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目薬・ツボ・セルフケア方法をチェック!眼精疲労の原因と解消方法

目を長時間酷使すると、かすみ目、目のショボショボする感じ、目の重い感じがします。一晩休んでも回復しない場合は単なる疲れ目ではなく「眼精疲労」を起こしているかもしれませんね。

眼精疲労を起こすと、目だけでなく心身に不快な症状を伴い、症状が慢性化すると治りにくいので厄介です。目を使う人は意識して眼精疲労対策を行ないましょう。

このカテゴリでは、眼精疲労のメカニズム、眼精疲労の原因、治療法、予防法などをご紹介する記事をまとめています。

眼精疲労とは?目がものを見るメカニズムと疲れる理由

眼精疲労は、目を酷使することで目や体にさまざまな症状が表れる現象のことです。

厚生労働省は以前、労働安全衛生調査の一環として「技術革新と労働に関する実態調査」を行いました。

最新の平成20年度版の調査結果によると「コンピュータ機器を導入したことにより、目の疲れや肩のコリなどの身体的な疲れを訴える人が増えた。」と答えた事業所が2割程度いました。

また同調査では、VDT作業の従事者の約90%が目の疲れや痛み、約75%が肩こり、約17%が腕、手、指の疲れや痛みを訴えていることがわかりました。

この調査からさらに年月の経過した今日では、どの事業所でもコンピュータ機器が業務になくてはならない存在になっており、もはやVDT作業の従事者に目や身体の疲れが起こるのは当たり前といった風潮さえ感じます。

ものを見ると目が疲れるのは

私達がものの色や形を目で見ることができるのは、左右の目から入った光が電気信号に変換されて脳へ送られ、脳の視覚野が左右の目で見た色や形をひとつの立体的な映像として認識しているためです。

ものを見ると光が角膜から水晶体を通してその奥にある網膜に当たります。水晶体は光が網膜に中るように屈折させるピントの役割、光を受け取った網膜は視神経から脳へ光の電気信号を送る役割を担っています。


(出典…「ものが見えるしくみ」目の情報ポータル|参天製薬)

水晶体のピントを調節するのは毛様体筋です。遠くを見る時は毛様体筋の力がゆるみ、近くを見る時は毛様体筋が緊張します。目を使い過ぎると毛様体筋に負担がかかり、ピントを調節する機能が低下してしまいます。

仕事をしたり運動したりすると体が疲れるように、目もものを見るという仕事をすれば同じように疲れます。

「疲労」という現象は、私達が活動をし過ぎて機能が低下し始めた時、脳が「そろそろ休憩して機能を回復させてください。」と体にメッセージを伝えるため、不快な感覚を引き起こすために起こっています。

私達は疲労を感じるおかげで休憩が必要なタイミングに気付くことができ、過労によって体が病気になるのを防ぐことができています。

疲労は、発熱や痛みと共に「生体3大アラーム」とも呼ばれていますね。目も同じように使い過ぎるとアラームを出すのです。

疲れ目と眼精疲労の違いは?

目が疲れるとショボショボしたリ目がかすんだりします。眼精疲労は疲れ目(眼疲労)ととこが違うのでしょうか?どちらも目の疲れを伴う現象で混同されやすいのですが、はっきりした違いがあります。

ひとことで言うと、疲れ目は一時的な症状、眼精疲労は疲れ目が慢性化したものということになります。

疲れ目は、目の疲れを感じても目を休めたり一晩寝たりすることで解消することができますが、眼精疲労は症状が頑固なため目を休めてもなかなか回復しません。

眼精疲労が起こるメカニズム

眼精疲労は、目を使うことで視神経(見たものを脳に伝える神経)が疲れ、それでも目を使い続けるためにピントが合いにくくなって起こります。

視神経が疲れると、無理にピントを合わせようとして目や目のまわりの筋肉を緊張させたり姿勢が悪くなったりするため、筋肉や神経に負担がかかって不快な症状が起こるといわれています。

さらに、ものを見ることに意識を集中することで精神的な緊張が高まり、交感神経が興奮してさまざまな不調が起こりやすくなります。

日本眼科学会では眼精疲労が起こるメカニズムについて、眼の能力・眼の使い方・目の耐える力の3つのバランスが崩れた時に眼精疲労が起こるとも説明しています。

眼の使い過ぎによって眼の能力を超えた時に眼精疲労が起こり、さらになんらかの病気があると眼の耐える力が低下するためさらに眼精疲労が起こりやすくなるというわけですね。

