健康生活TOP 健康管理 【写真あり】子供の間でうつりやすい!水いぼの原因と治療法、予防法

【写真あり】子供の間でうつりやすい!水いぼの原因と治療法、予防法

水で遊ぶ子供たち

水いぼとは、名前のとおり中に水が入っているように見えるいぼのこと。小さな子どもに圧倒的に多く見られ、特に珍しくないありふれた皮膚疾患です。

感染力は強くありませんが皮膚同士の接触がある環境だと、クラスに一人水いぼの子どもがいると一気にクラス中に広がってします可能性もあります。

そのため夏はみんな薄着になりますしプールもありますので特に感染者が多くなります。今回はこの、水いぼの症状、原因、自宅で行える治療法と病院で行う治療法などを詳しく説明致します。

治療法はいろいろありますが強い痛みを伴うものを多いため、やはり予防に努めることが大切になります。潤いのある健康な肌であれば比較的感染しにくいので、日頃から体調を整え肌の保湿を行って健康的な生活を送るということも予防の一つになります。

【記事中 症例写真あり】

子どもに多い水いぼ!できやすい部位や症状は?

水いぼの正式名は「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」といい、ウイルス感染が原因で起こる皮膚病です。空気感染で発症することはなく、ウイルスが直接皮膚に接触した場合に発症します。

なので肌の露出が多くなる夏の時期に一番感染者が多くなります。ウイルスに感染すると皮膚の真皮まで浸透し膨らみ、そのウイルス感染した細胞が増殖しやがて水いぼとして発症します。

感染してもすぐ発症するとは限らず、水いぼとして出現するまでに感染から14日以上、長い方だと半年ほどの潜伏期間がある場合もあります。

また、水いぼのウイルスに感染することにより熱が出たり体の中に病気をもらたすということはなく、あくまで症状は皮膚にできる疾患のみです。

水いぼ発症者の大半は小さな子供

水いぼは大人より3~15歳の児童期にはるかに多くみられ、特に10歳未満の子供が発症者の80%を占めています。多くの方が子供のうちに体験する伝染性の皮膚疾患です。

水いぼの見た目は、水膨れのようなプクっとした半円状の突起です。大きさは1mmから5mmほど(多くの場合2mm~3mm)で時間が経つにつれて徐々に大きくなります。

ポツっと単発でできることはまれで、多くの場合10個以上は同時に発生が見られます。普通のいぼとは違い、水いぼの表面はつるつると光沢感があり、色は肌色や白、または薄いピンク色をしています。

名前の通りいぼの中に水が入っているように柔らかく透明感があり、またよく見ると中央部分が少しへこんでいるのも特徴です。

水いぼができやすい部位・症状の特徴

水いぼは体中どこにでもできることがありますが、特に皮膚同士が擦れやすい脇の下・腕の内側や、他のものと接触することの多い手足の指などにできやすい傾向があります。

水いぼは非常に広がりやすい性質のため、はじめは一部に少しだけできていたとしても気付けば一気に100個を超えるような広範囲に広がっていることも多くあります。

水いぼはそれ自体に痛みやかゆみはほとんどありません。しかし擦れやすい部分に数百個もできてしまったり、皮膚炎を同時に発症していたり雑菌が原因の二次感染が起こっていたりすると痛みやかゆみを生じる場合もあります。

また治りかけの時期にもかゆみが生じることもあります。水いぼははしかやおたふく風邪のように一度なれば二度と起こらない終生免疫とは違い、治ったと思ってもまたすぐに繰り返しできたり、まれに大人になっても発症する場合があります。

水いぼの症例写真

通常痛みやかゆみなど、苦痛な症状はほどんどない水いぼですが、一気に増えたり見た目が気になるという場合は一度皮膚科で相談してみるといいでしょう。

水いぼは圧倒的に子供に多く見られる皮膚疾患です。

大人は抵抗力が高いためめったにかかることはありませんが、まれに病気などで免疫力が低下しているときに感染してしまう場合もあります。子どもだけでなくお母さんや保育士の方は少々注意が必要です。

