健康生活TOP 食生活 ミドリムシの効果効能!ダイエット業界激震のその力と利用方法

ミドリムシの効果効能!ダイエット業界激震のその力と利用方法

ミドリムシパウダー

「未来の食材」としてメディアで紹介されることが増えてきたミドリムシは、体調がわずか0.05mmしかない単細胞生物です。

その目に見えないほどの小さな体に栄養が凝縮されており、大量培養が可能なことから食糧問題を解決する期待の食物として注目を浴びるようになっています。

本当に食べられる生物?栄養価や健康効果は?ムシと聞いてギョッとする方も多いミドリムシについてご説明いたします。

注目されているミドリムシ(ユーグレナ)の正体は?

ミドリムシは川や池に存在する植物性プランクトン。私たちの身近に存在する生物です。

ミドリムシという名前は和名で、学名は「ユーグレナ」です。健康食品にはユーグレナという名前を使うことが多いので「ユーグレナなら見たことがある」という方もいると思います。

ミドリムシというのは「ユーグレナ」目に属する藻の一種です。ムシという呼び名がつけられていますが虫ではありません。ほかの藻類と同じように葉緑体を持ち、光合成をしてエネルギーを作りながら生きています。

ですから、ミドリムシはムシではなく植物です…と言いたいところなのですが、それもまた少し違うのです。

ミドリムシは植物でありながら動物にも分類されています。これがミドリムシの最大の特徴でしょう。

少しややこしい立場ですが、植物学的にはユーグレナ植物門のユーグレナ科ミドリムシ目に、動物学的には原生動物門のミドリムシ目の両方に属しているのです。

そミドリムシは性質も植物と動物の両方を持ち合わせています。光合成をしますが植物にある細胞壁はなく、動物のように鞭毛を使って水中を自由に泳ぎ回ったり体を変形させたりすることができます。

ミドリムシの体のヒミツ

ミドリムシはこのような姿をしています。

ミドリムシの写真

形は紡錘のようで色はきれいな緑色、体の中には細胞核、葉緑体、パラロミンという多糖体が含まれています。

頭部のようなところに赤い眼点が一つありますね。これはPACと呼ばれる光センサーで、光を集める役割をしています。

ユーグレナ(euglena)という名前は、この赤い眼点が由来しています。赤く美しい瞳(のようなもの)があることから、ラテン語で「eu= 美しい」+ 「glena= 眼点」という意味を持つ名前がつけられたのです。

ミドリムシは鞭毛虫と呼ばれる藻の一種

藻なのか動物なのかはっきりしないミドリムシの生物学的な立場についても、簡単に説明をしておきたいと思います。

まず、生物は大きく分けて「動物界」「植物界」「菌界」「原生生物界」「モネラ界(細菌など)」の5種類に分類されます。

ミドリムシは菌類、動物、植物のどれともはっきり分類できない単細胞生物で「原生生物界」に属します。

原生生物には、コンブやテングサなどの藻類、アメーバなどのプランクトン、水中に生えるミズカビなどが属します。

中には動きまわるタイプの微生物がいます。鞭毛という毛を動かして遊泳するものは「鞭毛虫」と呼ばれ、全身が維毛という毛でおおわれているものは「維毛虫」と呼ばれます。

ミドリムシは2本の鞭毛があり鞭毛虫に分類されます。ミドリムシは動けますが光合成ができる藻なので、どちらかというと植物的です。

理科や生物の授業で習った水中の微生物ゾウリムシ・ラッパムシ・ツリガネムシも、名前に「ムシ」がつく原生生物で、こちらは維毛虫です。動き回って餌を捕食するのでどちらかというと動物的で、ミドリムシとはまた少し性質が異なります。

鞭毛虫や維毛虫はほとんどが藻、プランクトン、菌類で、ムシと呼ばれても、もちろん動物界に分類される虫とは全く関係ありません。ミドリムシは藻なので、コンブやワカメに近い生物と考えることができます。

クロレラやスピルリナは仲間?

