健康生活TOP 健康管理 朝起きた時に感じるむくみや痛みの原因は?症状を解消する12の方法

朝起きた時に感じるむくみや痛みの原因は?症状を解消する12の方法

寝転んでいる女性の足

朝起きた時は顔・手・足がむくみやすいもの。ポッチャリして見えたり、腫れぼったくなった関節を動かそうとすると痛みを感じたりして憂うつになってしまいますね。

むくみの原因はさまざまですが、ほとんどはセルフケアで解消できるむくみです。出かけるまでに気になるむくみを解消してしまいましょう。

今回は朝のむくみ・痛みを解消する方法とむくみの原因をについて説明いたします。むくみの解消法は、気になる部分だけ行ってもいくつ組み合わせてもかまいません。覚えておくと心強いむくみの解消法を 12個紹介いたします。

なぜ朝はむくみやすいの?パンパンむくみの正体と原因

むくみ(浮腫)とは、皮膚の下の細胞と細胞の間に水分が過剰に溜まることです。

この水分は毛細血管からしみ出た血漿からなる液体です。この液体を「間質液」といいます。間質液は細胞の周りを浸している液体で、何らかの原因で血液と間質液の浸透圧バランスが崩れると、間質液が増え過ぎてむくみを起こします。

むくんでいる時に体重計に乗ると、増えた水分の分だけ体重が増えるので「太った」と慌ててしまうこともあるのですが、肥満=体脂肪の増加、むくみ=余分な水分の蓄積、といった違いがあり、次のような症状があれば肥満ではなくむくんでいることが考えられます。

  • 顔・手足が腫れぼったい
  • まぶたが重い
  • 物が握りにくい
  • 靴がきつい、履けない
  • 靴下のゴムの跡がくっきり付く
  • 手足のむくみに、重だるさや痛みを伴う

一度蓄積した体脂肪を減らすには時間がかかりますが、水分はすぐに排出させることができるので、むくみは簡単に解消させることができます。

むくみの種類と原因

むくみの種類を大きく分けると次の2つがあります。

  • 心配いらない一過性のむくみ
  • 疾患によって起こるむくみ

むくみは次のようなさまざまな原因で起こっており、それぞれむくみのメカニズムも異なります。

むくみの種類 一過性のむくみ 疾患で起こるむくみ
主なむくみの原因
  • 飲酒
  • 塩分の摂り過ぎ
  • 血行不良
  • 立ち仕事
  • 疲労・睡眠不足
  • ホルモンの影響
  • 腎臓の疾患
  • 心臓の心疾患
  • 甲状腺の疾患
  • 静脈瘤の疾患
  • 栄養障害

医学的には、すねを約10秒間指で押して40秒経っても凹んだ跡が残っている状態をむくみと判断しています。これを「圧痕性浮腫」といいます。

圧痕性浮腫があれば、ほぼ疾患が原因と考えて良いでしょう。(中には凹んだ跡が残らない疾患もあります。)

実際にむくみのほとんどは、検査をしても以上の見つからない一過性の軽いものです。すねを押して跡が残らなければ、しばらくすると自然に解消されるので、あまり心配する必要はありません。

朝・夕方にむくみやすい理由

一過性のむくみが起こりやすい時間帯は朝の起床時と夕方以降です。朝は顔のむくみ、夕方以降は足のむくみが目立ちやすいのが特徴です。

夕方以降に起こる足のむくみは、ヒトが二本足で立って行動しているために起こります。ずっと立ちっぱなしでいると重力の影響で水分が下半身に溜まりやすくなるのです。また同じ理由で、夕方には手指もむくみやすくなります。

立ち仕事によるむくみの強さに個人差はありますが、一晩寝て脚に溜まった水分を元に戻すことができれば、特に問題はありません。

一方、朝に顔がむくみやすいのは、就寝中に体が水平な状態で横たわっていて、体内の余った水分が全身に行き渡って、特に皮膚の薄い顔でむくみが目立ちやすくなってしまうためです。