水いぼの原因とは?感染経路やその特徴について

水いぼとは、伝染性軟属腫ウイルスが感染して起こる病気です。一般的に免疫力が高くない10歳未満の子供特にその中でも3~6歳の幼児には非常に多く見られる感染症です。このウイルスは空気感染することはありません。

水いぼを発症している子供の皮膚に直接触れたり、水いぼのウイルスが付着しているものに触れるなど、直接接触が感染の原因になります。

水いぼの盛り上がった部分の中には乳液状の物質が入っており、それにはウイルス感染により変性してしまった細胞とウイルス自体も含まれています。一般的ないぼとは異なった種類の伝染性軟属腫というウイルスです。

水いぼ自体には痛みやかゆみはあまりないので掻きむしるとうことはあまりありませんが、自然とつぶれたり誤って水いぼを引っかいて破ってしまうと、その内容物が外に出てしまいます。

そうするとこが原因で水いぼが広範囲に広がってしまったり他の方に感染してしまう可能性が出てきます。

また始めは体の一部にしかできていなかったとしても、例えば水いぼを爪て引っかいてしまい、手にウイルスがついたまま他の部位に触れてしまう、といったこともどんどん範囲を広げてしまう原因になります。

このように水いぼは非常に容易に広がりやすいものなので、あっという間に全身に数百個を超えるほど水いぼが増加してしまうことも多くあり、なかなかいつまで経っても完治できないということも少なくありません。

さらにわきの下・ひざの裏などはとても水いぼができやすい部位なのですが、これらは皮膚がこすれやすい部分なので自ら水いぼを傷付けウイルスが広がりやすくしてしまいます。手足の指にできた場合も、他の物に触れやすい部位のため感染が広がりやすくなります。

プールでの感染が多いことが有名

先ほども書いたように、水いぼの感染経路は接触感染です。何らかの圧力を受け内容物が漏れ出ている水いぼに直接触れてしまうことで、伝染性軟属腫ウイルスが肌に直接付着し
感染は広がっていきます。

水いぼに感染する子どもが多いのは夏の終わり頃。夏は薄着で肌の接触も自然と多くなることに加え、大きな理由の一つとして保育園や学校でのプールがあります。

といっても同じプールに入るだけでうつるというわけではなく、プールの水が直接的な原因ではありません。小さな子供はまだ免疫力が十分に働かないですし、プールでは特にはしゃいでしまい皮膚同士が直接触れ合う機会が多いです。

さらに子供は他人と肌が接触することへの精神的な抵抗を感じにくいのでクラスに一人でも水いぼの子供がいると一気に広がってしまう可能性が高いことなどから、どうしてもうつりやすい環境にあります。

またウイルスは皮膚同士の直接の接触以外にも、間接的な接触でも感染しますので、タオルやビート板を共用したりするとそれらを介してうつってしまったり、患部を触りウイルスがついた状態の手で物に触れることで感染を広げてしまうこともあります。

しかしひと昔前はプール遊びやスイミングスクールなどで水いぼに感染してしまう子どもが多すぎて問題になったこともありますが、最近では衛生管理も厳しくなり感染する確率も低くなっている傾向にあります。

文部省による”学校において予防すべき伝染病の解説”では水いぼの子供がプールに入ることは特には禁止されておらず、各園と保護者間での相談により対応を決めることになっています。

(施設のプールなどでは管理者の判断によって禁止されている場合もあります。)

禁止されない理由としては、プールでの感染が多いのは同じプールに入っているからではなくビート板など物の共用が一番の原因とされているからです。

つまりビート板や浮輪、タオルなどの共用を避け、プールから出たらよく体を洗うことを守っていれば、プール以外の集団生活での感染リスクとあまり変わりがないため、プールを禁止する意味はほとんどないということです。

むしろ水いぼで一人だけプールに入れない子どものストレスを考えると、プールの禁止は必要ないのかも知れません。

しかしそうは言っても、水いぼに感染した状態でプールに入れるとなると周りの目が痛かったり非難を受ける場合もあります。気になるという方はラッシュガード(マリンスポーツ用のアンダーウェア)を着用させたり、患部に絆創膏やパッチをはったりする方法もあります。

プールのほか、温泉や肌の露出が多い状態で多くの人と接するようなスポーツ(レスリング、柔道、相撲など)をする場合は同じように感染リスクは高まります。

アトピー性皮膚炎や湿疹があるときは要注意!

