健康生活TOP 運動 体幹トレーニングの神効果!美ボディラインをつくる体幹を鍛える方法

体幹トレーニングの神効果!美ボディラインをつくる体幹を鍛える方法

「体幹」という言葉はもうかなり認知度が高い言葉といってもいいですね。

テレビや雑誌で取り上げられたり、プロサッカー選手の長友佑都さんが関連の書籍を出版するなど、健康を気にする人たちの間で注目を集めています。

では体幹とは、具体的に何を指す言葉なのでしょうか。

私たちが走ったり歩いたりする動きだけでなく、身体をねじったり、ボールをキャッチするなど、バランスを崩さず身体を自由に動かすことができる秘密は体幹にあります。

体幹を鍛えることによるメリットや、基本のトレーニング方法、ダイエット効果など、体幹にまつわるあれこれをじっくりご紹介していきます。

私たちの動きは体幹によって支えられている

身体の中心(コア)ともよばれる体幹。

ここ十数年よく聞くようになりましたが、もともと明確な定義づけのない言葉です。フィットネスクラブでピラティスが紹介されはじめ、体幹やインナーマッスルが重視されるようになり、一気に広まりました。

身体の中心といえば、お腹まわりをイメージしますが、お腹にあるのは腹筋だけではありません。

立ったり、走ったり、座ったり、私たちの行動一つひとつは、すべて体幹によって支えられています。身体の動きと連動してきちんとバランスが取れるのは、体幹の筋肉が作用して、姿勢を安定させているからなのです。

体幹は、体の幹という漢字通り、身体を支える大切な部分という意味です。

身体の頭部と四肢をのぞいた胴体を指す言葉で、脊柱を中心とした外側・内側の筋肉や腹筋、肩甲骨、股関節などを指します。

体幹をあらわす体の部位

つまり、体幹を鍛えるということは胴体を鍛えることです。

日常生活に関係する体幹の主な役割

体幹の主な役割として以下のようなものがあります。

  • 姿勢を維持する
  • 動きを生み出す
  • 身体の軸となっている

私たちが座ったり歩いたりしながら生活するなかで、体幹を使わない日はありません。

人間は直立二足歩行ですが、動物は4本脚で歩きます。お腹がたれている動物に比べて、私たちのお腹は、内臓を包み込むように存在している腹横筋のおかげでたれていません。

姿勢を維持できるのは体幹、つまりインナーマッスルのおかげです。

また、体幹の筋肉が動くことによって、手や足の動きが出てきます。ボールを投げたり、身体をひねる動作には、転ばないよう安定した姿勢が大切です。その軸となるのが体幹なのです。

当たり前ですが、手や足など身体のすべての部分は胴体とつながっています。胴体がぐらぐらと不安定だと、どんなに腕や足を鍛えたとしても意味がないのです。

体幹の具体的な構成要素として、胸、背中 腰回り、お尻などがあげられます。もう少し狭義に体幹を説明すると、主に内臓がつまっている胴体の腹腔(ふっこう)を囲んでいる部分を指します。

この腹腔を囲む筋肉をくわしくご紹介しましょう。

体幹を鍛えるならインナーマッスルを鍛える!腹腔を囲むインナーマッスルの機能とは

インナーマッスルとは身体の表層筋肉であるアウターマッスルに対して、身体の深層にある筋肉を指します。

インナーマッスルは骨や内臓に近いところにあり、姿勢を調節したり、関節の位置を正常に保つ役割を担っています。持久力が強く、鍛えても筋肉太りの原因にはならないといわれています。

体幹を鍛えることはインナーマッスルを鍛えることであるのと同時に、インナーマッスルを鍛えるということは体幹を鍛えるということでもあるのです。

体幹を鍛えるうえで大切なインナーマッスルをご紹介します。

腹腔を囲むインナーマッスルの機能:横隔膜(おうかくまく)

肺の下にある呼吸のための筋肉。息を吸うときに下がって肺に空気を取り込み、息を吐くときに持ち上がって肺の空気を押し出します。

横隔膜が弱ることで呼吸が浅くなり、体幹を保持する力が弱まってしまいます。さらに、胃下垂・姿勢の悪さなどにも影響を及ぼす要因となるので、意識して鍛えたいインナーマッスルのひとつです。

深い腹式呼吸ができるようになることで、横隔膜を整えることができます。

腹腔を囲むインナーマッスルの機能:腹横筋(ふくおうきん)

