健康生活TOP 下痢 海外旅行から帰国後の下痢…その原因は日本での"ささいな癖"!

海外旅行から帰国後の下痢…その原因は日本での"ささいな癖"!

shutterstock_197915504海外旅行から帰ってきた翌日や2~3日後にひどい下痢をした…なんて人、意外に多いんじゃないでしょうか。

入院するほどのひどい症状ならニュースネタになりかねませんが、数日でおさまる程度の下痢ながら日本ではあまり注目されていませんね。

「生ものや生水は口にしていないし、氷も警戒していた。手洗いもちゃんとしていたのになぜ?」
実は、そこには意外な落とし穴があったのです。

主にアジアの話になります

数年前まで私は仕事の関係で、中国、韓国を中心に年に15~6回は出張していました。そして、最初のころは2~3ヶ月に1回くらい、慣れてきてからでも1年に1回くらいは帰国後の下痢を体験しています。

もちろん仕事で渡航する以上、それなりに健康には留意していたのですが、やはりなかなか完ぺきに健康!というのは難しかったと思います。

下痢の原因

実際に病院で原因菌を突き止めてもらったのは1回だけです。それも、病院に行くまでもなく、自分で「ロタウイルスにやられたな」とわかったのですが…。

日本では幼児の病気として知られるロタウイルス胃腸炎ですが、世界では大人でも普通に感染する病気です。

ウイルスタイプも複数あるので、日本国内で子供のころ感染した経験があっても免疫が機能してくれるとは限りません。

昔には赤痢と並べて白痢と呼ばれたりした病気ですが、今ではそれほどひどい病気ではありません。ただ、大人でも数日間は白くて泡の立つ下痢が続くので、体力的にはちょっと厳しいですね。

このようにウイルスや細菌の感染によって起こるのが旅行者胃腸炎による下痢の一番大きな原因です。

また、腐敗した食べ物と言うのも少なからずあります。野菜の場合それほど問題にならないのですが、肉や魚はちょっと怖いです。

特に魚については日本ほど鮮度にこだわらない地域も少なくありませんから、腐った材料を加熱調理して濃い味付けで出されてしまうことも意外に多いです。

そしてもう一つは刺激物ですね。アジアの国々では日本より辛い食べ物が多いです。多すぎるトウガラシや、あまり火の通っていないニンニクなどはかなりの確率で下痢の原因になります。

ただ、そうしたものが原因の場合は食べて間もなく、下手をすると食べている最中から症状が出るのでわかりやすいですね。

一方、生きているイモムシやサソリなどを油で揚げてその場で供されるような食べ物は、見た目は最悪ですが食あたりすることはありません。やはり鮮度と加熱だな、と思い知らされました。

一番の原因は油断

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私は中国に一番多く行っていたのでその話が中心になりますが、外国人が多く宿泊するようなホテルでは、バイキング形式の食事が増えてきています。

バイキングの良いところは、加熱調理された食べ物とそうでないものをより分けて食べられることなんです。ですから食物が原因で下痢をすることはあまりありません。

食器が落とし穴

しかし、落とし穴はどこにでも潜んでいます。こうしたホテルで意外に危険なのはお皿なのです。

自分で料理をとりわける時にテーブルの横に積んであるお皿ですが、一見きれいそうに見えて実はそうでもないと言うことが結構あります。

舞台裏でどんな皿洗いをしているのかは想像するのもいやですが、食べ物のカスさえ残っていなければOKって感じのようですね…。

現地の友人でホテル勤めをしている中国人女性に聞くと、パンなどに使った皿は粉をはたいて、そのまま洗い済みの皿として出しているそうです。

すすぎという感覚もあまりないみたいですし。ですから、私はいつも厚手のアルコールウェットテイッシュを持ち歩いていました。

すべてのお皿はこれで拭いてから使うようにしていたんですが、実際ぬぐってみるとテイッシュに色が付くことも珍しくありません。こんなので食べれば体力が落ちてるときなんか一発でしょうね。

韓国のホテルでも超高級ホテルは知りませんが、一般的な高級ホテルでは食器について、かなりぞんざいな扱いですから中国と大差ないと思います。

大衆店ではなおさら食器が危険

中国の大衆店へ食事に行くと、取り皿数種類とグラス、箸とスプーンがセットになってビニールパックされたものが出てきます。

これは洗い場が充分でないお店で清潔な食器を提供できるようにと考え出された中国式のサービスなんです。日本で言う貸しおしぼりみたいなものですね。

ところが、この食器もかなりあやしいのです。どのような洗浄方法を取っているのか知りませんが、中国人ですら信用していないようです。

中国人のちょっと怪しげな仕事をしている友人が、「絶対そのまま使うなよ」と言って、紙ナプキンでしたが私の分も拭いてくれました。

正直、その紙ナプキンは大丈夫なのかい?と尋ねたくなりましたが、そこはぐっとこらえて彼のメンツをつぶさないように配慮しましたよ。

大衆店ではテーブルも危険

これが実は一番はまりやすい罠なんです。

手が滑って、テーブルの上に落してしまった食べ物は絶対に食べてはいけません。これは当然みなさん注意されていると思います。

しかし、上に落とした食べ物を口にしないのに、そのテーブルに手をついて、その手で食べ物を触ってしまっていることって意外と多いんです。

これが下痢の原因になっている可能性って意外にあると思います。そのことに気づいて、必ずテーブルを拭いてから席に着くようにしてから、妙な下痢に見舞われることが減ったように感じました。