日中と寝ている間のむくみのメカニズム

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心配いらない一過性のむくみの原因と予防法

睡眠中は利尿ホルモンの分泌が低下するため尿が作らず、体内の水分が溜まった状態になっているので、朝は自然とむくみが起こりやすいのです。

しかし心配いらないむくみとはいえ、できればむくみは起こらない方が良いですよね。むくみの原因と予防法をチェックしておきましょう。

心配いらないむくみの原因:飲酒

お酒を飲んだ翌朝、顔がパンパンになるほどむくんでいて、鏡を見てびっくりすることがありますよね。

これは水分の過剰摂取が原因です。水分と言ってもお酒のことではありません。飲酒後に飲んだ水が体内に過剰に溜まってしまい、むくみを起こしているのです。

飲酒後のむくみは、次のようなメカニズムで起こります。

  1. アルコールの利尿作用によって血液中の水分が奪われる
  2. 濃くなった血液を元の濃度に戻すため、体が水分を要求するようになる
  3. 喉が渇いて水を飲む
  4. 酔いによって水分を調整する機能が鈍るため、必要以上に水を飲み過ぎてしまう
  5. 薄くなった血液を元に戻すため、水分が毛細血管からしみ出て間質液が増える

皮膚の薄い顔はむくみやすいので、飲酒した日の翌朝は顔がパンパンにむくんでしまうのです。

予防法
飲酒後のむくみ対策は、水分を飲み過ぎないことです。しかし飲酒後は体が脱水状態になっているため、水分補給を控えることもできませんよね。

そこで脱水を防ぐために、飲酒中にお酒と一緒に水分を少量ずつこまめに摂取することを心がけます。脱水が起こらなければ、水の飲み過ぎを防ぐことができます。

心配いらないむくみの原因:塩分の摂り過ぎ

体に必要のない塩分は尿と一緒に排出されていくものですが、前日に塩分を過剰摂取すると、腎臓が尿と一緒に塩分を排出する作業が間に合わなくなり、翌朝のむくみが起こりやすくなります。

食事から塩分を取り過ぎると体液のナトリウム濃度が濃くなってしまいますが、私達の体には体液のミネラルバランスを一定に保つ機能が備わっているため、水分を取り込んで体液のナトリウム濃度を下げようとして、喉の渇きが起こります。

水分を補給すると体液のナトリウムが薄められますが、そのために体内には余分な水分が増えてむくみが起こるわけです。

予防法
塩分の摂取量を控えるに限ります。

1日の摂取基準量は成人の男性で8.0g、女性で7.0gです。最近は「塩分控えめ」を意識している人も増えてきており、自身では塩分の摂り過ぎに見えないかもしれませんが、実際には、ほとんどの人が10g以上と必要以上に塩分を摂取しています。

体に必要な塩分は2~3g。たったの小さじ1/2の量です。それでは食事が薄味すぎておいしくないので、もう少し高めの数値に摂取基準が設定してあるのです。そのため、ほとんどの人は少なくとも今より大幅に塩分摂取を控えて問題ありません。

塩・醤油・ソースなど塩分の多い調味料の使用、漬け物や塩辛など塩分の高い物を控えるのはもちろん、ナトリウムを排出するミネラル「カリウム」を摂取するため、カリウムが豊富な野菜・果物、いも類を積極的に食べることもおすすめします。

心配いらないむくみの原因:血行不良

日頃から血液の循環が悪くなっていると不要な水分が排出されにくくなり、朝起きた時にむくみが起こりやすくなります。

毛細血管の小さな穴からしみ出た血漿成分は間質液となって細胞間を浸し、余分な間質液は細胞から老廃物を回収してリンパ管に入ります。毛細リンパ管に入った間質液はリンパ液となり、太いリンパ管、静脈へと流れていきます。

血液の循環が悪くなると、この一連の流れがスムーズに行なわれなくなり、間質液が溜まったりリンパ液の流れが滞ったりして、むくみが起こるのです。

血行不良の原因は、次のようにさまざまです。

  • 冷え
  • きつい下着・衣類・履き物による締め付け
  • 同じ姿勢を長時間続ける
  • 運動不足
  • ストレス
予防法
日頃から血行が滞らないように注意します。

体を締め付ける衣類や履き物は避け、なるべくゆったりした物を身につけるようにしましょう。

デスクワークや長距離運転など、同じ姿勢が長時間続く仕事に従事していると血管が圧迫されて血液の循環が悪くなります。30分~1時間に1回は休憩を取り、立ったり歩いたりして血行を促進させましょう。

