健康生活TOP 食生活 大食いと過食症は何が違う?むちゃ食い障害とも呼ばれる摂食障害とは

大食いと過食症は何が違う?むちゃ食い障害とも呼ばれる摂食障害とは

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「あの人は大食いだよね」という場合と「あの人は過食症だね」という場合、比べてみれば過食症の方はいかにも病気と言う印象があります。では大食いは病気じゃないのでしょうか。

さらに、「そんなむちゃ食いは身体に悪いよ」とも言います。むちゃ食いとはどういうものなのでしょう。これらはどれも健康に良くない要素があるのですが、今回は心に問題がある摂食障害について見てみます。

摂食障害には痩せる摂食障害と痩せない摂食障害がある

摂食障害と言う言葉からは、どちらかと言うと拒食症のような「食べられない障害」を連想することが多いようです。もちろん拒食症も摂食障害で、ひどく痩せて行くことが知られています。

しかし、摂食障害の中には「痩せない」摂食障害もあるのです。痩せないといっても太るわけではありません。むしろ標準体重レベルを維持する人が多いことがその特徴なのです。

摂食障害の人は障害者総合支援法で指定される障害者に認定される

2013年4月に施行された障害者総合支援法で、難病による障害を持つ人も障害者として、障害者手帳の有無にかかわりなく、一定の範囲の福祉サービスが受けられるようになりました。

そして、摂食障害については「神経性食欲不振症」「神経性過食症」として、難病に指定されたのです。この2つは、この法律の施行前には中枢性摂食異常症として一まとめにされていました。

この神経性食欲不振症と言うのが、いわゆる拒食症のことです。精神的な原因によって食べることを拒否してしまうようになるという病気ですね。

一方、神経性過食症というのが、常識では考えられないようなむちゃ食いをする病気です。ところが、むちゃ食いをする割には太りません。むしろ標準体重ぐらいをキープしている人が多いので、健康だと勘違いされやすいのです。

過食症と拒食症は実は同じ病気のうらおもて

この2つの病気は、食べると言う行動に関して、大変重い障害を持つことが特徴の精神障害です。ですので、ある意味同じ病気だとも言えるのです。

実際、この2つの病気の間を行ったり来たりする人もおられます。多いのは拒食症から飢餓に耐えかねて過食症に移行すると言う物です。

しかし、根本には「肥満への恐怖」がありますから、過食症になっても肥満する人は多くありません。どちらかと言うと客観的に見た場合、理想的な体形を維持してしまっていることが多いのです。

長期間の予後を見た場合、拒食症では10%くらいの死亡率があるのに対し、過食症では0.3%程度の予後不良ですので、過食症の方がましと言えば言えるのかもしれませんが、過食も明らかに障害ですので、しっかり掘り起こして治療しなくてはいけません。

拒食症は、1983年にアメリカの兄妹デュオの妹さんがこれを原因として亡くなったのをきっかけに、一気に有名になりました。それに比べると過食症はその深刻な病態とは裏腹に、あまり注目されることは少ないようです。

大食いと過食は違うものだが過食をむちゃ食いと呼ぶことはある

大食いと言うのは「人並み外れてたくさん食べること・食べる人」のことです。これは病的ではあっても病気ではありません。もちろん、いわゆるフードファイターのようなエンターテインメント系の人の場合、ある種の職業的特殊技能と考えて下さい。

一方、過食と言うのは「短時間にあり得ないほどの量を食べること」です。そしてその反動として、のどに指を突っ込んで自発的に嘔吐したり、薬品を濫用したりして、過食したことを相殺しようと言う心の動きや実際の行動があるものです。

過食症の人は肥満を恐れる

過食症の人は、もともと拒食症から変化した人も少なくありません。そうでなくても、過食症の人は非常に肥満を恐れています。一方、単なる大食いの人は、それほど肥満を恐れていません。

どちらかと言うとたくさん食べることによって不健康なほど太っている人の場合、過食症ではなくて単なる大食いであると言っても良いでしょう。ただし、それで健康を害しているのに大食いをやめられない場合は、別の精神的疾患を疑うべきです。

BNは20-29才に多く90%が女性です。多くは発症前にダイエットを経験し、ANから移行することもあります。

むちゃ喰いは、一定の時間内にほとんどの人が同じ時間・状況で食べる量よりも明らかに多量を食べ、食べることを止められない感覚を伴います。体重増加を防ぐための絶食や嘔吐、下剤・利尿剤乱用などの代償行動を行います。

