健康生活TOP 疲労回復 鶏胸肉は疲労回復成分が豊富!より効果を得られる調理法と一手間

鶏胸肉は疲労回復成分が豊富!より効果を得られる調理法と一手間

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鶏の胸肉は疲労回復に効果のある食材として注目されるようになりました。鶏の胸肉に高濃度で含まれる「イミダペプチド」という成分に、疲労回復効果があるのです。

忙しい人、体力に自信のない人は積極的に鶏の胸肉を食べたいですよね。しかし中には「鶏の胸肉はあまり好きじゃない」「味が淡白で飽きそう」と思っている人もいるのではないでしょうか。

そこで今回はイミダペプチドが無理なく効果的に摂取できるよう、食材の選び方と調理の仕方についてまとめてみました。

ささみに多く含まれるお墨付きの成分イミダペプチドで疲れ知らず!

イミダペプチド(イミダゾールジペプチド)は鶏胸肉やささみに多く含まれるアミノ酸の一種です。

鶏だけでなく動物の骨格筋に含まれており、私達ヒトの筋肉や脳にも存在しています。そして疲労の原因となる活性酸素を除去し細胞の酸化を防ぐことで、疲労をやわらげる作用を持っています。

最近になってその名をよく目にするようになったのですが、実は1900年にはすでに発見されていた成分です。渡り鳥が不眠不休で長距離移動できることから研究が始まり、渡り鳥の筋肉にイミダペプチドの含まれていることが分かりました。

日本では文部科学省研究班と産官学連携抗疲労プロジェクトによって、ヒトの体において鶏肉のイミダペプチドに抗疲労効果のあることが実証されました。イミダペプチドは、科学的根拠のあるお墨付きの抗疲労成分でもあるのです。

大阪市立大学の研究チームでは、ヒトの体でイミダペプチドを摂取した場合と摂取していない場合とで肉体疲労時の疲労感を比較する実験を行いました。

なんと実験終了直後の疲労感において、『イミダゾールジペプチド』を摂取していない人は、した人の約1.5倍、さらに実験終了4時間後は約2倍もの差があります。

 

イミダペプチド摂取時には、プラセボ摂取時と比べて、身体作業負荷によって生じる身体的パフォーマンスの低下状態から早期に回復することが確認された

 
イミダペプチドは、筋肉中に含まれる疲労のもと乳酸の分解を促進させ、肉体の疲労感をやわらげる効果があります。また活性酸素が増えた時に感じやすい精神的なストレスをやわらげる効果も期待できます。

また日頃からイミダペプチドを継続して摂取しておけば、疲労を予防していくことも可能になるのです。

毎日100gの鶏胸肉はスープにして煮込むことで効果的に食べられる

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イミダペプチドは1日に200~400mgを3週間以上継続して摂取することで抗疲労効果が得られるようになります。

食材の中で最もイミダペプチドが豊富な鶏胸肉で100g中にイミダペプチドが200mg含まれています。ですから毎日100gの鶏胸肉を食べるのがおすすめです。

ちなみに鶏胸肉というのは鶏の胸にある、脂肪が少なくて淡白な味の肉。低カロリーで良質のたんぱく質とビタミン、コラーゲンを豊富に含むヘルシーな食材です。

市販の鶏肉は1枚が約260g位の重さなので、1日に1/2枚ほど食べれば良いことになります。量的に見ても、決して難しい課題ではないでしょう。

この時、どのような調理法で食べても良いのですが、イミダペプチドを効率良く吸収するならば煮込んでスープごと食べるのが最も良いと言われています。家庭ではシチューやカレー、ポトフなどに入れて食べるのが、簡単でおすすめですね。

また鶏肉の場合、胸肉の次に手羽元やささみにもイミダペプチドが多く含まれています。値段が安い点も魅力ですね。唐揚げや煮込み料理に使ってたくさん食べましょう。

鶏肉をおいしく食べるためにしておきたいちょっとしたひと工夫

しかし鶏の胸肉は脂肪が少ない分パサつきやすく、調理法によっては硬くなってしまいます。鶏の胸肉を美味しく食べるには、ジューシーに仕上げることがポイント。下ごしらえでちょっとした工夫をすると、肉をしっとりさせることができます。

