健康生活TOP ドライアイ 【ドライアイ症状別】冷やすのと温めるのと…どっちが良い?

【ドライアイ症状別】冷やすのと温めるのと…どっちが良い?

shutterstock_477167292

ドライアイの人は増加しています。原因として、現代はライフスタイルが急激に変化していることが挙げられます。

  • パソコンやスマホの普及
  • エアコンによる乾燥
  • コンタクトの使用

など、目を酷使する環境が増えています。

こういった現代の便利な生活の中で、目の疲労を感じている方は多いのではないでしょうか?たくさん出ているアイケアグッズが逆効果だった、なんて事にならないために、自分の症状に合わせてどう使い分けたら良いのかをしっかり知っておきましょう。

そもそもドライアイって?なぜ”目が乾く”のかを知っておこう

対処方法を考えるにあたって、ドライアイとはどんな状態で、なぜ引き起こされるのでしょうか。

ドライアイの状態

目は涙で潤っています。涙は目が乾燥するのを防ぎ、角膜へ栄養を補給し、角膜や網膜に付いた汚れや細菌を除去するといった、重要な役割を持っています。

目が乾燥すると角結膜表面が露出し、細かい傷が付きます。目が疲れやすく、ショボショボ、ゴロゴロするなどの不快感があったり、充血や痛みが起こります。角膜に傷が付くと別の目の病気が引き起こされることもあるので、侮れません。

でも、ドライアイは必ずしも涙が出ないために乾燥するとは限らないんです。涙は沢山出ていて目がウルウルしているのに目が乾いている、ということもあります。どうしてでしょうか?涙の構造に答えがあります。

涙の構成

目の表面の涙はただの水分ではなく、次のような三層構造になっていて、それぞれに役目があります。

  • ムチン層
  • 水層
  • 油層

眼球の角膜のすぐ上は親水性の「ムチン層」で、粘液で涙と角膜を結びつける働きをします。

その上は涙腺から出る涙液である「水層」で、目に潤いを与え、汚れや細菌をなどを除去します。

そして一番表面は「油層」です。外気に触れる層で、涙の蒸発を防ぐ重要な役割を持っています。これはまつ毛の生え際にあるマイボーム腺という皮脂腺から分泌されます。

この涙が減少したり、涙は出ていても油が出ていない、といったように質が低下することによってもドライアイが引き起こされます。

ドライアイを温めよう!効果的に温めるためのポイント3つ

shutterstock_57426172

ドライアイは通常温めるのが良いとされています。涙が蒸発するのを防ぐ油が、皮脂腺が詰まって出ない、または出にくいことが原因になるので、温めることによって油を溶かし、マイボーム腺の目詰まりを取ることが出来ます。

油分が出るようになると目の表面を油が多い、涙が角膜全体を覆って涙の量を保つことができ、乾燥を防ぐことができます。

また血流が良くなるので血液から栄養分が運ばれ、老廃物が流されます。筋肉のコリが改善したり、涙の分泌もスムーズになるので効果的です。

温めると目の周りの血行も良くなり、疲労物質も取り除かれますし、何より気持ち良いですよね。この感覚は副交感神経を働かせてリラックス効果があり、心身にも良いのです。

ただ温める、と言うと漠然としていて、人によって方法が違いますよね。ドライアイ改善に効果的な温め方を知っておきましょう!

1. 10分以上温める

目の疲れを取ったり、かすみ目の改善には3分程の温めでも効果が得られますが、10分以上温めることで、ドライアイの改善に効果があるというデータがあります。

ドライアイを調べる眼科検査である涙液層破壊時間(※)の改善にも効果がみられたそうです。(※ 涙の質を調べる検査で、まばたきをして涙液が角膜を覆ってはじけるまでの時間を調べる)

このように長く温めることで、油を溶かし、マイボーム腺の詰まりをとる効果が期待できます。15分温めた方が効果が高くなるという研究もあります。ただし、長すぎも良くありません。20分以上は控えましょう。

2. 40度以上の心地よい温度で温める

油が溶けるには、40度以上必要です。かといって熱すぎてもやけどや目のトラブルにつながるので、お風呂で気持ち良いと思う程度、42度位までが良いですね。

お風呂でタオルを濡らして目を温めると効率良く、温度も丁度よく温められますね!蒸気は熱を隅々まで、芯まで伝えます。お風呂好きな方はゆっくり浸かりながら、目も一緒に温めるのはいかがでしょうか?