自己評価は体型・体重に強く影響され、やせ願望や肥満恐怖、身体像の障害も伴います。むちゃ喰いと代償行動の頻度が少なくとも3ヶ月間にわたり週2回以上の場合、BNと診断します。

(用語解説 BN:Bulimia Nervosa 神経性過食症・AN:Anorexia Nervosa 神経性食欲不振症)

このように「短時間で物すごい量を食べる」「食べることが止められない」と言うのが過食症の特徴で、どう見ても食べ方が異常だろうと言うむちゃ食いがこの病気による摂食行動なんですね。

週に2回以上のむちゃ食いと言ううことは、1日3食として、およそ食事10回に1回以上のむちゃ食いと言うことになります。しかし、実際にはむちゃ食いの反動で絶食することもあるので、概ね3~4日に1回と考えればいいかもしれません。

そして、食べ終わったら食べてしまった事への恐怖から、それ以降しばらく絶食したり、吐き戻したり、下剤を濫用したりと言う異常な行動を取ります。

利尿剤は一般に市販されていませんので、お医者さんに出かけてむくみを訴え処方してもらうと言う、違法の可能性もある方法で薬物を入手したりすることもあります。

ここまで来ると、明らかに社会性を失ってしまった病気だと言えるでしょう。

食べ物欲しさに万引きをする人もいる

過食症の人では、万引きをしてしまう人が割合多く見られます。最初は、食べ物を見た時どうしても食べたくなって盗んでしまうと言うことがきっかけのようですね。

それなら買えばいいじゃないかと思うのが普通です。しかし、摂食障害を持つ人の場合、食べたいと思ったものが高価であった場合、生活をする普通の人としての感覚では高くて手が出ないのに、どうしても食べたいと言う衝動が激しすぎるのです。

その結果、つい出来心で、と言うことになってしまいます。ところが、それが上手く行ってしまうと、盗むことそのものに精神的な満足感を感じてしまう人がいるのです。

こうしたことは、いわゆる体験談で良く見かけますが、専門の先生たちの間でも、これを摂食障害に分類すべきかクレプトマニア(病的窃盗)に分類すべきかで議論のあるところです。

クレプトマニアとは経済的な利益などとは関係なく、盗むことそのものに満足感を求めてしまう精神疾患の一つです。

こうした窃盗などが絡んでくると、社会性の疾患として大きな問題になってきます。次はこうした社会性に影響が出る部分を見てみましょう。

過食症は社会的に問題のある行動を起こしてしまうリスクがある

いくら大食いの人でも、万引きしてまで食べ物を得ようとはしません。それどころか、食べることで欲求を満たしているところから、場合によっては大食いではない人より、社会的に好ましいイメージをもたれる人も多いです。

過食症ではない大食いの人は、基本的にその人の生活パターンと身長から見た必要カロリーより多く食べています。つまり、食べたカロリーに見合った太り方をしていると言うことになります。

単なる大食いでも不健康な体重は避けよう

ステレオタイプなイメージですが、太った人はのんびりしていて付き合いやすい「良い人」と思われるのは、食べると言うことでストレスを解消し、欲求を満足しているから攻撃的にならないと言うことなのかもしれません。

しかし、肥満自体が健康的とは言えませんので、ぽっちゃりしているとしてもBMIで25.0kg/m2未満、体脂肪率で女性は25%以下、男性は20%以下と言う数値は押えておきたいところです。

女性で身長160cm・体重64kg・体脂肪率25%なら、けっこう余裕のある数値ではないでしょうか。普通に活動的な生活パターンを持っている人なら、その身長・体重で1日2400kcalくらいは食べられますよ。

あまり健康的なメニューではありませんが、朝食にハンバーガー店のブレックファストセットを食べ、昼食にファミレスの安いランチセットを食べ、夕食に牛丼店で特盛を食べても2400kcalくらいに収まるでしょう。

ご家庭で野菜や海藻をしっかり使った献立を毎食に組み込めば、2400kcalと言うのは結構「大食い」も可能な熱量と言えるでしょう。

むちゃ食いを過度に後悔するところから社会性の問題が生まれる

過食症の人は、衝動的にむちゃ食いをします。そしてその食べ方は、尋常ではない早食いで大量の食物を詰め込むと言った感じの食べ方です。いわゆる「だらだら食い」ではありません。

