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親のしつけのせい!?子供が突然奇声をあげる理由とそれぞれの対処法

さけぶ子供

皆さんは外で、または公共の場で子どもが奇声をあげている場面をみたことがありますか?生後4カ月ごろを過ぎた赤ちゃんは突然「ぎゃー!」などの奇声をあげることが多くあります。

この奇声にはそれなりの理由があり、赤ちゃんの色んな感情が含まれているのです。すべてマイナスな理由で奇声をあげていることばかりではなく、嬉しい、楽しいときも赤ちゃんはその気持ちを言葉であらわす代わりに奇声をあげることがあります。

例えば「面白いおもちゃを見つけた」、「お母さんが遊んでくれて嬉しい」などの楽しく愉快な気持ちを抑えきれずに奇声をあげます。そんな時の赤ちゃんは奇声をあげた後もニコニコしてかわいいものです。

とはいえ初めて奇声をあげた赤ちゃんにはママも驚いてしまうと思いますし、公共の場では迷惑がかかると余計ヒヤヒヤしてしまいます。さらには赤ちゃんの心理的な分部の問題かも知れないと不安になる方もいらっしゃるかも知れませんね。

今回は子どもがよくあげる「奇声」について詳しく解説していきます。

子供の奇声とは?何歳くらいでおさまる?

子どもがあげる奇声とは、自宅でも公の場でも関係なく子どもが突然かん高い声を出すことをいいます。

生後まだ間もない赤ちゃんは「あー、うー」と言ったり泣くときもまだ言葉ではなく声が漏れだしているように泣きますが、生後5カ月~6カ月になるころには以前とは違った奇声を発するようになります。

だいたい1歳~3歳くらいの子どもに多くみられ、金切り声で叫んだり低い声でに吠えたりします。泣くときももちろん周りにはおかまいなしに大きな声で「ギャアーーー!」と叫んだりします。

ですのでその場にい合わせた人は大抵驚き、声の方向に振り返ります。中には批判的な冷たい視線もあると思います。

耳が痛いほどのボリュームで叫んだりするので、お母さんも赤ちゃんが気がおかしくなったのではないかとか発達障害や自閉症などが心配になるかも知れません。しかし赤ちゃんが奇声を上げることはよくあることですし、理由もさまざまです。

子どもの奇声の原因は親の躾が悪いからと思っている方も少なくないとは思いますが、奇声はわがままを言っているのではなく実は赤ちゃんにとって伝えたいことが伝わらない悲しさや不安などからくるものなのです。

冷たい視線を受け、ママやパパもその奇声に「静かにしなさい」などと子どもに言い聞かせているかも知れません。そんな場面をみると、まだ奇声の原因は親の躾だと思っている方も多いのだと実感します。

祖父母に「甘やかすから奇声なんで発するのだ」といわれ、厳しくしたのに一向に改善しないという親御さんもいます。奇声をあげる行為は成長するとともに通常はおさまっていくのであまり心配しないようにしましょう。

何歳ごろ「奇声」が多いのか

生後5カ月~6カ月ごろには聴力が発達してきて自分の声がわかるようになると、何でも発声してみることが楽しくなるため奇声を発したりします。1~2歳ごろになると周囲の状況などがある程度理解できるようになります。

ですので自分が伝えたいことを言葉で伝えられないもどかしい気持ちで奇声を発します。

2歳ごろまで奇声をあげるのはそう心配はいりませんが、すでに結構話すことのできる3~4歳ごろになっても奇声が続いていると、自閉症である恐れも出てきますので早めに病院で受診することをおすすめします。

奇声をあげる理由は様々!それぞれに合った正しい対処法をご紹介

ではなぜ赤ちゃんは奇声を発するのでしょうか。子どもの突然な奇声はさまざまな原因が関係しています。1~2歳ごろの子どもは知っている言葉や話せる言葉も少ないので自分の意志を伝えようとして伝わらないと奇声をあげることが多くなります。

しかし例えば「楽しい」気持ちを言葉にできる3、4歳くらいになると落ち着いてくる場合がほとんどです。赤ちゃん自身の感情が伝わらないことへのじれったさや悲しさで奇声をあげてしまうのだと考えましょう。

赤ちゃんの奇声の原因はその他にも多岐にわたります。それぞれ対処法も違いますので今から奇声の原因と対処法を紹介します。

奇声をあげる理由:声を出すのが楽しい

奇声を発する原因の1つとして、声を出す行為が楽しくて遊んでいるというものがあります。生後5カ月~7カ月くらいの赤ちゃんは聴力も発達し自分からいろいろな声が出ることを発見し楽しくて、大声や奇声をあげながらいろいろな声の変化で遊びます。

