健康生活TOP 糖尿病 糖尿病患者に贈る!苦なく続けられる食生活の工夫と簡単レシピ

糖尿病患者に贈る!苦なく続けられる食生活の工夫と簡単レシピ

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現代病と言われている糖尿病。糖尿病と診断された方は、日々の栄養計算で苦労されているかと思います。

そんな糖尿病で一番怖いのは合併症です。

  • 網膜症
  • 腎臓病
  • 神経障害

糖尿病になるとこれらを合併する確率が高くなります。これらを併発すると、

  • 目が見えなくなる
  • 腎臓機能がなくなり透析しなければならなくなる
  • 神経が働かなくなり体中が痺れ、最悪の場合手足が壊死して切断しなければならなくなる

といった可能性がでてくるのです・・・こわいですし、イヤですよね。

これらの合併症を防ぐためにも、日々の栄養管理は必要不可欠です。まずはあなたの食生活から見直し、改善してみませんか?

糖尿病改善はまず食事から!1日にどのくらいのカロリーを摂るべき?

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糖尿病に関係して一番大切なのは食事です。しかし、その人によって1日の必要エネルギーは全く違います。

糖尿病の食事療法では、以下のように1日の食事エネルギーを算出します。

標準体重(kg) × 身体活動量 = エネルギー摂取量(カロリー)

標準体重は「身長(m) × 身長(m) × 22 = 標準体重(kg)」、身体活動量は

  • 軽労作(25~30kcal)…デスクワーク、主婦など
  • 通常労作(30~35kcal)…立ち仕事がメインの仕事など
  • 重労作(35~kcal)…力仕事など

を表しています。

例として「デスクワークの男性、170cm、80kg」ですと、標準体重は1.7(m)×1.7(m)×22=63.6(kg)となるので、1日の必要エネルギーは

63.6(kg) × 25(~30)(kcal) = 1,590(~1,908)(kcal)

となり、だいたい1,500kcal~1,900kcalを意識して食事をすれば良いことになります。一度目安を理解しておくためにもあなたも計算してみてくださいね。

たんぱく質、脂質、炭水化物…どんな配分で食べるべき?

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1日に摂るカロリーの割合の目安としては、上記グラフのように

  • 炭水化物 55~60%
  • たんぱく質 15~20%
  • 脂質 25%以下

が理想だとされています。これは日本の伝統的な食事、和食などを主とする食生活と同じなのでとか。いろいろな生活習慣病の予防、対策に和食が良いとはよく耳にしますが、糖尿病の予防にも最適だったのですね。

糖尿病患者が増えてきたことの最大要因として、食生活の欧米化があげられます。欧米人に比べ糖尿病にかかりやすい体質である日本人の食事が欧米と似てきたのでは、糖尿病にかかってしまうのは当然だと感じますよね。

糖尿病の方でも美味しく食べられる!改善を意識した簡単レシピ

糖尿病の方は献立を作るのに日々苦労されていると思います。しかしカロリーを制限している方でも、美味しく、楽しく食事をしたいですよね。

そこで、糖尿病治療でカロリー制限を意識されている方へオススメする、簡単レシピをご紹介します。

【蒸し鶏の野菜あんかけ】 エネルギー120kcal、塩分1.4g

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<材料>1人分

  • 鶏ささみ肉・・・50g
  • 人参・・・1/3本
  • 玉ねぎ・・・1/6個
  • しめじ・・・1/2パック
  • だし汁・・・100ml
  • 濃口しょうゆ・・・大さじ1/2
  • 酒・・・大さじ1/2
  • みりん・・・大さじ1/2
  • 水溶き片栗粉・・・適量

