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味覚障害の原因は身近に!亜鉛不足を招く病気や生活習慣・薬の副作用

味覚障害の女性

味覚障害と言うと典型的なのが「味を感じられない」と言う物です。もちろん、他にも「いつもと味の感じ方が異なる」とか「酸っぱくないはずのものに酸味を感じる」などと言った異常も含まれます。

味覚異常はそれだけが単独で現れることは少なく、他の病気や栄養不足などが原因で起こることが多いものです。時として心理的な原因でも味覚障害は発生します。今回は主に味覚障害の原因について見て行きましょう。

味覚異常と深いつながりがある亜鉛不足には複数の原因がある

味覚異常というと亜鉛不足と言うのがお約束のように言われています。実際、味覚異常にはかなりの頻度で亜鉛不足がかかわっていることが判っています。

亜鉛は体内にある酵素のうち、300種類以上の構造や働きにかかわっています。有名なところではお酒を分解するアルコール脱水素酵素(NAD(P)+)や、肝臓の検査で知られるアルカリフォスファターゼ(ALP)、抗酸化酵素のスーパーオキシドディスムターゼ(SOD)などがあります。

また、亜鉛は細胞の新陳代謝に大きな働きを持っていますので、亜鉛が不足すると細胞の新陳代謝が衰えます。味を感じる味蕾は新陳代謝の盛んな組織ですので、亜鉛不足による影響を受けやすいのです。

では亜鉛はなぜ不足するのでしょうか。それには複数の原因があって、単純に亜鉛の摂取不足によるものだけではないのです。

食べ物と食べ方を選ばないと亜鉛は不足する

亜鉛不足の原因として代表的なのは、食べ物から摂る量が不足しているからですね。判りやすいのは誤った減量目的のダイエットで、食べ物が不足して栄養失調に陥っている場合です。

亜鉛が多く含まれる食品には貝類の他、肉類やナッツ類など、比較的カロリーが高いと言うイメージの食品が多いので、これらを避けてしまうことで亜鉛不足に陥ることがあります。

例えば、

  • 牡蠣
  • 牛肩ロース
  • 豚レバー
  • 鶏もも
  • 揚げアーモンド

などは亜鉛を豊富に含んでいますが、ダイエット中に避ける人は割合多いのではないでしょうか。

また、加工食品やインスタント食品の場合、1食当たりの亜鉛の含有量は非常に低いことがありますし、亜鉛の吸収を邪魔する添加物も多く含まれます。

ですので、こうしたものに頼りがちな食生活を送っている人では亜鉛不足になる可能性は高いです。

日本人の摂取状況を見ると、厚生労働省が示している推奨摂取量に対して、男女とも10%~13%ほど少ない摂取状況です。これだけでは亜鉛不足で味覚異常が出ることはないでしょうが、これは飽くまで平均値です。

ですので、食べ物から充分な量が摂れていないことで亜鉛不足に陥って、味覚異常をきたしている人もかなりの数になると考えられます。

亜鉛を消費したり吸収を阻害するものが亜鉛不足を招く

亜鉛の吸収を阻害するものとして有名なのは、食物繊維が挙げられます。しかし、水溶性食物繊維ではアイスクリームに乳化安定剤として添加されるカルボキシメチルセルロースだけが亜鉛の吸収を阻害したとあります。、

他の水溶性食物繊維では亜鉛の吸収阻害は見られなかったようです。不溶性食物繊維についてはデータが見当たりませんでした。

いずれにせよ、亜鉛自体はあまり吸収の良い栄養素ではありませんので、食物繊維をしっかり摂りつつ、動物性のたんぱく質と一緒に亜鉛を摂って吸収を良くすることが重要だと考えられます。

また、未精製穀物に多く含まれるフィチン酸は精製した状態では、分子の中に亜鉛を挟み込むキレート化によって錯体と言う構造を作り、吸収を悪くすることが知られています。

一方でフィチン酸には、この性質によって発がんにつながる物質を排除してくれる働きもあります。現在までのところ、米ぬかのような食品に含まれた状態でのフィチン酸では亜鉛の吸収阻害は起きにくいかも知れないとされています。