どれぐらい叫べばどのくらいの音量になるのかなどを繰り返すことに夢中になります。なのでこの時期は奇声を上げることが非常に多いです。

しかし奇声をあげながらも楽しそうだったり笑顔を見せたり手足をバタバタ元気に動かしており機嫌が良さそうなら問題ありません。むしろ赤ちゃんが自分の声が聞こえるように成長している証拠です。

対処法
生後5カ月~7カ月くらいの赤ちゃんはまだ言葉をほとんど理解していないので、公の場では静かにしなければいけないと言い聞かせてもわかりません。

しかしそれでも場所によっては静かにするべきであることを少しづつ教えていく必要があります。もしお出かけ中に奇声を発することがあれば、人差し指を立てて「しー」と言い小さな声で話しかけるようにしましょう。

するとすぐには理解してもらえなくても根気よく続けることによって「この場所ではこれはしてはいけないんだな」ということを徐々に学んでいってくれます。

その他奇声をあげてほしくない場面では、いないいないばぁをして遊んであげたり絵本やガラガラなど赤ちゃんが興味を持ちそうなものを持ち歩くのもいいですね。

奇声をあげる理由:疲れていて眠たい

赤ちゃんが奇声を発するとき、単に疲れていて眠たいという場合があります。生後3カ月~4カ月くらいの赤ちゃんは「黄昏泣き」、「夕暮れ泣き」といって夕方に不機嫌になる時間帯があります。

その夕方くらいの時間帯には奇声をあげながら泣くことも少なくありません。

原因としてははっきりわかっているわけではありませんが、今日1日初めての場所に出かけたり初めての経験をしたり、赤ちゃんは大人の何倍もの新しい刺激を受けているからとも言われています。

なので外が暗くなりはじめ1日の終わりが近づくと、その疲れが一気に出てきて泣きながら訴えているという説があります。この黄昏泣きは毎日同じくらいの時間に起こりやすいですが、生後5カ月くらいになるとおさまることも多いです。

対処法
この場合の対処法として、外が暗くなる前に早めに部屋の明かりをつけ赤ちゃんの不安感を取り除いてあげることが有効です。その他マッサージしたり絵本を呼んであげたりして赤ちゃんをリラックスさせてあげましょう。

抱っこしてあげてゆっくり揺れながら歌をうたってあげるのもよさそうですね。また、黄昏泣きを予防する方法として、早寝早起きを基本にしっかりと良質なお昼寝もさせるということも効果的です。

奇声をあげる理由:思い通りにならないため

自分の思い通りにならないじれったさから奇声を発することもあります。生後8カ月~10カ月ごろになると段々自我も芽生え始め、思い通りにならないことへの怒りや悲しさを感じはじめる時期です。

例えばおもちゃが手元にほしいのに遠くにあるときや、また寝返りを打ち始めたころですとうつ伏せから仰向けの状態に自分だけでは戻れずイライラしたり戸惑ったりして奇声をあげることもあります。

さらに授乳や離乳食を今は食べたくないのに食べさせられたときやお風呂にまだ入りたくないときなど、今はしたくないことを強制されたときなども「今はいやだ!」という意味での奇声を発することもあります。

そのような原因の奇声なら、奇声をあげながら険しい顔をしていたり起こった顔をしているので見分けやすいでしょう。しかしこれらの泣き方をし始めたということは自我ができてきた成長の証とも言えますね。

対処法
まず大切なことは、お父さんとお母さんが大声でしかりつけることをしないことです。

もしかしたらその時は静かになるかもしれませんが次またお父さんとお母さんが大声を出したとき「今はいいんだ」と勘違いして奇声をあげるようになってしまう可能性があります。

ですのでわかりやすく人差し指を口の前にやり「しー」と静かにサインしてあげましょう。

あいまいな言葉では赤ちゃんには通じませんので「大声をだすと周りのみんなが耳が痛くて困っちゃうよ」などと、どうして大声を出してはいけないのかを具体的な言葉で優しく伝え注意しましょう。

またもう一つの方法は、図書館など静かにしなくてはいけない場所に行く前に「今日は図書館に行くから小さな声でお話してね」と話しておいて、しっかり守れたら帰ってからよく褒めてあげるということです。

