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泣かない、笑わない赤ちゃん…サイレントベビーの特徴とチェック方法

赤ちゃんを抱くママ

赤ちゃんはお腹が空いた、おむつが濡れて気持ちが悪い、話しかけてもらって嬉しいなどの感情表現が実に素直なものですが、そういったことをほとんどあらわすことのない赤ちゃんがいることを知っていますか?

泣かない、笑わない、手足の動きが少ないとされるサイレントベビーと呼ばれる赤ちゃんの特徴と、これからどうすべきなのか、対処法についてご紹介します。

まさか私の赤ちゃんは…と不安に感じた方も安心してください。これからの行動で改善は十分可能なのです。

問題になっているサイレントベビーとは?

感情表現が乏しく、笑ったり泣いたりとしない赤ちゃんのことをサイレントベビーと呼びます。この言葉自体は和製英語であり医学的根拠はありません。ですので病名ではなく俗称ですが、泣いたり笑ったりすることが極端にするない赤ちゃんは確かに存在し、問題になっています。

確かに赤ちゃんにも個性があり、もともとあまり泣かない赤ちゃんも存在します。しかし「全然泣かないから手のかからないいい子」だと思っていたがそれはサイレントベビーになっていたということもあります。

赤ちゃんは通常、都合も場所も考えず、訴えたいことがあればその場で泣きわめくものです。お母さんはであれば家事の最中でも寝ている間でも関係なく、泣いて、訴えます。

そうゆうことがないのであれば注意が必要かも知れません。サイレントベビーは育児を行っていくうえで最も注意が必要な存在です。

またサイレントベビーである時間が長ければ長いほど、その成長過程や大きくなってから、大人になってまで悪影響を及ぼす可能性が出てきます。

医学的根拠はないのですが、とはいえ赤ちゃんの体と同時に情緒も育てていくべき時期には気を付けておきたいところです。

そんなサイレントベビーですが、ではそうならないためにはどうすれば良いのか、また改善法はどんなものがあるのが、これから詳しく説明いたします。

サイレントベビーの5つの特徴・チェック方法

サイレントベビーとは、あまり泣かない、笑わない、動きが少ないなど感情表現が少ない赤ちゃんのことです。大人たちと目が合わない、初めての場所や人にも不安を見せない、体調が悪くてもそんな素振りを見せないなどの症状も特徴です。

通常、お腹が空いたりオムツがぬれたりすると自宅でも外出中でも昼でも夜でも関係なしに泣いて、その不快感を訴えます。そうして訴えることによりお父さんやお母さんに抱っこしてもらったり構ったりしてもらったりしながら安心します。

まわりの大人が忙しくても他のことをしていてもそんなことは構わず何が訴えたいことがあれば泣いて、周囲とのコミュニケーションをとるのが健康な赤ちゃんの証です。

サイレントベビーは一見、泣いたりなどの感情表現をしない分、大人しく手のかからない子に見えます。しかしそれは聞き分けのいい子などではなく、いくら泣いてお父さんやお母さんに訴えても抱っこしたり構ってもらえない、とあきらめている状態と言えます。

確かにもともとあまり泣かない大人しい赤ちゃんもいるかも知れませんが、サイレントベビーになっている可能性もなくはありません。

サイレントベビーになるのはいつ頃から?

サイレントベビーは「あの時から感情表現しなくなった」という明確な基準はありません。

新生児のころは表情がないのは当たり前ですが、だいたいの目安として、通常表情が豊かになってくる生後3カ月目くらいになってもあまり泣かない・笑わないという症状が目立って来ればサイレントベビーである可能性があります。

そのくらいになると笑顔を見せたり「あーあー」などの言葉を発したり動物や動くおもちゃに興味を示したりなど徐々に何かに対する反応を返すことも多くなります。

ただしその赤ちゃんの個性もありますし成長の速さも違いますので生後3カ月になっても笑わないからと言ってすぐにあわてる必要はありません。

サイレントベビーのチェック法

サイレントベビーのチェック項目は以下の通りです。しかしもともとの個性でこのような赤ちゃんもいますのでこの項目に当てはまるからといって必ずサイレントベビーであるというわけではありません。

サイレントベビーのチェック項目

  1. あまり泣かない
  2. あまり笑わない
  3. 何を見ても反応が少ない
  4. あまり目を合わさない
  5. 手足の動きが少ない

それではこれらを一つずつ解説していきます。

あまり泣かない
「泣く」というのは赤ちゃんの一番のコミュニケーションツールです。言葉を話せない赤ちゃんは泣くことで自分のことを一生懸命伝えようとします。

お腹が空いた、おむつがぬれて気持ち悪いなどの不快感をあらわすために泣くことはコミュニケーションを理解するための一つになります。

なのでそのような、通常の赤ちゃんなら泣く場面でも泣かないということはコミュニケーション能力がその分不足してしまうことになり、サイレントベビーの可能性が高くなります。

