健康生活TOP 健康管理 知れば試したくなる!ゆらぎで癒されるキャンドルセラピーの効果の理由

知れば試したくなる!ゆらぎで癒されるキャンドルセラピーの効果の理由

ろうそくは、古くから照明、熱源、宗教儀式などに用いられ、人々の生活になくてはならない物でした。電気の普及した現代ではろうそくを使う機会も減り、どちらかというと演出に使われることが主流になってきています。

暗闇にほんのりともるキャンドルのあかりはロマンチックで幻想的。そしてなんとも言えない温かみがあります。このろうそくのあかりには癒しの効果があるとして「キャンドルセラピー」という療法も注目されるようになりました。

キャンドルにはなぜ癒し効果があるのでしょうか。キャンドルセラピーが人を癒す理由、効果について説明したいと思います。

キャンドルのあかりにはリラックス効果がある

キャンドルを灯したほの暗い部屋にいると、電気があかあかとついている部屋にいる時よりも、ほんわかと温かい気持ちになります。また、キャンドルの炎を見ているリラックスした気持ちになります。

このような心地良い感覚が起こるのは、ロマンチックなシチュエーションだけが理由ではありません。

キャンドルのあかりは驚きの癒し効果を持っているのです。このキャンドルのあかりが癒し効果をもたらす主な理由は二つあります。

キャンドルの癒し効果の理由1.キャンドルのあかりはリラックスをもたらす色

キャンドルの癒し効果は、キャンドルのあかりの色が関係しています。

キャンドルの炎の色は、黄色にオレンジがかった暖色系です。この色は、蛍光灯ランプの「電球色」と同じような温かみのある色で、心身をリラックスさせる作用があるのです。

光温度と色合いについて

蛍光灯ランプの色には「昼光色」「昼白色」「電球色」の3種類があります。それぞれ光の色合いが異なるので、シーンや好みに応じて選ぶことができますね。(名称はメーカーによって少し異なります。)

昼光色は、やや青白い鮮明な光です。シャープな印象があり頭がすっきりして集中力が高まる明るさなので、オフィスや子供の勉強部屋に適しています。

昼白色は、昼白色より青みの少ない、自然で明るい光です。どのような部屋にも合う明るさなので、オフィス、学校、家庭で幅広く使われています。

電球色は、赤みをおびた暖色系で、落ち着いた雰囲気があります。昼光色や昼白色よりやや暗いので、明るさが必要な部屋には適していませんが、ぬくもりが感じられる光はリビングや寝室に適しています。

これらの明るさや色合いの違いは「光温度」によって決まります。

光温度とは光の色合いをK(ケルビン)という単位であらわしたもので、ケルビンの数値が高いほど寒色系、低いほど暖色系の光を発します。

光温度は明るさの指標ではありません。物質に高熱を加えた時に発する光の波長を数値であらわしたもので、温度が高いほど青白く温度が低いほど赤くなる光の波長の性質を示したものです。

天然または人工のさまざまな光源のケルビンを比較してみましょう。

光源の種類 光温度
曇天時の太陽光 7000~8000K
昼光色の蛍光ランプ 約6500K
晴天時(正午頃)の太陽光 5500~6000K
昼白色の蛍光ランプ 約5000K
白熱電球
電球色の蛍光ランプ
約3000K
朝日
夕焼け
約2000K
ろうそく 約18000K

ろうそく、電球色のあかりは夕日と同じくらいの光温度です。人工的な光源ですが、部屋の照明に用いると夕日を浴びている時と似た環境になります。

夕日に似たろうそくの光が副交感神経を優位にする

ろうそくや電球色のあかりでリラックスできるのは、光温度が夕日と同じくらいだからです。

私達の体には、規則正しい生活リズムを作るための「体内時計」がいくつか備わっています。体内時計のひとつで自律神経の切り替えと睡眠のリズムをつかさどる「概日リズム」には、光の刺激が影響しています。