本人は太るのが怖いとか痩せたいと言う、特に女性ではごく普通の感覚を持っているにもかかわらず、食べると言う行動とその願望がまったく一致しない、食べることに対するコントロールを失った状態になっています。

その結果、食べてしまったものをなかったことにするため、のどに指を入れて嘔吐したり、下剤や利尿剤を常用したり、過剰な運動をしたりと言う代償行動を取ることが見られます。

同じことは拒食症の一部にもみられますが、拒食症の類型では、むちゃ食いではなく普通の食事に対して食べたことそのものに拒否感が出るため、ひどく痩せた体形になっています。

それに対して過食症の場合は、むちゃ食いとそれに対する代償行動の組み合わせですから、体形で見た場合、肥満でも痩せでもなく、標準体重に近い状態を保っている人が多いのです。

しかし、意図的な嘔吐や薬物の乱用などは社会的に問題のある行動と言えるでしょう。こうした行動は場合によっては人付き合いでトラブルを起こしたり、時として犯罪とされてしまう行動を取ったりすることに繋がります。

それには次のような行動が挙げられます。

  • リストカットなどの自傷行為
  • わざと大量の医薬品を飲む
  • アルコールの大量摂取
  • 自殺を企てる
  • 薬物の乱用
  • 突然の暴力行為
  • 病的窃盗
  • 売春や不特定多数との交際など性的逸脱行動
  • その他の衝動的行為

こうして比べてみると、単なる大食いと過食症では非常に異なる状態であることが判ると思います。しかし、過食症の人がみんなこうした問題行動を起こすかと言うとそうではありません。

実際には特に精神科の治療を受けずに、過食症の症状を抱えつつも、健全な社会生活を営んでいる人の方がずっと多いのです。

過食症にはパーソナリティ障害が関わっていることがある

先にお話しした、社会的に問題のある行動を取ってしまう過食症患者の中には、境界型パーソナリティ障害と診断される人がいます。

パーソナリティ障害とは、多くの人が一般的に行う行動や反応とは異なることをしてしまうことで、本人や周囲の人が困ってしまうと言うと場合に付けられる精神疾患の名前です。

パーソナリティ障害は直訳すれば「人格障害」になってしまいます。実際過去にはその名前で呼ばれたこともありますが、あまりにも実際の病状を表していない事と、差別的な扱いを受けやすいので現在の名前になっています。

この病気は人格や人柄に障害があるわけではありません。いわゆる「性格の悪い人」はパーソナリティ障害ではありません。

飽くまで行動のパターンが平均からずれていることが、生活面に障害をもたらしている病気のことです。この病気はアメリカ精神医学会によって10の類型に分けられ、さらにそれらは3パターンにまとめられています。

この境界型パーソナリティ障害は「感情的で移り気なタイプ」のパターンに当てはまるものです。特徴としては衝動性と、感情や対人関係が不安定であることが挙げられます。

こうした境界型パーソナリティ障害が過食症に関係していると、先に挙げたような社会的な問題行動につながる可能性が指摘されています。

一方で、パーソナリティ障害は精神障害でありながら、なかなか受診に繋がらないことも特徴として挙げられます。他の病気で受診して診断が下されることが多いわけですね。

そういう意味では「信じられないぐらいの量を短時間に食べる」「食べた後で吐いたり、医薬品をたくさん飲んだりする」と言う過食症の症状があった場合、できるだけ早く受診することで、隠れた境界型パーソナリティ障害の治療を早期に始められるかもしれません。

精神障害は非常に複雑な要素が絡み合っています。日本では特に精神科の敷居が高いために受診が遅れがちになりますが、少しでも早く受診することで治りも早くなりますし、お薬も少なくて済むのです。

遺伝、環境、家族…摂食障害は複雑な要因が絡み合って発生する

摂食障害は精神障害ですので、本人の置かれた環境や受けた教育の他、遺伝的な要因も重なって、複雑な原因で起こるものと考えられています。

拒食症と過食症に共通する要因は、自己評価や自尊心が低く、自分自身に対して否定的であると言うことが挙げられます。

摂食障害には遺伝的な要素が関係している

双子を研究することで得られる情報の比較によって、摂食障害には遺伝的な要因があることが判っています。拒食症と過食症は、異なる遺伝子が関係していることも判っていますが、この異なる遺伝子同士に相互関係があることもまた判明しています。

