健康生活TOP 頻尿 カボチャの種から絞ったオイルは前立腺肥大に悩む男性の強い味方

カボチャの種から絞ったオイルは前立腺肥大に悩む男性の強い味方

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パンプキンシードオイルと言う食用油があります。いわゆる「かぼちゃの種」を焙煎したり、乾燥させたりしてから絞った食用油です。

風味が高く、色が濃く、味も濃厚なのに、口当たりはさらっとしていてさっぱりした感じの、個性派の調味料と言えるでしょう。

このパンプキンシードオイルですが、どうやら中年以降の男性の悩みの種、前立腺肥大症に伴う尿トラブルに効果がありそうだと判ってきました。

ノコギリヤシとの相性が良いと言う報告がある!

前立腺肥大に関わるサプリと言えばノコギリヤシが有名ですね。薬店に出かけると、トイレの中にポスターが貼ってあるのをよく見かけます。前立腺肥大は排尿障害を伴うことが多いので、頻尿や尿漏れの原因にもなります。

このノコギリヤシとの併用で、あるいはカボチャの種の油から抽出した物単体で前立腺肥大に伴う排尿障害に効果があったと言う報告が存在しているのです。

パンプキンシードオイルはペポカボチャの種を絞った油

一般にカボチャと言うと、私たちが想像するのは西洋カボチャか日本カボチャです。緑や黒っぽいの皮のものが多いですね。もちろんあのカボチャの種も食べられるのですが、食用種子のカボチャは別のものが使われています。

それは、そうめんカボチャやズッキーニの仲間である「ペポカボチャ」と言う種類のものです。ペポカボチャと言うと、ハロウィンのジャック・オー・ランタンのカボチャもペポカボチャであることが多いようですね。

この食用種子用の種を絞ったものがパンプキンシードオイルです。最近では殻のない(薄いので剥く必要がない)種子を持つ品種が日本で開発されたとも聞き及んでいます。

余談ですが、パンプキンと呼ばれるのは皮の黄色いカボチャです。ズッキーニのように、皮が緑色で柔らかいタイプはサマー・スクウォッシュと呼ばれています。

また、日本カボチャや日本のスーパーなどで「普通のカボチャ」として売られている西洋カボチャのように、皮が固くて緑色のものはウインター・スクウォッシュと呼ばれているようですね。

日本で売られているカボチャは、アメリカあたりでは「カボチャ・スクウォッシュ」と呼ばれているとか…そのまんまですね。

有効成分は現段階ではまだ不明

実際に、ドイツの薬用ハーブを承認する委員会であるコミッションEによって、ペポカボチャの種は前立腺肥大による排尿障害の治療に使うことが承認されています。

国立健康栄養研究所によると、主な成分としてルテインやカロテンなどのフラボノイド類とククルビチンと言う抗炎症効果や寄生虫駆除効果を持つアミノ酸が挙げられています。

でも、これだけでは前立腺に対する効果の説明にはなっていないような感じもしますね。ノコギリヤシも同じようにはっきりした有効成分の確定はできていないようです。

とは言え判っている範囲では、ノコギリヤシには抗性ホルモン効果(アンドロゲンやエストロゲンに抗する能力)が見られるようでもありますので、ちょっと効き目が強そうですね。

その分と言っていいのかどうかは判りませんが、ノコギリヤシでは副作用的なトラブルも多いようです。一方、ノコギリヤシの成分は非水溶性のものが多いとされていますので、油であるパンプキンシードオイルとは相性がいいのかもしれません。

パンプキンシードオイルを売っているお店の説明を見ても、ビタミンEや植物ステロール、微量ミネラルなども挙げられていますが、いずれも植物油やナッツ類であればそれほど珍しいものではありません。

ですので、今のところ「効果があるんだから良いじゃないか」と言うのが正直なところです。

油としての特性はピーナッツ油に近い

油と言うことになると大切なのは脂肪酸組成ですね。正確なデータが集まらなかったので、油屋さんの通販サイトの数値を参考に見てみました。

一番多かったのはω9不飽和脂肪酸のオレイン酸で、少しの差でω6不飽和脂肪酸のリノール酸が続きます。飽和脂肪酸合計は全体の2割程度で、炭素数16のパルミチン酸が多く、炭素数18のステアリン酸は少なめでした。

色々な植物油がありますが、ピーナッツ油と近いイメージがありますね。脂肪酸の分子量の平均を示す鹸化値も、不飽和度を示すヨウ素価もピーナッツ油とよく似ています。

ピーナッツ油が前立腺肥大に効果があると言う話は聞いたことがありませんが、脂肪酸組成が近いうえにピーナッツにはフィトステロールも多いので、ピーナッツやその油も摂りたい食べ物だと言えるでしょう。