<作り方>

  1. 鶏ささみ肉は茹でてザルにあげ、冷ましておく。
  2. 人参は短冊切り、玉ねぎは薄切り、しめじは食べやすく割いておく。
  3. 鍋に出し汁を入れ、人参、玉ねぎ、しめじを入れて柔らかくなるまで煮る。
  4. 3が柔らかくなったら、しょうゆ、酒、みりんを入れひと煮立ちさせて、水溶き片栗粉でとろみをつける。
  5. 1の鶏ささみ肉を器に盛り、上から4をかけて出来上がり。

茹でることによりカロリーが制限でき、野菜を一緒に摂ることで満腹感を得るだけでなく、野菜によってインスリンを効きやすくする働きがあります。脂身の少ないささみ肉を使いました。

濃口しょうゆを使うことにより塩分を制限することができます。

【ブロッコリーのポン酢和え】 エネルギー26kcal、塩分0.5g

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<材料>1人分

  • ブロッコリー・・・50g
  • ポン酢・・・大さじ1
  • 白ごま・・・少々

<作り方>

  1. ブロッコリーは1口大の大きさに切り、茹でておく。
  2. ブロッコリーが茹で上がったら水気を切り、ボウルにあける。
  3. ブロッコリーが温かいうちにポン酢をかけ、和えて器に盛って白ごまをまぶして出来上がり。

ブロッコリーは食物繊維が多いため、インスリンの分泌をよくしたり、効きやすくしたりします。ごまは風味づけですので、鰹節やとろろ昆布などでもいいですね。

3食バランス良く食べてさらにコレだけはできるだけ意識して!

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繰り返しになりますが、糖尿病の改善で一番大事なことは食事です。しかしただカロリーを制限するだけはNGです。3食バランスよく食べることが何より大切なのです。毎日の食生活で、以下のことは特に意識してください。

  • バランスのよい食事を毎日3食摂る
  • 食事の時間は規則正しくする
  • 牛乳は1日180mlほど飲む
  • 脂質、塩分を控えめに
  • 食物繊維をたくさん摂る
  • 緑黄色野菜や海藻、きのこ類をたくさん摂る
  • 外食のメニューとにらめっこする
  • 脂質、塩分を控えめに

食事を1日2回にまとめて食べたりすると、すい臓に負担がかかってしまい糖尿病を悪化させてしまう可能性があります。毎日3食、できるだけ規則正しい時間に食べましょう。

食物繊維はインスリンを分泌させやすくしたり、インスリンを効きやすくしたりします。食物繊維は以下のような食材に入っていますので、積極的に食事に取り入れましょう。

  • ほうれん草
  • ごぼう
  • ブロッコリー
  • 干しひじき
  • 切干し大根

しかし、野菜や海藻、きのこ類も大事と書きましたが、糖尿病性腎症になっている方は要注意です。野菜や海藻やきのこ類に含まれているカリウムは心不全の原因となってしまうからです。

不安な方は主治医や管理栄養士の指示に従ってくださいね。

外食の際は総カロリー、塩分や糖分の量、野菜が不足していないか?などを考えてできるだけ理想的なメニューを選んでください。

1日のカロリーは多すぎても少なすぎても危険!特殊な食品に頼るのも手

人によって1日の必要カロリー量はさまざまで、それに対して摂取するカロリーが多すぎても少なすぎても体に負担がかかり非常に危険です。最悪の場合、高血糖発作や低血糖発作を起こし、意識不明になり命を落としかねません。

今では康志向の方が多いせいか、カロリーが制限された商品がスーパーやドラッグによく置いてあります。

少々値段は張りますが、治療用特殊食品といって医師や管理栄養士たちによって作られた、カロリーが制限された食品を買うこともできます。

  • 病院の売店
  • カタログやパンフレットからの注文(電話・ネット)
  • インターネットでの通販

などで購入できます。ネット上のお店によっては宅配もしてくれるところもありますので、上手に利用したいですね。

以下の記事で治療用特殊食品を紹介しています。合わせて是非ご覧ください。
糖尿病患者に知ってほしい!治療用特殊食品と通常の食事の違い

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