ところで健康食品のユーグレナをご存知の方は、同じく健康食品で有名な緑色の「クロレラ」「スピルリナ」が頭に浮かんだのではないでしょうか?

クロレラとスピルリナも藻なので仲間のように見えますが、それぞれ生物学上での分類は別で、特徴も少し異なっているのです。

ミドリムシ クロレラ スピルリナ
分類 ユーグレナ類
ユーグレナ目
緑藻植物門
クロレラ目
藍色細菌門
ユレモ目
誕生した時期 5億年前 20億年前 35億年前
大きさ 体長:約0.05mm 直径:約0.01mm 体長:約0.5mm
形状 紡錘型 球形 らせん形
発見 1660年代 1890年 1927年
細胞壁の状態 なし 厚く固い 薄く壊れやすい
消化吸収の良さ 消化しやすい 消化しにくい 消化しやすい

クロレラとスピルリナはたんぱく質が豊富で栄養素が50種類近く含まれていることから、食糧資源に活用するための研究と大量培養が早くから行われてきました。

クロレラは1950年代、スピルリナが1970年代から大量培養が行なわれています。ミドリムシの大量培養が始まったのは2005年と比較的最近です。

ミクロの体に栄養が凝縮!ミドリムシが持つ栄養素の特徴

ミドリムシからは、クロレラやスピルリナを超えるおよそ59項目の栄養素が分析されています。このように食品の中でも栄養素の種類がすば抜けて多いのは、ミドリムシが動物性食品と植物性食品の両方の要素を持ち合わせているためと考えられています。

▼ミドリムシに含まれている栄養素

ビタミン α-カロテン・β-カロテン・ビタミンD・ビタミンE
ビタミンK1・ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6
ビタミンB12・ビタミンC・ナイアシン・パントテン酸
ビオチン・葉酸
ミネラル ナトリウム・カリウム・リン・カルシウム・マグネシウム
鉄・亜鉛・銅・マンガン
アミノ酸 イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・シスチン
フェニルアラニン・チロシン・スレオニン・トリプトファン
バリン・ヒスチジン・アルギニン・アラニン・アスパラギン酸
グルタミン酸・グリシン・プロリン・セリン
不飽和脂肪酸 DHA・EPA・パルミトレイン酸・オレイン酸・リノール酸
リノレン酸・エイコサジエン酸・アラキドン酸
ドコサテトラエン酸・ドコサペンタエン酸
その他 クロロフィル(葉緑素)・GABA・ルテイン・ゼアキサンチン
パラミロン(β-グルカン)・スペルミジン・プトレッシン

(参照「株式会社ユーグレナ」分析元 財団法人 日本食品研究センター)

私達の体には46種類の栄養素が必要で、これを「必須栄養素」といいます。ミドリムシには、この必須栄養のほとんどが含まれていることになります。

通常の食生活ではどうしてもビタミン・ミネラルの中に不足しがちな栄養素が出てきてしまいます。ミドリムシを使った食品を食事に活用すれば、不足しがちな栄養素をまとめて補給することできるのです。

ミドリムシの栄養価は、ほかにもこのような特徴がみられます。

栄養素は豊富なのにカロリーはほとんどない

ミドリムシはさまざまな栄養素を含んでいますが、カロリーはほとんどありません。食事のカロリーが気になる人も、安心して通常の食生活にミドリムシをプラスすることができます。

ただし、ユーグレナ商品には、ほかの原料が配合されていることでカロリーが高くなっているものもあるので、ダイエット中の方は成分表示を確認してくださいね。

藻類でありながら不飽和和脂肪酸が含まれている

「不飽和脂肪酸」は脂質の材料で、エネルギーを作ったり体調を整えたりする必須栄養素です。

DHA、EPA、オレイン酸などの不飽和脂肪酸は、動脈硬化の予防や脳の血流促進に効果があることでも注目され、機能性食品に配合されることも増えています。

ただし脂質そのものはカロリーが高く肥満の原因にもなります。摂り過ぎはもちろんよくありません。

逆にダイエット中の人は脂質を控えすぎてダイエットを失敗してしまうこともあります。

脂質が不足すると満腹感が得られなくなってダイエットのストレスが溜まりやすくなったり、ホルモンが作られなくなって体調が崩れやすくなったりします。ダイエットを成功させるためには脂質をある程度摂取することも大切です。

