健康生活TOP 花粉症 ほてり・イライラ・頭痛や睡眠障害も!?花粉症で起こる症状一覧

ほてり・イライラ・頭痛や睡眠障害も!?花粉症で起こる症状一覧

花粉症の4大症状と言えば、「くしゃみ・鼻水・鼻詰まり・眼のかゆみ」です。毎年花粉の飛ぶ季節には、これらの症状で辛い思いをしている人も多いのではないでしょうか。

でも実は、花粉が原因で起きてしまう症状は他にもいろいろとあります。寝つきが悪くてぐっすり眠れない、倦怠感がある、頭がボーッとして仕事や学業に集中できないといった症状が出ることもあるのです。

鼻や眼の症状はそれほどないのにそれ以外の症状がひどく出ていると、原因が花粉症だと気付けないかもしれません。花粉症によってどのような症状が出る可能性があるのか、みていきましょう。

花粉症の症状はいろいろ!もしかしたら体調不良は花粉のせいかも…?

花粉が原因で起きてしまう症状は実にいろいろとあります。代表的なものは鼻や眼の症状ですが、それ以外にもいろいろあるのです。中には意外に思われるものもあるかもしれません。

花粉症では、以下のような症状が現れます。

鼻の症状 くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、鼻のかゆみなど
眼の症状 眼のかゆみ、充血、涙目など
喉の症状 喉のかゆみ、イガイガ感など
耳の症状 耳のかゆみ、聞こえ方の違和感など
皮膚の症状 皮膚のかゆみ、ほてりなど
胃腸の症状 吐き気、胃もたれ、下痢や便秘など
その他の症状 頭痛、発熱、倦怠感、集中力低下、睡眠障害など

では、それぞれの症状についてもう少し詳しくみていきましょう。

このように花粉症の症状は鼻や目だけでなく、様々なかたちで現れるのです。もしかすると、この時期に体調が悪くても花粉症のせいだと気付いてない人もいるかもしれませんね。

花粉症による鼻の症状

花粉症といえば、まずは鼻の症状でしょう。くしゃみや鼻水といった症状が続くのは、本当に辛いものです。

花粉が原因で起きる鼻の症状には次のようなものがあります。

  • くしゃみ
  • 水のように透明な鼻水が出る
  • 鼻詰まり
  • 鼻のかゆみ
  • 匂いがわからない、また味覚も鈍る
  • 鼻血が出る など

この他、花粉症の人は副鼻腔炎になりやすいとされます。花粉症になると鼻粘膜は感染に弱くなり、また鼻粘膜の腫れた状態が続いて副鼻腔に膿が溜まりやすくなります。それらのことから副鼻腔炎になりやすくなってしまうのです。

副鼻腔炎になると、どろっとした鼻水がのどの方へ流れるようになります。また鼻詰まりがさらにひどくなったり、頭痛がするようになることもあります。

このような症状が出てきたら、まずは副鼻腔炎の治療を行うことが重要になります。悪化してしまうとやっかいですから、早めに耳鼻科を受診するようにしてください。

花粉症による眼の症状

花粉症になると、ひどい眼のかゆみも出るようになります。

花粉が原因で起きる眼の症状には次のようなものがあります。

  • 眼のかゆみ
  • 眼の充血
  • まぶたが腫れる
  • 涙目になる
  • 目やにが出る
  • 眼に異物感が出る など

特にコンタクトレンズをされている人は、花粉症の時期の眼の症状はかなり辛いかもしれません。眼がゴロゴロしたり、レンズが曇ってしまったりということもあります。眼をかき過ぎて傷つけてしまうことも心配です。

できればこの時期には、コンタクトレンズは止めてメガネに切り替えることをお勧めします。それが無理な場合には、なるべくコンタクトレンズの装着時間を短くするようにしましょう。

花粉症による喉の症状

花粉症の時期には、喉がかゆくなったりイガイガしたりすることも珍しくありません。

花粉が原因で起きる喉の症状には次のようなものがあります。

  • 喉のかゆみ
  • 喉の痛み、イガイガする
  • 咳が出る など

呼吸した際に花粉が喉の粘膜についてしまうことで、これらの症状が出てしまいます。鼻が詰まり口呼吸していることも多いため、花粉が喉にも侵入しやすくなっているということもあります。

鼻水が喉の奥へ流れる「後鼻漏(こうびろう)」という症状が起きることで、喉の奥がイガイガするということもよくあります。

花粉症による耳の症状

花粉症がひどい人は、この時期に鼻や眼だけでなく耳までかゆくなってしまうことがあります。

花粉が原因で起きる耳の症状には次のようなものがあります。

  • 耳の奥がかゆくなる
  • 耳の聞こえ方に違和感が出る など

耳の奥には「耳管(じかん)」という、喉の奥に繋がる管があります。外から入った花粉が喉の奥の耳管を通って耳の奥にたどり着くことで、耳にも症状が出てしまうのです。

このとき気をつけなくてはいけないのは、耳がかゆいからといってかき過ぎないことです。耳の中は皮膚が弱く、傷ついて出血してしまうこともあります。また炎症を起こしてそこから細菌感染してしまったり、聴力が低下してしまうこともあります。