運動不足も良くありません。運動すると交感神経が興奮して血圧が上がり、血流が強くなります。毎日適度な運動をしましょう。運動は精神を安定させるセロトニンの分泌を促進し、ストレスの解消にもつながります。

また、運動不足でふくらはぎの筋肉量が減っていると、血管のポンプ機能が低下して脚に水分が溜まりやすくなります。なるべく歩いたり階段を昇降したりしてふくらはぎの筋肉を鍛えましょう。

入浴時は湯船にゆっくりつかって体を温めることをおすすめします。血管が拡張して毛細血管までスムーズに血液が行き渡ります。また入浴することで副交感神経のはたらきを高めてストレスも解消されます。

心配いらないむくみの原因:疲労・睡眠不足・ホルモンの影響

疲労・睡眠不足・ホルモンの影響でもむくみが起こりやすくなります。自律神経のバランスが乱れて、心臓が血液を送り出すポンプ機能が低下し、血液の循環が悪くなるためです。

また、女性は生理前になるとホルモンの作用によって体に水分を溜め込みやすくなり、自然とむくみが起こりやすくなります。

予防法
不規則な生活はホルモンの分泌や自律神経のバランスを不安定にします。健康管理の基本となりますが、規則正しい生活を心がけることが大切。むくみの予防にもつながります。

生理前のむくみは自然な現象ですが、塩分摂取を控えたり体の血行を促進したりすることでむくみを緩和させることも可能です。

心配いらないむくみの原因:立ち仕事

立ち仕事をしていると重力の影響で水分が下に溜まり、夕方になると朝よりも脚が太くなったり靴がきつく感じられることがあります。

横たわって一晩寝ると、脚に溜まった間質液やリンパ液は心臓のほうへ流れていき、翌朝には自然と脚のむくみが解消されているものです。

しかし血液の循環が滞っている人は一晩寝ても回復せず、翌朝にむくみが残ってしまう場合があります。

予防法
立ち仕事によるむくみが取れにくい人は、普段から適度な運動をしたりこまめに脚のマッサージをしたりして、脚の血液の循環を促進させましょう。

全身のむくみ対策/全身の血行を促進!朝のむくみ解消法

朝のむくみを効果的に解消するには、全身の血行を促進させることがポイントです。朝起きたら、自律神経のはたらきを副交感神経から交感神経の方へ切り替えて血流を強め、体に溜まった余分な水分の排出を促進させましょう。

朝のむくみの解消法その1.入浴する

時間に余裕があれば、入浴して体を温めて血行を促進させるのがおすすめです。

水圧で血管が適度に圧迫され、手足に溜まったリンパも流れやすくなります。湯の中で手をグーパーグーパーしたり足首を屈伸させるとさらに効果的ですね。また38~40℃の湯船にじっくり使って汗をたっぷり出すと、さらにむくみが解消されやすくなります。

時間のない場合は、熱めのシャワーと水のシャワーを30秒ずつ交互に浴びるのもおすすめです。

温冷の刺激で血行が促進されるほか、熱いシャワーで交感神経のはたらきが活発になって体が覚醒する効果も得られます。

お湯の温度は少し熱いと感じられる40~42℃、水は冷たすぎない程度に調整します。

温冷の刺激が寝起きの心臓に負担をかける場合がありますよ。体を慣らすため、足先から徐々に上に向かってシャワーをかけるようにしてくださいね。

朝のむくみの解消法その2.ウォーキングやジョギングをする

ウォーキングやジョギングは、朝の時間があれば是非おすすめしたい対策法です。

運動をすると交感神経が優位にはたらいて心臓の鼓動が増えます。するとたくさんの血液が送り出されて毛細血管の血流が促進し、余分な水分やリンパが流れやすくなります。

汗と一緒に余分な水分、ナトリウム、老廃物を効率良く出したい時には、10~20分行って汗をかくと良いでしょう。

朝のむくみの解消法その3.体のむくみを取るリンパマッサージ

目が覚めたら布団の上で横になったまま実践できる、体のリンパマッサージです。

1.仰向けでおへその下に両手のひらを重ね、手のひら全体で時計周りにゆっくりさする。

2.続いて、みぞおちから下腹部までさすり下ろす。お腹をさする。

(さするときは息を吐きながら、手・腕の力を抜き、優しくさするように心がけましょう。)