眼精疲労の症状

眼精疲労は目に不快な症状を伴うほか、目以外の場所にもさまざまな症状を引き起こします。

例えば、目を休めても次に挙げるような症状がなかなか回復しない場合は、眼精疲労を起こしている可能性があります。

【眼精疲労で起こる目の症状】

  • 目が疲れる
  • 目の奥がジンジンと痛む
  • 目がショボショボする
  • 目がかすむ
  • ピントが合わせにくくなる
  • 目が充血する
  • 目が乾燥する
  • 目が開けにくい
  • まぶたがピクピク動く
  • まぶしく感じる
  • 夕方になると視力が低下する

さらに眼精疲労が重くなると目や目の周辺だけでなく心身の症状まで起こりやすくなってしまいます。

【眼精疲労に伴う心身の諸症状】

  • 肩こり
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 食欲不振
  • めまい
  • 腰痛
  • 便秘
  • 不眠
  • イライラ
  • 抑うつ

このように目とは一見関係ない不調が起こるのは、全身の機能をつかさどる自律神経のバランスが乱れてしまうためです。

目のピントを調節する毛様筋が疲れると毛様筋を支配している自律神経のバランスが乱れて自律神経失調症を起こします。

目の病気にも注意!病気眼精疲労の原因

眼精疲労は、目や体が抱える問題、目がものを見る時の環境などが原因で起こります。

眼精疲労の原因:目の酷使

軽い疲れ目を放置して目を使い続けていると、休んでも目の疲労がとれなくなってしまいます。

  • プライベートでパソコンやスマートフォンを利用する時間が長い人
  • 細かい作業やVDT作業に従事する人
  • 長距離ドライバー

職業でも目を酷使しプライベートではSNSやゲームに夢中になっている人が眼精疲労に悩まされやすいことは言うまでもありません。

眼精疲労の原因:視力の異常

近視・遠視・老眼・乱視など視力が低下している場合は、ものを見ようとするたびになんとかピントを合わせようとして水晶体が緊張するため、視力が正常な場合よりも目が疲れやすくなります。

近視
近視でメガネやコンタクトレンズによる視力矯正をしている人は、近くのものを見る時間が長くなると目が疲れやすくなります。

近視は遠くが見えにくいため、遠くがよく見えるように度を合わせてメガネやコンタクトは用意します。そのためメガネやコンタクトを着用した状態で近くを見ると、かえって度が強いためにピントが合わせづらくなり、目に負担をかけてしまうこともあるのです。

遠視
遠視は近くが見えにくいため、近くにピントを合わせようとする時に目が疲れます。

仕事でもプライベートでもパソコンやスマホを長時間利用するライフスタイルが普及した今日、遠視でパソコンやスマホの画面を凝視する時間が長くなる人は目が非常に疲れやすくなります。

乱視
乱視は、ものまでの距離に関係なくピントを合わせにくいため、ものを見る時は常にものが二重に見えたりぼやけたりして、ものを見ようとする力が余計にかかって疲れてしまいます。

乱視の原因となる角膜や水晶体のひずみは誰もが多少は持っているもので、軽度なら問題ありません。ただし気付かずに放置して目に負担をかけてしまう場合があるので、乱視の起こる向きに合わせた適切な視力矯正が必要となります。

老眼
老眼は、加齢と共に水晶体の弾力性がなくなっていくことで近くが見えにくくなるピント調節の異常です。

近くを見ようとすると目に負担がかかり、読書や新聞の小さな文字を見ようとすると疲れやすくなります。

老眼鏡や遠近両用メガネを使って快適に近くのものが見えるように矯正することが必要ですが、40代に入ってからは誰でも老眼になりやすく、老眼の初期に無理をしてVDT作業を長時間行ったりするととても目が疲れやすくなります。

視力矯正を始めてから目が疲れやすくなるケースも多いようです。

そのほか、両目でひとつの対象物にピントを合わせることが難しい「斜視」や「斜位」のある人、左右の視力に大きな差がある人もピントが合わせにくいため、眼精疲労が起こりやすくなります。

また「利き手」のように、目にも右または左の「利き目」があり、どちらかの目に頼ってものを見る癖をつけると目が疲れやすくなってしまいます。自分の利き目を把握すると、ものの見え方もまた違ってくるのかもしれません。

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眼精疲労の原因:ドライアイ

「ドライアイ」は涙の分泌に問題があるため目の表面が乾燥する、皆さんもよくご存じの目のトラブルです。目の乾燥と目の疲れはあまりつながりがないように見えるかもしれませんが、互いに密接した関係を持っています。