不飽和脂肪酸は動物性食品や油脂には多く含まれますが、海藻・野菜・果物などの植物性食品にはほとんど含まれていません。

動物性食品に頼るとカロリーも摂り過ぎてしまうため、不飽和脂肪酸はバランスをとりながら摂取するのが難しい成分ともいえます。

一方、動物性食品の一面を持つミドリムシは藻類で低カロリーながら、不飽和脂肪酸もバランス良く含んでいるのでダイエット中でも安心して利用することができます。

良質のアミノ酸が含まれている

アミノ酸はたんぱく質の材料で、筋肉、血液、皮膚、髪などを作るために欠かせません。 ヒトの体には、必須アミノ酸9種類と非必須アミノ酸11種種類の計20種類のアミノ酸が必要です。

アミノ酸は脂肪燃焼効果があると言われ、ダイエット中こそしっかり摂取したい栄養素です。筋肉が多いほど基礎代謝が高まり、同じ運動量でも基礎代謝が低い時より脂肪が効率良く燃焼されるようになるためです。

ミドリムシは必須アミノ酸9種類と非必須アミノ酸9種類の計18種類のアミノ酸が含まれているので体に必要なアミノ酸のほとんどが補給でき、アミノ酸のサポートにはぴったりな食品といえます。

特にアミノ酸がバランス良く含まれているかどうかが重要で、アミノ酸のバランスが良いほど「良質のたんぱく質源」といわれます。

食品のアミノ酸のバランスの良さを評価する時には「アミノ酸スコア」という指標が用いられます。アミノ酸スコアは、必須アミノ酸のバランスが完全な食品を100点満点とし、数値が高いほどアミノ酸のバランスが良い食品と評価します。

食品のアミノ酸スコアの一例をチェックしてみましょう。

食品 アミノ酸スコア
卵・肉・魚・牛乳・大豆 100
ミドリムシ 88
昆布 82
精白米 65
ほうれんそう 50
みかん 50
小麦粉(薄力粉) 44

アミノ酸スコアが完璧なのは動物性食品で、穀物や野菜はアミノ酸スコアが低くなっています。

一方、海藻類はアミノ酸が豊富で特にミドリムシはアミノ酸スコアが88と動物食性食品に近い良質のたんぱく源になっていることがわかります。

ミドリムシは低カロリーで高たんぱく、女性のダイエットや男性のかっこいい体作りのサポートに適しているのです。

ちなみに筋肉を増やすには必ず運動が必要なので、ダイエットには必ず運動を取り入れ、運動の前後にアミノ酸を摂取するのがコツです。

ミドリムシ特有の成分や優れた効果効能

ミドリムシは栄養価が高いだけでなく健康に良い成分が含まれ、さまざまな効果効能を持っています。

ミドリムシ特有の成分「パラミロン」が含まれる

パラミロンはミドリムシの光合成によって作られるエネルギー。生物の中でもミドリムシしか作ることができない、とても貴重な物質です。

植物は、光合成によってエネルギーを生成しながら生きています。光合成で作られる主なエネルギーにはデンプンがありますが、ミドリムシはエネルギーを効率良く貯蔵する目的で、デンプンではなくパラミロンを作ります。

このパラミロンがヒトの体に素晴らしい健康効果をもたらすことが分かってきており、大きな注目を集めているのです。

パラミロンは、不溶性食物繊維「直鎖β-1,3-グルカン」で構成される物質です。

グルカンというのはグルコース(ブドウ糖)が複数つながって構成される多糖類。自然界に広く存在しています。

グルカンは、グルコースのヒドロキシル基の位置によってα-グルカンとβ-グルカンの2種類に分かれていて、α-グルカンは米や乳酸菌などに、β-グルカンは海藻やきのこなどの植物に含まれています。