水いぼはアトピーの合併症としても多く見られます。水いぼの原因となる伝染性軟属腫ウイルスは感染力がそれほど強くはないものの、肌のバリア機能が低下しているときや小さな傷口でもあれば簡単に真皮に侵入し細胞を変性させます。

子どもの肌はただでさえデリケートなので、その上アトピーの症状が出ているときや湿疹・肌荒れ・あせもなどで皮膚の抵抗力が落ちている時には非常に水いぼのウイルスに感染しやすく、また悪化しやすくなります。

また、単なる乾燥肌でも湿疹を起こしたりしていると免疫力が低下し皮膚にウイルスが入りやすくなるので注意が必要です。

夏は薄着で肌が触れ合う機会も多くなるので感染の危険性は高くなるということはありますが、タオルの共用などに季節は関係ありませんし、冬はアトピー皮膚炎などで皮膚の抵抗力・免疫力が低下しがちなので一年を通して気を付ける必要があります。

まずは予防が第一!簡単にできる対策法

普通のいぼは、実は医学的に感染経路が明らかになっていません。非常に多くの種類が存在するウイルスであるため厳密な感染元を特定するのは難しいのです。

しかし水いぼの場合は感染経路が明らかなので、自分である程度の予防は可能です。といっても水いぼにはワクチンがありませんので、日々の生活の中で心がける予防法となります。

水いぼ予防(1)物の共用を避ける

まず基本的にはプールではタオルやビート板、家庭内でもタオルやスリッパなどの共用を避けることです。先ほど書いたように、水いぼのウイルスに直接触れなくても、例えばタオルなどの物を介して間接的にウイルスが皮膚に付着することでも容易に感染します。

ですのでたとえ兄弟間であっても片方が水いぼに感染しているとわかった場合はタオルや衣服などを共用することはやめましょう。洗濯は一緒に行って構いません。洗濯後の衣類からウイルスに感染することもありません。

水いぼ予防(2)肌を乾燥させない

免疫力の高い健康な肌を保つことができれば、もしウイルスに触れてしまっても感染しにくい状態を作れます。

肌が乾燥していたり荒れていたりすると肌のバリア機能が低下してしまいますので、日頃から過度な日焼けはできるだけ避け、肌を清潔に保ち保湿しておくようにしましょう。また、アトピー性皮膚炎や湿疹がある場合は適切な治療を行いましょう。

水いぼ予防(3)プールのあとはシャワーでしっかり体を洗う

プールで万が一体にウイルスがついていたとしても、プールから出た後にシャワーで丁寧に皮膚を洗浄することで防げることがあります。またプールは塩素消毒さているので上がった後は肌が乾燥しがちです。ですのでシャワーのあとはしっかり保湿することが大切です。

水いぼは放置しておいて数カ月で自然治癒する!

水いぼは時間が経てば治る皮膚疾患です。なので放置しておけばいい、という考え方と、人に感染する危険性があるのだから積極的に治療を行うべき、という考え方があります。

学校保健法では水いぼがある状態でも、通常通り登園、登校できますし、物の共用を避ければプールも禁止されていませんのでそのための治療は必要ありません。

実際、水いぼはできてから半年から数年で免疫ができ、平均すると数カ月で自然と完治していきます。その後はウイルス抗体ができているので再発の心配もありません。

ですので絶対に病院での治療が必要というわけではありませんが、自然治癒にまかせる場合やはり心配なのは周囲の子ども達への感染です。

治療をしないことを選んだ場合にも他人に感染させないようタオルやビート板の共用を避ける、水いぼを傷付けないようにするなどの気配りは必要です。しかし気を付けていても水いぼが時間と共に自然につぶれウイルスが外に飛び出すこともあります。