それでも、大量の未精製穀物や豆類を食べる習慣がある場合は、肉類の摂取を多めにしないと亜鉛不足に見舞われる可能性があります。

そして、食品添加物として数多く使われているポリリン酸も亜鉛の吸収を阻害します。食品添加物を多く使っている加工食品やインスタント食品に偏った食事は、亜鉛不足から味覚異常を招くリスクが高いと言えるでしょう。

その他、ほうれん草などに含まれるシュウ酸も亜鉛の吸収を阻害しますから、青菜は下ゆがきしてから調理する習慣をつけることをお勧めします。

酒と運動は亜鉛不足を招く

お酒を飲んだ時に、アルコールを無毒化する際に亜鉛が消費されます。ですので、お酒をよく飲む人は亜鉛不足に陥る可能性があります。特に飲むときにはあまり食べず、シメにお茶漬けやラーメンを食べる人は危険ですね。

一方、牡蠣や焼肉(レバー)、焼鳥(肝)、たっぷりのアーモンドやチーズをつまみに食べながら飲む人は、亜鉛が補充される可能性が高いです。カロリーに注意しながら、適量の飲酒を楽しんで下さい。

また、スポーツで汗を流す人の場合、亜鉛を含むミネラルの排泄量が多くなります。ですので、しっかり運動した後はしっかり動物性たんぱく質を摂ってミネラル不足を補って下さい。

実はフィチン酸も構造の中にリン酸を持っています。食品中のリン酸は亜鉛にとって邪魔になる存在かもしれませんね。

医薬品が亜鉛を不足させる原因に!味覚異常が出たらすぐ先生に相談して

何かの病気やけがでお薬を処方されている場合、それを飲んでいることが原因で味覚障害が出る場合も少なくありません。ある国立大学病院が院内で使っている医薬品の中で、味覚障害の副作用を持っているものをリストしていましたが、その数は400に届かんと言う勢いです。

飲み薬や注射薬はもちろん、貼り薬から目薬、点鼻薬に至るまで様々な種類のお薬が味覚障害と言う副作用を持っています。

もちろん、それは0.5%未満と言う低い副作用発生確率のものまで書かれていますので、必ず起こるという訳ではありません。

医薬品による亜鉛の吸収阻害は食品添加物などと同じメカニズムで起こる

食品添加物のところでも少しお話ししましたが、様々な非金属分子は金属を強力に結び付けたキレート錯体と言う構造を作ります。例えば、血液のヘモグロビンの中心であるヘムも、有機化合物が鉄原子を中心に挟み込んだキレート錯体です。

こうした現象が、さまざまな医薬品と体内にある亜鉛の間で起こって、亜鉛を中心に挟み込んだ錯体が作られ、亜鉛を吸収されずに排泄されるようにしてしまうことがあります。

もちろん、医薬品による味覚異常は、他の原因でも起こります。神経に直接働きかけるタイプのお薬では、味覚を伝達する経路に干渉して味を感じなくさせることもあります。

あるいはドライマウスなどの副作用を通じて、間接的に味覚異常をもたらすケースも少なくありません。それでも薬剤性と思われる味覚異常の人に亜鉛補充療法を行ったところ、44%~74%くらいの人に改善が見られたという報告があります。

ですので、もともと亜鉛不足になりやすい素因があって、医薬品の副作用が起こったという部分も否定はできません。

医薬品の副作用による味覚異常は味の変化が多い

味覚異常というと、味を感じないとか味が薄く感じられると言うものが多いのですが、お薬の副作用による味覚異常では

  • 変な味がする
  • 何んとなく美味しくない

と言う訴えが割合多くおこるようです。

もちろん他の理由による味覚異常でもこうしたケースは見られるのですが、薬剤性の味覚異常には多く見られるようですね。

これは、お薬の副作用によってドライマウスなど口の中に異常が起こる副作用が発生し、それが原因で味蕾に悪影響が出たり、口の中が不潔になったりして起こっている味覚異常だと考えられます。