β-グルカンという名前は目にしたことのある人も多いのではないでしょうか。β-グルカンは、免疫を高める効果、生活習慣病を予防する効果が期待されている成分ですね。

例えば、スエヒロタケというきのこから抽出されるβ-グルカン「シゾフィラン」が抗悪性腫瘍剤に用いられるなど、一部のβ-グルカンは医療で活用されるほど薬理活性が高いのです。

ミドリムシに含まれるパラロミンは、β-グルカンの性質を持つこと、表面に無数の小さな穴があることから、摂取することで次のような健康効果をもたらすといわれています。

免疫力を高め病気を予防する効果
パラロミンは免疫力を高める作用があり、風邪やインフルエンザなどの感染症、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギーまでさまざまな病気を予防する効果が期待されています。

また実証研究によって、パラミロンを継続摂取すると免疫のバランスを調整する機能が得られることも確認されています。

  • パラミロン1 g/日の8週間継続摂取を10名に依頼し、摂取前と摂取8週間後に採血を実施。
  • 採血した血液を用いて免疫力測定検査を実施したところ、血液中のリンパ球にて「細胞性免疫系のサイトカイン(IFN-γ)」の増加と、「液性免疫系のサイトカイン(IL-4)」の減少がみられた。

ここから、パラミロンの継続摂取によって細胞性免疫と液性免疫のバランスが調整され、どちらかに偏ることにより起こる疾患の発生を予防できる可能性が示唆されました。

参考…2014年4月17日 ニュースリリース | 株式会社ユーグレナ

便秘を解消する効果
不溶性食物繊維は、胃や小腸でほとんど消化吸収されずに大腸へ送られます。

不溶性食物繊維の性質を持つパラロミンは大腸へ届くと腸を刺激してぜん動を起こし、便通を促進させます。そのためパラロミンを摂取すると便秘の予防・解消効果が期待できます。

不要な物質を吸着して排出する効果
パラロミンの表面に空いている無数の穴には、不要な物質を吸着する作用があります。これは、炭に無数にある小さな穴が臭いや汚れの原因物質を吸収して空気や水をきれいにする作用とよく似ています。

パラロミンは腸内の不要な物質や老廃物を吸着して便と一緒に体外へ排出してくれ、次のような健康効果を期待することができます。

  • コレステロールの排出
  • プリン体の排出、尿酸値の抑制
  • 余分な油分の排出
  • 有害金属の排出を促進するデトックス効果

さらにミドリムシに含まれる葉緑素(クロロフィル)にも不要な物質を排出する作用があり、重金属やダイオキシンなどの有害物質をデトックスするダブルの効果が期待できます。

パラロミンは、特に中性脂肪を吸着して体外へ排出する作用に注目したいです。中性脂肪を排出することは、メタボリックシンドロームの予防・改善、コレステロール値の抑制につながります。

パラロミンのコレステロールを抑制する効果は、数々の動物実験や臨床実験でも確認されています。ミドリムシを摂取するだけというのも簡単で嬉しいですね。

非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)の進行を抑える
パラロミンには肝臓の線維化を抑制する作用があり、 非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)が肝硬変、肝臓がんへと進行するのを予防する効果が期待されています。

ミドリムシは消化吸収率が高い

ミドリムシは消化率が非常に高く、その豊富な栄養素を確実に体に取り込むことができるところも大きな魅力といえます。

食品の中には消化吸収の良いものと悪いものがあります。食品の栄養価が高くても消化吸収の効率が悪ければ、食べても栄養素の効能がなかなか発揮されません。

一般に、植物性食品は細胞膜の外側を細胞壁が覆っているので細胞壁の中に閉じ込められている栄養素が吸収されにくくなっています。

植物性食品の栄養素を効率良く摂取するには、細胞壁を壊さなければなりません。細胞壁は不溶性食物繊維のセルロースで作られていて、細胞壁を壊すにはセルロースを分解する酵素セルラーゼが必要です。