3.両手で足首を包み込むように握り、ゆっくりと太ももの付け根までさすり上げる。

(ふくらはぎは膝の後ろのくぼみにあるリンパ節へ、太ももは鼡径部のリンパ節へ流す。)

4.背中の出来るだけ高い位置に両手のひらをあて、背骨の両側を腰に向かってさすり下ろし、そのままヒップラインに沿ってさする上げる。

(ゆっくりと温めるようイメージしてさすりましょう。)

顔のむくみ対策/すぐに効果が欲しい!忙しい朝におすすめの方法

こんな顔で人には会いたくない…!ピンチの時に役立つむくみ解消法を紹介いたします。

顔のむくみ対策その1.湯と水で交互に顔を洗う

顔のむくみをすぐにとりたい時は、朝の洗顔をする時に湯と冷水で交互に顔を洗うのがおすすめです。

温めた時の血管の拡張、冷やした時の血管の収縮を繰り返す刺激によって顔の血行が促進され、溜まった水分が流れていきやすくなります。

普通に石けんで洗顔した後、水のすすぎとお湯のすすぎを交互に30回行います。洗面器を2つ用意すると便利です。

※水は冷たくてもかまいませんが、お湯は熱過ぎてはいけません。お湯の温度は「心地良い温かさ」を心がけてください。(お湯の温度が高いと皮脂が洗い流されて肌の乾燥を起こします。)

顔のむくみ対策その2.おしぼりで顔のホットパック

洗顔後の化粧水をつける前に、温かいおしぼりを顔に当てると血行が促進されて水分が排出されやすくなります。

おすすめは、温かいおしぼりと冷たいおしぼりを用意し、交互に20秒ずつ3~5回くらい顔に当てて温冷の刺激を与える方法です。むくみがより早く解消されます。

  • 温かいおしぼり…濡らしたタオルを電子レンジで1分加熱
  • 冷たいおしぼり…水(冬以外は氷水がおすすめ)につけてしぼる

 
※熱過ぎるおしぼりを顔に当てないでください。またパック後は化粧品で肌をしっかり保湿しておいてください。

顔のむくみ対策その3.ドライヤーの温風で血行促進

朝のスタイリングにドライヤーを使う人も使わない人も、ドライヤーの温風を顔に当てて簡単にむくみを解消させましょう。

まず顔にたっぷり化粧品をつけておきます。洗顔後に行うと良いでしょう。そして顔全体にドライヤーの温風を30秒間当てます。熱くない程度にドライヤーを顔から離してください。

その際、顎から耳の下にかけてずらしながら温風を当てていくと、リンパの流れがさらに良くなります。

顔のむくみ対策その4.顔のむくみを取るリンパマッサージ

むくみの解消に高い効果をもたらすのがリンパマッサージです。コツを覚えれば誰でも簡単に実践することができますよ。

洗顔後に基礎化粧品をつけ、肌の滑りを良くしてから行うと良いリンパマッサージです。

1.左右交互に鎖骨の上のリンパを肩先から体の中央に向かって、親指以外の四本の指でゆっくりさする。

(さするときは息を吐きながら、手・腕の力を抜き、優しくさするように心がけましょう。)

2.耳たぶの後ろにあるくぼみに親指以外の四本の指をあて、首筋を鎖骨に向かって真っ直ぐさすり下ろす。

(首は神経が集中しているデリケートな所のため、指先の力を抜いて、鎖骨リンパ節へ優しくさすりましょう。)

3.あご先に四本の指をあて、フェイスラインに沿って、耳の下までさすり上げる。

4.眉の上、髪の生え際をおでこの中心からこめかみに向かってさする。

手のむくみ対策/腫れぼったくて痛い手指の腫れに

朝、手が腫れぼったくなって指の関節を曲げようとすると痛い時は、腕と手指の血行を促進させて余分な水分を排出させましょう。

手のむくみ対策その1. 両腕を挙げて伸びをする

両手を組んでそのまま腕を頭の上に伸ばし、思い切り伸びをします。誰もが起きた時に自然と取るポーズですが、むくみを取りたい人はしっかり腕を伸ばしてそのままの姿勢を長めにキープしてください。