歯磨きや舌ブラシによる口腔内清掃で改善する場合、こうしたことが原因の味覚異常だと考えて差し支えないでしょう。

一方、抗がん剤治療を受けている方は、素の副作用としての味覚異常がよく知られています。

これには様々なメカニズムがありますが、抗がん剤は細胞分裂が早い細胞を狙い撃ちにする薬であることが多いので、細胞分裂が盛んな味蕾が傷むのかも知れません。

あまりに食欲が落ちるようであれば、主治医の先生に相談して下さい。

お薬を飲んでいて味が変だと感じたらすぐ相談

先にもお話しした通り、味覚異常をもたらす副作用を持つ医薬品は大変数多く存在しています。ですので、何かのお薬を飲んでいて「最近食べ物が美味しくない」と言ったことを感じられたら、すぐに主治医の先生に相談して下さい。

お薬の変更や減量、場合によっては亜鉛製剤を使った補充療法など、様々な手段によって解決の道を探って下さるでしょう。

味覚異常はできるだけ早く対処しないと慢性化する恐れがあります。医薬品によるもの以外を含めて、おおむね半年以内には解決しておきたいものです。

味覚と言うのは体調に左右されやすいものです。ですから、医薬品によって身体の状態を変化させようとすると、副作用として味覚異常が現れや水と考えても良いかもしれませんね。

舌から脳までの短い距離にトラブルが出ると…味覚異常のメカニズム

味は舌と言う感覚器官で電気信号に換えられ、神経を通って延髄に入り、視床を経由して大脳皮質の味覚野と言う部分に伝わることで私たちは味を感じています。

延髄、大脳味覚野、舌、視床の位置

舌は頭部にあるので当然と言えば当然なのですが、このように、味覚と言うのは非常に短い神経伝達経路で処理される情報なのです。お腹が痛いとか、画びょうを踏んづけてしまったとかの情報に比べるととても短い距離ですね。

この短い情報伝達経路のどこかにトラブルが発生すると味覚異常が現れます。とは言え、この神経伝達の異常というのは、味覚異常の原因としてはそれほど大きいものではありません。

味は舌が何かに触れることで生まれる

味覚と言うのは非常に複雑な検知システムです。口に入れたものに含まれる様々な物質が舌をはじめとする口の中の感覚器官に触れると、そこにある味覚受容体細胞が味の情報を電気信号に換えて延髄に送るようになっています。

単純なものでは塩化ナトリウム(食塩の主成分)がそこに触れると塩味として検知されますし、ショ糖(砂糖の主成分)の場合は甘みとして検知されます。L-グルタミン酸ナトリウム(うま味調味料の主成分)の場合はうま味として感じられるという訳です。

しかし、味覚はそんなに単純なものではありません。例えばトマトとモツァレラチーズは美味しい食べ物ですが、トマトの甘味と酸味、チーズの旨味と塩味だけでは少し物足りません。

そこにバジルの葉を加えてイタリアンカラーにすると、バジルの香りと清涼感のある味でぐっと引き立ちます。でももう一押し欲しいですよね。

そこでちょっと辛味と苦味があるエクストラバージンオリーブオイルを回しかけると、非常に美味しいインサラータ・カプレーゼのできあがりです。

オリーブオイルは油ですから、いわゆる油の旨味があるわけですが、これも難しいところです。同じように健康にいいからと言ってエゴマ油をかけたのでは台無しになってしまいます。もちろんラードやごま油などは論外ですね。

このように、とっても手軽にできる簡単なサラダ料理ひとつとっても、人間の味覚はその複雑な要素を感じ取って旨い不味いを決めているのです。ですから、ほんのちょっとの身体的トラブルでも味覚に異常が出てしまうことがあるのです。

舌から延髄への神経ルートは2本ある

舌は前の方2/3と、残りの後ろ側1/3とでは味を感じる器官である味蕾を乗せている乳頭と言う突起の種類が違います。しかし、どの味蕾も全部の味を感じることができますので、舌の上のどの場所でも全部の味を感じ取れます。

単に、延髄へ味の情報を送るルートによって2つに分かれているだけなのです。前の方2/3は第VII脳神経の顔面神経経由で、後ろの方1/3は第IX脳神経の舌咽神経経由で味の情報を延髄に送っています。

