健康生活TOP 発熱 微熱って何度のこと?低体温の人の場合は?など体温と熱についての話

微熱って何度のこと?低体温の人の場合は?など体温と熱についての話

体温計

最近増えてきているという低体温の人。平熱が35℃台という人、あなたの周りにもいませんか?もしくは自分がそうであるという方もいらっしゃるかと思います。

その場合、迷うのが「一体何℃から熱があるの?」ということ。巷では「37℃なければ熱じゃない」と言われていますが、実は違います。

これは数十年前、日本人のほとんどの人の平熱が36℃~37℃だったときに広まった間違った認識なんです。体温の低い人が増えた現代では、当てはまらなくなってしまった常識なんですね。

この記事では、低体温の人は何℃から熱があるといえるのかということから、正しい検温の仕方、本来平熱とはどういった温度を指すのかなど、意外と知らない&間違っているかもしれない「体温」のことについてまとめてみました。

この機会に、身近な体温のお話について考えてみませんか?

そもそも平熱って何℃くらい?体温と平熱とは何なのか

みなさん誰もが、一度は熱を出したことがあると思います。熱がある=いつもよりも体温が高いということ。そして、「いつもの身体の温度」のことを「平熱」と言いますよね。

けれど、ちょっと考えてみてください。自分の平熱がどれくらいか、自信を持って言えますか? 微熱について「37℃からが熱があるってことだから、7℃なければ平熱」。そんな風に判断してはいないでしょうか。

実はこれ、間違いなんです。一言に「平熱」といっても、もちろん低体温の人のように、人によって低い人、高い人がいますし、そもそも時間や環境、季節によって、体温は絶えず変動しているため「平熱」の幅も広いのです。

平熱の温度がそれだけ違うということは「微熱」と判断される温度も、個人によって、また体温を測るタイミングによって変わってきます。
 
微熱が何℃からなのかを知るために、まずは「体温」、そして「平熱」について、詳しく見ていきましょう。

体温の役割

中学校で習って、覚えている人もいるかもしれませんが、人間は暑い夏でも寒い冬でもある程度は一定の体温を保つ「恒温動物」と呼ばれる生き物に分類されます。

では、何のために体温を保つのかというと、身体の中の臓器(脳や心臓、胃腸など)の働きを保つためです。例えば、冷たいものを食べすぎると、お腹を壊したりしますよね。

これは身体の温度が急激に下がったために、胃腸の働きが悪くなって起きる“消化不良”なんです。そうした経験から考えてみても、身体を健康に保つためには、ある程度の体温を保つのがとても大切なことが分かります。

そのため、臓器のある身体の内部は「中核温(ちゅうかくおん)」といい、高めの温度が保たれているのですが、身体のずっと奥なので、日常的に測ることはできません。

自分の平熱は何℃?体温の変化と微熱の基準とは

では、自分がいつも保っている「平熱」はいったい何℃くらいなのか? 平熱の温度が分かったとして「微熱」は何℃からなのか。そして、低体温の人のように、平熱が低かったら「微熱」の温度も低いのでしょうか。

続いて、自身の体温を把握するために「体温の変化」について見ていきましょう。

時間によって体温が変わる

平熱や微熱の温度について知る前に押さえておきたいのが「体温は一日のうちで変化している」ということです。もともと人には、一日の中で体温を上げ下げすることで、生活リズムを保つ働きがあります。

朝がもっとも低く、目を覚ましてから次第に温度が上がり、夕方にピークを迎えてから、夜眠るのに備えて、また体温は下がっていきます。また、運動や飲食、感情の起伏などによっても体温は絶えず変化しているのです。

人によってもちろん体温は違う

おおまかな体温のリズムは上記にてご説明した通りですが、体型や身長が違うように、体温や体温リズムもまた、人によって様々です。また、子どもは高く、お年寄りは低いという特徴もあります。

ですので「~℃までが平熱、~℃からが微熱」というのを一般的に示すのはとても難しいのですが、日本人は大体35℃~37℃の間だと言われています。

微熱の基準って?