前立腺肥大症自体がまだまだ未解明の病気…ホルモン関係の病気はじっくり対応して

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前立腺肥大と言う病気は、様々な原因が推定されていますが、まだ確定的な要因がつかめていません。ですので、推定される要因に対して効果のある医薬品やサプリなどを使っていると言うのが現状です。

その中でも、亜鉛やセレンなどの微量ミネラルについてはすっかり有名になりました。一方で男性だけの病気であることから、男性ホルモンに関わるお薬なども使われていますね。

特に男性ホルモンのテストステロンを、さらに強力なホルモンに変化させる酵素の働きを邪魔するお薬が使われることが多いようです。最近ではその副作用を利用して毛生え薬にもなってるとか。

ホルモン関係の薬は副作用が怖い

ただ、こうしたホルモンに関わるお薬と言うのは副作用が怖いですね。男性ホルモンの働きを抑えるので、例えば女性化乳房の問題などがあります。

おしっこの出が良くなったり、薄くなった頭に毛が生える代わりにおっぱいが膨らんだんじゃ男性としては困りますよね。

前立腺肥大は、あまり気にならない人から不快であると言う状態、さらにはお医者様の世話にならないといけない状態まで、歳を重ねれば多かれ少なかれ出てくる病気です。

ですので、こうした食品を上手く使って症状の軽減を目指すのが好ましいと言えるでしょう。

お薬じゃないから大丈夫!ではない!サプリの使用は迷うところ

サプリと言うのは、決して普通の食品ではありません。飽くまで「医薬品ではないから食品扱い」と言う、お役所的な発想でそうされているだけです。

抽出し、濃縮し、添加し、打錠したものを食品と言うのは、本来おかしいことなのです。でも、手軽に必要な栄養をが摂れるメリットもあるので、そこは消費者が充分な知識を持って利用するのがベストです。

逆に「お薬じゃないから大丈夫」と、推奨される使用量を超えて摂ったり、怪しげなメーカーの商品を価格優先で購入したりすると思わぬ健康被害に遭うことも少なくありません。

今回は男性に対するものですが、性別を問わず、特にホルモン関係のものはサプリに頼るのは危険を伴います。ですから、本当の意味での食品を摂りましょうと言うことになります。

パンプキンシードオイルの価格と入手方法

前立腺肥大に良さそうだから買いたいと思っても、パンプキンシードオイルと言うのをお店で売ってるのって見ませんよね。私は結構いつも油には注目しているのですが、お店で見たことはありません。

となると通販と言うことになるので、とりあえずamazonと楽天市場で検索してみました。割合商品の種類はそろっているようですね。

アメリカ産が多い

もともと東ヨーロッパで伝統的に食べられていたそうで、今では西ヨーロッパでも広く使われています。しかし、健康志向のアメリカではたくさん作られているみたいで、通販商品の多くはアメリカ産でした。

一部にはフランス産のものや、大手通販サイトではなく、食用油専門の通販ではドイツやオーストリアのものを扱っていることもあるようです。味的にはヨーロッパ産の方が日本人受けするようですね。

いずれにせよお値段は250mLあたり2500円前後のものが多い感じです。お値段としてはかなり高価な部類に入るでしょうか。

250mLで2500円の輸入食用油と言えば、DOP(原産地名称保護制度による認証)とビオロジコ(有機栽培産品認証)を持っているイタリア産のエクストラバージン・オリーブオイルクラスのお値段です。

普段使いにはちょっとためらいが出るお値段ではありますね。でも、これで揚げ物をしようと言うわけじゃありません。お料理の仕上げに調味料として掛ける程度なら小さじ1杯で間に合います。

小さじ1杯当たりのお値段にすればわずかに30円。サプリを買うことを思えば決して高くないと思います。

お料理だけじゃなくアイスクリームにかけても!美味しい利用方法

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基本的にどのタイプのパンプキンシードオイルであっても、グリルしたお肉や魚、野菜に掛けて頂くのがお勧めです。オリーブオイルとは異なりスパイシーさのない油ですので、ワインビネガーなどと合わせるのが良いでしょう。

一方、種子を乾燥させて圧搾抽出した焙煎していないタイプのオイルは濃い緑色で、アイスクリームや甘いデザートにかけて食べるのも美味しいと聞きます。

私はやったことがありませんが、この組み合わせは結構美味しいんじゃないかと言う気がします。デザート類に油と言うと顔をしかめる方もおいでですが、焼き菓子にはバターが使ってありますよね。

それに、もとよりアイスクリームの成分は1割程度が油です。アイスクリームは乳脂肪だけですが、ラクトアイスには植物性油脂も使ってあります。それから考えればフレーバーとしての油はアリだと思いますよ。

上手に活用してコンスタントに摂取したいですね。

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