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汗をかかない人は毒まみれ!べたつきや臭いを出すドロドロ汗の改善法

爽やかな汗をかく女性

最近は、汗臭さに縁のないスマートな生活を送っている人が増えてきましたね。

汗をかかない人は清潔感があって良いのですが、汗には老廃物を出す役割があるため、あまりにも汗をかかないと体の中に老廃物が蓄積してしまい、身体の調子が悪くなってしまいます。

老廃物が溜まった人の出す汗はドロドロして臭いのが特徴。体臭の原因にもなってしまいます。しかしドロドロ汗も出しきってしまえば、サラサラした爽やかな汗がかけるようになります。そこで今回は、ドロドロ汗を上手に出す4つの方法を紹介したいと思います。

汗をかかない、汗をかきにくいという人には汗を上手にかくコツも紹介します!

汗にはサラサラ汗とドロドロ汗がある!その違いは?

人は常に体温を一定に保つ「恒温動物」です。生物は外気温の影響を受けて暑いと体温も上昇しますが、そのまま体温が上昇し続けると最終的には脳の中枢が熱による障害を受け、生命が維持できなくなってしまいます。

そのため私達の体には体温を調節する機能が備わっており、暑さで体温が上昇しそうになると汗を出して皮膚から汗を蒸発させ、その時に皮膚表面から熱が発散することで体温の上昇を防いでいます。

また発汗にはわずかながら蓄積された毒素を排出する役割もあり、汗にはごく微量の老廃物(アンモニア、はがれた細胞のカスなど)や有害な毒素(重金属)も含まれています。

汗は、血液から取り込まれた水分とミネラルでできています。舐めると少ししょっぱいのは、ナトリウム(塩分)が含まれているためですね。

しかし汗の成分は常に同じではありません。汗には、水っぽくて臭いのない「サラサラ汗」とベタベタして臭い「ドロドロ汗」があります。

特徴 サラサラ汗 ドロドロ汗
粘度 水っぽくサラサラ 脂っぽくドロドロ
臭い 臭いはない 臭い
汗腺 エクリン腺 アポクリン腺
(エクリン腺から出ることもある)
汗の成分 99%の水分と微量のミネラル アンモニア・脂肪・塩分・鉄分など
汗のpH 酸性 アルカリ性
汗の出方 小粒の玉になって出る 大粒の汗がだらだら流れる
体温調節 できる あまりできない

汗の出口(汗腺)は「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があり、「エクリン腺」から出る汗はサラサラ、そして「アポクリン腺」から出る汗はドロドロしています。

体温調節のための汗はエクリン腺から、性的なフェロモンを分泌するための汗はアポクリン腺から分泌されます。

アポクリン腺から出る汗がドロドロしているのは、その人の臭いをアピールするために、血液からしみ出たたんぱく質や脂肪などが含まれているためです。

アポクリン腺は脇、性器などにあり、たんぱく質や脂肪は雑菌を増やして不快な臭いを出しやすいため、体臭やワキガの原因になる場合があります。しかし分泌が正常に行われ清潔を保っていれば、臭いが気になることはありません。

しかし、エクリン腺からもドロドロ汗が出てしまうこともあり、ミネラルや老廃物が含まれているためにベタベタして臭くなってしまうことがあります。

もちろん汗をかくならば、臭くないサラサラ汗が良いに越したことはありません。なぜエクリン腺からドロドロ汗が出てしまうのでしょうか。

汗をかかない人は要注意!ドロドロ汗は汗腺の機能低下が原因

エクリン腺からドロドロ汗が分泌されるのは、汗腺が正常に機能していないためです。

汗は、血管から汗腺に取り込まれた血漿(血液の約60%を占める水分)で作られています。血漿には体に必要なミネラルも豊富に含まれているため、汗腺に取り込んだ血漿の中からミネラルだけを血管に戻します。この機能を「汗腺の再吸収」といいます。