シャワーだけでお風呂には浸からない、または10分以上も入っていられない、という方は、絞ったタオルをビニール袋やラップに包んで、電子レンジで1分弱程で蒸しタオルが簡単に出来ますよ。冷めたら繰り返してくださいね。

目を温めたり、保湿するアイケアグッズも出ていますので、そうした物を利用しても良いですね。

3. 温めるタイミングは仕事後か夜に!

温めるのは昼間や仕事中はやめておきましょう。温めて筋肉が緩んだところで目を使うと、かえって筋肉を酷使することになり、疲れ目になりやすいそうです。仕事が終わった後や、夜などに温めましょう。

なかなか症状が改善しない場合、治療が必要な疾患があるかもしれないので、眼科を受診してくださいね。目に傷がある場合も、抗生物質の目薬などを処方して貰う必要がありますので、受診しましょう。

目が充血している、炎症を起こしているときは必ず冷やすケアをして!

shutterstock_1675044982

目が充血していたり、アレルギーなどで炎症を起こしている場合は温めると逆効果になる場合があります。

  • 白目が充血している
  • 目が急に痛くなった
  • 目にかゆみがある
  • 目が腫れぼったい、熱っぽい

このような場合は冷やして、炎症を鎮めましょう。タオルを冷水で冷やし、よく絞って使います。絞ったタオルを冷蔵庫で冷やしておくと簡単ですし、気持ち良いですよ。

アレルギーによるかゆみも、温めるよりも冷やす方が症状を軽減させることができます。

氷などで冷やすと目や皮膚に負担をかけるので、タオルやアイケアグッズを冷やして使うのがお勧めです。

冷やすと一時的に血管が収縮し、元に戻ろうとするため反動で血行が良くなる効果もあります。また、温めるのと冷やすのを交互に行なうことも血流を良くすることが出来ます。

目は上記の症状以外は基本的には温めた方が良いのですが、冷やした方が気持ち良い!と感じるときは、冷やした後に温めても良いですね。血流が良くなって、疲れ目にも効果的です。

注意点!

比較的高齢者に多い病気ですが虚血性視神経症という病気は、血管の巡回障害によって起こり、冷やすと視力障害を悪化させる場合があります。急な視力低下や、視野欠損などがある場合、速やかに眼科を受診することをお勧めします。

ドライアイを防ぐために普段から注意すべきこと5つ

shutterstock_1604835322

ドライアイを防いだり、また悪化させないために、普段から注意できることがあります。

画面の位置

パソコンやテレビの画面が視線の上の方にあると、目が開かれることになり、乾燥しやすくなります。なるべくモニターは視線が下がる位置に置くか、椅子を高くして視線を下げましょう。

湿度

部屋の乾燥も悪化の原因になるので、部屋の湿度に注意しましょう。

  • 加湿器をつける
  • 濡れたタオルを干す
  • 机に水の入ったコップを置く
  • 観葉植物を置く(植物の葉っぱから水分が蒸発する)
  • 霧吹きで部屋に水をまく

こういった方法で部屋を加湿出来るようですよ。

まばたき

スマホなどの画面を見ていると、まばたきの回数が少なくなる傾向があります。まばたきによって涙の分泌が促されるので、凝視するのを避けて時々目を休めたり、意識してまばたきしましょう。

夜間の目の酷使

夜間は涙の分泌が少なくなります。目に大きな負担がかかるので、なるべく夜間の目の酷使は避けましょう。

防腐剤の入った目薬

ドライアイ用の点眼液を使うのも良いですが、防腐剤は、涙液が少なくなっている時や、角膜が傷ついている場合、目にダイレクトにダメージを与えます。防腐剤が入っていないもの(人工涙液)を選び、早めに使い切りましょう。

医師しか処方できないヒアルロン酸の点眼液もあり、これは人工涙液よりも効果が続きます。また長期的に効果があるという新しい目薬も開発されているので、眼科へ行って試してみるのはいかがでしょうか。

目のトラブルが起きてからでは遅い!日常的にアイケアしよう

shutterstock_2392979892

温めることは日常的に自分で出来るアイケアです。普段から目を酷使することが多い生活ですから、目をいたわる時間を取ってあげるのも必要ですよね。

目はトラブルが起こってから大切さに気付いたりします。外界との窓、と言える大事な目と上手に付き合いながら、快適な生活を送りましょう!

キャラクター紹介
ページ上部に戻る