つまり、拒食症から過食症に転じる人がそれなりに多くいることは遺伝的な要因からも確認されたと言うことです。また、同じ家族の中に過食症と拒食症のひとが別々にいることもあります。

このように摂食障害は遺伝的要因による部分がありますが、母親や姉妹に摂食障害の人がいるからと言って誰もが摂食障害を引き起こすわけではありません。

日本は摂食障害を引き起こしやすい社会環境なのかもしれない

近年、日本の20代女性の平均体重は標準体重より10%近く低い値になってきています。BMI22kg/m2が標準体重ですから、10%低いと言うことになると20kg/m2を下回っていると言うことになります。

一応これは普通体重の範疇ではありますが、かなり危険なレベルですね。例えば身長160cmの人が痩せと判断されるのは47.4kg以下になった場合です。BMIが標準より10%低い場合は50.7kgです。

そして身長160cmの人の標準体重は56.3kgですから、平均的な20代の日本人女性は、もはや痩せの境界線の方が近くなってきてしまっているんですね。

日本では食事や文化の西欧化に伴ってスリムな人が増えたと言いますが、肥満者の少なさや平均的な体重の軽さでは、欧米をとっくに追い越して、世界でも有数のスリム国になっています。

健康であればそれも良いのですが、そうした風潮が社会に蔓延してしまって、摂食障害と言う精神障害にかかったのでは意味がありませんよね。やせ願望や肥満恐怖も、度を越せば精神障害です。

発症の危険性は家族からもたらされることがある

例えば抑うつ状態や不安が過食症を引き起こすと考えられていたこともありました。しかし、多くの研究から、これらの要素は過食症を維持し悪化させる因子としての働きの方が中心ではないかと考えられています。

ですので、過食症を発症してしまったら抑うつ状態や不安の解消に努めるのが好ましい治療だと言えるでしょう。

一方、例えば両親の不和や離婚、両親との接触の乏しさなど家庭環境に恵まれなかったと言うことが摂食障害の発症を推進します。逆に、過度の干渉や期待、偏った家庭教育なども原因になります。

その他、家族や周囲の人が減量ダイエットに熱中していたり、そういった人からの体重やスタイルについて、無神経な批判的コメントを言われたことが摂食障害の引き金を引く場合もあります。

摂食障害は10代、20代の女性に良く発症します。まだまだ自分自身の主張を押し通すことの難しい年代ですから、周囲の影響力は大きくなります。

さて、このように若い女性にとって自分より立場が上の人から言われた体形に関するコメントは、人生を左右しかねない重さを持っています。そこで、少々厳しい意見をさせて頂きましょう。

ますは、娘さんたちのために、BMI22.0kg/m2の標準体重ではシルエットが美しく出ない服を作るブランドやデザイナーは、才能のない三流だと断じて見捨てるぐらいの姿勢を世のお母さん方に期待したいと思います。

ファッションの本場フランスでは、BMIが18kg/m2を下回ると、ファッションモデルとしての活動ができなくなります。そうしたモデルさんを雇うと約1000万円の罰金が科せられます。

イタリアでもミラノコレクションにはBMI18kg/m2以下のモデルは出場できません。BMI18kg/m2と言うと、身長170cmで52kgですから、一般人にすればもちろん痩せすぎです。

しかし、これは先にお話ししたフードファイターさんたちと同じで、職業的特殊技能の一つだとして容認しましょう。それでも、欧米では拒食症から死亡したファッションモデルも結構おられるんですよ。

そうしたことがモデルさんの痩せすぎを禁じた法律の制定に繋がりました。日本国内ではまだ、モデル体型はBMIが17kg/m2だとか主張している向きもありますが、昭和の価値観だと断じても良いでしょう。

「身長160cmで体重56~57kgって、デブじゃん。」と思ったあなたは、頭の中が昭和のままかもしれませんよ。早めに平成バージョンにアップデートして下さいね。

過食症でも拒食症でもない摂食障害もある

摂食障害の中には、拒食症の定義にも過食症の定義にも当てはまらないけれど摂食行動に問題がある人と言うケースも存在しています。

こうしたものを「特定不能の摂食障害」と呼んでいます。それは過食症や拒食症に繋がる一歩手前の場合もありますし、そうではなくて個別の精神障害の場合もあります。気になったら早めに受診されるのが最も安全な対策です。