お腹のもっとも深層部にあるコルセットのような筋肉。体幹のなかでもっとも大切な筋肉であるといわれています。

腹部の安定性に関係している筋肉ですが、お腹まわりの筋肉のなかでもっとも奥にあるため鍛えにくく、腹横筋が弱まるとぽっこりお腹の原因になることも。さらに腹横筋が弱いと体幹が不安定になり、腰への負担が増してしまいます。

激しいスポーツや重い物を持ち上げるなど、大きな力を出すときに横隔膜の作用と張り合いながら、一緒に腹圧を高めます。

腹腔を囲むインナーマッスルの機能:多裂筋(たれつきん)

背中を後ろから支える筋肉のひとつです。

多裂筋は背中の骨をそれぞれ安定させる役割があり、正しい姿勢づくりに大きく関係しています。立った状態だけでなく、座った状態の姿勢も持続的に維持してくれるため、日常生活においてとても大切な筋肉です。

スポーツでは、短距離走などで上体の姿勢を安定させることでブレをなくす役割や、走り幅跳びで背中を上手に反らすときに活躍する筋肉です。

腹腔を囲むインナーマッスルの機能:骨盤底筋群(こつばんていきんぐん))

骨盤のもっとも下にあり、骨盤の安定に関係している筋肉。

また、排せつや子宮・下腹部の臓器(膀胱や直腸、肛門)の保持、呼吸と連動するなど、多くの役割があるため、骨盤底筋群が機能しないと身体にさまざまな影響が出ます。骨盤底筋群の衰えが生理不順や月経前緊張症などの婦人科系トラブルの原因となることも。

逆に骨盤底筋群を鍛えることでホルモンバランスが改善され、重い生理痛の改善や出産がスムーズになりやすいなど、たくさんのメリットがあります。

インナーマッスルは縁の下の力持ち

インナーマッスルはすべて身体の内側にあります。

筋肉を鍛えるというと表層の筋肉ばかりが注目され、内側にあるインナーマッスルにはなかなか目が向きません。腹筋が割れたり、力こぶができるなどの目に見える筋肉ではないため、意識しにくく、鍛えようと思ってもイメージができません。

身体がごつく、筋肉があるように見えても、よく転んだり、けがなどが多い人は、身体を支える体幹の筋肉が弱っているのかも。

持久力や瞬発力を身につけるためにトップアスリートが必ず行っている体幹トレーニングですが、スポーツのパフォーマンスを上げるだけでなく、日常生活のなかでもさまざまなメリットがあります。

体幹を鍛えることで得られるうれしいメリット

体幹を鍛えることはスポーツ選手にだけ有利なわけではありません。人間が呼吸をしたり、まっすぐ立ったり、動くためには、インナーマッスルが重要な役割を果たしています。

体幹を鍛えると、動きがなめらかになるだけでなく、けがの予防にもなります。激しい動きでふらつき気味な身体をしっかり安定し、体幹を軸とした機敏な動きが可能になるのです。

体幹を鍛えることで起こるメリットをご紹介します。

体幹を鍛えることのうれしいメリット:姿勢が良くなる

身体の軸となる筋肉が鍛えられることで、全身がしっかり支えられるようになります。歩いてもふらつくことがなくなり、体重移動のバランスも良くなってきます。

外側の筋肉であるアウターマッスルと内側の筋肉であるインナーマッスルの両方を鍛えることで、姿勢が良くなり、疲れにくい身体になります。

インナーマッスルを意識しながら鍛えることで、健康的な美しい身体のラインをつくることができるのです。

体幹を鍛えることのうれしいメリット:内臓の位置が正常に戻る

骨のないお腹を守る筋肉が衰えると、内臓機能が低下してしまいます。

さらにお腹の筋肉をカバーするため、腰の筋肉に負担がかかり、腰痛を引き起こすことも。

インナーマッスルを鍛えることで、内臓の位置が正常に戻り、ぽっこりお腹も解消に向かいます。また、内臓のずれによって引き起こされていた便秘や、消化不良が改善され、代謝アップにもつながります。

体幹を鍛えることのうれしいメリット:睡眠の質が向上する

体幹を鍛えることで持久力が上がり、疲れがたまりにくくなります。逆に体幹が弱っていると、持久力が下がり、疲れやすい身体になります。少しの運動で疲れてしまう人は、動きに無駄が多く、体幹が弱っている可能性もあるので注意してください。