ドライアイは単に涙が不足して「目が乾く」「ショボショボする」という不快感を伴うだけの病気ではありません。

涙には目の表面を滑らかに整え、光が網膜へまっすぐ届ける役割があります。涙が不足すると目の表面の凸凹を平らにすることができず、凸凹した目の表面から入った光がまっすぐ入らないためにピントが合わなくなってしまいます。

そのため、ドライアイになるとものを見る機能が低下して目の疲れや目のかすみなどを起こし、目や目のまわりの筋肉に大きな負担がかかるようになってしまいます。

実際に、ドライアイの症状を訴える人の約6割に目の疲れがあり,眼精疲労になっている人の約6割にドライアイの症状があるとの調査結果も報告されているそうです。

眼精疲労の原因:脳の疲労

脳が疲労すると目がものを見る機能が低下し、目を使うと眼精疲労が起こりやすくなります。

これは、ものを見る時に目から送られてきた情報(電気信号)を脳の視覚野で映像として認識する作業が必要で、脳が疲れると映像として認識する機能が低下してしまうためです。

脳疲労は神経疲労とも呼ばれ、脳に過剰な情報が入って来た時に起こりやすくなります。インターネットの普及で私達の身の周りには常にさまざまな情報が溢れているため、子供から大人まで幅広い世代に脳疲労が増えています。

プライベートではスマートフォン、パソコン、テレビの電源を切って過ごす時間が必要かもしれませんね。

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眼精疲労の原因:ブルーライト(青色光)の影響

すっかり普及したLEDからはブルーライト(青色光)という強い光が出ています。身の周りでは、照明器具、スマートフォン・スマートフォン・携帯ゲーム機・液晶テレビの画面にLEDが使われています。

ブルーライトは、7色ある可視光線のうち最も波長が短く、ブルーライトが目に入ると網膜の前に届きやすいため、ぼやけたりちらついて見えたりしやすくなります。

目は網膜にブルーライトを届かせてくっきりした状態にするため、ピントを合わせるようにはたらかなければなりません。その作業が目に余分な負担をかけるので、ブルーライトを見ているだけで目が疲れやすくなってしまうのです。

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眼精疲労の原因:体の病気

一見、目に関係ない別の病気が原因で眼精疲労が起こることもあります。自律神経失調症や更年期障害は、視神経や毛様体筋の動きと関連する自律神経のバランスが不安定になるために目の疲れ、頭痛、吐き気などが起こりやすくなります。

また耳、鼻、歯など目に近い部位に病気があると、ものを見る時に目が辛く感じたり疲れやすくなったりして、慢性化すると眼精疲労が起こるようになってしまいます。

眼精疲労の原因:精神的なストレス

精神的なストレスが強いと、交感神経が緊張して目のまわりの筋肉がこわばり、目の血流が悪くなってものを見る時に目が疲れやすくなります。

またストレスや緊張によって起こる首や肩のこりも目の血流を滞らせて目の疲れを引き起こします。

視力低下の可能性も!眼精疲労を伴う目の病気

眼精疲労は健康な人でも目の酷使によって起こる現象ですが、中には目の病気が原因で眼精疲労が症状として出ている場合もあります。

通常の眼精疲労と間違えて適切な治療が遅れると視力の低下が進んでしまう可能性があるので、すぐに眼科の治療が必要です。

眼精疲労を伴う目の病気:緑内障

緑内障は眼圧が高まって圧迫を受けた視神経が損傷し、視力が低下していく病気です。加齢と共に起こりやすくなり、40歳以上では20人に1人と発症率が比較的高くなっています。

眼圧とは、眼球を満たす「房水」という液体の眼球にかける圧力が高くなること。健康な場合、眼圧は常に一定に保たれていますが、房水の排出口「隅角」が狭くなって房水が排出されにくくなり、房水が増えて眼圧が高くなってしまいます。

急性の緑内障発作を起こした時は激しい目の痛み、頭痛、嘔吐を伴います。急激に視力が低下するのですぐ病院へ行かなければなりません。

緑内障に多いゆっくり進行していくタイプは、ものが見えにくくなったり視野が狭くなったりするものの、自覚症状が乏しく眼精疲労と間違えやすいため進行して視力が低下してから緑内障が発覚することも少なくありません。