耳のかゆみも花粉症の薬によって改善します。もしもひどいかゆみが続いているようなら、耳鼻科で相談してみてください。

花粉症による皮膚の症状

花粉症によって、皮膚にも症状が出てしまうことがあります。

鼻や眼に花粉がついたとき、鼻水や涙によって花粉が溶かされてその中の成分が体内に吸収されることでアレルギー反応が起こります。そしてくしゃみや鼻水といった症状が現れます。

皮膚は乾燥して厚みもあるため、通常は花粉がついても花粉の中の成分が体内に吸収されることはありません。しかし飛散量が多いときなどは大量の花粉が皮膚につき、そこから成分が吸収されて皮膚にも症状が出ることがわかっています。

特にスギ花粉症では皮膚にも症状が出ることが多いとされます。イネ科やキク科の花粉症も、皮膚の症状が出るようです。

特に症状が出やすいのは顔や首などの露出している部分です。ここは直接花粉に触れることも多く、そのために症状も出やすくなるのです。

花粉が原因で起きる皮膚の症状には次のようなものがあります。

  • 皮膚がかゆくなる
  • 皮膚がほてる
  • 皮膚が赤く腫れぼったくなる
  • 化粧ののりが悪くなる など

アトピー性皮膚炎の患者の30%ほどは、花粉症の時期に皮膚の症状が悪化してしまうようです。

花粉症による胃腸の症状

花粉症によって胃腸に症状が出てしまうこともあります。これは花粉自体が原因のこともあるかもしれませんが、くしゃみや鼻詰まりといった花粉症の症状がストレスとなり、また睡眠障害なども影響して胃腸の調子が悪くなっているとも考えられます。

花粉症の治療薬が原因で胃の調子が悪くなることもあります。この場合には一度薬を中止して(もしくは薬を変更して)、様子をみるようにするとよいでしょう。

花粉症の時期には、次のような胃腸の症状が出ることがあります。

  • 吐き気
  • 胃もたれ
  • 下痢や便秘 など

その他、花粉症による症状

その他にも、花粉症の時期にはいろいろな症状が現れます。花粉が直接的な原因となっていることもありますが、花粉症の症状が引き金になって二次的に症状が出てしまう場合もあります。

花粉症の時期には、次のような症状が出ることもあります。

  • 頭痛がする、頭が重い
  • 寝つきが悪くなる、ぐっすり眠れない
  • 熱っぽくなる
  • イライラする
  • 倦怠感がある
  • 肩や首が凝る
  • 集中力が低下する、仕事や学業の効率が下がる
  • 喘息症状が出る
  • 生活の質(QOL)が低下する など

意外に思われる症状もあったのはないでしょうか。もう少し詳しくみていきましょう。

花粉症によって頭痛が起きる

花粉症の時期に頭痛がしたり頭が重いと感じることがあります。このような症状があっても花粉が原因だとは気付かないかもしれませんが、花粉症によって起きてしまうこともあるのです。これにはいくつかの原因が考えられます。

ひとつは鼻が詰まることで呼吸によって吸い込める酸素の量が減り、酸素不足の状態に陥ってしまったためです。酸素不足になり、脳に十分な酸素を届けられなくなってしまったことで頭痛や頭重といった症状が出てしまったのです。

脳がしっかり機能するためにはたくさんの酸素が必要です。しかし鼻が詰まって普段よりも酸素を取り込めなくなってしまい、そのために脳に十分な酸素を届けられなくなり酸欠状態になってしまったのです。

また花粉症によってぐっすり眠れなくなり、睡眠不足から頭痛や頭重が出てしまうことも考えられます。睡眠不足が続くと自律神経が乱れ、頭痛などの症状が出やすくなってしまいます。

副鼻腔炎を発症してしまっている可能性もあります。花粉症のある人は鼻の粘膜が腫れやすく、また感染にも弱くなっているために副鼻腔炎も併発してしまいやすいのです。

副鼻腔炎になると頑固な鼻詰まりになったり、どろっとした鼻水が出るようになったりします。そして頭痛や頭重といった症状も出るようになります。

花粉症の鼻水は水のようにサラサラで透明ですが、どろっとした鼻水が出るようになった場合には副鼻腔炎になってしまっているかもしれません。早めに耳鼻科を受診してみてください。

