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便秘・冷え性・乾燥肌に!アーユルヴェーダ式タイプ別デトックス

果実ときれいな女性

皆さんはアーユルヴェーダをご存知ですか?と聞かれるとエステのマッサージやヨガをイメージする人が多いのですが、本来アーユルヴェーダは世界最古の歴とした医学なんです。

特に冬場に多くなる便秘・冷え性・乾燥肌など寒さによって引き起こされる症状もアーユルヴェーダの考え方を取り入れれば改善できます。

体や心に溜まった毒を出すことによって病気を治すアーユルヴェーダ式デトックスの方法をご紹介します。

そもそもアーユルヴェーダって何?

アーユルヴェーダは紀元前1500年頃、インドで生まれた世界最古の伝統医学です。「自己治癒の科学」ともいわれ、今日の西洋医学や中医学(東洋医学)の起源になっています。

アーユルヴェーダの考え方では、本来人間には健康な状態を保つ力が備わっていて、たとえ病気になっても自分の力で健康な状態を取り戻すことができる「自己治癒力」を発揮させることが健康を保つ秘訣だと説いています。

アーユルヴェーダは美容を保つというイメージがあるかもしれませんが、根本的には健康を保つことが美容にもつながる、と考えたほうが正しいといえます。健康と美容が一体のものであると3500年前から気づいていたのは驚きですね。

アーユルベーダにおける健康を保つための3つの要素

アーユルヴェーダでは、私たちの体の中には

  • ヴァータ
  • ピッタ
  • カパ

の3つのエネルギーがあり、それぞれがバランスをとることで心身の機能が維持され、健康が保たれると考えています。それぞれの意味をご紹介していきましょう。

1.ヴァータ

ヴァータには「風」という意味があり、体の中を流れる運動のエネルギーを意味しています。血液や体液の循環をコントロールしているエネルギーといえます。

また、ヴァータのエネルギーは次のような性質が備わっていて、他の2要素「ピッタ」「カパ」が持つ性質とのバランスをとることで健康な体を保つことができると考えられています。

ヴァータの性質は次のように表現することができます。

  • 軽い
  • 冷たい
  • 乾燥した
  • 不規則な
  • 活動的な etc.

何となく「風」のイメージがある要素で構成されていますね。

2.ピッタ

ピッタは「火」のエネルギーです。ピッタは燃やすと言う要素から消化や代謝をコントロールしているエネルギーです。ヴァータと同様にピッタには次の性質が備わっています。

  • 熱い
  • 明るい
  • 鋭い
  • 油の
  • 刺激性の etc.

ピッタが持つ要素も、「火」のイメージが連想できると思います。

3.カパ

カパは「水」をコントロールしています。カパには「結合する」という意味が込められていて、細胞の形成や組織の構成など人間の体を総合的にまとめる力を持っています。カパにも次の5つの性質があります。

  • 重い
  • 遅い
  • 安定した
  • 静的な
  • 軟らかい etc.

カパが持つ要素も「水」のイメージにつながっていますね。

これらヴァータ(風)、ピッタ(火)、カパ(水)が持つ要素は互いに相反していて、

それぞれの「質」が互いにバランスをとることで健康を保つ力や病気を治す力となる「自己治癒力」を発揮できると考えられています。

人も3つのタイプに分類できる!あなたは何タイプ?

アーユルヴェーダでは、ヴァータ・ピッタ・カパの3つの要素が万物を作る元になっていると考えますが、人間のタイプもこの3つに分けることができます。自分がどの性質を持つかによって、病気や症状の改善法も異なります。

1.ヴァータ(風)タイプの人

ヴァータタイプの人は次のような特徴を持つ人です。

【 性格 】

  • 痩せ型で体が細い
  • 風のように活動的
  • 社交的で誰とでも友達になる
  • 流行に敏感
  • お金の使い方に計画性がない
【 体質 】

  • 情緒が不安定になりやすい
  • 冷え性
  • 頭痛・腰痛持ち
  • 便秘がち
  • 皮膚が乾燥しやすい

2.ピッタ(火)タイプの人

【 性格 】

  • スタイルが良い
  • 肌つやが良い
  • 炎のように情熱的
  • チャレンジ精神にあふれる
  • 怒りっぽい
【 体質 】

  • 寝つきや目覚めが良い
  • 汗をかきやすい
  • 皮膚炎を起こしやすい
  • 下痢になりやすい
  • イライラしやすくストレスが溜まりやすい

3.カパ(水)タイプの人

【 性格 】

  • 水のようにしっとりと落ち着いている
  • 物事に動じない
  • 保守的で無難
  • 浪費をせずお金を貯める
  • 頑固
【 体質 】

  • 肌が滑らかでしっとりしている
  • 便秘がち
  • 太りやすい
  • 鼻づまりなど鼻の疾患が多い
  • 運動不足になりやすい
こうした3つの性格や体質を自分にあてはめることによって、自分がどういう病気に罹りやすいのか、どのようなことに注意して生活すれば病気が防げるのか、を知ることができます。

