健康生活TOP 胸焼け 謎の胸焼けはストレスが原因!ストレス胸焼けの簡単対処法4つ

謎の胸焼けはストレスが原因!ストレス胸焼けの簡単対処法4つ

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胸焼けというのは多くの場合、お酒を飲み過ぎたり食べ過ぎたりするなどによって引き起こされるものです。ところが、そんな暴飲暴食の覚えがないのにもかかわらず、胸焼けを起こしてしまうことがあるんです。

そんな原因不明の胸焼けは、もしかしたらストレスが原因となって引き起こされているのかもしれません。ストレスは色々な病気の原因になることもありますが、胸焼けの原因にもなるのです。

ということで、ここではストレスからくる胸焼けの発症メカニズムと、その対処法について説明していきたいと思います。

ストレスと胸焼けの因果関係

胸焼けの原因には色々ありますが、その中に胃の不調に関わるものあります。例えば、逆流性食道炎のように胃液が逆流する、あるいは妊婦さんのように胃が圧迫されるなどした結果、胸焼けになってしまうことがあるわけです。

このように、胸焼けというのは胃の状態によって影響を受けてしまいます。そしてストレスは、胃を直接的に攻撃してしまうことがあるのです。

皆さんも、緊張した状態が続いて『ストレスで胃が痛くなった』とか、プレッシャーから『神経性胃炎になった』などという話を聞いたことがありませんか?このようにストレスは胃に大きな影響を与えてしまうのです。

ストレスが胃に与える影響

特別お酒を飲み過ぎたわけでもなく、また食べ過ぎた覚えなどないにもかかわらず、何となく胃が重かったり、もたれたり…

おかしいな?と思い病院で検査しても『胃の粘膜には異状がありません』などと言われてしまう、こんなケースがあります。

そんな時、疑うべきはストレスなのです。ストレスからくる胃のもたれというのは、ほんの少しの食べ物を食べただけでも胃が重くなる場合があります。

そもそも、胃は食べ物を消化する時、蠕動運動(ぜんどううんどう)を行ないます。蠕動運動とは、消化器官にある内容物を移動させるために行われる収縮運動のことです。

ところがストレスは、この蠕動運動の働きを低下させてしまうのです。そうすると、消化不良を起こして胃の調子が悪くなってしまいます。

ストレスで活性化する交感神経

前述したようにストレスは胃を直撃してしまうわけですが、実はストレスの影響はそれだけにとどまりません。

過度なストレスを受けると、自律神経のバランスが崩れてしまうことがあります。

そうすると、本来はスポーツなど活発に活動する時や、緊張を強いられる時に活性化する“交感神経”が、平時でも活性化してしまうことがあるんです。交感神経が活性化すると、血圧や心拍数が上昇します。

その一方で、皮膚や内臓の各器官は、血管が収縮することで動きが鈍くなってしまいます。これは究極の緊張場面などで自分の身を守るためにとられる、自己防衛本能と言ってもよいかもしれません。

ところが、平時に身体がこのような状態になってしまいますと、胃の機能は着実に弱まってしまうのです。

こうして胃の機能低下が胸焼けの原因になる!

ストレスは、胃酸を過剰に分泌させてしまうことがあります。

また、胃と食道の連結部分にある、胃酸の逆流を防ぐ働きのある噴門括約筋の能力を低下させてしまうこともあります。

そこへ、胃の蠕動運動能力の低下が重なるのです。

蠕動運動能力の低下によって、胃の内容物が先に送られにくい状態の中、胃酸過多の上に噴門の括約筋が弱まるなどの状態が重なると、胃酸が逆流しやすくなります。

このようにして、胃酸が逆流することで引き起こされる症状が胸焼けなのです。ストレスは、胃の機能を低下させてしまいます。その結果として、胸焼けになることがあるわけです。

ストレスが引き起こす知覚過敏

人間に限らず生物には、外界からの刺激から身を守るために痛みや熱に反応する感覚情報システムが備わっています。外界からの情報を受容して、伝える役割を持つセンサー分子の一つに”TRPV1″と呼ばれるものがあります。

最近の研究結果では、食道に存在するTRPV1がストレスで知覚過敏の状態になるのではないかと言われています。

知覚過敏となっている食道に、もし胃酸が逆流してきたら…当然のことながら、酷い胸焼けの状態になってしまいます。

胸焼けに効果のある市販薬

ストレスが原因となって胸焼けという症状が出ている場合、胃腸薬を飲むことで症状が治まったとしても、それは一時的なものでしかありません。根本的に解決するためには、そもそもの原因であるストレスに対処する必要があります。