腕から肩の筋肉がほぐれて腕の血行が良くなり、手を上げることで手指に溜まった水分を移動させる効果が得られます。布団の中でもできますね。

手のむくみ対策その2.手の簡単なストレッチ

これも簡単にできるストレッチです。痛みのある時は無理をしないで、手指をゆっくり動かしてください。

  • 手首をぶらぶら揺らす
  • 手のひらを握ったり開いたりする
  • 指を曲げ伸ばしする

併せて手のツボ指圧もお試しください。

足のむくみ対策/重さだるさもスッキリ!気持ちいいストレッチの方法

前日の足のむくみや痛みが残ったままでは、颯爽と活動を始めることができません。脚のむくみに気付いたらすぐケアをしましょう。

足のむくみ対策その1.寝たまま行う脚のストレッチ

起きたら、布団の中でストレッチを行ない、脚に溜まった水分を元に戻しましょう。

  1. 仰向けに寝た状態から、足を心臓より高い位置にあげる。
  2. 足を上げた状態のまま、足首を曲げたり、伸ばしたりを数分間繰り返す。

足のむくみ対策その2.ヨガ「サギのポーズ」で脚を引き締め

布団の上でできて脚のむくみに効果のある「サギのポーズ」に挑戦してみましょう。硬くなっている筋肉をほぐして血行を促進します。

  1. 背筋を伸ばし、両脚を前に伸ばして座る
  2. 片膝を立て、伸ばしているほうの足の裏を両手で持つ。
  3. 息を吸いながら、持っている方の脚を伸ばした状態でゆっくりと上に持ち上げる。
  4. 膝を顔のほうに近づけて5秒間呼吸しながらキープする
  5. ゆっくりと脚を元に戻す
  6. 片方の脚も1~5を行なう。両脚とも数回繰り返す。

ヨガのサギのポーズのやり方と姿勢

※体の硬い人は脚に痛みを感じやすいので、無理のない範囲で脚を持ち上げてください。

足のむくみ対策その3.椅子に座って足首を屈伸

ダイニングで椅子に座って朝食を食べながら、気軽に実践できるストレッチです。

  1. 座ったまま足首だけを上下に動かす
  2. つま先を床につけたまま、かかとを上げ下げする

ふくらはぎの筋肉が適度に刺激され、脚の血行が促進されます。座っている間に何度も繰り返すと効果的です。

併せて適度な運動やリンパマッサージもお試しください。

顔・手・足のむくみに速効のツボを指圧する

ツボの指圧も効果的です。ツボを指圧して速やかにむくみを解消させましょう。基本の指圧は「指で3秒押して、指を3秒離す」を1セットとして、数回繰り返してください。

顔のむくみに効くツボ

ツボを押すと顔のリンパの流れが良くなり、顔のむくみが解消されます。

四白(しはく)
瞳の下に1㎝くらい下がり頬骨が当たる部分にあるツボです。
顔の皮膚はデリケートなので、爪を立てたり強く押したりしないよう、指の腹で軽く指してください。

翳風(えいふう)
耳たぶの裏側でくぼんでいる部分にあるツボです。指でつまんで、揉むように指圧するのがおすすめです。

耳門(じもん)
耳の穴より少し前で、指の腹を当てると脈拍が感じられる所のくぼみにあるツボです。少し強めにゆっくり押してみましょう。

天柱(てんちゅう)
首の後ろにある2本の太い筋の、髪の生え際にあるくぼみが天柱です。押すと圧痛があります。ツボを指圧する前に首を軽く回して筋肉をほぐしてから、指の腹を天中に当ててこねるようにゆっくり押します。