さらに、中国に限らずアジアの多くの国、あるいは欧米でもいわゆる大衆店ではテーブルの上は意外と不潔です。

不潔なのに、意外に平気で手をついちゃったりしてるんですよね。ですから、海外でお食事をする時はテーブル面の汚れに注意をしておくのが、健康被害を防ぐ大きな手立てになると思います。

一方、ある程度以上の店ならテーブルクロスごと交換していますので、中国などでも比較的清潔です。

夜の店は色々危険

中国にはたくさんのカラオケ店があります。ここは社交場でもあり、家族で楽しむ場でもありますが、特に男性にとっては食中毒的な意味で危険な場所です。

中国のカラオケ店は大きく分けて2種類、家族向けのKTVと言うカラオケボックスと、夜総会と言うクラブです。

手洗いをして欲しいです

この夜総会、原則としてお客さん1人に1人以上のホステスさんと、部屋に1人以上のカラオケオペレーターが付きます。

問題は彼女たちがトイレに立った際なんです。中国の広い共用トイレは男女の入口が向い合せになっていて、洗面の部分がお互いに良く見えることが多いんですね。

で、ホステスさんたち。個室から出てきたら手も洗わず、そのまま自分の担当しているカラオケルームへ。そしてお客さんにフルーツの皮をむいたり、氷を入れて水割りを作ったり。

私はそれを目撃して以来、ビールと個包装の乾きモノ以外絶対に口にしないようにしています。世の男性がた、美しく若いホステスさんに見とれて、おなかを壊さないようにしてくださいね…

偽物に注意

特に封を切った状態でカラオケルームに持ってくるウイスキーやブランデーなどは危険です。中身が何であるのかわかったもんじゃありません。正直、何度かグラス1杯飲んだだけで酷い頭痛に苦しめられた酒もありました。

それに比べるとビールは比較的安心です。特に青島ビールのように中国産で有名なブランドのものは偽物であることが比較的少ないと言えるでしょう。

また、お値段が高くて味も個性的なのでなじみにくいですが、中国焼酎は比較的安全です。マオタイ酒などもこれに含まれますが、パイジュオと言う一般名で呼ばれてます。

中国焼酎は必ずお客さんの前で封を切るので、怪しい入れ換えは行われにくい酒です。アルコール度数が50度から60度もあるので、消毒効果もあるかもしれませんね(笑)

先進国かもしれないという油断

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中国はまだまだ途上国的な風景が目に入って来るだけに、衛生状態についてもこちらが注意を払えます。しかし、韓国、特にソウルでは日本と変わらない風景があるだけに、つい油断しちゃうんですよね。

もちろんそれなりの良いお店はそれなりに清潔で安心です。しかし、やはり大衆店と言うのは注意が必要なんですよ。

文化的側面

韓国では飲食店に入ると、無料の様々なおかずがテーブルに並べられます。ご存知の方も多いでしょう。キムチやナムルを中心にちょっとしたおかず類なんですが、あれがまた美味しくて楽しいです。

これは韓国の素敵な文化の一つなんですが、韓国国内で10年ほど前から問題視されているのが「残り物の使いまわし」なんです。

前の客の残したものを、そのまま次の客に出すのはこれまで普通に行われてきたようです。しかし、それが原因の食中毒などが問題になって、現在の韓国では使いまわしは禁止されています。

しかしながら、大衆店などではそうした規制が無視されているケースが多いので、高級ホテルなどに入っている、ある程度信頼のおける店以外では手をつけない方が安全ですね。

特に、火を通した料理であっても、調理後に使い回しが行われていたのでは何にもなりませんからね。

リスクを含めて旅行です

落とし穴にはまらないためのいくつかの注意点をもう一度まとめておきましょう。

  • 食器の目に見えない汚れに注意を払う
  • テーブルの上は不潔と考えて行動する
  • 接客担当者は意外と不潔だと心得る
  • 飲み物は必ず目の前で封を切ってもらう
  • 無料・サービスの食べ物には注意

かねてより良く言われている海外旅行の注意点に付け加えておいてもらえると良いんじゃないでしょうか。つらい下痢をしないためにも…。

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