それでも、例え一時的ではあったとしても胸焼けの症状を抑えるためには、市販薬でも効果を期待することができるでしょう。

市販薬というのは、安全性への配慮から医師の処方箋に基づいて処方される薬と比較した場合、効き目が弱くなっています。もし市販薬で効果がない場合、症状があまりにひどい場合は病院に行くべきでしょう。

市販薬の特徴と効果については下記の通りです。

ガスター10

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胃壁には、ある刺激を受け取ってそれを情報として活用することができるようにするための、H2受容体と呼ばれるシステムが組み込まれています。

このH2受容体は、ヒスタミンと結合することで胃酸を生成することにより分泌されてしまいます。

このような動きを抑えるために、H2ブロッカーという消化管運動機能改善剤がありますが、ガスター10にはこれが配合されていることから、胸やけやむかつきを抑制する働きを期待できます。

太田胃散

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太田胃散と言えば、かなり昔から多くの方に服用されたきた胃腸薬です。

この薬には、健胃生薬が7種類配合されていて、さらに働きの違う制酸剤が4種類も加えられていることから、胸焼けの原因となる胃酸を抑える効果を期待できます。

また安価なところも人気の一つと言えます。

タケダ漢方胃腸薬A末

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タケダ漢方胃腸薬A末には、安中散(あんちゅうさん)と呼ばれる漢方薬が配合されていることから、神経性胃炎などに効果を期待できると言われています。

タナベ胃腸薬

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タナベ胃腸薬には、胃液の分泌をコントロールする成分が配合されていることから、胃酸過多が原因で胸焼けになっているケースに効果を期待することができます。

ストレスが原因の胸焼け対策

もしかしたら、ストレスによって胸焼けが引き起こされるということをご存知ない方が多いかもしれませんね。ストレスが原因の胸焼けでは、上記のような市販薬で一時的には症状を改善することはできても、根本的な治療にはなりません。

そうすると、原因不明の胸焼けが続いてしまう可能性もあります。ストレスが原因の胸焼け対策は、まずその原因に気がつく必要があるわけですね。原因に気がつくことで、初めてストレス対策を講じることができるのです。

ストレスが原因の胸焼けは、薬で症状を抑えながらストレス対策を実行する必要があるわけです。

副交感神経に刺激を与える

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ストレスが原因の胸焼けは、平時にもかかわらず交感神経が活性化することで引き起こされます。自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類あるわけですが、本来は副交感神経が働いているべき時に交感神経が活性化してしまうわけです。

相反する二つの自律神経が同時に活性化することはありません。

ということで、何らかの手段でもって副交感神経を活性化させてあげれば、交感神経は鎮まることになります。

そこで!副交感神経を活性化させる方法の一つにマッサージがあります。

マッサージで副交感神経を刺激することで、胃の蠕動運動を活性化できれば、胸焼けの症状もまた改善されるのです。

【副交感神経を刺激するマッサージ】

(1)どの指先を使っても構いませんので、指先を肋骨の下に軽いタッチで差し込んでください。そのまま、指先を体の外側の方にすべらせます。このマッサージを4~5回ほど繰り返しましょう。

(2)使う指は親指になります。胃の裏側の付近を親指で押してください。親指をそのまま腰まで下ろしてから、へそまでなぞります。こちらも同じく4~5回ほど行いましょう。

上記のようなマッサージを毎日行うことで、副交感神経が刺激を受けて胃の蠕動運動を改善する効果を期待できます。

ツボの刺激で自律神経を整える

前述した通りストレスが原因の胸焼けというのは、自律神経の乱れからくるものです。

人間の体には、様々な体調の異変に対して調整できるツボが存在しています。その中に、自律神経を整えることができると言われているツボがあるのです!