手のむくみに効くツボ

手のひらにあるツボを押して手のむくみを解消しましょう。

労宮(ろうきゅう)
手のひらの中央にあるツボです。手を握った時に中指と薬指が当たる位置に労宮があります。もう片方の親指を当てて強めに押し込みましょう。

手のひらにゴルフボールや殻付きのクルミを握って刺激するのも効果的です。

合谷(ごうこく)
手の甲の親指と人差し指の骨が合流する位置の少し前にあるツボです。押すと圧痛のある所が合谷です。もう片方の親指で強めに押し込みましょう。

足のむくみに効くツボ

起床時に、前日のむくみや重だるさが残っているならば、足裏のツボを指圧してみましょう。

涌泉(ゆうせん)
脚の裏の中央(土踏まずのあたり)より、やや中指側に寄った所にあるくぼみです。脚のむくみや疲れを取るほか、気力を奮い立たせる作用があり、朝に指圧するにはピッタリなツボです。

親指で強めに押し込みます。青竹踏みをしたり、ゴルフボールで刺激するのも効果的。

足心(そくしん)
足の裏の中央にあるツボです。腎臓の機能を高めて、体内の余分な水分を排出させます。
心臓(しんぞう)
左足の裏の中指と薬指の付け根から、3cmくらい下がったところにあります。右足にはありません。下半身の血行を促進するツボです。
足の裏のツボは、指で強めに押し込んでください。または青竹やゴルフボールを踏んだり、ツボ押し棒で刺激するのも効果的。

セルフケアでは治らない場合は受診を!むくみを引き起こす疾患とは

心配いらない一過性のむくみは、しばらくすると自然に解消されることがほとんどです。

しかし疾患が原因でむくみが起こっている場合は、朝のむくみが1日中続いたり、何日もむくみが続いたりすることがあります。

次のような症状があれば、治療が必要な疾患の潜んでいる可能性があります。

  • むくみが一日中続く
  • むくみが何日も続く
  • 急に体重が増えた(体重の5%以上)
  • 疲れやすくなった
  • 尿量が減った
  • 坂道や階段を昇る時に息切れが起こる
  • 部分的(片方の腕や脚だけ)がむくんでいる

これらの症状があれば、すぐに病院で検査を受けてください。

むくみを起こす代表的な病気を紹介いたします。

むくみを引き起こす疾患:急性糸球体腎炎(急性腎炎)

溶連菌(溶血性連鎖球菌)に感染した後に、顔のむくみが起こったら「急性糸球体腎炎(急性腎炎)」を引き起こしている可能性があります。

急性糸球体腎炎は、腎臓の中にある糸球体に炎症が起こる病気。糸球体は血液をろ過して尿を作るフィルターのようなものです。急性糸球体腎炎にかかると糸球体が目詰まりを起こし、尿がスムーズに作られなくなるので、体内に水分や塩分が残りむくみを引き起こしてしまいます。

炎症の原因はほとんどが溶連菌の感染ですが、その他のウイルスや真菌が原因となる場合もあります。

次のような症状があったらすぐ泌尿器科または腎臓内科を受診してください。

  • 2週間くらい前に発熱や喉の痛みなど風邪のような症状があった
  • 顔(特にまぶた)、脚がむくむ
  • 急激に体重が増える
  • 血尿が出る
  • 尿量が減る
  • 高血圧になる

急性糸球体腎炎は、比較的予後の経過が良好な病気です。溶連菌を絶滅させるための抗生剤を投与し、食事療法をして安静に過ごすことで回復します。

むくみを引き起こす疾患:ネフローゼ症候群

顔・手足に同時に起こるむくみが朝だけでなく1日中続き、尿の異常を伴う場合は「ネフローゼ症候群」が疑われます。

ネフローゼ症候群は「アルブミン」というたんぱく質が尿へ過剰に排出される腎臓の疾患です。血液中のアルブミンが減少すると血液中の水分が血管の外に出ていくため、むくみが起こります。原因は、ほかのさまざまな疾患です。

次のような症状があったらすぐ泌尿器科または腎臓内科を受診してください。

  • 全身のむくみがある
  • すねを押すと跡が残る
  • 尿が泡立つ
  • 倦怠感を伴う
  • 尿量が減る

むくみが悪化すると腹水や胸水が溜まって呼吸困難を起こしたり、腎不全や肺梗塞・脳梗塞などを併発するなど重篤な症状を引き起こすので、早めに適切な治療を受ける必要があります。