汗腺の再吸収ができている良い汗とは

汗腺の再吸収がスムーズに行なわれると、汗はほとんどミネラルが残らないので水っぽくなります。

余分な成分が含まれない汗は蒸発しやすくスムーズに体温を下げることもできます。また汗は酸性で殺菌作用があり臭いのもととなる雑菌も繁殖しません。これがサラサラした良い汗と呼ばれます。

汗腺の再吸収ができていない悪い汗とは

一方、汗腺の再吸収がスムーズに行なわれないと、汗の中にミネラルが多く残ります。

汗をかいた時にはミネラルが皮膚表面を覆うので汗の蒸発が邪魔され、体温をスムーズに下げることができません。

また汗腺が正常に機能していないと汗そのものが出にくくなって「汗をかかない体質」になってしまい、体内に老廃物が溜まりやすくなります。

汗をかいた時には溜まった老廃物が一度に出るので汗がドロドロして臭くなり、老廃物によってアルカリ性に傾くので雑菌も繁殖しやすくなります。

汗をかかないことのデメリット

汗をかかない体質の人は一見うらやましく見えますが、汗がかけないということは体温調節が下手で体の中は毒まみれということなので、健康面では決して良いこととは言えません。

体温調節ができないと熱中症や冷え性になりやすく、体内に老廃物が溜まると免疫力の低下や自律神経失調症を引き起こして不調に悩まされるようになってしまいます。

汗腺を鍛えるとサラサラ汗が出せるようになる

しかし、機能が低下した汗腺も、汗をかく機会を増やせば機能が活性化し、どなたでも再びサラサラした汗を出すことができるようになるんですよ。

それにはまず、ドロドロ汗をかいて老廃物をしっかり排出すること。意識してドロドロ汗を出していくことで体の老廃物がなくなり、繰り返し汗をかくことで汗腺の再吸収機能が鍛えられ、ミネラルの少ないサラサラ汗が出るようになります。

ドロドロ汗を出したい時は、じっくりと時間をかけて汗をかくのがポイント。その理由は次の2つです。

  • いきなり激しく汗をかくと体に負担がかかる
  • 臭いのもととなるアポクリン腺はじっくり温めると発汗する

いきなりサウナに長時間入ったりハードな運動をしたりすると大量の汗をかくので健康的に見えるかもしれませんが、これはNG。

老廃物の溜まっている人は汗腺の再吸収機能が低下しているので、無理に大量の汗をかくと体に必要なミネラルも大量に排出されてしまい、体液のミネラルバランスが崩れて熱中症や自律神経失調症が起こりやすくなってしまいます。

また、エクリン腺だけでなくアポクリン腺もメンテナンスが必要。アポクリン腺はエクリン腺に比べじわじわと汗が出るため、じっくり温めることによってアポクリン腺から汗が出やすくなります。

アポクリン腺の汗にはたんぱく質や脂肪が豊富なことから、汗のかけない人はこれらの物質がどうしても毛穴に詰まりがち。体臭が強くなったり老廃物が排出されにくくなったりしてしまいます。

アポクリン腺を温めると毛穴の詰まりが取れて臭いが出にくくなり、汗がスムーズに出るようになるので、老廃物が排出されやすくなりドロドロ汗や体臭を改善する効果が期待できるようになります。

簡単!ドロドロ汗を出す4つの方法でデトックス&汗腺強化

ドロドロ汗を出すのはそう難しいことではありません。次に紹介する4つの方法でドロドロ汗をどんどん出していきましょう。事前に必ず水分補給をし、新陳代謝を高めておくこともおすすめします。