過食症の定義

一定の食事の時間の間に、世間の人が普通に食べるより明らかに多い量の食べ物を食べるのがむちゃ食いです。この時に、食べることを止められないと言う感覚が付随するのもむちゃ食いの特徴です。

ですから、いつまでもだらだらと食べるから食べる量が増えてしまう、とか、「おっと、あまりに美味しくて勢い良く食べてしまった」と大量に食べていたことに急ブレーキをかけられるとか言う場合はむちゃ食いではありません。

そして、むちゃ食いした後にはその食べた量に怯えて、肥満の恐怖ややせ願望から、吐き戻したり、下剤や利尿薬を飲んだり、普段は行わないほどの運動を行ったりと言う代償行動を取ります。

このむちゃ食い+代償行動と言うパターンを週に2回以上、最低3か月以上継続した場合、神経性過食症と診断されます。

拒食症の定義

拒食症の人は自分が痩せていることに気付きません。むしろ太っていると感じることさえあります。食べない割には非常に活動的な人が多いです。また、周囲の人が食べたり休んだりするよう勧めても従いません。

それに加えて「期待される体重の85%以下の体重が続く」ことと、「連続3回以上月経がない」ことの2つがあると「神経性無食欲症」、つまり拒食症と診断されます。期待される体重とはBMIが22kg/m2です。

もう一つの特徴は若い世代に多いと言うことで、10歳から19歳の人に多く、40代以上ではめったに見られません。また90%以上が女性です。

診断基準に「連続3回以上月経がない」と言うのが含まれているのですから、90%以上どころか100%女性だと思うのですが、男性用の診断基準は見当たりませんでした。

特定不能の摂食障害には診断基準はない

上で示した過食症と拒食症に当てはまらない摂食障害を特定不能の摂食障害としていますので、特に診断基準はありません。

例えば過食症の人でも、3か月のうちに、週に1回だけむちゃ食いと代償行動があった週が存在したら神経性過食症の診断基準からは外れます。しかし、他の週では2回と言う数値を満たしていたら、明らかに過食症の傾向は見て取れますね。

拒食症でも、生理は完全に止まってるけれど、BMIは18.8kg/m2と、ぎりぎり条件を満たしていない場合神経性無食欲症の基準からは外れます。

実はこの2つの基準は難病としての摂食障害の診断基準なのです。ですから、この基準を満たしていないから安心などと言うことはありません。

過食症について言えば、一回でも「ものすごい勢いで食べた」「食べることが止められない」と言う状態に陥って、「それがショックでトイレで吐いた」と言うことがあれば、充分過食症の要素が存在します。

そうした場合は、精神科や心療内科を受診してカウンセリングや行動療法、場合によってはお薬を処方してもらって早めに解決しましょう。おそらく他のイライラやストレスも全部まとめて解決されることが期待できますよ。

過食症かもと思っても心配いらない場合

食べることが大好きで止められない場合でも、食べた量に対して素直に肥満する人は過食症ではないことが多いです。但し、世間一般の人が食べるより、ずっと大量の食べ物を短時間に詰め込む食べ方をする人は要注意です。

食べることが好きな人には早食いの人も多いですが、詰め込むような食べ方はさすがに少ないです。食べることを楽しめませんからね。

自分では、食べる量を減らさないといけないと思えば思うほど食べる量が増えてしまうと言うような場合は、一度心療内科のカウンセリングを受けましょう。過食症ではない別の心理的な要因が見つかるかもしれません。

痩せると言う文字は「やまいだれ」が付いていますね。そして、病気を表すやまいだれの中に書かれているのは叟、つまり老人と言う漢字です。痩せると言う字は「年老いて病気になる」と言うことを表しています。

やせ願望に取り付かれそうになった時はこのことを思い出して下さい。あるいは娘さんに教えてあげて下さいね。

ANのAnorexiaに関連して…アメリカのすごく太った人向けのファッションには”I beat anorexia”(私は拒食症に打ち勝った)と書かれたジョークアイテムがあります。おもわず「あなたは巨食症でしょ」と言いたくなります。
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