健康生活TOP 下痢 急な下痢も安心!電車の中でも使える下痢止めのツボ5つ

急な下痢も安心!電車の中でも使える下痢止めのツボ5つ

朝の通勤電車の中で、下痢で急にお腹が痛くなったことはありませんか。運転中などすぐトイレに行けない状態のときにお腹がグルグルしてしまい、焦ったことはありませんか。

下痢はたいてい、突然に襲ってきます。家にいるときなら全然問題ないのですが、なかなか、そううまくはいきません。

「すぐトイレに行きたいけれど、行けない!」そんな切羽詰まった状況のとき、下痢に効くというツボを試してみませんか。下痢に効くとされるツボをいくつか紹介しましょう。

試してみたい、下痢に効くツボ5つ

食事によって口から入った食べ物は、胃や小腸を通過しながら消化・吸収されていきます。そして最後の大腸では余分な水分が吸収され、適度な硬さの便が作られます。このとき、水分の吸収がうまくいかないと下痢になってしまいます。

下痢は、腸の動きに異常が発生したことで起きます。腸の動きが活発になり過ぎて内容物が腸をすぐ通過してしまったり、腸が水分を十分に吸収しきれない状況になっていたりすると、下痢になってしまうのです。

腸に異常を起こす原因としては、食中毒などのような細菌やウイルスへの感染が考えられます。他にも暴飲暴食や冷え、ストレスなどが原因となることもあります。

細菌やウイルスが原因の下痢の場合には、すぐにきちんと医師の診察を受けてください。下痢や腹痛症状の他に、発熱や吐き気なども伴っているかもしれません。

暴飲暴食や冷え、ストレスが原因の下痢の場合には、ツボを試してみてください。急に下痢になってしまい薬がない、といったときにも知っておくと役に立つでしょう。

下痢に効くツボには以下のようなものがあります。

  • 下痢点(げりてん)
  • 合谷(ごうこく)
  • 梁丘(りょうきゅう)
  • 天枢(てんすう)
  • 関元(かんげん)

それぞれについて詳しくみていきましょう。

下痢点(げりてん)

下痢点は手の甲にあるツボです。手の甲の、中指と薬指の骨が交わる辺りにあります。

下痢を止めるツボ下痢点の位置

ここをグリグリと揉んでみてください。指圧したい方の手を反対側の手でつかむように持ち、親指でツボを押すようにするとよいでしょう。腸の調子が悪いときには、ここに痛みを感じるようです。

このツボには腸の動きを正常に戻そうとする効果があり、暴飲暴食してしまったときや冷え、ストレスなどからくる下痢や腹痛に効果があるとされます。

手の甲の気軽に指圧しやすい場所にあるため、覚えておけばいざというときにすぐ使えそうです。

合谷(ごうこく)

合谷も手にあるツボで、覚えておくといざというとき人にバレずにすぐに押せてよいでしょう。手の親指と人差し指の骨が交わった位置から、やや人差し指側によったところにあります。くぼみがあって鈍い痛みを感じる場所で、わかりやすいでしょう。

下痢を止めるツボ合谷の位置

反対側の親指を当てて、グリグリともみこねるようにしてみてください。強くもめばよいというわけではありません。痛いけれど気持ちいいと感じるくらいの強さでおこないましょう。

この合谷のツボは、万能のツボとして有名です。下痢だけでなく、疲れ目や目の疾患、高血圧、耳鳴り、精神的な症状などに有効です。腹痛、歯痛、喉の痛みといったいろいろな痛みにも効果があるとされます。

ふとした瞬間にも手軽に指圧できるツボですから、覚えておくと便利かもしれません。

梁丘(りょうきゅう)

梁丘は足にあるツボです。膝の皿の外側の角から、親指の幅2本分くらい上にあるくぼみになります。膝の約2.5cm上の、太もものやや外側にあたります。

下痢を止めるツボ梁丘の位置

膝を立てて座り左右のツボに親指を当て、左右同時に押し込むように指圧するとよいでしょう。イスに座ってやっても大丈夫です。ゲンコツをつくり、両足のツボを小指の側面で10分くらいこすってもよいようです。

ここを刺激することで、活発になってしまっている腸のぜん動運動を正常に戻していけます。下痢はぜん動運動が活発になり過ぎて、内容物の水分を十分に吸収できないまま腸を通過してしまうために起きています。

ぜん動運動が正常に戻ることで、下痢も治まるでしょう。

天枢(てんすう)

天枢はおへその両脇にあります。おへそから指3本分(人差し指から薬指まで)外側にあるツボです。

下痢を止めるツボ天枢の位置

イスに座り、親指以外の4本の指を揃えて左右のツボに当てます。吐く息に合わせてゆっくりと、前かがみになりながら左右同時に押してみてください。息を吸いながら元に戻していきます。

ツボを4本の指で大きくもむようにマッサージしてもよいでしょう。仰向けになってやるのもよいです。

下痢をしているとき、お腹や腰は冷えてしまっています。必ず手を温めてから行うようにしましょう。

この天枢のツボは、腹部の代表的なツボです。消化器、泌尿器、生殖器などのいろいろな症状に関わっているとされ、下痢だけでなく便秘にも有効です。他に胃痛、膀胱炎、冷え症、生理痛、生理不順などにも効果があるようです。

関元(かんげん)

