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外反母趾の意外な原因は遺伝!?高リスクの人ができる予防法

親子足

男性も外反母趾になる事はありますが、発症は圧倒的に女性が多く、男性より女性の方がリスクを多く抱えている事もわかっています。

原因についてもはっきりしており、女性が履くハイヒールが最も大きな要因とされています。しかし、その他にも遺伝的原因もあるため、母親や姉妹が外反母趾の場合は注意が必要なのです。

原因は遺伝だった!?外反母趾のリスクを高める要因とは

外反母趾の原因は、体質や環境、性別が大きく関係していますが、もう一つ、遺伝もあります。

遺伝するといっても外反母趾そのものがそっくりそのまま遺伝するわけではありません。あくまでも似た要素を持ちやすいという意味です。

外反母趾

外反母趾は足の親指に症状がでるもので、両方に出る人もいればどちらか片方だけに出る人もいます。

例えば右足の場合は、親指が内側に傾き、親指の付け根にある骨が突出した状態となります。上から見るとくの字に見えるくらい大きく変形します。

本来はまっすぐな状態の骨や関節が歪み形を変えてしまうので、ひどい人になると親指が隣の指に乗ってしまうほど変形するため、歩くのでさえままならなくなります。

大きな変形はよほど悪化しない限り起こりませんが、曲がった状態の骨や関節は、歩くたびに体重がかかり時に痛みを感じるようになります。

外反母趾になる要素に足の筋肉のつき方もあります。偏平足は足を踏ん張る力が弱いため、外反母趾になりやすいと言われていますが、親子は体格や骨格も似ているため筋肉のつき方や足の形も遺伝と大きく関係するのです。

香港で行われた外反母趾の調査

中国人女性1056人を対象に行われたハイヒールを履くことが外反母趾の原因になり得るのか」という論文では、遺伝的要素が大きいことが証明されています。

この調査では、18歳カラ65歳までの1056人の中国人女性を対象に行われました。

対象女性のうち36.5%が外反母趾で、3人に1人が外反母趾を起こしていることがわかりました。

さらにこの36.5%を全体(100%)とし調査した結果、内88.8%が家族に外反母趾を起こしている人物がいて、その内73.2%は日常的にハイヒールを履かない人だったのです。

また、家族に外反母趾を起こしている人物がいない11.2%の内、日常的にハイヒールを履く人は2.8%、履かない人は8.4%だったということです。

つまり、表にしてみると以下のようになります。

外反母趾調査結果表

家族に外反母趾の人がいて日常的にハイヒールを履かない人が、外反母趾を持つ全体の73.2%…これは遺伝が外反母趾の原因になり得るということが大いに考えられる結果となっています。

一方で家族に外反母趾の人がおらずハイヒールを日常的に履く人は、外反母趾を持つ全体の2.8%となっています。このカテゴリはハイヒールが主な原因で外反母趾になったと考えられます。

前者は後者の約26倍です。この結果から外反母趾の原因に遺伝が大きく影響していることは間違いないと言えるでしょう。

遺伝に関連して注意したい外反母趾を起こす要素

ただし原因は遺伝以外にもありますから、遺伝だけではなく他の要因が絡み合うところも似てしまうのです。

ハイヒールは多数の女性が好んで履きますが、ほとんどの既製品は足の幅よりも細く作られています。最近は幅広タイプのハイヒールも増えていますが、見た目を優先するため、おしゃれな靴ほど足には大きな負担となってしまいます。

例えば月に1回あるかないかくらいの頻度なら、ハイヒールを履いて出かけてもすぐに外反母趾にはなりません。毎日の積み重ねで、少しずつ足を締めつける事で外反母趾の原因となっていきます。

体質も関係していて、血流が悪いと外反母趾になりやすい傾向があります。体質も親子は似ていますし、生活習慣や食事も子供は親の影響を強く受けます。このため親子はどうしても似ている要素が多いため、外反母趾も遺伝します。

仕事に行く時は服装とのバランスもあってハイヒールを履く機会も多く、毎日のように履いています。かかとが高くつま先が細い靴は足先に負担が集中しますし、締めつけたままの状態で長時間過ごせば、その間負担がかかり続けます。