眼圧が高くなる主な理由はさまざまで、なんらかのきっかけで急に隅角がふさがったり、体質や加齢によって隅角が狭くなってしまうことが原因で発症しやすくなります。

目の酷使や不規則な生活習慣も眼圧を高める原因になるので、40代以上の人は注意が必要です。

損傷した視神経は元に戻りにくく、視力が著しく低下する可能性も高い病気です。定期的に検査を受けて早期発見を心がければ、点眼薬などの薬物療法で進行を遅らせることが可能になります。

眼精疲労を伴う目の病気:白内障

白内障は、透明な水晶体が白濁するために目に入ってきた光が網膜に届きにくくなり、視力が低下してしまう病気です。

ほとんどは加齢による老人性白内障で、水晶体が硬くなっていくことが原因で起こります。高齢者にはありふれた目の病気で、80代になるとほとんどの人に白内障がみられるとされています。

また先天的な原因、外傷でも起こるため、子供や若い人でも発症する場合があります。

白内障を発症すると痛みはありませんが、かすんで見えたり光がまぶしく感じられるようになり、ものを見ようとすると眼精疲労が起こりやすくなります。

初期の段階では点眼薬で進行を抑え、進行した場合は水晶体を摘出して人工水晶体に交換するする手術を受けることで、視力の低下を防ぐことができます。

眼瞼下垂

眼瞼(がんけん)下垂は、まぶたの開閉をつかさどる神経「動眼神経」やまぶたを開かせる筋肉「眼瞼挙筋」に異常が起こり、まぶたが自然に閉じてしまう病気です。

眼瞼下垂を発症すると視野が狭くなるため、目を開けてものを見ようとする時に額や眉間に力が入って目や目のまわりの筋肉が疲れやすくなります。

眼瞼下垂は先天性と後天性のものがあり、中には重症筋無力症や脳梗塞などの病気が原因で発症する場合もありますが、加齢やコンタクトレンズの長期使用が原因で次第にまぶたが下がってくることも少なくありません。

重症になると日常生活でものを見る時に差し支えるため、まぶたを引き上げる手術が必要になります。

眼精疲労の原因がいくつか重なって症状が重くなる人もいます。原因を見つけて解決していくことが眼精疲労の予防と改善につながります。

放置・ガマンは禁物!眼精疲労を治療するには

休養しても目の疲れが取れず、目を使うと頭痛や肩こりなどの不快な症状が起こる場合は、疲れ目が慢性疲労へ進行していると考え、症状にきちんと向き合って薬などによる治療を始めましょう。

眼精疲労の治療:眼科で検査を受ける

休養しても改善されない目の痛み、視力の低下、視野の異常がある場合は、単なる眼精疲労ではなく目の病気が原因で起こっている可能性があります。

眼科を受診して検査を受け、原因となる病気が見つかったら治療を受けます。緑内障・白内障は進行し自然に治ることはありません。進行を抑えて快適な視界を保っていくため、早期治療を始めることがのぞましいです。

眼精疲労の治療:目薬を使う

眼精疲労の基本的な治療法は点眼薬の使用です。眼科で眼精疲労用の点眼薬を処方してもらいましょう。

眼精疲労用として処方される製剤には、目のピント調節機能を促進させる「ネオスチグミン」や「シアノコバラミン(ビタミンB12)」などがあります。

ビタミンB12などの成分は市販の目薬にも配合されていますから、眼精疲労の予防や軽度の眼精疲労の治療には、薬局に売っている目薬を使うのもおすすめです。ただし目薬にはたくさんの種類があり成分や効能が異なるので、症状に合った製品を選ぶことが大切です。

▼疲れ目・眼精疲労に適した目薬のタイプ

ドライアイ用 ドライアイの人
コンタクトをして目が乾燥する人
コンタクトレンズ用
人工涙液型点眼薬
コンタクトをしている人
疲れ目・眼精疲労用 目をよく使う人
目が疲れやすい人
かすみ目用 加齢に伴い目が疲れやすくなってきた人
疲れるとピント調節が合いにくくなる人

疲れ目・眼精疲労を予防・改善する効能を持つものでは、主に次の成分があります。パッケージでチェックしてみましょう。

成分名 効能
ネオスチグミンメチル硫酸塩
メチル硫酸ネオスチグミン
ビタミンB12
毛様体の動きをサポートし
ピント調節を合わせやすくする
ビタミンB6
タウリン
L-アスパラギン酸カリウム
目の組織代謝を活性化させ疲れをやわらげる
ビタミンA 涙の質を高めドライアイを防ぐ
ビタミンE 目の血行を促進する