関元は下腹部にあります。へそから指4本分ほど下にあるツボになります。

下痢を止めるツボ関元の位置

この関元のツボは、押すというよりも両手の平を当ててじんわりと温めるようにするとよいでしょう。ゆったりと呼吸するようにしてください。強く押し過ぎたりはしないようにしましょう。

下痢だけでなく生理痛、生理不順などの婦人科系疾患、男性の生殖器疾患などにも効果があるツボとされています。冷えた手で触ったりせず、温かい手で行うようにしましょう。

下痢と便秘を繰り返してしまう「過敏性腸症候群」では、通勤途中や大切なプレゼンの前に緊張してしまうと、突然お腹が痛くなって下痢してしまうこともあります。

そのようなときにぜひツボ押しを試してみてください。もちろんストレスが下痢の大きな原因になっていますから、ストレス解消もしていくようにしましょう。

慢性的に下痢症状が続いているときには、何か重大な病気が隠れているかもしれません。一度、医療機関を受診するようにもしてください。

下痢しやすい人は、症状がないときにもツボ押ししておくと良いようです。ぜひお風呂で温まりながらやってみましょう。

ツボは生命エネルギーの出入り口

ところで「ツボ」とは何なのでしょうか?ツボは専門的には「経穴(けいけつ)」と言います。

東洋医学では、人の体の中には「気血」といったような「生命エネルギー」が存在していると考えます。この生命エネルギーの通り道として考え出されたのが「経絡(けいらく)」で、経絡は全身に張り巡らされています。

この経絡上にあって、生命エネルギーの出入り口と考えられるのが「経穴=ツボ」です。ツボは経絡にとって重要な場所にあり、体の急所とも言えます。全身で合わせて650以上のツボがある(正穴361穴と奇穴を合わせて)とも言われます。

ツボ治療は長い歴史のある医学であり、その歴史の間にツボの位置は国によって多少違ってきていました。実は最近、日本、中国、韓国などが集まって、ツボの位置を統一しようという国際会議が開かれました。現在は、国際統一ができています。

東洋医学では、内臓の不調が起こると生命エネルギーの流れが滞ると考えます。生命エネルギーの流れが滞ると、その出入り口であるツボには痛みやコリが出てしまいます。つまりツボの痛みやコリは内臓からのシグナルなのです。

ツボ療法では、ツボを押したりもんだりすることでツボに刺激を加えます。それによって生命エネルギーの流れを整え、内臓の状態を正常に戻していくのです。なんとなく調子が悪いといった状態も、これにより改善していきます。

症状にあったツボを刺激できれば、血行を良くしたり痛みを抑えたりすることもできます。冷え症、肩こり、腰痛、便秘などもツボ療法によって改善させられます。そして更年期障害や自律神経系失調症などにも効果があるのです。

刺激の仕方は「押す」だけではありません。ツボ療法の基本はツボを圧迫する指圧になります。しかし場合によっては「なでる」「もむ」「たたく」「温める」といったようなやり方をすることもあります。

同じツボでも、そのときの症状によって刺激の与え方を使い分けることもあります。ツボ療法の世界は奥が深いのです。

ツボ療法をする上で、気になることをまとめてみました。

ツボ押しは痛いほど効いているのか?

ツボを正しい位置で押せていると、軽い痛みやコリなどを感じると想います。ただし痛いくらいに押した方がより効果があるのかというと、そういうわけでもありません。

押したときに「痛いけど気持ちいい」と感じられるくらいがちょうどよいでしょう。

ツボ押しはたくさんやったほうが効果があるのか?

ツボ押しはたくさんやるほどいいということでもありません。適度な刺激を与えるというくらいがいいのです。

同じツボへの刺激は、5回くらいで大丈夫でしょう。

いつやるのがいいのか?

ツボ押しは、職場や電車の中などのちょっとした時間にやっても大丈夫です。ただじっくり行いたいというときには、就寝前などがよいでしょう。

入浴後の体が温まっているときには筋肉がほぐれて血行が良くなっているため、効果も良くなります。体を締め付けない楽な服装で、リラックスした状態で行いましょう。また入浴中に行うのもよいですが、お湯はぬるめの40度くらいにしてください。

食事の直後で満腹状態のときやお酒を飲んで酔っぱらっているときは、ツボ押しをするタイミングには向いていません。

その他、高熱があるとき、重い病気で受診中のときなどはやめておきましょう。妊娠の末期も控えてください。

何かはっきりした病気がある、とても体調が悪いというときには、まず病院を受診するようにしましょう。またツボ押しをしても良くならない、逆に悪化したというときには一度止めて、病院へ行くようにしてください。

ところで子供の頃、「頭のてっぺんを押されると下痢になる」って言いませんでしたか?「便秘になる」っていう説もあったようです。

この頭のてっぺん、頭頂部には「百会(ひゃくえ)」というとても重要なツボがあります。頭痛、高血圧、不眠症、自律神経系失調症、精神的ストレスなど様々なことに効果があります。そして痔にも効果があるとされます。

で、「下痢になるのか?」ですが、これはただの迷信です。このツボを押したからといって下痢してしまうことはありません。けれど…「下痢になる」と自己暗示してしまうことで、本当に下痢してしまう可能性もあるかもしれませんね。

頭頂部を押されたからといって下痢になることはないと聞いて、安心しましたね。
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