健康生活TOP 応急処置 砂が残った擦り傷や顔の傷は?ケース別処置方法とラップ治療の手順

砂が残った擦り傷や顔の傷は?ケース別処置方法とラップ治療の手順

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お子様が転んで擦り傷ができてしまった時、どのような処置を行っていますか?

同じ擦り傷でも状況によって微妙に処置方法が異なってきます。今回は擦り傷のケース別処置方法、その後に行うべき「早く治る・痛くない・材料は激安・痕が残りにくい!」そんなご家庭のラップで簡単にできるラップ療法を紹介していきます。

お子様がいる方は知っておきたい!擦り傷の基礎知識

泣く子供イラスト

擦り傷とは、皮膚を地面等に擦り付けてできた傷のことを指します。擦り傷と呼ばれるのは表皮にできた浅い傷のみで、それより深く達してしまったものは「創」と呼ばれています。

擦り傷は表皮にできた浅い傷なので出血があってもすぐに収まるケースが多く、もちろんその傷が原因で後遺症が残ったり命に関わるということはありません。日常生活の中でもできやすい傷の1つなのです。

とはいえヒリヒリとした痛みを感じるので、お子様の場合は泣いてしまうことも多いと思います。また傷口から細菌が入り込んで化膿するリスクもあります。その場合は治りも遅くなるので注意が必要です。

子どもの日常は擦り傷の危険性がたくさんあった

擦り傷はいつ誰に起こってもおかしくない日常的なものです。散歩中に転倒してしまったり、塀に腕を擦り付けてしまったりと何気ない場面で思わぬ傷を作ってしまう可能性があります。

主に注意してほしいのは体を動かす仕事をしている人、さらには外で遊ぶことが多い子どもたちです。子どもは体育の授業や登下校、放課後の遊びなどで屋外で行動することが多いので常に怪我の危険性があります。

擦り傷の5つのケース別に見る最初の処置方法

一言に擦り傷と言っても、怪我をした場所や傷の状況は様々です。その状況によってまず最初にすべきことも異なってきます。そこでまず最初にケース別に見る最初の処置方法をまとめていきます。

ケース1.出血がなかなか止まらない場合

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まずは擦り傷の状態をよく観察してください。明らかに傷が深かったり出血が酷い場合は病院に行って診てもらうのをお勧めします。表皮より深い部分に傷が達する「創」の状態になっているかもしれません。

病院に行くほどではないと判断した場合は止血を試みます。ハンカチ等で傷口を強めに押さえてしばらく様子を見ます。可能であれば患部を心臓より高い位置に持っていくようにします。これにより止血しやすくなります。

止血を試みても血が止まらない時は病院を受診しましょう。想像以上に深い傷の可能性があります。この場合、素人が処置をするのはお勧めできません。

ケース2.患部に痛みや違和感がある場合

患部に痛みや違和感があるという時は注意が必要です。見た目は大した傷ではなくても、捻挫や骨折をしている可能性があります。この場合はもちろん病院での診察や治療が必要になります。

強い痛みがあったり幹部が動かしにくいと感じたら、止血や傷口を洗い流すなど簡単な処置を行った後に病院へと向かいましょう。骨折の可能性もあるのでなるべく安静を保ちます。車や自転車を運転するのは避けタクシー等を利用しましょう。

小さな子どもは症状を上手く訴えることができなかったりします。患部や別の場所に痛みや違和感がないか、親御さんがしっかりと聞いてあげてください。

ケース3.傷口に砂や小石が残っている場合

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砂場や校庭で怪我をした場合は、擦り傷の表面に砂や小石等が残っている可能性が高いです。このような異物が傷口に残っていると、傷口から最近が入り込んで可能を起す可能性があります。

異物を取り除く為に水道水で傷口をよく洗い流しましょう。こうすれば大体の汚れは落ちてくれるはずです。石鹸等で洗うのはやめてください。肌を清潔にするのが目的ではなく、あくまでも傷表面に付いた汚れを取り除く為の作業です。

洗っても異物が取れない場合、清潔な手やピンセット等で取り除く方法もあります。ただし傷つけないよう慎重に取り除いてください。

ケース4.屋内や衛生的な場所で傷ができた場合

次に屋内の床で擦り剥いたり、塀に腕を擦り付けてして擦り傷ができたケースです。この場合、傷口に汚れや砂が入りこむ可能性は低いと思われます。じっくりと傷口を観察して問題がないかを確認しましょう。