ドライアイの人は防腐剤無添加の目薬を選びましょう。防腐剤は、ドライアイで角膜についた傷を刺激するため、使用し続けると傷の炎症を悪化させてしまう可能性があるためです。

眼精疲労の治療:目を休養させる

検査をしても特に病気が見当たらない眼精疲労は、目の酷使が大きな原因です。目を使う時間を減らして目にかかる負担を軽くしましょう。

プライベートでは、パソコン、スマートフォン、携帯ゲーム機などを暇つぶしにだらだら使用せず、時間を決めて最低限の使用にとどめましょう。

眼精疲労の治療:視力、メガネやコンタクトレンズの度をチェックする

視力が低下している人、視力矯正をしている人でメガネやコンタクトの度が視力に合っていない人は、ものを見る時にピントを合わせようとして目に負担がかかるため、常に目が疲れやすくなります。

目が疲れやすくなった人、対象物にピントが合わせにくくなってきたと感じる人は、眼科を受診して視力やメガネ・コンタクトの度を確認しましょう。

作業時の環境を見直す

VDT作業に従事する人、パソコンに向かうことの多い人は作業時の環境を見直し、目や体に負担のかからない環境を用意しましょう。

  • 室内の照明は明るくする
  • パソコンのモニタ画面は目線より下に。顔とは40㎝離す。
  • 背筋を伸ばして椅子に深く座る。膝の角度は90度が目安。
  • 外の太陽光がモニタ画面に反射しないようにする
  • エアコンの風力は弱めにし、顔に直接当たらないよう風向を調節する
  • 空気の乾燥に気をつけ、適度に加湿する
  • パソコン・スマホは設定やフィルターでブルーライトをカットする
  • パソコン用メガネ・ブルーライトをカットするメガネをかける

パソコン作業の環境を工夫して眼精疲労を予防する方法
(出典…眼精疲労の予防|くすりと健康の情報局 – 第一三共ヘルスケア)

目の疲れを感じたらすぐ実践!眼精疲労の予防法

目の疲れを感じたら軽いうちに解消させ、頑固な眼精疲労に進行するのを防ぎましょう。日常生活の中でできる眼精疲労の予防法を紹介いたします。

眼精疲労の予防法:目を温める

目が疲れた時に温めると、目や目のまわりの筋肉の血行が促進されて疲れが解消されます。作業中、就寝前に温めるのが効果的です。

ホットタオル
定番かつコストパフォーマンスの良い方法です。おしぼり用タオルなどを水で濡らして、飲食店で出てくるおしぼりのようにくるくると丸め、ラップやナイロン袋に包んで電子レンジで1分ほど加熱します。

火傷しないよう、少し冷ましてからまぶたに乗せます。ラップやナイロン袋から出さずに乾燥したハンカチなどにくるんで使うと温かさが持続します。

使い捨てカイロ
使い捨てカイロをしばらく目の上に乗せて休憩します。低温火傷を防ぐため、就寝時に使うことは控えてください。
ホットアイマスク
便利な市販のホットアイマスクを利用するのも良いでしょう。スチームの出る使い切りタイプ、電子レンジで加熱して繰り返し使えるタイプなどがあります。

特別に何か用意しなくても、湯気の出るような熱い飲み物を飲む時に、カップに顔を近づけて湯気をまぶたに当てる、入浴中にシャワーを顔に当てる…といった方法を取り入れるのも良いですね。

眼精疲労の予防法:目のストレッチで疲れをほぐす

長時間ものを凝視していると、目、毛様体筋、目のまわりの眼輪筋がこり固まって目が疲れたりピントが合わなくなって目がかすんだりします。1時間に1回は休憩をとって目のストレッチを行ない、こりをほぐしましょう。

目のストレッチ(上下左右体操)
顔は正面を向いたまま、自分の顔のパーツを見るつもりで目を動かします。

  1. 右のまゆを見つめ、視線を戻す。左まゆも同じように行う。
  2. 次に右ほほを見つめ、視線を戻す。左ほほも同じように行う。
  3. 同様に右耳、左耳も同じように行う。
  4. 髪の生え際を見つめ、視線を戻してから次にあごを見る。
  5. 最後は鼻を見つめる。

各3秒ずつ行いましょう。慣れたら5秒ずつ。

(参照…参天製薬「目のストレッチの方法」)

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眼精疲労の予防法:疲れ目に効くツボを指圧する

ツボを押すとすぐに目がスーッと軽くなります。目が疲れて目頭が重くなると、自然に眉間に指を当てることがありますね。ここには「攅竹(さんちく)」という目の疲れを取るツボがあります。

