健康生活TOP 成長 姿勢の悪さは子供のうちに直す!親が意識する子供の姿勢の整え方

姿勢の悪さは子供のうちに直す!親が意識する子供の姿勢の整え方

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お子さんの姿勢の悪さが気になった事はありますか?

お子さんが将来的に姿勢の悪さで引き起こすトラブルを防ぐ為に、親御さんが意識してあげる事が大切です。しかし、どこをどんな風に意識していいのか分からない事が多いのではないでしょうか?

大人になってから姿勢を直したくて試してみても、長い時間をかけて出来た姿勢を改善するには苦労をします。

ここでは、お子さんの将来の健康の為に今親御さんがお子さんにしてあげられる、姿勢改善方法をお伝えします。是非、お子さんと一緒に親御さんも姿勢を改善してみましょう!

どんな姿勢で立ったり歩いたりしてる?姿勢は日常の生活態度が出る

筆者はヨガを指導して10年以上になります。この10年で多くの方の姿勢を見てきました。様々な姿勢の方がいらっしゃいますが、10人いれば10通りの姿勢があり、単純に猫背、反り腰などと分類出来るものではありません。

姿勢が多種多様であれば、その原因も多種多様です。その人が日常的にどんな生活をしているのかが大きく関わっていますので、「姿勢を正しくしよう!」とご自身の姿勢を意識し始めたとしても、何が正しい姿勢なのかが分からない事もあるでしょう。

そして、日常的にご自身がどんな生活をしているのか?どんな姿勢で立ったり歩いたりしているのかを客観的に見ていかないと、姿勢を改善する事はなかなか難しくて面倒臭いというのが本音ではないでしょうか?

外で遊ぶ機会が減った現代では体の硬い子供が増えている

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最近の子供達は外で遊ぶ機会が減っており、ゲームやインターネットなど室内での遊び方が増えているそうです。

現代の環境も原因のひとつではあるのですが、外で体を思い切り動かす機会が減っている子供達の体は硬く、必然的に足をしっかりと使って運動する機会も少なくなる為、扁平足やO脚などの足のトラブルが多いと聞きます。

踵が硬い子供は怪我をしやすい!

先日私の教室の生徒さんが、あるテレビ番組で「踵が硬くてしゃがむことが出来ない子供が増えている」というものを見たと教えてくださいました。原因は、室内で遊ぶ環境が多くなり、運動不足が原因であるとの事。

踵が硬いと、うまくしゃがむ事が出来ない為、転びやすく、怪我をしやすくなります。体のバランスも崩しやすくなる為に、姿勢が悪くなり子供の発育にも影響が出てしまいます。

子供らしい柔軟性が失われた状態で成長するのは問題です。体を支える足がうまく使えない事は、怪我のトラブルだけではなく、バランスを欠いた姿勢から引き起こす多くの不調へとつながるのです。

猫背は体の歪みだけでなく集中力も奪う!

街や電車の中で見かける子供を見ていると、猫背の姿勢を取っている子供が目立ちます。背中や肩を丸めて、お腹を突き出して立っている状態です。この姿勢は、体を支える背骨が常に不安定に曲がった状態で居続けるという事です。

背中が丸まる事により、肺が圧迫され十分な呼吸が出来ず、呼吸が浅い状態になります。浅い呼吸は免疫力を低下させる事が分かっていますし、体が凝り、血液の循環を悪くする為、脳への血の巡りが悪くなり集中力を欠くなどの悪影響も。

また、お腹を突き出した状態では、姿勢を支える腹筋が育たず体の歪みを増長させます。子供のうちから体を怠けさせるような姿勢を取っているのを見ると、私としては心配になるばかり。

この状態が定着する前に、体に負担をかけない正しい姿勢を身につける事が大切です。

目立つ0脚は姿勢の悪さや運動不足からくるもの?

子供の真っ直ぐと伸びた歪みのない脚は、大人から見ると羨ましいものです。しかし、最近の子供達の脚を見ていると目立つのが0脚です。成長期で体に柔軟性もある時なので、成長するにあたり自然と脚の形が整っていけば問題ありません。

しかし0脚は普段の生活姿勢が原因となっている事が多く、子供達の脚の形が、姿勢の悪さや運動不足からくるものであった場合は改善していきたいところです。

何気ない生活に隠れた落とし穴!特に注意したいシチュエーション3つ

ここでは普段よく目にするであろう生活の中での危険なシチュエーションについてみていきましょう。

ソファによく座る生活は楽?いいえ、逆に疲れてしまいます!

