健康生活TOP 物忘れ 【アルツハイマー改善】枝豆の栄養レシチンで脳を健康に保つ

【アルツハイマー改善】枝豆の栄養レシチンで脳を健康に保つ

普段の生活の中で、そんなに深刻でなくとも会話中に「あれ、なんだっけ?」と物の名前をど忘れしたり、テレビを見ていて、映っているタレントの名前が出てこなくてモヤモヤすることは誰にでもあることではないでしょうか。

今回は、もしかしたらそんな場面を減らしてくれるかもしれないと話題の「レシチン」という栄養素についてのお話です。

美肌効果や記憶力アップなどの効果があると言われており、サプリメントになって市場に出回っています。

レシチンを効果的に摂取できる食べ物、枝豆をおすすめしますよ。

魅力的なレシチンの働きはこんなにもある!

私たちの生命活動は、約60兆個もの細胞によって成り立っています。

レシチンは別名を「ホスファチジルコリン」といい、私たちの体全体を構成する「細胞」を包む細胞膜の大切な成分で、神経の細胞に多く存在するものです。

レシチンはリン脂質という脂質のひとつです。細胞膜や、細胞の中にあって、新しい細胞をつくり出したり、細胞に必要とされる酸素、栄養分を吸収し、不用物を排泄するという働きを持っています。

それでは具体的にはどのようなことに効果があるのでしょうか。以下にリストアップしてみます。

  • コレステロール値を下げる
  • 細胞の老化を防止する
  • 脳の活性化を促す
  • 神経細胞を活性化させる
  • 自律神経失調症、不眠症、神経衰弱、精力減退などを予防し、回復する
  • 肌細胞を正常に保ち、シミやそばかすといった皮膚疾患を予防する
  • 高血圧、心臓病、肝臓病、糖尿病、貧血、腎臓病、不妊症などを予防する
  • 脂質のコントロールに役立つ
  • 肥満や妊娠中毒症の予防する
  • 各細胞への栄養補給、新陳代謝を促す

いかがでしょうか。驚くほど沢山あります。このようにレシチンは様々な病気の予防などに期待されています。

病気の予防は「予防医学」という言葉があるようにホットな分野であり話題ですから、レシチンはとても魅力的ですね。

今回、特にポイントとなる働きは「細胞への栄養補給」です。当然ながら、細胞へ栄養がいかなくなるとその細胞は働けなくなりますよね。

レシチンは全身の細胞膜などに存在するということ、そして脳にも存在するということをここで思い出してください。

レシチンで脳の機能アップ!

冒頭で述べましたが、レシチンは記憶力をアップさせ学習に効果があることを聞くなどしてご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

最近の研究結果を含めて、果たして本当にそうなのかということを考えてみます。

なぜ、脳に良いと言われているのでしょうか。繰り返しになりますが、レシチンは細胞膜にある成分です。ということは、脳の神経細胞膜も構成しているということになります。

さらにアセチルコリンという神経伝達物質の材料にもなります。レシチンは体内に吸収されると脳に運ばれてアセチルコリンという物質に変わるのです。

神経伝達物質と言われても、聞きなれないかもしれませんね。では「ドーパミン」や「セロトニン」ならいかがでしょうか。

神経伝達物質とは、脳細胞の間を行き来して刺激(信号)を伝達(やり取り)する際に必要な物質です。

大雑把な説明ですが、例えば「ドーパミン」という神経伝達物質は興奮を促し、「セロトニン」は落ち着きを促す神経伝達物質です。

では、レシチンが関わる、アセチルコリンとは一体なんでしょうか。

アセチルコリンの主なはたらきには次のようなものがあります。

  • 血管を広げる
  • 消化機能アップ
  • 発汗
  • 瞳孔縮小
  • 集中力アップ

レシチンが不足してアセチルコリンが作られなくなると、こうした命令もされなくなり、 体の反応は鈍くなります。例えば、消化機能が落ちる、汗をかかなくなるなどの症状が起きます。

同じように考えると、脳においての機能がダウンした結果、集中力の低下が起こり、記憶力も追いつかなくなるということが推測されます。処理能力のスピードが落ちるといったようなイメージを持っていただければ良いと思います。