今まで申し上げてきたことから分かるように、平熱には本来「何℃」というはっきりとした基準はなく、個人によって様々なので、自分で元気な時に熱を測って把握することが必要です(同じ時刻に週2回、2カ月ほど継続して体温を測って、平均を出してください)。

そのうえで微熱は何℃からなのかというと「平熱の1℃上」というのが一つの基準になります。

ですので、仮に平熱が35℃の人は巷で「36℃は平熱」と言われていても熱があるといえますし、逆に平熱が37℃ほどの人は37.7℃くらいの温度であっても何の問題もない、ということもあり得ます。

とはいえ、例えば体温が比較的低いはずの早朝に、平熱よりも0.5~6℃ほど体温が高かったりするとやはり「異常」だといえますし、逆に体温が最も高くなる夕方であれば、多少体温が高くても問題ない場合もあります。

目安として、平熱が36~37℃の人は、早朝に37.2℃を超えたり、午後や夕方などに37.7℃を超える時は「熱がある」と判断されます。
結局のところ、熱があるないで身体の不調を判断するというよりは、頭痛や腹痛、身体のだるさなど他の症状がどれだけ起こっているか、ということを含めて体調を判断する必要があるということですね。

身体の温度はどこで測る?正しい体温の測り方

ここまで体温、平熱のお話をしてきましたが、ここからは実際に「体温を測る」検温のお話です。

さて、あなたは熱を測る時、身体のどの部位を、どうやって測りますか?

一番身近なのは体温計を脇に挟んで音が鳴るまでじっと待つ…という方法なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?ちなみに他にも以下のようなものがあります。

測る箇所 特徴 測定時間の目安
測定が早いものの、測り方によって誤差が出やすい。最近一般的になりつつある 約一秒で測定可能
婦人体温計などに多い。やや測りにくい 五分ほど
直腸 主に乳幼児の体温測定の際、直腸から測ることがある 五分ほど

これらが主な計測部位であり、身体のどの部位で測るかによって測り方や使用する体温計、計測にかかる時間などが変わります。
 

 
ところで体温計の正しい使い方はご存知ですか?自分の本来の平熱を正しく知るためにも、続いて体温の正しい計測法についてまとめたいと思います。

体温を測る前に

既にお伝えした通り、人間の体温は時間や環境、季節によって絶えず変動しています。しかも脇や口などの身体の外側に近い場所はなおさら変化の幅が大きいのです。
 
ですので正しい体温を知るためには、できるだけ「身体の内部の温度に近い温度」を測る必要があります。そんなのどうやって測るの?と思われるかもしれませんが、そう難しくはありません。

計測する体温がより身体の内部の温度に近くなるようにするための前準備も含めて、ご紹介していきたいと思います。

今回は中でもより一般的な、わきに挟んで体温を測る方法、そして婦人体温計に多い口での体温の計測法について正しい方法を見ていきます。

脇での検温方法

まずはより一般的なわきに体温計を挟んで計測する方法について見てみましょう。

【注意】

食事や入浴、運動後や外出から帰ったばかりの時などは、体温が自然と上がります。こうした場合は、最低三十分は時間を空けてから検温するようにしましょう。

【その他注意や前準備】

  • 脇の汗を先にしっかり拭う(特に子どもさんは発汗が多いので注意!)
  • 検温中はじっとしていること
  • 途中で体温計を取り出してしまった場合は、きちんと測り直す
  • 脇を閉じて十分ほど経過させてから、体温を測ること(こうすることで身体の内部の温度が反映されます)
【検温方法】

1.わきのくぼみの中央に体温計の先端をあてる
(この時、体温計の先を下から上にむけて挟むのがポイントです)

2.わきをしっかり閉じる
(ひじを脇腹にぴったり付けるくらいにして腕を身体に密着させます)

