健康生活TOP 下痢 下痢が慢性化する原因は小腸の細菌!食生活に組み込む兵糧攻め法

下痢が慢性化する原因は小腸の細菌!食生活に組み込む兵糧攻め法

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慢性的な下痢に悩んでいる人はたくさんいます。「ストレスだから」「忙しすぎるから」とあきらめてしまう前にもう一度、下痢の原因について探ってみましょう。

実はストレスだけではなく、腸内細菌の異常増殖が原因かもしれないのです。

ストレスの解消だけじゃダメ!過敏性腸症候群の原因は小腸にも注目して

慢性的な下痢の症状を訴えて病院に行き、その結果、内臓の機能に何も異常がなければ、大半が「過敏性腸症候群」と診断されてしまいます。過敏性腸症候群と診断されると「ストレスか」と、どうしようもないあきらめの気持ちが出てしまうものです。

確かに過敏性腸症候群はストレスと密接な関係があります。なぜならば腸は第二の脳であり、脳が受けたストレスを敏感に感じ取る臓器だからです。脳がストレスを受けると腸へと伝わりそして悪循環がスタートしてしまいます。

脳がストレスを受ける

腸に伝わり不安定になる

脳に腸の不安が伝わり、さらにストレスが膨らむ

腸に伝わり、さらに過敏になり症状が悪化していく

このような悪循環に入ってしまうことを過敏性腸症候群といいます。この悪循環に歯止めをかけるのは「ストレスの解消」だけだと思っていませんでしたか?実はストレス以外にも隠れた大きな原因があります。それが腸内細菌です。

小腸、大腸の腸管には多くの腸内細菌が住み着いています。その大半の生息場所は大腸です。しかし、小腸の方で腸内細菌が異常増殖してしまうと、下痢などの原因になってしまうのです。

つまり過敏性腸症候群の症状を改善させるためには、大腸だけでなく、小腸にも注目しなければいけないのです。

腸内細菌異常増殖症候群でつらい下痢に…小腸での細菌増殖は体に悪影響を及ぼす

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小腸、大腸の腸管に住み着いている微生物は100兆個といわれています。重量にするとなんと1kgにもなります。このうち、胃液や胆汁の影響を受ける小腸では殺菌作用があるために、腸内細菌のほとんどは大腸に住み着いています。

しかし何らかの原因で小腸に腸内細菌が異常増殖してしまうことがあり、これを腸内細菌異常増殖症候群といいます。

内臓で一番広い面積をもつ小腸

小腸は体の中で最も長く、そして最も広い面積をもっている臓器です。その広さを具体的に例えると、なんとテニスコートの1面分といわれています。そして内部には胃から送り出されてきた食物を、分解、吸収しています。

栄養の吸収のほとんどは、この小腸でおこなわれ、ぜん動運動は大腸よりも動きが速く、消化に要する時間は食べ物によって異なりますが、だいたい4時間には終了します。

小腸がバランスを崩す原因

小腸は吸収を行う場所ですから、リンパ組織などの免疫システムが発達しています。そのような働きがある中で、細菌と共同生活をしているわけですから、ほんの些細なバランスの崩れで免疫システムが狂ってしまいます。

小腸内の腸内細菌が適切なバランスをとるためには、小腸の内容物が停滞することなく正常に動いていることが大切です。しかし、風邪、食あたりなどが原因で小腸に腸内細菌が入り込み増殖し、免疫力を下げてしまうのです。

ではなぜ、小腸で腸内細菌が異常増殖すると下痢になるのでしょうか?

増えすぎた細菌が、ビタミン12や炭水化物などの栄養素を消費するため、摂取カロリーの減少やビタミン12欠乏症が生じます。

また細菌は、消化を助けるために肝臓が分泌する胆汁酸塩も分解します。胆汁酸塩が失われると脂肪が吸収しにくくなり下痢や栄養素の不足が生じます。

 
このように小腸での腸内細菌の増殖は私たちの体にとっては良いことではなく、下痢、ひどい時には栄養失調の原因にもなっていまうのです。

しかし、風邪や軽い食中毒を起こすことは誰でもよくあることです。ではなぜ、それが慢性化してしまい、小腸の腸内細菌が異常増殖までしてしまうのでしょうか?

現代人は食べ過ぎ!小腸の細菌増殖を食い止める「兵糧攻め」のポイントは2つ

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人間の歴史を見てみると、私たちが今のようにお腹いっぱい食べることができるようになったのは最近のことです。それまでは常に空腹を抱えながら暮らしてきました。

現代は医学の発達によって、昔よりも格段に健康を維持することができるようになりましたが、逆に豊かな状況になったことで昔にはなかった「食べ過ぎ」が原因でさまざまな病気をおこすようになってしまいました。

じつは小腸に腸内細菌が異常増殖してしまうのも、この食べ過ぎによるものが大きな原因です。空腹時間というものがないために小腸への栄養供給が断たれることはなく、そしてそれは腸内細菌のエサとなってしまうのです。

しかし空腹時間が長ければ腸内細菌に栄養が届かなくなり、じょじょに数は元に戻っていくのです。

腸内細菌を兵糧攻めにする

小腸の中の腸内細菌の増殖を食い止めるにはズバリ兵糧攻めです。方法はとても簡単なもので、以下の2つのことを守るだけです。

  • 腹8分目にする
  • 空腹時間を8時間以上作る

たったこの2つのことを守るだけで、小腸の腸内細菌を兵糧攻めにすることができ、異常に増殖してしまった数を元に戻すことで、下痢などの症状を改善することが可能なのです。

まずはできることから…お腹に優しい食生活で下痢を治そう

過敏性腸症候群の原因のひとつが小腸の腸内細菌の異常増殖であることをご紹介しました。確かに過敏性腸症候群はストレスが大きく関わっています。しかしストレスをなくそう!と思ってもそれは簡単にできることではありません。

しかし、「腹8分目にする」「食後の時間をあける」ということならば、努力しだいで誰でも実行することができます。まずはできることから・・・慢性的な下痢に悩む人はもう一度、日々の食生活を見直してみてください。

しかし、慢性的な下痢という症状は、なかには重大な病気が隠れていることもあります。たかが下痢だと思わずに、症状が続くようならば病院の消化器科を受診することをおすすめします。

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