また、上半身が安定していないので、首・肩・ひざの関節部分に負担がかかりやすくなり、肩こりや首こりにつながります。

体幹が強化されることで身体の負担が減り、より効率よく運動に取り組むことができます。

体幹を鍛えることのうれしいメリット:脊椎や骨盤の位置が安定する

体幹を鍛えることで脊椎や骨盤の位置が安定し、腰痛の予防・改善につながります。

女性はもともと筋肉量が少なく、骨盤が不安定です。筋肉が衰えることで、骨盤がゆがんでしまうことも。骨盤まわりのインナーマッスルを鍛えることで、骨盤を適正な位置に調節することができます。

また、女性は妊娠中にお腹まわりの筋肉で赤ちゃんをしっかり支えなくてはならないので、骨盤を正しい位置に安定させ、備えることが大切です。

体幹を鍛えることのうれしいメリット:運動能力があがる

体幹が弱っていると、スポーツやトレーニングで思うように身体が動かせず、結果が残せません。

単純な力は筋肉が動かしますが、それを効率よく身体全体に伝え、スムーズに動きへと変換するためには体幹がしっかりしていることが大切です。

体幹を鍛え、身体の軸をつくることで、姿勢が整い、効率良く動くことができます。そもそも身体の軸がしっかりしていないと手足のパワーが出ません。

体幹を鍛えることによってパフォーマンスが向上し、練習もはかどります。運動が苦手な人も、体幹を鍛えることで身体が動きやすくなるため、スポーツやトレーニングが楽しくなり、運動不足の解消につながります。

自宅で簡単にできる3つの体幹トレーニング

体幹の鍛え方はさまざまですが、インナーマッスルを鍛える体幹トレーニングは、必死に汗を流して筋肉をつけるというよりも、正しい姿勢と呼吸をもとにした活性化エクササイズが基本です。

身体にとって大切な筋肉を鍛えてくれる体幹トレーニングですが、トレーニング自体の消費カロリーはそこまで多くありません。

脂肪を燃焼させるというよりも、身体の内側にあるインナーマッスルを鍛えることで 基礎代謝を上げ、太りにくい身体をつくることが目的です。

今回は自宅でも簡単にできるエクササイズをご紹介します。

自宅で簡単にできる体幹トレーニング:ドローイン

呼吸によって腹横筋を鍛えるためのエクササイズです。

体幹を鍛えるトレーニング1.ドローインの方法

  1. ひざを曲げて仰向けに寝転がり、腹部に手を当てます。
  2. いつものやり方で、自然に呼吸します。
  3. 息を吸うときにお腹をへこまし、吐くときに膨らませます。(逆腹式呼吸)
  4. 全身を楽にして、自然に呼吸します。
  5. 息を吸いながらお腹を膨らまし、息を吐きながらお腹をへこまします。(腹式呼吸)
  6. 腹式呼吸のまま息を細く長く吐きながらお腹をへこませます。
  7. お腹から空気を出し切ったところでキープ。(10秒~30秒)
  8. 自然に呼吸をし、身体の力を抜きます。

空気を出し切り、お腹をへこませた状態でキープしているときも、呼吸を止めず、浅い呼吸を繰り返してください。

ドローインは座っているときや立っているときもできるエクササイズなので、仕事中や電車のなかでも、思い立ったらいつでもできます。

突然に体重が落ち、お腹がへこむということはありませんが、インナーマッスルに直接的に働きかけるため、毎日続けることにより、ウエストの引き締め、腰痛の改善にも効果がみられます。

また、インナーマッスルが鍛えられることにより、正しい姿勢をとることができるので、猫背の改善も期待できます。

自宅で簡単にできる体幹トレーニング:プランク

プランクはお腹まわりだけでなく、全身を鍛えることができる、体幹トレーニングの定番ともいえるエクササイズです。

主にインナーマッスルである腹横筋に効果があります。

体幹を鍛えるトレーニング2.プランクの方法

  1. 床にうつぶせになります。
  2. 両うでを曲げて、両ひじで上半身を上げます。
  3. 両つま先を立てて、お尻を肩の高さまで上げます。
  4. 骨盤を引っ張るイメージでお腹に力を入れます。
  5. この状態をキープ(10~30秒)