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お家のリビングにソファがあり、寛ぐ時はソファを利用する生活は、腰や脚に負担がかからず、動く時も立ち座りが用意なのでとても楽なものです。

しかし、柔らかく、座ると腰が沈むタイプのソファは、逆に体を疲れさせる場合があります。どっしりと体を沈めて座るとリラックスできるので、ついつい寝転んでしまったり、腰をずらしてシートに背中を預けたりしがちです。

ふかふかのソファに腰を沈めた時の事を想像してみて下さい。腰が沈んで上体が不安定になると、背中を背もたれにもたれかけたくなります。すると背中と腰が丸まります。そして背もたれの所に首の後ろ側があたり、首は折れ曲がってしまいます。

これでは、骨盤が後ろへ倒れて腰を疲れさせます。さらに折れた首の筋肉は緊張し、首から肩にかけて懲りを作ってしまうのです。子供はただでさえじっと座っているのが苦痛です。姿勢が自然と整う家具を選ぶ事も大切なのです。

ソファに座る時に注意する事

① ソファに座る時には、腰を深く背もたれに近づけて座りましょう。腰が立つ状態をつくります。

② 腰からお尻にかけて、柔らかめのクッションを置き、腰と背もたれの隙間をなくしてあげましょう。

畳などの床に座る生活はさらに注意が必要!首の痛みの原因に

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畳や床に座布団やクッションを敷いて座る生活をしている場合は、ソファよりも注意が必要です。正座の習慣のない現代人に床座りは負担が多いのです。

畳、または床に座ってちゃぶ台などで食事をしたり、作業をしたりしているご家庭は、ちゃぶ台の高さを意識する事が重要になってきます。床座り生活は、腰を立てて姿勢を正す筋力が弱いと、すぐに背中を丸める姿勢になってしまいます。

その姿勢でテレビを見ているとしましょう。背中を丸めてあぐらなどで座っている時に、テレビを見る姿勢は頭と顎が上がっています。その姿勢で長時間居続けていると、首の後ろが詰まります。

背中から腰を丸めた状態で、前を向く姿勢をイメージすると分かりますよね?上体が丸まれば頭も自然と前に下がります。それを、テレビを見るために頭と顎だけを上げるわけですから、首や肩が張って凝りを作ります。

酷くなると首のだるさや痛みになるのです。原因が分からないけれど、首が痛くて仕方がない症状が出る場合、このテレビを見る姿勢に原因がある事も多いのです。

床座り生活で注意する事

① 正座やあぐらなどで座っている時に、腰を立たせる癖をつけさせてあげましょう。

② 腰を立たせる為に、座布団を二つ折りにして、お尻の隅を少しだけ乗せて座らせてあげましょう。

③ 床座り用クッションや、座椅子などを利用して腰を丸めない姿勢を維持出来る工夫をしましょう。

④ 座った状態でちゃぶ台にもたれかかった時、頭が上がりすぎず、腰に負担のかからない高さを工夫してみましょう。

勉強机の高さは重要!椅子と机のバランスをみよう

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勉強机選びも、椅子と机のバランスが大切です。上記で書いた様に、腰を立たせる事が重要です。机の高さも、腰を立たせて座った位置を基準に考えてみてください。

勉強机で姿勢を保つ為には

① 背もたれと腰の間にクッションを入れて隙間をなくし、腰が立つようにしてあげましょう。

② 自然と伸びた上体を作った上で、机に腕を乗せて、自然と肘が乗る高さに机と椅子のバランスを調節しましょう。

③ 椅子と机のバランスさえ良ければ、自然と腰が立つので、長時間勉強していても疲れにくくなります。

”後ろ側を意識する”体の使い方を身につけると楽ちんです

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子供時代に、いちいち姿勢を意識して生活する事は困難です。親御さんから姿勢の事を注意され続けると、子供はうるさく感じて反発するかもしれません。注意する側の親御さんのストレスも溜まってしまいます。

それはお互いにとって良い環境とは言えません。親御さんが、お子さんの将来の事を気遣う気持ちを分かってくれればいいのですが、実際には、なかなか伝わらないですよね。やれやれとストレスを溜めるくらいなら、

体に負担がなく、歪みにくい姿勢を保つ為の、体の使い方が自然に出来るようにしてあげればいいのです。自分の行動を直されるのは嫌なものですが、自然と身につけさせてあげる事が出来れば、お互いにとってストレスになる事も減るのではないでしょうか?

