ぎるので、疲れやすくなったり、すぐに動悸がしたり、痩せたりします。また手が震えたり、目が出てきたりします。

血液疾患、結核、感染性心内膜炎

寝汗を大量にかくことでこのような病気が発見されることもあります。

褐色細胞腫

副腎にできる腫瘍により、自律神経に作用するホルモン(アドレナリンやノルアドレナリン)の分泌が過剰になり、多汗になることがあります。

自律神経失調症

副交感神経の働きが悪くなり、交感神経が汗をどんどんかかせてしまい、汗腺のコントロールが難しくなる場合があります。

多汗症(発汗過剰)

全身に大量に汗をかく場合もありますが、手や足、脇の下などに大量に汗をかきます。暑くなくても常に汗をかいてしまう方もいます。日常生活に支障が起きるほどのこともあります。

原因ははっきりしていませんが、精神的なものだけでなく、病気が原因の場合もあります。多汗症の治療としては、塗布薬、飲み薬、注射、手術など様々な治療方法があります。

精神的なもの

緊張した時やストレスによって手や足などに汗をかくこともあります。多汗症では、精神的な緊張などから必要以上に汗をかいてしまう状態もあります。

このように、この汗のかき方はおかしいな、と感じたら、重篤な病気が隠れているかもしれません。病院を受診してみることをお勧めします。

良い汗をかいて夏を爽やかに!元気に過ごすために意識してほしい事

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さて、夏を元気に過ごすために、汗には良い汗と悪い汗があることが分かりました。生活習慣を見直して、汗をかく習慣を作り、良い汗をかけるようになりましょう。

もちろん、汗をかいたら水分補給や塩分補給をすることも大切です。暑い時には体を冷やす汗をかけるよう水分補給を、汗をたくさんかいたら水分だけでなく失われた塩分などミネラルも補給をしましょう。

コーヒーや紅茶、緑茶、烏龍茶などカフェインの入った飲み物は利尿作用があるので、水分補給として考えるのはおすすめ出来ません。スッキリするには良いですが、あまり摂りすぎず、水分を体に補給できるような飲み物を飲みましょう。

水分補給としては、水そのもの、またミネラルの含まれている麦茶やルイボスティーなども良いですね。塩分や糖分、ミネラルを手軽に補給するにはスポーツドリンクも効果的です。

ただし、スポーツドリンクには糖分が含まれています。塩分を効率よく吸収するため、また疲労回復のために糖分は必要なのですが、飲みすぎると肥満の原因になりますのでほどほどに。

アルコールも利尿作用があります。暑い夏はビールなど飲みたくなりますが、アルコールを分解するためにも、失われる水分を補給するためにも、お酒を飲んだらしっかり水分を摂りましょう。

良い汗をかいて、暑い日も爽やかな笑顔ですごしたいですね!

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