塩・酒をかけておく

鶏の胸肉を調理する前に塩と酒をかけておきます。酒少々と肉に対して1%の塩を表面にかけてラップし、1時間ほど冷蔵庫に寝かせてから取り出して調理します。こうすると肉がもちもちした食感になります。

重曹につけておく

アク抜きや天ぷらの衣に入れる「重曹」には肉を柔らかくする作用があります。

チャック付ポリ袋などに鶏の胸肉、塩・重曹を少々、肉がひたる程度の水を入れ、6時間以上寝かせてから調理に使います。肉がしっとり柔らかくなります。

常温に戻してから調理する

肉が冷たいまま火を通すと水分が出て硬くなってしまいます。肉は加熱する30分くらい前に冷蔵庫から出して常温に戻しておきましょう。

表面を片栗粉でコーティング

ソテーや炒め物の時には表面に薄く片栗粉をまぶしておくと、肉汁が閉じ込められてジューシーになるのです。この方法は鶏肉に限らず加熱するとパサつきやすい肉や魚に使える調理法で、私もよく使っています。

ひき肉には油脂をプラス

つくねやハンバーグに鶏の胸肉の挽き肉を使う場合には、マヨネーズやバターをほんの隠し味程度に混ぜ込みます。しっとり感とこくが出て、鳥の胸肉の弱点をカバーすることができます。油脂にはオリーブオイルを使うと、よりヘルシーです。

また鶏肉は味が淡白な分、和洋中とどんな料理にも合い、調理法が幅広く選べるのも魅力です。

しかしさっぱりした味付けばかりだと飽きやすくなるので調理法に工夫を。時には味付けを濃い目にしたり、ジューシーな揚げ物にしたりし味の変化を楽しみましょう。

鶏肉自体が苦手だという人はこの3つからイミダペプチドを摂取しよう

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中には鶏肉が苦手な人もいるでしょう。でもご安心ください。イミダペプチドは鶏肉以外の食品から摂取することも可能なのです。

残念ながら鶏肉に比べると含有量は減ってしまうのですが、

  • 豚もも肉
  • カツオ
  • マグロ

にもイミダペプチドがたくさん含まれています。またこれらよりは少ないものの、牛もも肉から摂取することもできます。

鶏肉と同様に毎日100gを目標に摂取していくと良いでしょう。鶏肉よりイミダペプチドが少なめだからといって、食べ過ぎるのも良くありません。食べ過ぎるとカロリーや脂質の摂り過ぎになってしまうからです。

併せて抗酸化作用のあるビタミンA・C・E、ポリフェノール、疲労回復効果のあるクエン酸を摂取すると良いでしょう。これらが摂取できるのは野菜や果物です。

鶏肉ばかり食べていると、いくらおいしくても飽きてしまうかもしれません。こんな時にもほかの食材からイミダペプチドが摂取できるのは嬉しいですね。

優れた成分イミダペプチドの効能は抗疲労効果だけじゃない!

また、イミダペプチドの効能は抗疲労効果だけではありません。ほかにもすぐれた効能があるのです。

老化予防

イミダペプチドの抗酸化作用により、細胞が活性酸素によって傷つけられ劣化するのを抑えます。

細胞の劣化を防ぐことで各器官の老化や病気を防ぎ、若々しい体を維持することができるようになります。

運動機能の向上

渡り鳥がエネルギッシュに羽ばたき続けることができるように、私達もイミダペプチドを日頃から摂取しておくと、長時間にわたって運動機能を高めることができます。

尿酸値の抑制

またイミダペプチドには、尿酸の排出を促進する作用もあり、尿酸値を抑制することで痛風や尿路結石を予防する効果が得られます。

安くて疲労効果もバッチリ!鶏肉をどんどん活用しよう

今までは「疲れたら栄養ドリンク」という人が多かったのかもしれません。しかし栄養ドリンクを飲んだ後のスッキリ感というのは、どちらかというとカフェインの一時的な覚醒作用によるものなのです。

対してイミダペプチドは疲労の原因となる活性酸素を除去することで疲労を根本的に解消するので、栄養ドリンクよりも確実な疲労回復効果が期待できます。

これからは「鶏の胸肉で疲労回復」が定着していくのではないでしょうか。安くて家計の味方になる食材ですし、どんどん活用していきたいものですね。

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