あまり笑わない
赤ちゃんは生後4週間くらいまでは生理的微笑で笑います。生理的微笑とは嬉しかったり楽しかったりする気持ちからくる笑いではなく無意識のうちにあらわれる微笑です。

通常、生後2カ月~3カ月頃になるとその生理的微笑を卒業し、まわりの人と視点が合いはじめ楽しい時にあらわれる社会的微笑を見せるようになります。

その頃になりお父さんやお母さんがいくら構ってもまったく笑わないという場合はサイレントベビーの代表的な特徴の一つである「あまり笑わない」という症状が出ていることが考えられます。

ただし注意したいのが、「笑う」というのは「泣く」ことよりも赤ちゃんごとの個人差が大きいので生後3カ月をすぎても笑わないとしてもサイレントベビーを決めつけるのは早いということです。

その他のチェック項目は当てはまっているのかなどもしっかり見極めることが大切です。

あまり人と目を合わせない、反応が薄い
健康な赤ちゃん特有の反応として、目を見ながら話しかけるとじっと見つめ返すというものがあります。ですがお父さんやお母さんが話しかけても目を合わせてくれず反応が少ないのならサイレントベビーの可能性があります。

また通常生後2カ月を過ぎたころからハンドリガードという行為をするようになります。ハンドリガードとは赤ちゃんが自分の手を動かしながらそれを眺めたりすることを言います。

これはそうすることによって手を動かす感覚を覚えたり脳がさまざまなことを吸収しようとしているから起こる行為です。

手足を動かすことが少ない
赤ちゃんは日に日にいろんなことを覚えていきます。例えば自分の手足が自由に動かせる感覚です。そのことを学びはじめた頃はひんぱんに手足をばたばたを動かすことが多くなります。

赤ちゃんはそうやって脳に刺激を受けながら遊んでいるのです。そんな赤ちゃんの成長の段階である手足を動かすような行為が少ないということもサイレントベビーの症状の
1つになります。

サイレントベビーは自分の体に対する興味も薄れ、周囲のものに訴えかける意欲も失っている状態なのでその時期の大切なコミュニケーションである指差しや積極的に体を動かすこともしなくなる傾向になります。

サイレントベビーの原因はコミュニケーション不足!

サイレントベビーの原因というと、長時間の放置と言われています。赤ちゃんの成長は体の成長だけでなく情緒も同時に育っていくことが大切です。

それに必要なのは周りの人とのコミュニケーションですが、赤ちゃんが泣いても長時間放置するなどを繰り返してしまうと「泣いても誰も構ってくれない」ということを悟り、だんだん泣いて呼びかけることをやめてしまいます。

手がかからないいい子になったのではなく、泣いて訴えても応えてくれないからあきらめているのです。お父さんやお母さんとあまりスキンシップととらなかった場合にこのような傾向がみられることがあります。

また語り掛けたり抱っこをしたりなどのコミュニケーションがない状況が続くこともサイレントベビーの原因になります。

テレビやビデオで子ども番組を流しておけばいいと思われる方もいるかも知れませんがそのようなものばかり見せておいてもやはり親子間のコミュニケーションには敵いません。

赤ちゃんは育ててくれる人の顔や表情を見ることでいろんな表情を覚えていきます。お父さんやお母さんが赤ちゃんの顔を見つめながら話しかけてくれたり笑いかけてくれたりすることが情緒を豊かにするためには大切なことなのです。

なので生まれた直後から周りの大人たちの接し方や愛情は赤ちゃんの発育に大きな影響を与えるということです。もちろん親が育児放棄(ネグレクト)の状態になるとサイレントベビーになる可能性はグッと高まります。

しかし泣いている赤ちゃんを放置してはいけないということを気にしすぎる必要なありません。家事をしていたりしていて手が離せない間だけ少し放置してしまったりテレビ番組を見せておいたということでいきなりサイレントベビーになるわけではありません。

あまり神経質になりすぎることはストレスがたまるだけなので、家事が終わってからゆっくり赤ちゃんとコミュニケーションをとってあげれば大丈夫です。

ながら子育ての増加

赤ちゃんは実はお父さんお母さんが自分にどれだけ興味・関心を持っていてくれているかを肌を感じています。

例えば抱っこするときもずっとテレビを観ながら無言で行うよりもちゃんと赤ちゃんの顔を見て話しかけてあげたり、おむつ交換をするとき「いっぱい出たねー」など話しかけながら行うことで赤ちゃんは満足します。

また最近はスマートフォンが普及し、育児しながら顔は赤ちゃんではなくスマートフォンに向いているお父さんお母さんが増えています。育児に支障は出ないかも知れませんが赤ちゃんにとっては良いことではありません。

さらにスマホ依存になり育児よりそちら優先になってしまうと親子の触れ合いが決定的に減少しサイレントベビーを作ってしまう危険性が大幅に上がります。

赤ちゃんがそのまま大きくなったらどのようになる?