私達は、強く白い光を浴びると交感神経が優位にはたらいて活動的に過ごすことができるようになります。

交感神経には覚醒作用があるため、起床して太陽光を浴びると休息していた脳や体がすっきり目覚め、日中を活動的に過ごすことができるようになります。

一方、夕方になると太陽光は温度熱の低い暖色系の光に変わり、自律神経のバランスが交感神経から副交感神経に切り替わっていきます。副交感神経には心身をリラックスさせ、身体を睡眠に導入しやすい状態にする作用があります。

さらに、私達の体は概日リズムのはたらきによって、朝日を浴びると約16時間後に眠気を起こすホルモン「メラトニン」の分泌が高まるため、夜になると自然と眠くなって休息をとり、1日の疲労を回復させることができます。

寝室は照明に電球色のランプを選んだり夜に電気を消して暗くしたりするのも、強く白い光が照らしていると交感神経が優位にはたらいて目がさえてしまうためです。

ろうそくの炎の色は夕日や電球色と光温度が近いため、電気を消してろうそくをともしていると副交感神経が優位にはたらいて心身がリラックスするのです。

キャンドルの癒し効果の理由2.キャンドルの炎が持つ1/fゆらぎにリラックス効果がある

キャンドルの炎の「ゆらぎ」も癒しをもたらしています。炎の揺れ方は常に一定ではなく、リズムは不規則です。

人はどちらかというと、左右対象のもの、同じものが揃った状態に快さを感じ、不安定なもの、不規則なものには不快感をおぼえる傾向があります。しかし、炎の不規則なゆらぎにはなぜか心地良さを感じます。

炎のゆらぎを見て心地良いと感じるのは、ろうそくの炎のゆらぎが「1/f(えふぶんのいち)ゆらぎ」という、人が「心地良い」と感じるリズムを持っているためです。

1/fゆらぎは、規則正しい揺れと不規則な揺れの中間にあるゆらぎで、自然界のあらゆるところに存在しています。例えば、次に挙げるものが1/fを持つとしてよく知られ、中にはヒーリング用のCDに録音されているものもあります。

  • 小川のせせらぎ
  • 木漏れ日
  • 波の音
  • 雨の音
  • 太鼓の音
  • 砂丘の風紋(風によって自然に作られた砂の模様のこと)

1/fゆらぎは「ピンクノイズ」とも呼ばれています。周波数fが常に同じ強度の音を「ホワイトノイズ」と呼ぶのに対し、ピンクノイズはfがパワーに反比例しているので、1/fという逆数であらわされます。

少し専門的な説明になりますが、音や光のパターンを「フーリエ分析」でスペクトルグラフに示し、得られた値を公式に当てはめて関数グラフを示すと、45度になって傾斜するものがきれいな1/fゆらぎになるとされています。

フーリエ分析によるゆらぎの基本ラインを表すグラフ

この傾斜が大きいものは刺激が強く、傾斜が小さ過ぎるものは刺激が少なく、傾斜が0になるとホワイトノイズになります。丁度良い1/fゆらぎに心身をリラックスさせる作用があるとといわれます。

1/fゆらぎを心地良いと感じるのは、安心感をおぼえる「規則的なゆらぎ」でありながら、適度なずれが入り混じるためリズムが機械的にならないためです。また、心臓の鼓動も1/fゆらぎを持つことも安心感をおぼえる理由のひとつになっています。

1/fゆらぎには公式もあり性質も科学的に分析されていますが、まだはっきりわからないことも多く、意図的に1/fゆらぎのある音やリズムを出すことは容易ではありません。

しかし自然界、人の心に響く名曲には不思議なことに、1/fゆらぎを含むものがたくさん存在しているのです。

美空ひばりさんや宇多田ヒカルさんの歌声、モーツァルトやバッハの曲などに1/fゆらぎが出ているのだそうですよ。

キャンドルセラピーは簡単でストレス解消にもぴったり

キャンドルセラピーの方法に決まりはありません。どのような方法で行なっても効果が期待できます。 「ちょっと疲れたな」と思った時には、思い思いの方法でキャンドルの炎を眺めると良いでしょう。