ですので、この神経にトラブルが起こった場合でも、どちらか片方だけなら、もう一方から情報が届きますので、味覚が弱くなっても全くなくなるということはないでしょう。

味覚と言うのは、単に旨い不味いのためだけにあるのではありません。食べてはいけないものを口にしてしまったということも味覚や嗅覚で判断します。反射的に吐き出すことで身体を毒物から守るわけですね。

また、食べ物が身体に入ってきたから消化の準備をしなさいよと言う情報も味覚によって発せられます。消化液だけでなく、インスリンやの分泌や血流のアップなども、味覚によってスタートします。

一方、「美味しいな」と言う感覚や、「この味は○○と言う老舗の味だ」という分析も味覚によって行われますね。こうした情動を伴う感覚的な部分と、生理的な反射の部分は、延髄から視床への伝達で異なるルートを通ります。

味覚は五感の1つですから、思ったより複雑でさまざまな役目や経路を持っています。それがダメになるというのは意外とダメージも大きいのです。

貧血の原因になるものが味覚異常を引き起こすことがある

味覚異常にかかわるミネラルと言うと亜鉛です。しかし、意外なことに鉄分不足によっても味覚異常が現れる場合が少なくないのです。

鉄分不足と言うと典型的な症状は貧血ですね。この貧血につながる栄養素不足が味覚異常を生み出すことが知られています。

鉄分不足による味覚異常はあまり知られていなかった現象

亜鉛不足による味覚異常は先にお話しした通り、味を感じる器官である味蕾の、細胞の更新が上手く行われなくなって起こるというメカニズムはよく知られています。

一方、鉄分不足による味覚異常のメカニズムはよく判っていません。それでも、実際に鉄欠乏性貧血の患者さんで味覚異常を訴える人はそれなりの症例数があるようです。

その研究によると、鉄欠乏性貧血の人の64%に血清中の亜鉛の低下が見られたということです。それに対して、鉄剤の処方によって亜鉛不足が解消したり、鉄を処方しなくても亜鉛だけの処方でも味覚異常が改善したという報告があります。

特に、亜鉛補充療法では亜鉛欠乏性の味覚異常より鉄欠乏性の味覚異常の方に、より効果が高かったという報告があります。

このように、鉄分不足と亜鉛不足と言うのは連動している可能性が示唆されていますので、貧血気味の人は鉄と同時に亜鉛を摂れるように、レバーなどの肉類をしっかり摂るようにすることが良いかもしれません。

ビタミンB群不足による貧血でも味覚異常が現れる

ビタミンB9と呼ばれることもある葉酸は、細胞分裂が盛んな場所でたくさん使われます。妊娠中に葉酸が大切だといわれるのはこうしたことからです。葉酸の不足は貧血の原因としても知られています。

先にお話しした通り、味蕾も新陳代謝の盛んな細胞ですので、葉酸が不足すると味覚異常につながることがあります。

日本人の場合、葉酸摂取量はおおむね推奨量を満たしているものの、生野菜や果物をあまり摂らない人や妊娠・授乳中の人、アルコール依存症の人などでは不足して欠乏症が出ることがあります。

また、葉酸とセットで働くことの多いビタミンB12も不足するとDNAの合成が上手くできなくなるため、細胞分裂に支障をきたします。特に赤血球や精子の他、味蕾を挟み込む上皮細胞の更新にも悪影響が出ます。

ビタミンB12欠乏症は悪性貧血の原因でもありますので、これもまた貧血と味覚異常がリンクする例と言えるでしょう。

ビタミンB12はごく微量で間に合うので、めったに欠乏症は出ませんが、菜食主義の人や胃を切除した人では欠乏症が出ます。また、慢性胃炎(萎縮性胃炎)の人も不足しやすいので注意しましょう。

「胃が悪いから味覚がおかしい」と感じた場合、受診してビタミンB12製剤などを処方してもらうのがいいでしょう。

貧血と味覚異常というのはイメージ的につながりにくいですが、「栄養不足で味覚異常が出る」と理解しておくと判りやすいかも知れませんね。

他の病気や加齢による味覚障害はある程度やむを得ない現象

風邪をひいたり、高熱が出たりと言う病気の際には味が判らなくなることも少なくありません。こうした場合はその病気が治れば、味覚異常も治る一過性であることが多いものです。