他には花粉症によって肩こりや首のコリといった症状が出て、それらが頭痛を引き起こしてしまうということも考えられます。

花粉症によって睡眠障害が起きる

花粉症による睡眠障害も大きな問題になっています。ある調査によると、花粉が飛び始めた時期には睡眠の状態は悪くないものの、花粉飛散のピーク期には健康な人に比べて睡眠状態がだいぶ悪化していることがわかりました。

特に睡眠の質や寝つきが悪くなっていて、昼間に眠気が出てしまうといったことも問題になっています。睡眠の状態が悪いと、昼間のパフォーマンスにも響いてきてしまいます。集中力が低下して、生活の質(QOL)も低下してしまうのです。

また睡眠不足になると花粉症の症状も悪化しやすく、さらに睡眠に影響が出てしまいます。そしてそれがストレスとなって自律神経のバランスが乱れてしまい、頭痛なども出やすくなってしまうのです。

その他にも、花粉症によって肩や首のコリが出てしまうこともあります。くしゃみをしたりするときには体に力が入り、体を縮こませるような姿勢になってしまいます。その結果筋肉が緊張したり、呼吸が浅くなって酸素不足の状態になってしまうのです。

酸素不足は脳だけでなく筋肉にも大問題で、筋肉のコリをひどくさせます。だるい、疲れがなかなかとれないといった症状も出るようになってしまいます。自律神経のバランスが乱れて血流が悪くなると、それも肩こりを引き起こす原因となります。

花粉症によって喘息が起きてしまうこともあります。以前は花粉症によって喘息が起きることはないと考えられていました。これは花粉の大きさが気管支に入るには大きく、そのため花粉は鼻や喉辺りまでしか届かないと考えられていたからです。

しかし最近は花粉が原因で喘息症状が出ることがあるとわかってきています。これは花粉によって鼻や喉にアレルギー性の炎症が起きると、それが気管支へも影響を及ぼすためと考えられます。

これらの花粉症によって起きる様々な症状は、花粉症の治療を行うことで改善されてきます。花粉症の薬を飲んだりすることで、くしゃみや鼻水だけでなく、その他の症状にも効果があるのです。

ただしあまりひどい症状だったりした場合には、その薬で十分な効果が出ないこともあります。その場合には薬を変更したりすることで楽になるかもしれないため、我慢しないで医師に相談してみてください。

また花粉症対策で一番重要なことは、普段の生活を気をつけていくことです。基本は生活の中で花粉に触れる機会を少しでも減らすことです。

▼花粉症の対策については、こちらの記事をご覧ください。
花粉症に効く食べ物、飲み物がある!花粉症対策に摂りたい食品
花粉症対策に一番おすすめなのはどのマスク?環境省推奨のマスクとは
花粉症で耳の奥がかゆい!耳がかゆいときに効く3つの対処法

耳がかゆいとか皮膚のほてり、集中力の低下も花粉が原因かもしれないんです。花粉症による経済的損失も問題になっているそうですよ。花粉症の対策についても、きちんと考えていかなくてはいけませんね。

花粉症と風邪との違いとは?

気候の変わり目の春先は、花粉が飛び始める季節です。ただ寒暖の差もあるため、風邪をひきやすい季節でもあります。

症状によっては、自分が花粉症なのか風邪なのかいまいちよくわからないという人も多いかもしれません。

花粉症と風邪とを見分けるポイントは次のようなことになります。

花粉症 風邪
くしゃみ かなりひどく連続して出る 出てもそれほどひどくはない
鼻水 水のようにサラサラして透明 黄色みを帯びて粘性がある
鼻詰まり 両方の鼻が詰まるほどひどいこともある 詰まってもそれほどひどくはない
眼の症状 かゆみがあり、涙目になることもあり 特になし
その他の特徴 ・発熱しても微熱程度
・鼻がムズムズする
・喉がかゆくなる
・発熱する
・喉の痛みがある(特に飲み込むとき)
・体がだるい

花粉症の場合にはくしゃみが連続して出て、鼻のかゆみやムズムズ感があります。鼻水はサラサラして透明です。目のかゆみがあったり、涙眼になったりもします。

それにたいして風邪の場合には喉の痛みが先に出て、ものを飲み込むのが辛くなったりします。だるさなども出て、鼻水は黄色みを帯びて粘性があります。眼の症状は特にないでしょう。

ただ花粉症でも熱っぽさやだるさが出ることはあり、風邪でもくしゃみは出ます。そして花粉症と風邪を合併してしまうこともあります。

風邪の場合には1週間くらいで症状は落ち着きますが、花粉症では花粉が飛んでいる間は症状が続いてしまいます。なかなか治らないようでしたら、医療機関を受診してみてください。

花粉症を認めたくなくて、「風邪」と思い込もうとしている人はいませんか?症状をただ我慢するだけでなく、しっかり治療していきましょう。普段の生活の中でできる改善も、忘れないでくださいね。
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