肩とお尻を同じ高さにして身体を一直線にします。背中が反りすぎないよう、丸まりすぎないようチェックしながら行ってください。

最初のうちはうでがぷるぷるするほどきついですが、慣れてきたら1日3セット行いましょう。

腹横筋が鍛えられることで、骨盤をニュートラルに保てるようになり、骨盤のゆがみによって押し出されたお腹がすっきり改善します。

自宅で簡単にできる体幹トレーニング:ウエストスクイーズ

腹斜筋への効果がみられるエクササイズです。

体幹を鍛えるトレーニング3.ウエストスクイーズの方法

  1. 膝を90度に曲げて、仰向けになります。
  2. おしりを付けたままの状態で膝を左右に倒していきます。
  3. 左右20~30回を目安に行いましょう。

かかとを支点に左右にスムーズに倒し、肩が床から離れないよう注意しましょう。

おしりを床から持ち上げた状態で行うと、腹斜筋と同時におしりも鍛えることもできます。

身体を大きくひねるので、ウエストの引き締めに効果がみられます。

寝起きの身体を目覚めさせる簡単な体幹トレーニングをご紹介します。

ひざをつき、猫が伸びをするようなイメージで床と垂直になるよう手をのばし、ゆっくり息を吐きながら身体をのばします。これだけ!

腹圧を高め、体幹を活性化しながら背骨のインナーマッスルの動きを良くしてくれます。肩甲骨まわりの筋肉が動くので、肩こり・猫背にも効果があります。ぜひ試してみてください。

座り方を工夫して、インナーマッスルを鍛えよう

1日のうち、デスクワークでの仕事や、テレビを観ているときなど、私たちの座っている時間は意外と長いものです。

実は、座っている状態は全身の筋肉へ刺激が加わらないため、刺激不足の筋肉は筋肉量が減少し、機能が低下してしまいます。

座っている時間を有効活用するために、座り方に工夫しましょう。

まず、背もたれによりかからないよう意識します。上半身を背もたれにもたれかかると、体幹でもっとも重要な筋肉がまったく使われません。

背もたれによりかからず、お腹と背中を緊張させ、お腹をへこますことで腹圧をかけます。胸を張って、おへそをやや前方につきだすような姿勢を保ちましょう。これだけで体幹のトレーニングになります。

まずは気づいたときに座り方を工夫しましょう。習慣づけてしまえば、いつでも体幹トレーニングができるようになり、激しい運動をしなくても美しい身体を手に入れることができます。

背もたれのないイスやバランスボールを活用するとさらに効果があがります。 

ロングブレスが体幹のトレーニングに効果があるといわれています。

ロングブレスとはいわゆる息を長く吐き続ける呼吸法です。強く呼吸を吐き続けることで、内臓を囲んでいるインナーマッスルが刺激され、筋肉量を増やします。

筋肉量が増えると新陳代謝が良くなり、エネルギーを消化しやすい身体へと変化します。これが自然とダイエットにつながるのです。また、インナーマッスルを鍛えることで内臓脂肪をとりのぞき、きれいな身体をつくることができますよ。

体幹トレーニングはいつ行うべきなのか?そのタイミングとは

座ったままでもできる体幹トレーニング。毎日5分ずつでも習慣づければ、身体の軸が整い、美しいボディラインをつくることができます。

しかし、やみくもにただ取り組めばいいというわけではありません。トレーニングを控えるべき時間帯についてご紹介します。

体幹トレーニングはいつ行うべきなのか?:NGの時間帯

まず体幹トレーニングを控えるべき時間帯は食後です。

食後は食べ物を消化するため消化酵素が活発に働き、胃に血液が集まっている状態です。

食後にトレーニングをしてしまうと、トレーニングによって負荷がかかっている部分に血液が集中し、胃に血液がいかなくなり消化不良を引き起こすことも。食後すぐの運動でお腹の横側が痛くなるのはそのためです。

食後はゆっくりと休み、消化を邪魔しないよう安静にしましょう。

食後だけでなく、空腹時もトレーニングには向きません。

空腹時は血糖値が低下し、エネルギーが不足している状態です。エネルギーは糖を分解してつくられます。空腹時、つまりエネルギーのない状態でトレーニングをすると、筋肉を分解してエネルギーをつくりだそうとするため、逆に筋肉が減ってしまうことも。