一方、年齢を重ねればすべての感覚が衰えてきます。味覚もそのうちの1つだと言えるでしょう。しかし、対策できることもあるんですよ。

加齢による味覚障害は口の中の清潔を意識する

年齢を重ねるとどうしても口の中の衛生状態が悪化しがちになります。また、唾液の分泌が減ってドライマウスになることで舌も乾き、味が判りにくくなることも多く見られます。

入れ歯にせよ自分の歯にせよ、異性を意識してデートの前に一所懸命に歯磨きした頃を思い出して、同じように口の中を清潔にする習慣を持つことで、味覚異常は軽減できるでしょう。

もちろん舌ブラシやデンタルフロス、歯間ブラシ、マウスウォッシュなど、使ってみたいアイテムは全部チャレンジしてください。

ドライマウスについては別の記事に原因や対策があるのでそちらをどうぞ。
口が渇く、口臭、舌のひび割れ…ドライマウスの原因と予防改善法は?

風邪をひくと味覚障害が起こるがこれは一過性

風邪をひいて鼻が詰まってしまうと、味が判らなくなって食欲が減退するということは良くありますね。

これも別の記事に詳しいので、そちらを見て下さい。
なぜ風邪を引くと味覚障害に?味がわからない原因と治し方

口の中を清潔に保つことは、味をしっかり感じるためには大変重要な要素です。こすりすぎは良くありませんが、溜まりすぎた舌苔をブラシで軽く落とすのは悪くありませんよ。

さまざまな全身性疾患が味覚異常の原因になる

糖尿病や肝臓病、胃腸の病気などの全身性疾患の他、脳卒中や神経の病気、さらには心の問題で味覚に異常が出ることもあります。

歯科治療に連動して味覚に異常が出ることもありますが、これは治療中に歯医者さんに相談することで解決することが多いようですね。

糖尿病では複数の原因で味覚異常が起こる

糖尿病と言えば腎臓にも合併症が現れることが知られていますね。この糖尿病性腎症が原因で亜鉛が多く排泄されてしまうことによって味覚異常が現れることがあります。

同じように、糖尿病以外の腎臓病でもこうした現象は起こる可能性があります。

また、糖尿病では合併症として末梢神経障害が起こり、手足のしびれなどを訴える人も多いですね。味覚も末梢神経の1つですから、それが障害されると味覚に異常が出ます。

糖尿病自体が味覚に異常をもたらす大きな要素だといえるでしょう。

その他にも味覚異常をもたらす病気は多い

消化器の病気や肝機能障害、腎不全、さらには甲状腺疾患などでも味覚異常が起こることがあります。

また、顔面神経や聴覚神経に病変が起こった場合、味覚を伝える神経伝達路が障害されますので味覚異常につながります。

さらには脳卒中の場合、味覚の信号を受け取る中枢側にトラブルが出て味覚障害を起こすこともあり得ます。

これらは、いずれも味覚障害の原因としてはそれほど多くありません。どちらかと言うと、そうした病気を患っている方が味覚異常を感じたときに、主治医の先生に相談する目安になると思ってください。

ストレスなど心因性の味覚異常と言うものも珍しくない

「砂を噛んでいるようだ」と表現されることもあるように、大きなストレスのもとでは、何を食べても味が判らないといった現象が起こることは多くの人が経験しているでしょう。

しかし、多くの場合そうしたことは一過性で終わることがほとんどです。それが何日にもわたって続くようであれば、これは充分心因性の病気と言えるでしょう。

実際にロフラゼプ酸エチル(商品名:メイラックス・ジェネリックあり)と言う抗不安薬が、原因不明の味覚異常によく効くということもありますので、ストレスが大きすぎると感じた場合には心療内科を受診するのも良いかもしれませんね。

味覚異常の原因は非常に多岐にわたりますが、やはり圧倒的に多いのはミネラルの亜鉛に関係するものですね生活習慣や食習慣の見直しも重要でしょう。
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