また、胸焼けの原因となる働きの悪化した状態の胃を活性化できるツボも存在しています。
ここでは、自律神経を整える効果を期待できるツボと、胃を元気にしてくれると言われているツボをご紹介させていただきます。

【手三里(てさんり)】

自律神経を整える効果を期待できるツボは、手三里と呼ばれているツボです。

手三里は、肘を胸元で内側に曲げた時、腕の外側に一本の筋が入ると思いますが、そこから手首の方に指二本ほど向かったあたりに存在しています。

位置がよくわからない場合は、グーグルなどの検索エンジンで“手三里 位置”で検索してみてください。図解入りで場所の説明が出ています。

この手三里を強めに押して離すというやり方で、3~5分程度続けましょう。

【巨闕(こけつ)と中かん(ちゅうかん)】

働きの悪くなった胃を元気にしてくれるツボは、巨闕や中かんと呼ばれるツボです。この二つのツボは、みぞおちの直線上に存在しています。

みぞおちには、剣状突起と呼ばれる尖った骨がありますが、ここから指二本ほど下に巨闕があります。また、中かんはおへそとみぞおちの中間にあります。

巨闕は、両手の親指以外の指を揃えて、軽く押し込むようなイメーシで刺激しましょう。中かんの方は、軽く3秒ほど押して刺激をしてください。

ツボへの刺激による効果というのは、残念ながら全ての人に必ず有効であるというわけではありません。

それでも、ツボを刺激することで効果を得ている方がたくさんいるのです。リスクのないツボマッサージは試してみる価値はあるのではないでしょうか?

リラックスできるアロマの効果

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今、若い女性の間ではストレス対策として、アロマを活用する方たちが増えているそうです。

そもそものアロマの目的には、日頃のストレスや緊張感から解放されてリラックスする、リラクゼーション効果を得ることにありますからね。

さらに言えば、アロマには胃酸を抑える効果もありますので、二重の意味でもストレスが原因の胸焼け対策になるのです。

ただし、アロマセラピーに使うエッセンシャルオイル(精油)には、品質のよろしくないものもありますので、あまり安価なものは選ばない方が無難です。

また、香りにはそれぞれ好みがあると思いますので、気に入った香りのものを購入しましょう。気に入らない香りのエッセンシャルオイルを使っても効果は得られませんからね。

エッセンシャルオイルを選ぶにあたっては、種類が非常にたくさんありますので効能などで迷われるかと思いますが、品質の良いものを選択することで、香りに問題がなければリラックス効果を期待することができるでしょう。

【お風呂で楽しむアロマ】

お風呂で、エッセンシャルオイルを使うアロマバスの方法は至って簡単です。お湯の中に数滴、エッセンシャルオイルを入れるだけです。

もともとお風呂にはリラックス効果がありますので、それに加えてアロマの効果を期待できるわけです。

【アロマオイルマッサージ】

エッセンシャルオイルを数滴手に垂らして、おへそを中心にしてゆっくり、そして優しく円を描く要領で、なでるようにマッサージしてあげましょう。

お風呂あがりにマッサージすると、浸透性が高いことからより高い効果を得ることができますよ。

自律神経を整える有酸素運動

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ストレスが原因の胸焼けは、自律神経の乱れから引き起こされます。

ということは、乱れた自律神経は整える必要があるわけなのです。有酸素運動には、自律神経を整える効果を期待することができます。

そもそも自律神経の乱れというものは、ストレスによって脳内神経伝達物質であるセロトニンの分泌不足によるところが大きいのです。

有酸素運動は、このセロトニンの分泌を促す効果を期待できます。

脳の中のセロトニンを薬で増やそうとする場合、抗うつ剤を服用する必要があります。副作用のことを考えれば、薬なしでセロトニンを増やすことができる有酸素運動は、まさに素晴らしいですよね。

自律神経の乱れからくる最も厄介な病気の一つにうつ病がありますが、うつ病対策としても有酸素運動は積極的に取り入れられているという実績もあります。

【おススメの有酸素運動】

  • ウォーキング
  • ジョギング
  • 自転車漕ぎ
  • 水泳
  • 踏み台昇降

運動には、実際に行う人の好みがあるはずですので、ご自身にマッチした、そして継続できる運動を実行してみてください。

また、運動にはストレスそのものを発散する効果もありますから、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

もしかしたら自律神経失調症かもしれません…

自律神経のバランスが崩れてしまいますと、様々な身体的な不調が現れてきます。

その症状の中には、胸焼けの原因となる胃の働きの悪化もあります。あなたはすでに、自律神経失調症に陥っている可能性もあります。

原因不明の胸焼けがあまりにも酷かったり、市販の胃腸薬で一時的に良くなったとしても、また症状が繰り返すということであれば、一度、心療内科や精神科での受診をオススメします。

過剰なストレスは、自律神経失調症を引き起こす原因となりますからご注意ください。

やはりストレスは万病のもと!ご自身に合った方法でストレスをどんどんなくしていってくださいね。

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