さらに、空腹時は力も入りにくく、注意が散漫しがちです。空腹時のトレーニングはけがや体調をくずすだけでなく、精神的に安定せずいらいらしてしまうこともあるため、避けましょう。

また、寝る直前にトレーニングをすると、疲れからぐっすり眠れそうなイメージですが、実はその逆です。

睡眠時の身体は体温が低くなります。しかし、寝る直前に運動してしまうことで体温がなかなか下がらず、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されません。メラトニンの分泌がすくないと寝つきが悪くなり、睡眠の質も下がるため、翌日にも影響します。

ゆるやかなストレッチは副交感神経を刺激し、身体をリラックスした状態に保ったまま眠ることができるのでおすすめです。

体幹トレーニングはいつ行うべきなのか?:適切なタイミング

適切なタイミングでのトレーニングは、睡眠の質を上げ、ストレスの発散にもなります。

ジョギング・ウォーキングなどの有酸素運動は就寝の2時間前までに
体幹トレーニングや筋肉トレーニングのような無酸素運動は就寝の3時間前までに

上記の時間までに終わらせましょう。交感神経が刺激され、新陳代謝も活発化されます。

起床後すぐに体幹トレーニングをはじめる場合、身体を温めてからにしましょう。起きてすぐの身体はまだ眠っている状態で、筋肉の温度も上がっていません。体幹トレーニングの前に30分から1時間ストレッチや柔軟を行い、ゆっくり身体を目覚めさせます。

できれば消化の良いものを食べてから行うと、さらに効果が上がります。

なぜ体幹トレーニングでダイエット効果がみられるのか

あこがれのくびれたウエストを手に入れるため、腹筋運動に取り組む人も多いかと思います。

しかし、表面的な筋肉トレーニングだけでは、ウエストのくびれにあまり効果がありません。

お腹のまわりは何層もの筋肉に覆われています。お腹のたてに貫く腹直筋、わき腹を斜めに走る外腹斜筋と内腹斜筋、そしてもっとも深層部にあるのが腹横筋というインナーマッスルです。

ウエストのくびれは、腹横筋を鍛えることで手に入れることができます。

実は、腹横筋は腹筋運動で鍛えることはできません。腹筋運動で刺激されるのは腹直筋です。いわゆる、腹筋が割れるという現象は腹直筋が鍛えられているということです。

腹横筋は意識的にお腹をへこませることで鍛えることができます。お腹をへこんだ状態にすると、腹横筋が収縮し腹圧がかかります。腹横筋は腹部をしめあげる、いわば自前のコルセットのようなものです。

お腹がぽっこりとでてしまっているのは、腰回りの筋肉が衰えて、内臓を支え切れなくなっているからです。体幹トレーニングで腰回りの筋肉をしっかりつけることによって、ぽっこりお腹を改善できます。

ウエストだけでなく、筋肉量がアップすることによって基礎代謝もあがり、体脂肪が燃焼しやすくなるという効果も。

身体の表面の筋肉だけを鍛えても、深層の筋肉を鍛えなければ意味がありません。鍛えられた美しい身体は、ただの筋肉トレーニングだけでは手に入れることができないのです。

車の運転中や通勤の電車のなか、テレビを観ているときなど、生活のさまざまな場面で腹横筋を刺激することができます。インナーマッスルを鍛えて美しい身体を目指しましょう。  

女性・男性、子供の体幹トレーニングのちがい

女性は骨盤が男性に比べて横に広いつくりになっているので、骨盤の可動域が大きく、骨もやわらかいです。

骨盤周辺のインナーマッスルをしっかり鍛えることで、安産につながったり、産後の体型回復にも役立ちます。

女性は皮下脂肪がつきやすいので、ダンベル運動や日常的なエクササイズで比較的簡単に鍛えることができます。長期的にゆっくり脂肪を燃焼させましょう。

男性は内臓脂肪がつきやすく、腹部や背中につきやすい特質があります。なかなか脂肪が落ちないので、アウターマッスルとインナーマッスルの両方を鍛えることで、痩せやすい身体を目指しましょう。

子どものころから体幹を鍛える

体幹トレーニングは、インナーマッスルを活性化し、呼吸や姿勢を正しく整えてくれます。さらに背骨・骨盤・股関節も整え、身体の軸をつくってくれます。

実は、このような身体の基本的な機能は、人間が生まれて生後1年くらいの間に自然と獲得しているものなのです。しかし、成長するに従い、姿勢が悪くなったり、鼻呼吸から口呼吸へと変化してしまうなど、さまざまな悪影響によって身体がかたまってしまいます。