このことに着目して、機能の低下がアルツハイマー病の原因ではないかとして盛んに研究されてきました。

実際にアルツハイマー病の患者さんの脳では、アセチルコリンを合成する酵素の働きが低下していることや、アセチルコリンを神経伝達物質として利用する神経細胞が極端に減少していることが報告されています。

この現象から「コリン仮説」というものが生まれました。仮説に基づけば、脳のアセチルコリンの量を増やせば障害が改善するというものです。

なぜ仮説とされるのかというと、アルツハイマー病がまだ研究途上だからです。アルツハイマーになる原因は沢山考えられていますが、治療法はまだそれぞれの症状に対してのものです。

アルツハイマー病で言えば、特に中核症状と言われる記憶力の低下の進行を止める薬は現状ではないのが実情です。

しかし、認知症の進行を遅らせる以下の薬が開発されています。

  • アリセプト
  • イクセロンパッチ(リバスチグミン)
  • レミニール(ガランタミン)

これらはアセチルコリンが分解され減少するのを防ぐためのものです。

これらは「コリン仮説」に基づいて開発された薬で、現在多くの患者さんが服用されていますが、どうしても決定打がないため不満の残るところですね。

レシチンなら枝豆!枝豆の栄養は超優秀

暑い時はビールのおつまみに枝豆…と言われるほど、食卓には欠かせない食品ですね。子どもから大人まで多くの人が食べています。

枝豆とは大豆になる前に収穫したもので、そのまま放っておくと大豆に成長するので大豆の子供とも言えます。しかし野菜に分類されますので、大豆にはない栄養素も持っているのです。

枝豆の栄養価は素晴らしく、

  • たんぱく質
  • レシチン
  • カルシウム
  • ビタミンB1・B2
  • 食物繊維

また大豆にはないビタミンAとビタミンCまで含んでいますので、ヒトの体の多方面に活躍するものばかりなのです。

レシチンにはご紹介したとおりの効果が期待されますし、不足すると認知症の発症リスクが高くなるといわれているビタミンB群の仲間の葉酸も含まれています。

枝豆の旬は7月から9月頃までですので、その時期は特に新鮮な枝豆を食べることができます。

最近は栄養価の損失がほとんどない冷凍枝豆も店頭に並んでいますので、一年を通じて口にすることができるということも嬉しいことですね。

枝豆という栄養がぎっしり詰まった野菜で、物忘れを減らして記憶力アップをはかってみませんか。

食育の重要性を再確認して!

レシチンは、認知症予防、アルツハイマー病を治す薬とまではいかないですが、脳の機能を助ける働きを持つというお話をしました。

認知症に関して特に日夜通して研究が行われている分野の一つなので、そのうちレシチンは認知症予防や改善に効果があるという明るい話題が出てくるかもしれませんね。

特にアルツハイマー病などの、まだ症状の進行を遅らせる薬しかないような病気には期待が高まります。

“食育”という言葉があります。“育”という字が入っているので、赤ちゃんや子どもに関してのこと、「大人の私には関係ない」と思っている方も多いと思います。しかし、必ずしもそれだけではなく、「生涯学習」という意味も含む言葉なのです。

食育は、国民が生涯にわたって健全な心身を培い、豊かな人間性を育むことができるようにするために重要なテーマです。

私達の身体は食べたものでつくられ、食べたものと生涯共に生きていきます。子どもも、大人も、生涯にわたって「食」を通じて育まれるのです。

時には目の前の空腹を満たすためだけに食べることもあると思いますが、ご自分の身体の細胞に良いと思われることを考えながら、しかも美味しく工夫して食事をすることは大切なことだと思います。

ユネスコ(国連教育科学文化機関)は2013年「和食」を世界の無形文化遺産に登録することを決めました。

伝統的な日本食は今や、欧米の人を中心として人気があります。テレビなどで、上手に箸を使っている外国の方を見るようにもなりました。

一方で、日本人は食の欧米化と言われるようになって久しく、生活習慣病の患者さんは増加する一方です。

レシチンは枝豆の他にも、卵黄や大豆をはじめとして様々な食物に含まれています。納豆もその一つです。大豆の加工品、お味噌も大豆から作りますし豆腐もそうですね。

「日本食」は食育にとても適していると言えます。そして、可能な方は、ご飯、お味噌汁のある和食をこの機会にぜひ見直してみてはいかがでしょうか。

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