アロマで癒し効果倍増

アロマキャンドルを使うと、アロマテラピー効果も加わってリラックス効果がさらに高まります。

または、無香料のキャンドルの溶けた蝋に、お好みの精油(アロマオイル)を数滴垂らすのもおすすめです。

バスタイムでキャンドルテラピー

バスタイムのキャンドルテラピーは、入浴効果との相乗効果でさらに心身をリラックスさせることができます。

フローティングキャンドル(水に浮かぶキャンドル)を水面に浮かべると、より幻想的な雰囲気が楽しめます。

お風呂は1日に溜まった心身の疲れをほぐす場所です。また一人きりになって内省したり素の自分に戻る貴重な時間でもありますよね。

一人で静かにキャンドルの炎を見つめながらお湯につかっていると、考えをすっきり整理したり嫌な気分をリセットすることができそうです。

こんな時にキャンドルをともそう

キャンドルセラピーは日常生活の中で受けるさまざまなストレスの解消に役立ちます。このような時にキャンドルをともしてみましょう。

  • ストレスを感じている時
  • 悲しいこと、ショックを受けるようなことがあった時
  • プレッシャーが強い時
  • イライラしている時
  • 気を使い過ぎて神経が疲れている時
  • 仕事が毎日忙しい時
  • 食欲を高めたい時の食事

キャンドルセラピーの効果

キャンドルセラピーをすると、精神安定効果や鎮静効果によって次のような効果をもたらします。

  • ストレスを解消する
  • イライラや不安を消す
  • 緊張をときほぐす
  • 脳がリフレッシュし集中力や分析力が高まる
  • 右脳と左脳のバランスが良くなりアイデアが浮かびやすくなる
  • 不眠を解消する
  • 疲労を回復する

自律神経失調症、更年期障害、うつ病、PTSD(心的外傷後ストレス障害)の症状を改善する効果も期待されています。(体調を整える効果は期待できますが、医療に替わる行為ではないので、治療が必要な病気の場合は必ず医師の指示に従ってください。)

瞑想と腹式呼吸で究極の癒しを

キャンドルセラピーの経験がある方、キャンドルセラピーに高い関心を持っている方は、本格的な方法に挑戦してみるのも良いでしょう。

毎日新聞のニュースサイトでは「日本キャンドルセラピー協会」の代表理事・永江氏が行っているキャンドルセラピーについて記事が掲載されていました。その記事内にあったキャンドルセラピーの方法を紹介しておきます。

【瞑想と腹式呼吸を取り入れたキャンドルセラピー】

  1. 薄暗い部屋でキャンドルをともす
  2. ストレッチで首・肩の筋肉をほぐし、腹式呼吸を7回行なう
  3. キャンドルの炎を見つめながら、今抱えているストレス・ネガティブなことを頭に浮かべ、“炎で焼いてしまうイメージ”を持つ。その後、腹式呼吸を数回行う。
  4. 次に、家族、友人、健康といった“感謝できること”を思い浮かべ、肩を開いて肺に空気を吸い込むように「胸式呼吸」を数回行なう。そしてささやかなことで良いので将来どうなりたいか思い浮かべる。
  5. 鼻から息を吸い込み、脳の前頭葉脳(脳の前方部分)から脳内全体に空気を送り込むようなイメージで呼吸し、頭をすっきりさせる。

(参照…住・LIVINGキャンドルセラピー ともしびと香りの癒やし 毎日新聞2016年12月27日 東京朝刊)