基本的な治療内容は、塩分制限と安静、ステロイド剤の投与などで、さらに原因となる疾患の治療も必要になります。

むくみを引き起こす疾患:慢性心不全

食べ過ぎたわけではないのに急に体重が増えて、特に足のむくみが強く出る場合は「慢性心不全」も疑われます。

慢性心不全は心臓のポンプ機能が低下するために血液や酸素が十分に供給できなくなってしまう病気です。

心不全には心臓の右室に機能が低下する「右心不全」と左室の機能が低下する「左心不全」があり、それぞれ症状が異なります。むくみを伴うのは右心不全のほうです。原因には高血圧や虚血性心疾患などが挙げられます。

次のような症状があったらすぐ循環器科を受診してください。

  • 急に体重が増えた
  • 顔、手、足がむくむ
  • 特に足がむくみ、すねを押すと跡が残る
  • 夕方になるほどむくみが強くなる
  • 倦怠感を伴う
  • 尿量が減る
  • 階段や坂道を昇る時に息切れが起こる

慢性心不全から命に関わる急性心不全に移行するおそれがあり、安静、塩分制限、薬の投与で心臓の負担を抑える治療が必要になります。

むくみを引き起こす疾患:上大静脈症候群

腕のむくみや首、頭部のうっ血があれば、心臓に流れ込む「上大静脈」の病気「上大静脈症候群」が原因になっている可能性もあります。

ほかの病気で生じた腫瘍などに上大静脈が圧迫されて血行が阻害され、上大静脈とつながっている腕や頭部に血液が滞りやすくなります。原因には肺がん、食道がん、胸部大動脈瘤などが挙げられます。

症状や専門科は、上大静脈症候群の原因となる病気によって異なります。上大静脈症候群が疑わしい時はまず内科を受診します。

むくみを引き起こす疾患:甲状腺機能低下症

女性で全身のむくみに加えて無月経や倦怠感があれば「甲状腺機能低下症」を引き起こしている可能性があります。

甲状腺機能低下症は、首にある甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンの分泌量が低下するために代謝が低下し、ムコ多糖類という成分が皮膚の下に溜まるために全身のむくみが起こります。

1:10の割合で男性より女性のほうに多く、40代以上にみられやすい病気です。

次のような症状があったらすぐ内分泌科を受診してください。

  • 顔、手、足がむくむ
  • すねを押しても跡は残らない
  • それほど食べてないのに体重が増えてきた
  • 倦怠感がある
  • いつも眠い
  • 声が低くなる
  • 皮膚が乾燥する
  • 無月経になる
  • 皮膚が乾燥する

甲状腺機能低下症を発症したら、甲状腺ホルモン剤を飲み続ける必要があります。

むくみを引き起こす疾患:ビタミンB1欠乏症

食生活が不規則な人で、手足のむくみと倦怠感が気になるならばビタミンB1が欠乏しているかもしれません。

ビタミンB1 欠乏症は戦後には日本でもよく見られた栄養障害で「脚気」とも呼ばれていました。栄養状況の向上によって激減した病気でしたが、近年は加工食品の食べ過ぎによるビタミンB1 欠乏症にかかる人が増えてきています。

次のような症状があったら内科を受診してください。

  • 手足にむくみ、しびれがある
  • 倦怠感がある
  • 動悸が起こる
  • 食欲不振が起こる

ビタミンB1を補うことで治る病気です。病院では、ビタミンB1剤を服用したり注射したりする治療を行ないます。

炭水化物やアルコールの摂取量が多くなるほどビタミンB1が不足しやすいので、炭水化物やアルコールが好きな人は、ビタミンB1の豊富な豚肉、ナッツ類、大豆製品を意識して取り込むことがのぞましいです。

普段から予防&むくみに気付いたらすぐにケアでいつもスッキリ

むくみがあると、太ったわけではないのに体重が増え太って見えるので損をしてしまいます。むくみのある時はもちろん、むくみが感じれない時でも今回紹介した方法を実践しておくと、むくみが起こるのを防ぎ、いつでも顔や手足がスッキリと引き締まって気分も上がりますよ。

また、むくみを解消する方法を実践する前に、まず不規則な生活習慣や食生活は絶対に避けたいですね。むくみやすい生活を送ってきた人は、むくみの原因を見つけて取り除きましょう。むくみの様子がおかしいと思った時には、すぐ受診もしてくださいね。

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