赤ちゃんのうちから大人しく、手がかからないからと言って安心していてはいけない場合があります。自分の気持ちを大人に訴えることをあきらめてしまった結果、そのような大人しい赤ちゃんになってしまっている可能性もあるからです。

赤ちゃんが泣いて、お父さんお母さんが構ったり世話をするという赤ちゃんにとって大切なコミュニケーションがなされないまま成長していくと感情表現がうまくできないまま大きくなってしまう可能性があります。

大人になってもコミュニケーション能力が低いままであったり、言語や情緒など心の発達にも悪影響が出てしまうのです。

通常そのような親子間のコミュニケーションを繰り返しながらお父さんやお母さんを信頼していきますが、その信頼感が大きくなってから出会う人に対しての社会性を育てます。

それがないまま成長すると保育園や幼稚園に上がっても周りの子どもとスムーズに馴染めないなどの問題となることもあります。

また泣くのをやめ、お父さんやお母さんへの要求を抑えてしまうと大きくなってから何かに依存しやすくなる傾向もあります。

ぬいぐるみやおしゃぶり、毛布などが大きくなってからも手放させなくなったり、大人になるとアルコール依存になる恐れもあります。

欲求が満たされず、すがるものがないという心細さから心が不安定になり、暴力に走ってしまう子もいます。

とはいえはじめに言ったようにこれらに医学的根拠はありません。気にしすぎもよくないのでほどほどにしましょう。

赤ちゃんとママのスキンシップを大切に!予防・改善法

サイレントベビーにならない予防法としてまずはたくさん抱っこすることです。昔は「抱き癖がつく」といってあまり赤ちゃんを抱っこをしない方がいいということが広まっていた時期がありました。

しかし抱き癖がつくといって赤ちゃんが泣いていてもあまり構わないという方が危険なのです。そのような態度でいるとサイレントベビーの大きな原因となってしまう可能性があります。

赤ちゃんの内はたくさん抱っこしてあげていいのです。そうしてお母さんに抱かれる安心感で心が安定し満たされるのです。

そして赤ちゃんにたくさん触れてコミュニケーションをとることも大切です。抱っことともに手を握ったり話しかけたり様々な方法でたっぷりコミュニケーションをとりましょう。

赤ちゃんは言葉はわかりませんが、話しかけるときのお父さんやお母さんの自然な表情やしぐさなどからいろんなことを学び、感じ取ります。

「あーあー」として言えなくてもお母さんはまねして「あーあー」と答えてみたり「天気がいいね」「かわいいワンワンだね」など何でもいいので話しかけることが大切なのです。

そのようにお母さんが話しかけてくれたり応えてくれるだけで赤ちゃんは精神を安定させながら安心して大きくなります。

もちろんお母さんのお仕事は子育てだけではありませんので、家事などで大変なときは少々放っておきたいときもあるかも知れません。しかし赤ちゃんが泣いているときは不安で泣いているのです。

だからしっかり抱っこしたり話しかけたりして不安を取り除いてあげることが一番大切です。赤ちゃんは世話してくれる大人とコミュニケーションをとることで不安を取り除き精神的な安定を手に入れます。

それが赤ちゃんの感情や情緒を豊かに育てます。

赤ちゃんのうちは視覚・聴覚・触角・嗅覚から一瞬一瞬様々なことを学んでいます。ですのでいつも赤ちゃんを気にかけて愛情をかけながら、抱っこしたり手遊びしたり話しかけて育てていればサイレントベビーになる心配はありません。

無理しない程度に、神経質になりすぎない程度に、できるだけ赤ちゃんとコミュニケーション、スキンシップをとっていけるといいですね。

「うちの子はサイレントベビーなのではないか」という不安がよぎった方も、赤ちゃんのうちはまた大丈夫です。

今からお父さんお母さんがたくさん抱っこして、目を見て話しかけたりスキンシップをとっていけば1~2カ月ほどで赤ちゃんから笑顔を見せてくれるでしょう。

無理をせず、愛情をかけて育てていけば大丈夫

ここまでサイレントベビーの危険性を紹介してきましたが、これは医学的根拠のないあくまでひとつの考え方にすぎません。

「サイレントベビーになったら大変だ」といっていつも無理して一緒にいたり抱っこしたり、話しかけたりする必要はありません。

サイレントベビーというものがあることを頭に留めておいて、それから気を張らず、自然に赤ちゃんに愛情を注いで育てていればなんの問題もありません。

子育てについて考えすぎてしまい何をしていいかわからないくらいまでお母さんが追いつめられることで精神的にも参ってしまい、その結果赤ちゃんがサイレントベビーになってしまうこともあります。

大切なのは無理をせず、息抜きもしっかりしつつ、自然に心の余裕を持ちながら赤ちゃんと接することです。

泣いているのを長時間放置することだけはできるだけ避け、赤ちゃんとお父さんお母さんがそれぞれ無理のないコミュニケーション、スキンシップを行えるといいですね。

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