ドロドロ汗を出す方法1.運動

汗腺の機能を鍛える効果が最も高いのは運動です。運動をするとエクリン腺から汗が分泌されるのでエクリン腺のトレーニングにつながります。

中でも、体の熱を生み出して発汗を促進させる有酸素運動が効果的。次の運動を軽く息がはずむ程度に行ないましょう。

  • ジョギング
  • ウォーキング
  • 自転車こぎ

もちろん汗をしっかりかくまで行うことがポイント。時間はだいたい30分以上を目安にするのが良いでしょう。1日1回、できれば毎日行うのが理想ですが、まずは週に1~2回でも良いので、運動で汗をかく習慣を取り入れていくことをおすすめします。

熱は筋肉で作られるので、運動して筋肉量を増やすと効率良く熱が作られすぐ汗が出る体質に変わります。

ドロドロ汗を出す方法2.入浴

運動をする機会がなかなかない人は、入浴でドロドロ汗を出しましょう。入浴で体が温まると汗が出てドロドロ汗が出やすくなります。

入浴法は、全身浴でも半身浴でもどちらでもかまいません。半身浴のほうが汗がよく出てデトックス作用が高いとも言われますが、半身浴は上半身が冷えて汗が出にくいので短時間だと汗をかく量はそれほど多くなりません。

ただし、半身浴はのぼせないので長時間湯船につかることができるというメリットがあり、長時間かけて汗をたくさんかくことで汗腺機能を鍛える効果が期待できます。

すぐに汗を出したい人は「全身浴」を、あまり汗のかけない人やアポクリン腺から汗を出したい人は、時間をかけてじっくりと汗を出す「半身浴」がおすすめです。

全身浴・半身浴とも湯船の温度は決して熱くしてはいけません。熱い湯にすると交感神経が刺激されて急激に心拍数が上がり、体に負担を与えてしまうからです。

全身浴なら42℃以下で10分以下、半身浴なら38~40℃で20~30分湯船につかるのがおすすめです。半身浴をする時は、上半身が冷えないよう、濡らさないようにして乾いたタオルを羽織ると良いでしょう。

湯船につかってしばらくしてベタベタした汗が出てきたら、一度湯船から出て石けんで体を洗い清潔にします。ベタベタした汗に老廃物やアポクリン腺に詰まったたんぱく質・脂肪が含まれ、皮膚表面が汚れているためです。

その後再び湯船につかり、温まって開いた汗腺から汗をさらに出していきます。湯船から出たら軽くシャワーで体を流し、お風呂上がりにはコップ1杯の水を飲んで水分を補給しておきましょう。

お湯が冷めないよう蓋をしたり、浴室の室温が下がらないよう換気扇を止めたりすると発汗作用が高まります。ただし気分の悪くなった時はすぐ入浴を中断し、水分を補給して休んでください。

毎日の入浴は誰もが習慣的に行っていることですが、シャワーで済ませていたり湯船で体が温まっていなかったりして汗をかくことができていない人もけっこう多いのです。入浴はデトックスのチャンスなので、上手に活用したいですね。

ドロドロ汗を出す方法3.岩盤浴

岩盤浴とは温めた天然石の上に寝転がる形式の入浴法。お湯はありませんが、岩盤浴のできる施設は公衆浴場法によって温泉施設に分類されています。岩盤浴の併設されている公衆浴場を利用すると良いでしょう。

岩盤浴をすると、天然石から出る輻射熱によって全身が温まり、楽にたくさんの汗をかくことができます。

岩盤浴は湯につからずに体を温めることからサウナに似ているとよく言われますが、サウナは部屋が90~100℃と高温であることに対し岩盤浴は45℃くらいなので、体に負担がかからずじっくりと汗をかくことができるメリットがあります。

入浴より温熱効果が高く汗の量が多いので、興味のある方は最寄りの岩盤浴施設に通ってみると良いでしょう。温熱効果が高い分、頻繁に利用すると体に負担がかかりやすいので、週1~2回くらいがおすすめです。

過去に雑菌問題が取り上げられたことから、ブーム時に比べれば岩盤浴施設も数が減ってしまいましたが、問題が摘発された影響で不衛生な業者も消滅していますので、現在営業している岩盤浴施設は衛生面を安心して利用していただければ、と思います。