奇声をあげない子にしていくために有効です。

奇声をあげる理由:注目してほしいため

注目してほしいために奇声をあげるのは「褒められたい」「もっと自分を見てほしい」という気持ちからきていることが多いです。

滑り台を上手に滑っているところを見てほしかったりブロックを上手に積んだから褒めてほしいなどの気持ちから来ています。一般的に1~2歳ごろからその傾向が強くなります。

対処法
いちばんいいのは日ごろからお父さんやお母さんが自分をみてくれているんだという満たされた気持ちにさせてあげることです。しかし現実的にはずっと目を離さず見ているというのは難しいのです。

どうしても家事で忙しいとき、ちょっと離れただけでも嫌がるなどの場合は、10分でもいいのでその時間だけでも赤ちゃんだけに注目し、見て、遊んであげる時間を作りましょう。

そのあとに「今からお洗濯するからね」と声をかけ、お洗濯が終わってから一人で静かに遊べたことを褒めてあげましょう。

また毎日同じくらいの時間に決まった習慣を繰り返すことで、赤ちゃんもその時間帯は一人で遊ぶ時間だと理解して大人しく過ごすようになっていきます。

奇声をあげる理由:戸惑いや不安のため

赤ちゃんが奇声をあげるとき、その様子が楽しそうでも怒ってもない場合、もしかしたら何かを不安に感じているのかも知れません。眉をひそめながら、または体をのけぞり嫌そうに奇声を発していたら高い確率で何らかを不快に思い訴えたがっています。

例えば慣れない場所に行ったり、初対面の人にあったり、夕方に段々外が暗くなる様子に不安を感じている可能性もあります。

不安な気持ちを言葉でお父さんお母さんに伝え共感してもらいたいのにそれができず、不愉快な様子で奇声を発することで知らせようとしています。

対処法
まずは抱っこしてあげて、不安を払拭してあげましょう。お母さんやお父さんに大切に抱っこされることは赤ちゃんにとって一番リラックスできることです。

お母さんの体温や鼓動を感じるくらい、なるべく赤ちゃんと体を密着させて抱っこしてあげましょう。たくさんスキンシップをとり、絵本を読み聞かせたりして安心させてあげましょう。

対処法としては、徐々に新しい場所や人に慣らしていくことです。はじめはお父さんお母さんと一緒に公園などどこか新しい場所に通い、初めて出会う人達に慣れていきましょう。

そこで打ち解けるようになったらまた違う場所で同じように新しい人と接触し、どんどん交友関係を広げていきます。

「お父さんとお母さんといれば安心だ」と理解してくると、いずれ親がついていなくても心配ない場所や人を認識し始め、奇声をあげる必要もなくなるでしょう。

赤ちゃんの奇声は、まだ言葉で気持ちを伝えることができない赤ちゃんの自己表現です。いきなり大きな声を出せばお母さんもびっくりするかも知れませんが、赤ちゃんの奇声は不安や拒否などからくるマイナスなものばかりではありません。

何か赤ちゃんにとって心動かされるものを見つけての興奮や楽しくてたまらないという喜びを表している場合もあります。ですので奇声をあげるとき、にこにこして機嫌が良いなら問題はありません。

そんな赤ちゃんは笑顔でとても楽しそうな様子で奇声をあげてしまうかも知れませんが、ここで怒ってしまわないでください。「楽しいね」「面白いね」などと優しく声をかけてあげてください。

周りの大人が共感を示してあげれば赤ちゃんはきっとさらに感情表現豊かに成長していきます。

奇声は病気でも甘やかしでもありません

赤ちゃんの奇声の原因は親の甘やかしではないことは理解していただけたと思います。しかしそれでも公共の場で奇声をあげても放っておくようなことをすると周りからは「どうして黙らせないのだろう」と批判的な視線が浴びせられるかも知れません。

たしかに躾と奇声は関係ありませんが、もし赤ちゃんが奇声をあげたら「しー」のポーズをして、公共の場ではどう過ごすべきかを教育していくことは必要です。

個人差はありますが、赤ちゃんはみんな奇声をあげます。大声を出すことは呼吸器系の成長にもいいことなのでお家や公園など大声を出してもいいような場所に連れてってあげるのもいいですね。

通常遅くとも4歳くらいまでには奇声をあげることはなくなります。しかし5歳になっても赤ちゃんのころと同じように奇声をあげたり、1日中奇声をあげるというようなことがあれば一度病院で診察を受けましょう。

最後に、公共の場で赤ちゃんや小さな子どもが奇声を発していても、それを優しく注意しようとしている親御さんに批判的な視線を送るのはやめましょう。親御さんも大変な思いをしています。

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