腹式呼吸は、鼻から息を吸い込んでへその下を意識しながらお腹を膨らませ、お腹をへこましながら息を吐いていく呼吸法です。

へその下には、気力が集まる「丹田(たんでん)」と呼ばれるスポットがあり、腹式呼吸をゆっくり繰り返すことで、不安を取り除いて気力をみなぎらせる効果が期待できます。また副交感神経を優位にはたらかせ、心身のリラックス効果が得られます。

胸式呼吸は、お腹が膨らまないよう意識しながら胸いっぱいに息を吸い込み、ゆっくりと息を吐き切る呼吸法です。

交感神経を優位にはたらかせる効果があり、胸式呼吸を行なうことで気分をリフレッシュしたりやる気を起こさせたりする効果が期待できます。

呼吸法にも自律神経のバランスを調整する効果があるので、正しく行なうこともポイントです。

食事中にもキャンドルを

また、食事の時に部屋の照明を消してキャンドルにあかりをともすと、暖色系の光が食事の色をおいしそうに見せてくれます。

誕生会や特別な時間にはもちろん、炎のオレンジ色には食欲を高める効果があるので、食欲のない時にもテーブルにキャンドルをセットしてみましょう。

グループで食事をする時も、キャンドルのあかりがその場の雰囲気をなごませてくれます。

テーブルに置いたキャンドルの炎が注視点になり「互いの目のやり場に困る」といった気まずさをなくしてくれます。そのため同席者が緊張せず楽しい時間を過ごすことができるようになります。

キャンドルを使って食事をする時は、明るい蛍光灯を消して間接照明を用いると、丁度良い明るさになります。

どのようなキャンドルを使えばいい?キャンドルの選び方

キャンドルは、手ごろで入手しやすいものから天然材料を使った高価なものまでさまざまな種類があります。

本格的なセラピーを行なう場合には、人工的な成分が添加されていない蜜蝋100%のキャンドルが地球環境に優しく香りも良いということで推奨されていますが、初心者の方はろうそくの色や形で選んで入手しやすい物から始めても良いでしょう。

西洋のキャンドルと日本の和蝋燭の違い

また、ろうそくには、日本で使われてきた和蝋燭(ろうそく)と西洋のキャンドルがあります。

現代の日本人が日常生活で使うろうそくは西洋のキャンドルがほとんどですが、和ろうそくを使うと西洋のキャンドルとは異なる特徴が楽しめるので、セラピー用に使い分けるのも面白いかもしれません。

西洋のキャンドルと和ろうそくの違い

キャンドル 和ろうそく
蝋の材料 パラフィン 木蝋
芯の材料 木綿 和紙など
炎の色 オレンジ色 黄色
におい やや臭い 臭くない

火が使えない家庭では電気タイプのキャンドルを

家庭にお子さんやペットがいる場合「キャンドルセラピーに興味はあるけれど火を使うのが心配」 と考える方も多いと思います。

キャンドルは、お子さんやペットに届かない場所で火の元を確認しながら使用していれば危険性の少ない光源なのですが、カーテン、紙、油などに燃え移ると火災を起こす可能性があるので安全には注意が必要です。

そこで、火を使いたくない方には電気タイプのキャンドルもおすすめします。本物そっくりの炎が電気で再現され、安心してキャンドルのあかりやセラピーを楽しむことができます。

例えば、炎のゆらぎが本物そっくりなLEDキャンドルペガサスキャンドル株式会社 LEDキャンドル LUMINARAなどがおすすめです。

▼LUMINARA LEDキャンドル(動画)

気軽にキャンドルセラピーを楽しみましょう

「セラピー」「瞑想」と聞くと、かしこまってしまいそうですが、気軽に試してみると良いですよ。女子力を高めたい、話題に乗りたい、SNSに情報をアップしたい…といった動機から初めてOkです。

炎のゆらぎは不思議とずっと眺めていても見飽きません。癒しのパワーが心をひきつけているのでしょう。時には、まぶしい人工的な照明を全て消し、心地良いほの暗さに包まれてみませんか。

キャラクター紹介
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