冬の三大疾病…便秘・冷え性・乾燥肌の予防法

寒さが厳しくなる冬の季節は、アーユルヴェーダではヴァータの季節といえます。空気が冷たくなり乾燥するので、便秘・冷え性・乾燥肌の症状が最も起こりやすい季節です。

特に先ほどあげたヴァータの性質を持つ人は、体質と季節の性質が重なるため、便秘・冷え症・乾燥肌の症状が特に起こりやすいので注意が必要です。

それぞれの体質による予防法をご紹介しましょう。

冬の季節に最も注意が必要!ヴァータタイプの人

ヴァータタイプの人は便秘・冷え性・乾燥肌など冬の病気や症状が最も起こりやすいタイプです。病気が起こる原因の多くは冷えにあります。

ですから、とにかく人一倍体を温めることを心掛けましょう。体を温めることで代謝が促進され、心身の毒素が排出されていきます。

また、痩せ型で体力がないので、睡眠や休息をしっかりとり心身をリラックスさせることで病気を予防することができます。不規則な生活を控え、感情に流されず心穏やかに日常を送るようにしましょう。ダイエットも控えたほうが良いですね。

過信は禁物!ピッタタイプの人

ピッタタイプの人は活動的で情熱家なので、比較的冬の季節には強いタイプといえます。しかし、その分ストレスが溜まりやすく、肌が荒れやすい傾向があります。便秘や冷え性の心配は少ないといえますが、過信は禁物です。

体力に任せすぎて、仕事のしすぎ、飲酒のしすぎ、深夜のスマホやパソコンなどエネルギーを発散しすぎると、思わぬ病気を引き起こしてしまうので注意しましょう。

時には体をしっかり休めてエネルギーの補給を心掛ければ、病気に罹ることは少なくなります。

便秘になりやすい体質!カパタイプの人

カパのタイプの人は、冷静で落ち着いているので、運動不足になりやすく、太りやすく便秘がちになることが多いといえます。甘いものや食べることがとても好きなので、代謝が落ち体に毒素を抱えやすいので注意が必要です。

特に冬場は体の活動量が最も少なくなりやすいので、適度な運動を心掛け代謝を上げるようにすると便秘や病気の予防につながります。

便秘・冷え性・乾燥肌が同時に起こりやすい理由

冬は気温が低下するため、日常的に体が冷える状態が多くなります。体が冷えると代謝が低下し血流も悪くなるので、便秘が起こりやすくなります。

アーユルヴェーダの考え方では、便秘が最も良くない症状としてあげられており、体から排出される毒素が体内に長く留まることで、様々な病気を引き起こすと考えられています。

便秘になると体に溜まった毒素が血液を通して体全体にまわります。体の反応としては溜まった毒素をそのままにしておくわけにはいかないので、皮膚の毛穴や汗腺を通して毒素を排出しようとします。

すると肌や皮膚に直接毒素が集まることや、肌の働きにも大きな負担がかかるので、肌の新陳代謝やターンオーバーがスムーズにいかなくなり、肌が荒れることになるのです。

また、同様に便秘になると腸内環境が悪化し自律神経が交感神経優位の状態になります。交感神経が優位な状態が続くと、全身の血管が収縮するため血流が滞り体が冷えやすくなります。便秘は冷え性を起こす原因にもなるのです。

さらに、肌荒れが起こるということは、すでに自律神経や免疫機能が衰えていることが多いので、冷え性や便秘が起こりやすい状態であるといえます。

こうした理由により、便秘・冷え症・肌荒れは、それぞれが互いに影響を及ぼし合うため3つの症状は同時に起こりやすいといえるのです。

冷えを起こしやすいヴァータタイプの人、便秘になりやすいカパタイプの人は十分注意が必要ですね。

食べ物によるデトックス!アーユルベーダ式栄養の摂り方

アーユルベーダの考えでは、それぞれのタイプに合わせてデトックスの効果を高める栄養素があります。タイプによる体質の弱い部分を改善し不足しがちな栄養素を補うことで毒素の排出を促進するのです。

ヴァータタイプの人におススメな黄色の食品

黄色食品

ヴァータタイプの人は黄色の食品を積極的に摂るようにしましょう。ヴァータタイプの人は、痩せ型で体力がなく疲れやすい体質を持っています。黄色の食品は、疲労を回復させエネルギーを作り出す働きを高めます。

ヴァータタイプの人が摂ると良い黄色の食品には次のようなものがあります。

  • カボチャ
  • とうもろこし
  • 黄ピーマン
  • ニンジン
  • バナナ
  • マンゴー
  • パパイヤ
  • レモン
  • 油全般

ピッタタイプの人におススメな赤色の食品

赤食品

ピッタタイプの人はエネルギッシュで骨太な性格を持っていますが、体の内に熱がこもりやすい性質が弱点なので、熱を発散する働きがある赤色の食品を積極的に摂るようにしましょう。

ピッタタイプの人が摂ると良い赤色の食品には次のようなものがあります。

  • トマト
  • 赤ピーマン
  • りんご
  • いちご
  • スイカ
  • 赤唐辛子
  • カニ

カパタイプの人におススメな緑の食品

緑食品

カパタイプの人は代謝が弱く、血液や体液の循環が悪くなりやすいので、代謝力を高め毒素を排出する緑色の食品を多く摂るようにしましょう。

カパタイプの人が摂ると良い緑色の食品には次のようなものがあります。

  • ホウレン草
  • ブロッコリー
  • ピーマン
  • さやいんげん
  • アボカド
  • キウイ
  • マスカット

食べ物は薬にもなるという医食同源の発想ができたのは、3千年以上前のアーユルベーダの考え方が原点だといわれています。現代のような科学が発展する時代のはるか昔にこうした方法を生み出した先人の知恵には驚かされますね。

人にはそれぞれ自分の体質があります。一概に同じ方法で病気や症状の改善を試みるよりも、一人ひとりの体質にあった改善法を行なうことで、高い効果が期待できます。アーユルヴェーダ式デトックス、一度試してみる価値はありそうですね。

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