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かつおだしに疲労回復効果有り!健康効果を高める上手な使い方

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日本では古代からカツオが貴重なタンパク源として食べられており、室町時代にはカツオを干してかつおぶしが作られるようになりました。

かつおぶしから出るだしは旨味成分がたっぷり含まれ、和食にはなくてはならない存在として親しまれ続けています。

さらにかつおだしには、深い旨味だけでなくさまざまな健康効果があることも分かってきました。今回はかつおだしのさまざまな健康効果と上手な取り入れ方について説明したいと思います。

かつおぶしの成分には体に必要なアミノ酸がたくさん!

かつおぶしにはアミノ酸が豊富に含まれています。アミノ酸はカツオが発酵する際に生まれ、旨味のもととなっています。

かつおぶしには、三大旨味成分と呼ばれる

  • イノシン酸
  • グルタミン酸
  • グアニル酸

そして

  • アスパラギン酸
  • ヒスチジン

などのアミノ酸が含まれています。

イノシン酸

動物性食品に多く含まれているアミノ酸でかつおぶしの旨味の決め手となっています。また私達の体内では、DNAのもとにもなっている重要な成分です。

グルタミン酸

植物性食品を中心に幅広い食品に含まれています。体内ではたんぱく質の分解などに関与している成分です。

グアニル酸

特にきのこに多く含まれています。体内では細胞を作るリボ核酸のもとになっています。

アスパラギン酸

アスパラガスや動物性食品に多く含まれています。エネルギーの産生や疲労の回復に関与する成分です。

ヒスチジン

動物性食品に含まれており、特にかつおぶしの含有量が多くなっています。体の成長や脳神経の保護に関与する成分です。

…このようにかつおぶしは、私達の体に必要なアミノ酸がたくさん含まれている食品なので、かつおぶしでとっただしを飲むとさまざまな健康効果を得ることもできるのです。

かつおぶしはこんなにすごい!優れた健康効果4つ

では、かつおだしを料理に使うと、どのような健康効果が得られるのでしょう。

1. 疲労回復

カツオには2つのアミノ酸「ヒスチジン」と「アラニン」が結合したペプチドが含まれており、このペプチドに疲労回復効果のあることが分かっています。

カツオのペプチドは疲労回復効果が高く、カツオが寝ている間も止まることなく一生遊泳し続けることができるのも、ペプチドのおかげではないかと言われているほどです。

またアスパラギン酸により、疲労物質の乳酸を分解して疲労を回復させる効果も得られます。

2. 眼精疲労・ドライアイの改善

かつおだしには血行を促進させる作用があります。血行が促進すると、目の周りの筋肉の緊張が緩和されたり自律神経のバランスが整って涙が分泌しやすくなるので、眼精疲労やドライアイが改善されやすくなります。

3. アンチエイジング

イノシン酸は細胞のDNAのもとになるため、体内のイノシン酸が不足すると新しい細胞が作られにくくなり、老化が起こりやすくなります。

体内のイノシン酸は加齢と共に減っていくため、イノシン酸を食品から補うようにすると細胞が若返りやすくなり、内臓の活性化や美肌などアンチエイジング効果が期待できます。

4. ダイエット効果

ヒスチジンは脂肪を燃焼させてエネルギーに変えるはたらきを促進させるため、ヒスチジンの豊富なかつおぶしはダイエットの味方になる食品といえるでしょう。

それだけじゃない!情緒を安定させる作用もある

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かつおだしは、研究によって気分や感情の状態を改善する効果のあることも分かっています。

2004年に行われた第51回日本栄養改善学会では、味の素株式会社食品研究所と福岡県立福岡女子大学人間環境学部(早渕仁美教授)による共同研究の調査結果が、味の素株式会社石崎太一氏によって発表されました。

この研究では、かつおだしの摂取が及ぼす気分や感情の影響が

  • 緊張
  • 抑うつ
  • 怒り
  • 活気
  • 疲労
  • 混乱

の6つの感情を得点で算出する「POMS式」のアンケート方式で調査されています。

調査内容は、福岡女子大学に在籍する女子学生27名を被験者とし、味の素株式会社のかつおだし製品とプラセボ(味はそっくりだが、かつおだしを含まないもの)を被験食として摂取してもらうというものです。

それぞれ1日100mlずつ1週間摂取し、アンケート方式で気分感情の変化を観察しました。

その結果かつおだしを摂取した時には「緊張」「怒り」の感情が改善されていることが確認でき、プラセボを摂取した時には感情の変化が見られなかったとのことです。

このことから「かつおだしを継続して摂取すると気分や感情に良い影響を及ぼす」ことが示唆されていました。

確かに、かつおだしのきいたつゆや吸い物を飲むと、心に幸福感やリラックス感が広がるような気がしませんか。これは単においしくて感動しているだけでなく、かつおだしに気分を良くする作用があるからなのではないでしょうか。

さらにさらに!減塩できるから高血圧予防にもなる

まただしには塩分をひきたてる作用があるため、料理のだしをきかせることで塩分が少なくても塩味を強く感じさせ、料理をおいしくすることができます。

特にかつおだしは旨味が強く減塩効果が高いので、減塩による高血圧予防にはかつおだしを活用するのがおすすめです。

かつおだしを使う時のポイント!合わせだしで美味しく旨味をゲット

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かつおだしは、それだけでも香りやうま味が強いのですが、昆布だしと組み合わせた「合わせだし」にすると、さらに旨味が強くなります。

これはかつおぶしに含まれるイノシン酸と、昆布に豊富に含まれるグルタミン酸に旨味を強くする相乗効果があるためです。

合わせだしにすると旨味が大幅に強くなって料理の味に深みが出るほか、昆布のアミノ酸やミネラルも摂取できるので、より健康効果が高まります。

また、だしの旨味が強いほど塩分が少なくても料理がおいしくなるので、塩分を大幅にカットしたい時の味方にもなります。さまざまな料理にご利用ください。

かつおぶしと昆布の合わせだしのとり方

1. 鍋に2リットルの水を入れ、表面をふきんで軽くふいた昆布40gを入れる
(3時間ほど漬け置きすると、だしが出やすい)

2. 火にかけ沸騰したら昆布を取り出し、あくをとりながら弱火にかける

3. 澄んだだしになったら火を止め、水を入れて温度を下げる

4. 昆布だしに花かつお60gを入れ、火にかける

5. 沸騰したら火を止め、あくをしっかりとる

6. ふきんでこして完成

味も栄養も優れた「天然」のだしを是非家庭で

昔は、かつおぶしをその都度削り器で削ってから丁寧にだしをとって料理に使っている家庭も多かったのです。

顆粒タイプになった風味だしが市販されている今日は、だしを取る手間なく料理を作ることができ便利ですよね。

ですが調味料や添加物の入っている風味だしよりもかつおぶしや昆布からとった天然だしのほうが味も栄養も優れています。

できれば、料理の基本であるだしは家庭でしっかりとり、おいしくて健康な料理を作っていただきたいと思っています。

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