ドロドロ汗を出す方法4.ホットヨガ

もう少し本格的に頑張ってみたい方は、ヨガスタジオが行なっている「ホットヨガ」に挑戦してみてはいかがでしょう。

ホットヨガは、室温が40℃くらい、湿度が60~70℃の部屋で行なう、新しい流儀のヨガです。発汗しやすい温度と湿度を揃えた環境で体に負担のかからないヨガを行なうと、ドロドロ汗がたくさん出るので高いデトックス効果も得られます。

ただし通常の有酸素運動やヨガより体にかかる負担が大きいので、通って気分の悪くなる方は無理に続けないこともおすすめします。

汗がなかなか出ない人へ汗が出やすくなるコツを伝授

普段から汗をかくことがほとんどない人は、今回紹介した方法を何回か行っても汗がなかなか出ない場合があります。これは汗をかかないことで、機能するべき汗腺のほとんどが休んでしまっているためです。

汗がすぐ出るようになるまでもう気長に頑張ってみることをおすすめしますが、ドロドロ汗を出す近道として、汗が出やすくなるコツも取り入れてみましょう。

発汗のコツ1.運動をしてから入浴する

運動だけ、または入浴や岩盤浴だけよりも、運動をして体を温めた後に入浴でさらにひと汗流したほうが汗も出やすく、発汗量も増えるので、汗腺を鍛える効果がより高くなります。

発汗のコツ2.口に水を含んで入浴する

入浴中、口に水を含むと汗が出やすくなるといわれます。これは、口の中に水分があると脳が体から水分を排出させようとして汗を分泌させるためなのだそうです。

入浴中に少々の水を口に含んでそのまま湯船につかり、唾液でねばねばしてきたら吐き出して新しい水を口に含むことを繰り返します。

発汗のコツ3.汗をかいた後に急激にクールダウンしない

運動や入浴の後、ほてった体に冷房や扇風機の風を体に当てて急激にクールダウンするのはよくありません。汗が急にひいてしまい、せっかく活性化を始めていた汗腺機能が休んでしまいます。

汗をかいた後はタオルで拭きとって清潔な衣服に着替え、外の自然な風やうちわのゆるやかな風で、体をやさしくクールダウンするのがおすすめです。

発汗のコツ4.手足浴で汗腺を鍛える

汗腺を集中的に鍛える入浴法もあります。それは「ひじ・膝から下だけ高温で湯浴をする」という方法です。入浴時にもお試しください。

汗腺を鍛えて、いい汗をかく

最初にやけどをしないくらいの、43~44℃程度の熱いお湯でひじから下と膝から下を10~15分程度温めると、汗腺の機能が高まるといわれています。

次に、そのお湯に水などを足して、36℃程度のぬるめのお湯に15分ほどリラックスして全身つかるのが効果的です。

同時に両手足を温める姿勢に負担を感じる方は、バケツで手浴または足浴を別々に行っても良いでしょう。

汗のかけない人は、クーラーや運動不足で体が冷えて基礎代謝が低下している可能性があります。汗腺がお休みしないよう、日頃から体を冷やさないように心がけて基礎代謝を高め、汗をかく機会を増やすことをおすすめします。

サラサラ汗はメリットいっぱい!汗をかいてベタベタ汗にお別れしよう

最初は、ベタベタして臭い汗が出るので汗をかく爽快感はないかもしれませんが、ベタベタ汗が出たらそれはデトックスできた証拠なので大いに喜びましょう。

ベタベタ汗を繰り返し出していくうちにサラサラした汗が出るようになって、体調も良くなっていくのです。

サラサラ汗が出るようになると、暑さに強くなったり、基礎代謝が上がってダイエットが成功しやすくなったり、とメリットもいっぱい。今回紹介した方法で体からベタベタ汗をしっかり出しきってくださいね。
キャラクター紹介
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