3.手のひらを上向きにしてわきをぴったりと閉める

4.体温計をはさんだ方のひじをもう一方の手で軽く押さえる

5.そのままの状態で、音の鳴らない水銀式の体温計などは10分以上、音の鳴る予測式体温計なら電子音がなるまでじっとしていましょう。

※音のなるタイプでも、音がなったらすぐに温度が確認できるものもあれば、古いタイプや比較的安価な体温計だと音が鳴った後、最低でも一分ほど待った方が正確な測定ができるものもあります。

かかる時間は体温計によってまちまちなので、説明書をきちんと確認して、正しい検温を心がけましょう。

婦人体温計など口を使ったもの

【注意・前準備】

  • 飲食後や運動後、外出後は検温を控えて、最低でも30分は時間を空けること
  • 検温中はじっとしていること

(この点は基本的に、わきでの検温の場合と同じです)

【検温方法】

1.舌の裏の奥、中央の方にあるスジの脇に体温計の先端をあてる
(左右どちらでもかまいません)

口で測るタイプの体温計の使い方

2.そのままの状態で、音の鳴らない水銀式の体温計などは5分ほど、音の鳴る予測式体温計なら電子音がなるまで口を閉じてじっとしていましょう。

※この間、呼吸は鼻で行い、会話も控えましょう。また体温計が動かないように手で支えておいてください。

今まで間違った測り方をしていた、という方は今後この方法で測ってくださいね。今までとは少し違う数値が出るかもしれませんよ。

女性におすすめする基礎体温を測る習慣

前項にて、口を使っての検温方法にてご説明しましたので、婦人体温計で測る「基礎体温」についても少し付け加えを。
 
「基礎体温」とは、身体が一番安静な状態であるときの体温のことです。平熱が、健康な時の変動していく体温すべてを指すのに対し、基礎体温は安静時、おもに早朝の、目を覚ましたときの体温のことをいいます。

女性には生理がありホルモン量などが変化するため、一ヶ月を通しての体温の変動が男性よりも顕著に表れてきます。それが自身の身体の状態を示してくれるんですね。
 
基礎体温というと妊活中の人や妊婦さんが測るもの、と思いがちですが、自分の体調や生理日の予測、さらには更年期障害の早期発見などにも役立ちますので、女性の方は婦人体温計を一式購入してみて「基礎体温グラフ」をつくってみると体調管理に役立つかもしれません。

最近はスマホのアプリなどで管理も簡単になっているので、是非測ってみてくださいね。

基礎体温についての詳しい記事はこちらです。
基礎体温の変化でここまで分かる!女性の強い味方!基礎体温計

増加中の低体温!デメリットがあるので改善しよう

近年、比率が増えてきた「低体温」。今回の記事では、あくまで「微熱が何℃なのか」ということを中心にお伝えしてきましたが、実は「低体温」がとても怖い症状であることをご存知でしょうか?

発熱は身体の温度を上げて体内の菌を殺すための、いわば自分を守るための自己防衛機能。このことはよく知られていますよね。

こうしたことから考えても、体温が高い方が病気にかかりにくい、またかかっても比較的に症状が軽かったり、すぐに治ったりするということには頷けると思います。

しかし逆にいえば、体温が低いと病気にかかりやすい、治りが遅いということが言えます。実際、体温が一度低いだけで、ガンをはじめ、感染症、さらにはストレス抗体にも弱い身体になってしまうとか!

この記事では詳しくは触れませんが、やはり低体温の人はできるだけ体温が上がるよう改善して、病気を予防できるようになりたいものですね。
 

低体温についての詳しい記事、改善方法などについて詳しい記事はこちらです。ぜひ、参考にして改善してみてくださいね。
低体温が原因でがん等の病気に!体温と代謝を上げる方法5つ

さて、ここまで体温についていろいろと書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?

自分の平熱をしっかり知ることは体調管理にも繋がりますので、ぜひ正しい測り方で自分の体温を測ってみてください。

また、発熱はあらゆる病気の初期症状であることも少なくありません。「ただの熱」「ただの風邪」で済ませずに、熱が何日も続くようなことがあれば、早めに病院での診察を受けることをおすすめします。

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