ヒトは体にセルラーゼを持っていないので、植物性食品を食べる時は切ったり煮たりといった調理の手間で細胞壁をよく粉砕してから食べなければ、栄養素は吸収できません。

一方、動物性食品は細胞膜だけで細胞壁はないので植物性食品よりも消化されやすく、栄養素が体に取り込まれやすくなっています。

ミドリムシの消化率は93.1%と動物性食品並みであることが分かっています。(日本農芸化学会誌第 51 巻第8 号 p483~p488より)

これも、ミドリムシが「藻類でありながら、植物に必要な細胞壁がない」という動物性の一面を持ち合わせていることが関係しています。

ちなみに、同じ藻類のクロレラは細胞壁がとても硬いので消化率は良くありません。

製法によって消化率を高めてあるクロレラの健康食品も増えてきていますが、クロレラそのものの消化率は50%くらいと、ミドリムシに比べるとかなり消化されにくいものです。

ミドリムシは腸内環境を整える作用がある

ミドリムシには乳酸菌のはたらきを活性化する作用があり、継続して摂取すると腸内の善玉菌を増やす効果が期待できるようになります。

ミドリムシは抗酸化作用を持つカロテノイドが豊富

ミドリムシには、カロテノイドのα-カロテン、β-カロテン、ゼアキサンチン、ルテインが含まれます。

カロテノイドは植物に含まれる天然色素。ミドリムシの美しい緑色のもとといえますね。体内に取り込むと、ビタミンAに変換されて体の調子を整えるはたらきをします。

カロテノイドは抗酸化作用が高く、細胞が活性酸素によって酸化し傷つくのを防ぎます。

また免疫力を高める作用もあるので、カロテノイドを多く含む食品を継続して摂取すると、さまざまな病気を予防する効果が期待できるようになります。目の機能を維持するためにも欠かせません。

カロテノイドの効能
  • 成長を促進させる
  • 皮膚や粘膜の乾燥を予防する
  • 風邪・インフルエンザを予防する
  • 夜盲症・黄斑変性症を予防する
  • がんを予防する
  • 紫外線から肌を守る

ビタミンAは大量に摂取すると過剰症を引き起こしますが、ミドリムシや緑黄色物に含まれるカロテノイドはビタミンAの前駆体で体内に取り込んでから必要な分だけビタミンAに変換されるので、過剰症の心配がありません。

ミドリムシのカロテノイドは安心して摂取することができます。

ミドリムシはアンチエイジング効果も期待できる

ミドリムシにはアンチエイジング効果も期待できます。

ミドリムシを摂取すると、善玉ホルモンの別名を持つ「アディポネクチン」の分泌が増えるといわれています。

アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるホルモンで、メタボリックシンドローム、糖尿病、動脈硬化などを予防する効果を持っています。また、100歳以上のご長寿の人の血液から多く検出されることから、長寿やアンチエイジング効果も期待されます。

アディポネクチンそのものは食品からは摂取できません。栄養バランスのとれた食事を行うことがアディポネクチンの分泌につながるといわれています。

また、あまりなじみのない名前ですがミドリムシに含まれる「スペルミジン」「プトレッシン」にもアンチエイジング効果があります。

スペルミジン、プトレッシン(プトレスシン)は、新陳代謝を促進させるアミノ酸「ポリアミン」の一種です。スペルミジンは精液から発見された成分で、ポリアミンは精子や酵素にも大量に含まれています。

とても重要な成分で、欠乏すると細胞分裂がスムーズに行なわれなくなるために生命を維持することができなくなってしまいます。

ポリアミンは成長のめざましい胎児、子供に多く含まれ、20歳を過ぎるとポリアミンの量が徐々に減っていきます。

さらにポリアミン不足は老化を早めてしまいます。大人は食品からもポリアミンをしっかり摂取するのがおすすめ。食品では納豆、チーズなどの発酵食品やきのこ類に含まれています。

アンチエイジング効果を高めたい方は食生活にミドリムシをプラスしてみてくださいね。

ユーグレナ商品でダイエット、花粉症、アトピー性皮膚炎、生活習慣病の予防…とさまざまな病気が予防できるのです。

副作用はある?ミドリムシを摂取する時の注意点について

ミドリムシは水田や池などに生息しているとても身近な生物ですが、私達が健康食品として利用できるのは、人工的に大量培養して販売されている食用のミドリムシです。

ミドリムシを使った食品には、パウダー、錠剤、ドリンク、クッキー、お米などさまざまなタイプがあります。また髪や肌のダメージを修復する作用があるとして化粧品にも配合されています。