大きな汚れや異物がない場合でも、傷口を水道水で洗い流すという作業は行ってください。これにより傷ができた際に入り込んだ細かい汚れ等を取り除きます。砂が入り込んだ場合のように時間を掛けて洗う必要はありません。

ケース5.顔に擦り傷ができた場合

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子どもの場合、顔に擦り傷を作ってしまうことも多いと思います。顔にできた擦り傷の処置法も手足と同じで、異物が入っている場合は水洗いをしてしっかりとそれを取り除いてください。

顔の場合は手足等と異なり水洗いしにくいと思いますが、ですがこの作業は早く傷を治す為にも重要なので必ず行いましょう。洗面所等に行き顔を傾けながら洗うとスムーズに行うことができます。服が濡れないようにタオルを使用してください。

顔の傷は手足等に比べて傷跡が気になるものです。特に女性の場合は重要な問題になりますよね。傷跡が心配な場合は、自分で応急処置をしてから医師に相談することをお勧めします。

最初の処置を済ませたら次はこれ!全てのケースに共通するラップ療法

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擦り傷のケース別に見る「まず最初にすべきこと」を紹介してきました。傷口を水で洗った後の処置方法は全て共通になります。今から紹介するのはなるべく早く治したい、傷跡を残したくないという方にお勧めの方法です。

かさぶたを作るのはもう古い!ラップを使った新しい処置方法

子どもの頃、擦り傷ができたら消毒をして絆創膏を貼っていたという方は大変多いと思います。しばらく経つとかさぶたができ、それが剥がれたら完治というのが常識になっていました。ところがこの方法はもう古いのです。

擦り傷を早く治すガキは傷口を「乾燥させない」ことにあるということが分かってきました。絆創膏を貼っただけだと傷口が乾燥してしまい、完治が遅れたり傷跡が残ってしまう可能性があるのです。

  1. 水道水で傷口をよく洗う
  2. 軽く水分をふき取る
  3. ラップフィルムで傷口を覆う
  4. サージカルテープで留める(包帯やサポーターでもOK)

ラップは1日1回変えるだけで大丈夫です。その際にしっかりと患部を水洗いしてください。汗をかく夏場は1日に2回か3回洗うようにしましょう。

ジュクジュクの傷口がかなり臭いますが、痛みや熱を持っていなければ、膿んでいる訳ではないのでご安心を。

最近は密閉性の高い絆創膏も販売されているので、ラップではなくそのような商品を使うのも有効です。

ラップ療法をやってはいけない傷

浅い傷には抜群の効果を発揮するラップ療法ですが、深い刺し傷の治療には向きません。また、糖尿病などで抵抗力が落ちている人は傷が悪化する恐れがあるので、ラップ療法は厳禁です。

他にも次にあげるような傷にはラップ療法は使えません。これらの傷ができた場合は速やかに病院へ行きましょう。

  • 傷口の皮膚がギザギザになっている
  • 傷口の奥まで異物が入り込んでいる
  • 汚れたものが原因で出来た傷
  • 動物や植物が原因で出来た傷
  • 出血が止まらない傷

常識が非常識に?やってはいけない擦り傷の処置方法

救急箱イラスト

擦り傷の治療法はここ10年で大きく変化しました。昔は常識だった処置方法が現在では非常識かもしれません。傷を早く治す為にやってはいけない行為を以下にまとめてみました。

  • 消毒する
  • 傷口にクリームを塗る
  • ガーゼを当てる

どの処置方法もついやってしまいそうな行為ばかりですよね。消毒薬は肌への刺激が強く、自然に治ろうとする皮膚の細胞の働きを遅らせてしまう恐れがあることが分かってきました。使わないほうが無難です。

ガーゼを当てる行為も傷口を乾燥させてしまうので望ましくありません。また保湿したほうが傷が早く治ると聞いて市販のクリームを塗る方がいますが、こちらも傷口に刺激を与え治癒が遅くなるだけです。

ただし化膿している場合には、抗生剤入の塗り薬を使用する方法もあります。もちろんその場合は場合はラップによる治療法は避けましょう。ラップを使えるのは化膿していない擦り傷のみです。

擦り傷の状況や度合いによって、まず最初にすべきことが微妙に異なってくることが分かっていただけたと思います。もしもの時の為に頭に入れておくと便利ですよ。

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