体幹を鍛えることによって身につけられるバランス感覚を、大人になってから身につけるのはむずかしいといわれています。バランス感覚以外にも、けがの予防や筋肉の連動性の向上など、子どもが体幹を鍛えるメリットはさまざまです。

しかし、大人と同じようなトレーニングではむずかしかったり、飽きてしまうこともあります。遊びのなかで楽しく体幹を鍛えることが大切です。1日数分からでも毎日続けていきましょう。

トランポリンやバランスボールなど、部屋の中で簡単にできるトレーニングメニューを選び、安全に気をつけて取り組んでください。

インナーマッスル強化におすすめの食材

インナーマッスルを育て、身体の軸である体幹を整えた美しい身体を目指すためには、毎日の食事も重要なポイントのひとつです。

脂肪分の多い食事を避け、炭水化物の摂りすぎに気をつけるなど、筋肉だけでなく健康を保つことにもつながります。

体幹を鍛えるためにおすすめの食材をご紹介します。

インナーマッスル強化におすすめの食材:納豆

みなさんもご存知だと思いますが、健康に気をつけている人が必ず摂取している納豆。

納豆にはミネラルや食物繊維が豊富にふくまれていて、さらに体内で合成することができない必須アミノ酸もバランス良く入っているスーパーフードです。

筋肉をつくるために必須な栄養素といえば、タンパク質です。

タンパク質は肉や卵が一般的ですが、コレステロールが高いため、多量摂取は避けましょう。

納豆はコレステロールが一切ふくまれていないだけでなく、摂取した炭水化物やタンパク質を体内で代謝するためのエネルギー源に変換するビタミンB2が豊富にふくまれています。

そのため、筋肉の修復・増強を効率よく行うことができるのです。

インナーマッスル強化におすすめの食材:バナナ

バナナにはスポーツドリンクに劣らないほど最高の栄養素がふくまれています。

鉄分・ビタミンB6ビタミンCなど、筋肉づくりを促進する多くの成分だけでなく、筋肉痛を和らげるといわれるカリウムも豊富です。

激しいスポーツをした翌日、筋肉痛が残って身体がつらいという経験はありませんか?

筋肉痛はカリウムの不足が原因で起こるものです。

筋肉の増強には筋肉の収縮が必要です。バナナにふくまれるカリウムには、筋肉の収縮を起こす神経を刺激する働きがあるので、筋力低下・筋肉疲労などの症状に効果があります。

また、ミネラルの一種であるカリウムは、体内のカルシウムレベルを健全に保つ働きも。骨が弱くなるのを防いでくれます。

インナーマッスル強化におすすめの食材:オートミール

オートミールという食材をご存知でしょうか。日本ではまだあまりなじみのない食材ですが、海外では朝食の定番です。

健康食品やダイエット食として知られているオートミールは、オーツ麦(燕麦)をシリアルやコーンフレークのように食べやすく加工した食材を指します。

玄米と比べて食物繊維約3.5倍、鉄分約2倍、カルシウム約5倍と、栄養価が大変高く、筋肉合成にかかわる亜鉛・ビタミンB6が豊富にふくまれています。

血糖値を上げにくいので、余分な脂肪をつけずに筋肉をつくりやすく、アスリートの間でも人気の食材です。

そのままではぱさぱさして食べにくいので、牛乳などでふやかして、蜂蜜などと一緒に食べれば、さらに栄養価も上がります。ぜひ、朝食に試してみてください。

体幹トレーニングで身体を内側から整える

体幹トレーニングで、腕や足が目に見えて鍛えられることはありません。

しかし、体幹が不安定で、身体の軸がぐらぐらしている状態で、負荷のかかる激しい運動をすると、大きなけがや体調を崩してしまうこともあります。

インナーマッスルのトレーニングを怠ることで、筋肉はどんどん衰えていき、それに伴い肩こりや腰痛などさまざまなデメリットが生じます。

体幹を鍛えることで身体が動かしやすくなり、姿勢も整い、内臓が正常に働くようになります。毎日こつこつと体幹トレーニングを続けることで、さまざまな身体の悩みが解決されるかもしれません。

キャラクター紹介
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