体の後ろ側を使って立とう

重力から体を支えて立ち姿勢を保っている筋肉を、「抗重力筋」といいます。体の前側、後ろ側に多くの立ち姿勢を保つ筋肉がありますが、その中でも主要な筋肉は、背中側に集中しています。

主な主要部位はこちら。

  • 脊椎起立筋群(首から背中、腰へとつながる背骨の周り)
  • 大臀筋(お尻)
  • ハムストリングス(太ももの裏側)
  • 下腿三頭筋(ふくらはぎから足首にかけて)

このように、首から背中、腰、お尻、脚の裏側全体と、立ち姿勢を保つ主要な筋肉は体の後ろ側にあるのです。姿勢を正す時に、体の後ろ側を意識している人は、はたしてどれくらいいるでしょうか?

大人の私達でさえ知らない事を、お子さんに教える事は出来ません。正しい姿勢を保つ時は体の後ろ側を意識して立つ。まず、これを覚えさせてしまいましょう。

ポイント2点をしっかり意識して正しい立ち方を覚えよう!

体の後ろ側を使って姿勢を整える事を覚えたら、正しい立ち方についても意識させてあげましょう。コツさえ覚えれば簡単です。ポイントは、体の後ろ側と、腰を立てる。この2点です。

体を歪ませない立ち方

1.体を横から見て、耳、肩、腰骨、膝、くるぶし外側が縦ラインで揃うように立ちましょう。

2.頭が前に出ていたら、頭ごと少し後ろへ引くように親御さんが誘導してあげましょう。

3.体の後ろ側を意識させて立たせます。目線を遠くへ向けて、お腹の奥を伸ばしましょう。

4.真っ直ぐな縦ラインを維持し、骨盤を正しい位置に保つ為に、お尻全体に少し力を入れます。(脚の付け根を、外旋させるとお尻が引き締まります。)

5.腰周りと、お尻に軽く力を入れた状態が保てたら、肩や背中の力を抜きましょう。

6.腰周りとお尻に力が入っていれば、自然と背すじが伸び、腹筋の力もついてきます。

この立ち姿勢を身につけてしまえば、体が疲れて姿勢を丸めたり、崩したりしても、元の立ち位置に戻る方法が分かります。正しく立つということは、筋肉をしっかりと使うという事でもあるので、体を歪ませない為の筋力も自然とつける事が出来ます。

背すじを伸ばして!は禁句です

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姿勢の悪いお子さんに、ついつい言ってしまう一言「背すじを伸ばして!」ご自身の子供時代にも、親御さんに言われた記憶はありませんか?

実はこの言葉は、逆効果に働き、姿勢を悪くしてしまう可能性のある言葉なのです。

背すじを伸ばして!と言われるとつい背中をぐっとそらして胸を張ろうとしませんか?これでは背中の反りだけが強くなってしまい、腰を痛める反り腰姿勢になってしまいます。

背筋ではなく腰を立てる

体に負担をかけない為の、正しい姿勢を身につける時に重要なのは、背すじではなく、腰です。骨盤が前や後ろに傾く事で、全体のバランスが崩れます。

それを防ぐ為に、お子さんの姿勢が気になったら、「背すじを伸ばして!」ではなく、「腰を立てて。」と声を掛けてあげましょう。

悪い姿勢が、毎日の癖で出来上がるのであれば、正しい姿勢も、毎日の癖で出来上がります。今日から早速お子さんの姿勢を気にして見てあげてください。その時一緒にご自身の姿勢も意識して、一緒に改善していきましょう。

家族皆で健康的な生活が送れるように、正しい姿勢を身につけられるよう、この記事を活用してみてくださいね!”

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