健康生活TOP 食生活 人工甘味料は危険?カロリーオフ・ゼロカロリーに隠された秘密

人工甘味料は危険?カロリーオフ・ゼロカロリーに隠された秘密

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「カロリーオフ」や「ゼロカロリー」と明記されている飲料が随分と増えましたよね。同じ種類の飲料で味も変わらないし…カロリーが低いならいいじゃん?と、こういったものを選ぶ人が増えているのだと思います。

ダイエットを心がけていれば当然の心理ですよね。でも、その飲み物に含まれている人工甘味料やカロリーについて、きちんと考えたことがありますか?

ダイエットに本当に向いているのか…カロリーが低いから!とたくさん飲んでも大丈夫なのか…。今回はちまたにあふれる「カロリーオフ」「ゼロカロリー」飲料についてその正体にせまります。

人工甘味料って健康に良いの?悪いの?

清涼飲料水や健康食品、ダイエット食品で気になる「人工甘味料」ですが、そもそもどういったものなのでしょうか?

甘味料とは

この中で

  • 糖アルコール
  • 合成甘味料

が人工甘味料とされているものです。そのなかでも、

  • アスパルテーム
  • アセスルファムカリウム
  • スクラロース
  • サッカリン(サッカリンナトリウム)

は特にゼロやオフをうたった清涼飲料水に入っています。これらは砂糖と同じ量でなんとその100倍以上の甘味があるのです。

糖質には含まれるものの、基本的には血糖値を上げないとされています。しかし、本当に健康被害はないのでしょうか?

人工甘味料と糖尿病の関係性が判明!

STAP細胞の話題でよく耳にした方も多いと思われる、イギリスの科学誌「ネイチャー」が2014年にある論文を発表しています。

「人工甘味料を加えた水」を一定期間与えたマウスと「単なる水や糖分を加えた水」を与えたマウスでは、前者に耐糖能障害が起きやすくなった。

また、ヒトを対象とした同様の調査でも、腸内細菌の変化と耐糖能障害が確認でき、人工甘味料の摂取と耐糖能異常に関連性が見られた。

耐糖能障害とは、糖尿病の原因になる可能性がある症状のことです。つまり人工甘味料と糖尿病は関係があったのです!

※ただしこのヒトでの調査は400人弱が対象であり、また試験が行われた期間が短いため、まだまだこの論文が決定版だと断言できるわけではなさそうです…。

研究者たちが指摘する人工甘味料の危険性

人工甘味料については日々たくさんの研究がされていますが、研究者たちは人工甘味料について様々な健康被害のリスクを示唆しています。

  • 目の奇形、失明
  • 骨格異常
  • 内臓(心臓、肝臓、副腎など)の肥大
  • 腎臓機能の著しい低下
  • 糖質依存
  • うつ病

また女性に対しては生理不順、特に妊婦に対しては脳に障害を持った子供が産まれる可能性も示しています…なんだかとっても怖いですね。

人工甘味料は危険?摂っても大丈夫!な適量ってどのくらい?

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じゃあ飲んじゃいけないの!?と思われるかもしれません。でもそんなことはないのでご安心を。何事も適量というものがあります。

スクラロースに限定した調査結果ですが、厚生労働省では以下のような摂取量を基準としています。(1Kgは体重です)

スクラロースの使用量は、

生菓子及び菓子にあっては、1kgにつき1.8g以下(但し、チューインガムにあっては、1kgにつき2.6g以下)、

ジヤムにあっては、1kgにつき1.0g以下、

清酒、合成清酒、果実酒、雑酒、清涼飲料水、乳飲料及び乳酸菌飲料(但し、希釈して飲用に供する飲料水にあっては、希釈後の飲料水)にあっては、1kgにつき0.40g以下、

砂糖代替食品(コーヒー、紅茶等に直接加え、砂糖の代替として用いられるもの)にあっては、1kgにつき12g以下、

その他の食品にあっては、1kgにつき0.58g以下でなければならない。

但し、特別用途表示の許可又は承認を受けた場合は、この限りでない。

これを見ると、例えばカロリーゼロと表示されている清涼飲料水のペットボトル2本、1リットルを1日に飲んだとしても、基準はこえないようです。

動物実験で危険性が確認された200分の1程度の量で定められたADI値というものがあります。これからみると、体重が50kgの人であれば 1日に750mgまで なら毎日摂っても大丈夫!とされています。

上の基準のジャムからみて、1.0gというのは100mgなので、「えっ!全然心配いらないじゃん!」と思われるでしょう。

人工甘味料での健康被害というのは、そんなに疑心暗鬼になって嫌煙する必要はなさそうですね。

健康被害についての報告の中には、アメリカの砂糖業界が人工甘味料の普及を嫌がって、研究者にお金を渡して誇張して人工甘味料の危険性を広めた、というケースもあるようです。

何事も疑い過ぎず、信じ過ぎず、が良いですね。

カロリーオフやゼロカロリーでもしっかりカロリーはある

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さて、健康被害についてあまり心配しすぎなくても良いことがわかりましたが、ダイエッターにとってはあまり安心してはいられない事実があります。

それはずばりカロリーについて。オフやゼロとうたった商品は本当にカロリーゼロなのでしょうか?

  • 「ゼロカロリー」表示 500mlのペットボトル飲料であれば25kcal未満
  • 「カロリーオフ」表示 500mlのペットボトル飲料であれば100kcal以下

これが栄養表示基準で定められているゼロやオフの表示基準です。

つまり、ゼロカロリーの飲み物でも10calのものもあれば24calのものもあるということです。もし、一日にこういったものをペットボトル2本、3本と飲むのであれば、カロリー計算に加えなければならないレベルになってきます。

さらに!「カロリーオフ」は、

  • ダイエット
  • ライト
  • フリー

という表示で表されていることもあります。ややこしい上に、うまくダイエットを意識している人の心をくすぐる表現をしていますね…。

いずれにしても、カロリーはしっかりとあるのです。本当にダイエットを考えているのであれば、表示を過信しすぎずに飲み物はしっかり選びましょう。

私たちの健康を支えてくれるものでも、大量に摂ることは健康に良くないですよね。薬だって、食物繊維だってそうです。何事にも適量はある、これにつきます。

周囲の人がお店で「ゼロの方で…」なんて何気なくカロリーオフ、ゼロのジュースを選んでいるようなら、この記事の知識を披露してあげてくださいね。

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