また自然に治るといっても長ければ完治までに1~2年かかる場合や、抗体ができるまでに一時的に広がってしまう可能性もあります。治療をするかしないか迷うようなら一度皮膚科で受診してみることをおすすめします。

病院でも治療は必要ないとする場合がある

治療をしなくても多くの場合数カ月で完治することから、病院でもあえて「何もせず、自然に完治するのを待つ」をいうスタンスのお医者さんもいます。

症状や状況によってはそれが一番肌に優しい治療法だからです。水いぼの治療は基本的に強い痛みを伴いますので、幼い子供は特に耐え難いものがあります。

また治療時に患部を完全に除去しきれなかった場合、残っていた水いぼのウイルスが再び広がってしまう可能性もあります。

なので本人が望まないなら痛みもかゆみもないので痛い思いをしてまで治療を行うより、スキンケアをしつつ経過観察をしていくという方法もあります。

ただしアトピー性皮膚炎や湿疹などがある場合は肌の免疫力が低くなっているため少ない水いぼでも一気に増殖しやすくなってしまします。アトピー性皮膚炎と水いぼを同時に患ってしまった場合は早急にお医者さんに相談しましょう。

病院へ行くか迷ったら・・・とりあえず家庭でできる治療法

少し昔ですと、水いぼは家庭で治すことも少なくありませんでした。ここでは病院に行かなくても自宅でできる治療法を2つ紹介します。

家庭でできる治療法:ヨクイニンを飲む

ヨクイニンとはハトムギから抽出された成分です。漢方薬としてイボの治療で使われています。原料となるハトムギにはイボ治療に有効な成分であるコイクノライドが含まれており、古くから皮膚科でも処方されています。

免疫を活性化し徐々にイボを縮小させる効果や自然脱落を早める効果があります、これの錠剤か顆粒を毎日内服する必要がありますが、もちろん治療の痛みもありませんし小さな子どもでも安全に使用することができます。

またハトムギ茶にもヨクイニンが含まれていますので日常的に飲むようにすると有効です。

家庭でできる治療法:イソジンを患部に塗る

うがい薬で有名なイソジンですが、実はそのほかにも傷薬としても販売されています。イソジンの中に含まれるポビドンヨードという成分には殺菌作用があり、ウイルスを死滅させる効果があります。

方法としては清潔な綿棒で朝晩、うがい薬ではない外用のイソジンを患部に塗るだけ。この治療法は痛みもなく手軽にできるので、水いぼの数がまだ少なく病院へ行こうか迷っている間にも試してみるといいでしょう。

効果が出るまでには1週間はかかるので根気よく続けましょう。

ただしこれらは医師が進める正式な方法ではありません。また後で紹介する物理的に水いぼを除去する方法に比べ、ヨクイニンもイソジンも効果は緩やかなものなので確実な効果を求めるなら物足りないかも知れません。

やはり確実に完治させたいという場合や症状が一向に良くならない、または悪化してきたと思われたらすぐに病院で医師の指示に従い治療していきましょう。

水いぼの病院での治療法!痛みはあるが確実な改善を目指すなら

確実に早く改善させたい、他の子どもにうつるのが心配、また見た目やいじめの問題、他の部位や周囲の子どもへの感染も気になるようなら病院で治療を行いましょう。

水いぼには特効薬がありませんので、物理的に水いぼを取り去る方法がとられます。治療法はいくつがあるのですが、いずれも多少の痛みを伴います。

針を刺すような痛みで子どもは非常に嫌がりますが、治療するのなら水いぼの数が少ないうちに治療を始めれば痛い思いも少なく済みます。周囲に広がることはありませんし、長い通院の必要もありません。