相性の良いビール酵母や乳酸菌をプラスして、より栄養価や効能を高めているユーグレナ商品も増えていますね。

ミドリムシを使ったサプリメント等は、栄養素や健康成分を補給する目的で通常の食事にプラスするのがおすすめです。

ミドリムシにはダイエットをサポートする作用がありますが、もちろん食べるだけで痩せられる薬というわけではないので、必ずダイエットに適切なカロリーの食事と適度な運動を心がけ、その上でミドリムシをプラスするようにしましょう。

ミドリムシそのものに大きな副作用を起こす心配はなく、基本的にミドリムシを使った食品は子供や妊婦さんでも安心して摂取することができます。

ただしビタミンKを含むので、ビタミンKの摂取を制限されている方(ワーファリンの服用中など)は医師に相談してからミドリムシを利用することをおすすめします。

ごくまれに、クロレラやミドリムシ、アワビなどの貝類、野沢菜などを食べると「光線過敏症」を起こすケースもあるようです。

光線過敏症は、光毒性のある成分を摂取した後に日光を浴びることで皮膚がかぶれてしまう炎症です。食品に含まれる葉緑素が分解されて「フェオフォルバイト」という物質に変わることが原因です。

紫外線を浴びた後、肌が露出していた部分だけ赤み、かゆみ、腫れなどが起こった光線過敏症の可能性が疑われるので、皮膚科を受診してください。

気になるお味についてですが、少し苦みがあり抹茶に似た植物的な風味があるので、食べる時にはそれほど抵抗はないはずですよ。

エコでクリーンな資源として活用されるミドリムシ

また、ミドリムシは自身の体内で油を生成する能力があるため、ミドリムシの油を利用してプラスチックやバイオ燃料を作る研究も進められています。

ミドリムシから生成が可能な油には、航空機用のバイオジェット燃料やバイオディーゼル(軽油)などがあります。ミドリムシで航空機が空を飛べるようになったらすごいですよね。

バイオ燃料とは、バイオマス(有機性の資源)から作る燃料のこと。ミドリムシから作るバイオ燃料のメリットは、二酸化炭素の排出量が抑えられること。

燃料として燃える時には二酸化炭素を排出しますが、培養中は二酸化炭素をどんどん吸収していたので、結果的に二酸化炭素の排出量はプラスマイナスゼロになると考えられます。

そのため、石油や石炭に変わるエコでクリーンなエネルギーとして開発が進められているのです。

バイオ燃料の原料には、トウモロコシやサトウキビといった食料由来の植物も使われますが、食料にすべき植物を燃料の原料にまわすと、農地を占領したり食料価格に影響したりといった問題が生じてしまいます。

一方、ミドリムシは農地を利用する必要がなく敷地面積当たりの生産性が高いので培養しやすく、ほかの食料と競合する心配がありません。

しかも燃料に使った後の残さも栄養が豊富なため、残渣も捨てずに肥料や家畜の飼料にまわすことができ、別の形で食料問題の解消に貢献することができています。

このようにミドリムシは余すことなく使える資源という意味でも非常に優秀なのです。

ミドリムシは地球を救う?実用化に今後期待を

まだまだ認知度の低いミドリムシですが、食料として、資源として素晴らしい価値を持っていることがお分かりいただけたかと思います。

ミドリムシからバイオディーゼルをつくっているいすゞ自動車株式会社は、2014年よりいすゞ藤沢工場から運行している社用シャトルバスにミドリムシ由来のバイオディーゼルを利用しています。

「みどりむしは地球を救う食品」として多くの企業や団体が研究開発に着手しています。これから、もっと身近にミドリムシ由来の食品や実用化されたエネルギーが浸透すると良いですね。

キャラクター紹介
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