ストッキングやタイツも、サポート力が強い物ほど、足先を締め付けますから、強すぎる締めつけも避けたほうがいいでしょう。

足の事を第一に考えればハイヒールを履かないのが一番の予防ですが、なかなかそうも行きません。

女性に外反母趾が多い理由はハイヒールにもありますが、骨格が柔らかい事も原因です。毎日ハイヒールを履いているうちに、無理な靴の形に負担を強いられ、変形しやすいのです。

では、母親や姉妹が外反母趾の場合は、自分もそうなる運命は避けられないのか?というと、早めに対処していけば、外反母趾は予防できますし、なってしまってからでも適切な治療をすれば改善は可能です。

  • 遺伝
  • ハイヒール
  • 血流の悪さ
  • 女性特有の骨格の柔らかさ

に原因がありそうですね。

遺伝なら避けられない!ということはありませんので、しっかり予防や適切な治療を行いましょう。

外反母趾にならないための工夫を取り入れよう

外反母趾のリスクが高いとわかっていれば、逆にその原因を減らしていけば外反母趾にならずに済みますし今からでも予防と改善は可能です。

まずどうしてもハイヒールが譲れない場合は、少し贅沢ですが自分の足に合ったハイヒールをオーダーしてみましょう。靴に足を合わせるのではなく足に靴を合わせるので、ハイヒールを履いても外反母趾のリスクは大幅に軽減できます。

この場合1足だけではヘビーローテーションになってしまいますから、2足用意しておくと安心です。

体質や骨格は遺伝しますが、骨格が柔らかくても足に合ったハイヒールを選べば外反母趾のリスクは軽減できますし、運動をして筋力をつけておけば予防にもつながります。

母親が外反母趾の場合、娘はリスクが高いのに比べて息子はリスクが低い傾向にあります。これは筋力が大きく関係しています。

男性は女性に比べて筋力が高めで、筋肉のつき方も少し違います。性別による違いも大きいものの、筋力アップによりカバーできますよ。

子供にはハイヒールを履かせない方がいい

最近は小学生の女の子もおしゃれに気を使うようになり、子供用のメイク用品なども人気があります。学校に行くときはおしゃれなスニーカーを履いていても、プライベートで出かける時にハイヒールを履く子供も増えています。

遺伝的要因がある場合は特に、子供にハイヒールを履かせるのは控えたほうがいいでしょう。成長途中でまだ骨格も柔らかく、元々遺伝的要因を持っていなくても早い時期からハイヒールを履くと若くして外反母趾になってしまいます。

大人の女性のように毎日ハイヒールを履く事はないとしても、履く回数が多くならないように注意しましょう。

子供の場合は普段履く靴にも注意してください。特に足のサイズは数ヶ月でも変わります。外反母趾は横からの圧力だけでなく、縦の圧力にも注意が必要です。成長に合わせて靴は定期的に買い換えてあげましょう。

すぐに履けなくなるからと大きめのサイズを履かせる事もありますが、大きすぎるのもNGです。靴の中で足が泳いでしまい、上手く踏ん張れずに無理な力がかかるのも外反母趾の原因となるからです。

外反母趾の原因は遺伝的要素もあります。しかしそうなるとわかっていれば、原因を一つずつ解消しながら予防できます。一度曲がってしまうと、簡単に元に戻せませんし痛みもあります。

自分で解決できない時は病院で診てもらいましょう。サポーターや矯正グッズを取り入れる事でも痛みを和らげ、それ以上悪化しないように食い止める事ができます。

骨の変形が大きく日常生活に支障が出るような場合は手術という方法もあります。ただしそうなるのはかなり悪化させた場合です。早めに気づけば、いくらでも改善は可能です。

外反母趾は治療可能ですがすぐに治るわけではありません。

歩き方や運動量、生活習慣など生活全体の見直しを取り入れ、ゆっくり時間をかけて治していきましょう。

詳しい予防についてはこちらの記事をご覧ください。
外反母趾で痛みがでる前に!自分でできる角度チェックと予防法

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