このほか、目の周りには目の疲れをほぐすツボが集中していて、私達は過去の経験から押すと気持ちの良いツボを無意識のうちに心得ているのです。

攅竹
眉間(眉毛の生え際)にあるツボです。親指の原で下から上に押し上げるようにツボを指圧すると気持ちが良いです。

手や腕にも目の疲れを取る特効ツボがありますよ。

合谷
親指と人差し指の間にある圧痛点で、顔に生じる痛み、眼精疲労の特効ツボです。もう片方の親指を押し当てて強めに揉んでみましょう。目が疲れている人ほど痛みを感じます。
曲池
目の酷使、眼球の緊張から来る肩こり、VDT作業による腕の疲れに効くのが、腕にある「曲池(きょくち)」というツボです。

肘を曲げた時にできるしわの隅で押すと圧痛がある点が曲池です。もう片方の親指を当てて痛気持ちいい強さで押しましょう。

お店で指圧してもらうのも気持ちが良いですが、自分でさっとできるツボを覚えておくと便利ですよね!

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眼精疲労の予防法:適度な運動をする

運動不足だと、全身の血行が滞って目の血液の循環も悪くなります。適度な運動をして血行を促進させましょう。

特にデスクワークで同じ姿勢を長時間取っていると、首や肩がこって目も疲れやすくなるので、こまめに休憩を入れて軽く体を動かすことをおすすめします。

ストレッチもおすすめ。体が柔らかいと目も疲れにくくなります。

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眼精疲労の予防法:目の健康を促進させる栄養素をとる

眼精疲労を予防する代表的な栄養素は、目の健康に関係の深いビタミンA、血行を促進させるビタミンEです。

ビタミンA
ビタミンAは、網膜で光の情報をキャッチする色素「ロドプシン」の材料です。ビタミンAが十分にあるとものが見えやすくなり、ビタミンAが不足するとロドプシンが不足してものが見えにくくなります。特に暗い所で視力が低下します。

ビタミンAは日本人にやや不足の傾向が見られる栄養素ですが、目が疲れやすい人には欠かせない栄養素なので意識してしっかり摂取しましょう。

ただしビタミンAは過剰摂取すると体内に蓄積して健康被害が起こりやすいので、容易に過剰摂取の起こりやすいサプリメントに依存するのは良くありません。なるべく食品から摂取するように心がけましょう。

食品から摂取できるのは、動物性食品に含まれる「ビタミンA(レチノール)」と、主に植物性食品に含まれる「カロテン」です。

カロテンはビタミンAの前駆体で体内に入ってから必要な分だけビタミンAに変換されるので、過剰摂取による副作用の心配はありません。目の健康対策にはカロテンをたくさん摂取すると良いでしょう。

ビタミンAを効率良く摂取できる食品

  • レチノール…うなぎ、レバー、卵黄、チーズ
  • αカロテン…にんじん、いんげんまめ、えだまめ
  • βカロテン…にんじん・かぼちゃ・ほうれんそう、トマト、みかん
ビタミンE
ビタミンEは血行を促進させて目の機能を高める作用、抗酸化作用によって目の細胞の酸化を抑え老化による機能低下を防ぐ効果があります。

ビタミンAにも抗酸化作用があり、ビタミンEと一緒に摂取すると抗酸化作用が高まります。

ビタミンEを効率良く摂取できる食品

  • 植物油
  • アーモンド
  • ごま
  • かぼちゃ
  • うなぎ
  • たらこ
  • 卵黄

ほうれんそうや卵黄には、白内障を予防する「ルテイン」も含まれています。高い抗酸化作用を持つ「アントシアニン」はブルーベリーやワインに含まれていることでおなじみ。また、ブルーベリー以外にも目の疲れを予防する栄養素は色々あります。

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現代人の目ははたらき過ぎ!十分にいたわってあげましょう

私達が外部から得る情報の約8割は視覚から得ていると言われています。生きていくうえでは、五感の中でも特に重要な感覚が視覚なのです。

目はずっとはたらき続けています。無意識のうちにも色々な映像をキャッチして脳に送り続けているので、必要以上に視覚からの情報を増やしてしまうと、すぐに疲弊してしまうのかもしれません。

特に、眼精疲労の原因になりやすいスマホは依存し過ぎると健康のためにも良くないようです。

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現代人の生活にテレビ、パソコン、スマートフォンは欠かせませんが、時には頑張り過ぎの目に意識を向け、十分にいたわってあげましょう。

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