水いぼの病院での治療法:ピンセット圧出法

水いぼの治療として最も一般的なのが、ピンセットで水いぼの芯を摘み取る方法です。
一番ウイルスが残りにくく、確実な治療法です。

ピンセットは、トラコーマ鑷子(せっし)という先が輪のようになった水いぼ専用のピンセットを使います。その輪の部分を水いぼに押し当て、圧搾しながら中身を絞り出します。

中身の白い粥状の塊は水いぼの原因となるウイルスであり、処置後にそのウイルスが少しでも残っていると再発してしまいますので全てをきれいに除去し、消毒します。

この治療法は最も多く行われているものですが、とても原始的な方法であり強い痛みと出血を伴うため特に子どもには辛い治療法です。

そのため最近では皮膚表面に施す麻酔薬やペンレステープ、ユーパッチなどの麻酔シールなどが保険適用されるようになり、局所麻酔をして治療することが一般的になっています。

麻酔テープでの麻酔効果かあらわれるまで30分~1時間ほどかかりますので治療時間から逆算したタイミングでテープを貼ります。

しかしこの麻酔効果も個人差が激しく、またテープの場合水いぼが密集しているほど効きにくいという難点があります。

まれにアレルギーが出ることもありますし多くの場合痛みがまったくなくなるわけではないので相変わらず治療で泣き叫んで嫌がる子どももいます。

これが水いぼの数が多く通院となると、2回目からは治療を怖がって病院に行くことさえも嫌がったりと、処置を施すことがさらに大変になってきます。

ですから病院に行くのなら一番最初、水いぼができていることがわかったら数の少ないうちに病院で受診することが賢明です。

広範囲に広がってからでは一度で取り切ることができず通院などで長期に渡る治療が必要になりますし、それだけ子どもの負担も大きくなります。

【自宅で行うピンセット圧出法のやり方】

もしまだ水いぼの数が少なく、子どもも医者を嫌がるので家族の誰かが行いたいという場合はちゃんと水いぼ用のピンセット(薬局やインターネットで購入可能)を用意し、感染を防ぐため手袋を装着してから行って下さい。

また爪で潰すことは細菌感染の恐れもありますので絶対にやめましょう。病院で麻酔テープをもらっていたらそれも使用します。

取るときは、中に白っぽいものがあるような少し膨らんだ大きめの水いぼだけを除去していきます。

手順はピンセットの輪の部分で水いぼをえぐるようにして押し当て、奥から出てくる白い球体のような物と粥状の粘液を広がらせないようにきれいに除去します。出血したら消毒液を含ませたティッシュで押さえます。

このとき水いぼを潰してしまうと他の部位へ広がってしまうので気を付けて行いましょう。またぐずぐずしていると子どもが痛みに苦しむ時間が長くなりますのでできる限り速やかに行うのが理想的です。

処置が完了したら傷跡を消毒し、清潔なガーゼか大きめの絆創膏などで覆います。

傷口が塞いでいないうちはなるべくお風呂に入ることは避けた方が賢明です。せめて処置した当日は防水の絆創膏を貼り、シャワーで我慢しましょう。

傷跡が治ってきたらワセリンなど刺激の少ないクリームで保湿ケアをします。

このように自宅で、家族の方がが水いぼ除去を行うことがあるかも知れませんが実はあまりおすすめはできません。ピンセットで誰でもできそうと思われがちですが、水いぼの中身が少しでも飛び散ってしまうと逆に範囲が広がってしまう可能性があります。

また下手にかきまわしてしまうと水いぼが完治しても傷跡が残りやすくなってしまうのでできるなら病院で医師に処置してもらう方が安全です。

水いぼの病院での治療法:硝酸銀ペースト法

ピンセット圧出法は痛みを伴う治療法なので嫌がる子どもが多いです。なので行うのが難しい場合医療用の硝酸銀やグリコール酸、トリクロロ酢酸などの薬品を使って水いぼを除去していきます。

水いぼ一つ一つが小さめで、広範囲に散っているときには特に適した治療法です。ペースト状にしたこれらの薬品を水いぼに塗り、炎症反応を起こし腐らせて除去します。

手順としてはまず水いぼの先端に薬品を塗り、他の皮膚につかないよう静かに10分ほど待ちます。(正常な皮膚に付着すると傷になってしまうことがある)

しばらくすると黒く乾燥した状態になり、2~3週間でかさぶたのようになり自然と剥がれ落ちます。その後は患部が少し茶色く色素沈着しますがたいだい1~2カ月で自然ときれいな肌色に戻ります。

この方法はピンセット圧出法と比べ、痛みがあまりないので子どもも嫌がることが少ないです。しかしそれでも塗った直後は少しピリピリとしたり、かゆみを感じることがありますので、治療の1時間ほど前に貼っておく局所麻酔テープを併用する病院も増えてきました。

短所としては、治療後しばらくはかさぶたのように角質が点々と黒い状態で過ごさなければいけないこと、ごくまれにケロイドになりただれること、水いぼの数がたくさんある場合は通院が必要になることです。

場合によっては数週間で治ってしまうこともありますが、やはり数が多いと1度では取り切れませんし、硝酸銀ペーストの塗ることは自宅で行うことはできません。なので完治するまでに目安としては1週間に1度のペースで3~4回ほどの通院治療を行う必要があります。

またピンセット圧出法同様、もし水いぼの中にウイルスが残っていた場合再発の可能性もあります。

水いぼの病院での治療法:液体窒素凍結療法

-200度ほどの液体窒素を水いぼに押し当て低温やけどを起こし、細胞を壊死させる方法です。こちらも一般的によく行われており効果も高く、アメリカでは一番多く行われてる治療法です。

綿棒などで液体窒素を患部に押し当てるか、最近ではスプレーで患部に液体窒素を吹き付ける方法で行われます。これを数回繰り返し、基底細胞にあるウイルスの芯まで除去していきます。

一度の治療は5~10分と短時間で終わり、通常かさぶたになり自然と取れたら傷跡が残ることはほとんどありませんし、液体窒素で免疫機能を促されます。

短所としては、まれに水いぼ部分に水膨れや内出血が起きることと人によっては痛みが大きいこと、そして治療後も痛みが続いたり腫れたりする場合があります

また皮膚表面の異常組織の凍結・除去を繰り返しながら徐々に水いぼの原因となる基底細胞のウイルスを絶つ治療法なのでほとんどの場合定期的に病院に通うことになり、治療回数が多くなります。

その場合1週間に一度は通わないと再発する可能性が高まります。

またこの治療法は皮膚に炎症を起こすことによってウイルスを除去していく方法なので、まれに傷跡が残ってしまう可能性があります。処置後は抗生物質を塗りガーゼで覆い、黒っぽい血豆を傷付けないように気を付けましょう。

水いぼは必ず治る!根気よく治療に励みましょう

水いぼは放置しておいても必ず完治する皮膚病です。なので最近では自然治癒を選ぶ方も増えてきましたが、やはり状況によっては治療が必要になります。

水いぼには痛みもかゆみもないので自分で見えない部分ですと余計気が付きにくいですし、体に一つでもできてしまうと一気に広がる可能性があります。

そうなってしまえば病院に行くにしても多くの場合通院することになったりと、治すのにも大変な労力がかかります。

なのでやはり体中に増殖してしまう前に、水いぼを発見したら早めに手を打つことが子ども自身にも負担が少ない選択かも知れません。

水いぼは自然治癒や治療法の種類もたくさんあり、これが一番優れた治療法!という誰にでも合う万能な治療法はありません。症状や状況をみてお医者さんと相談し、適切な治療を選択しましょう。

その際、減ったと思ってもまた増えたりしてなかなか水いぼの数が減らず、本当に完治するときがくるのか不安になるときもあるかも知れませんが、長期的には必ず治ります。焦らず、お医者さんに適切なケアを仰ぎしっかり治療していきましょう。

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