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おしりニキビの治し方!おできができる原因と予防法、手術の目安は?

女性のヒップ

何かの拍子にお尻に痛みが走って気付く「おでき」。背中もそうですが、お尻におできができると見えないところだけに色々とトラブルも生じてきます。

痛みだけではなく、異物感と言うのは落ち着かない物ですよね。また座って体重がかかることでおできが潰れて服にしみてこないかと言うことも気になります。

肛門以外にできるお尻のおできにはいくつかの種類がありますが、お尻に固有のおできと言う物はなく、身体の他の部分にもできるものが、お尻と言う場所にできたから困ると言う物なのです。

多くのものは良性ですので特に心配する必要はありませんが、大きくなってしまうとメスで切開して治療することが必要になります。

お尻のおできについて、詳しく見ていきましょう。

お尻のおできは皮膚膿瘍、つまり細菌に感染していることが多い

皮膚膿瘍と言うのは、文字通り皮膚に小さな範囲で膿がたまることです。膿がたまると言うことは何かの細菌に感染していると言うことです。

身体の他の部分で起こる皮膚膿瘍は皮膚常在菌によるものが多いのですが、お尻にできるものでは、これに加えて便に含まれている菌によるものである場合が見られます。

皮膚膿瘍の根本治療は切開して膿を抜くこと

皮膚膿瘍は、何もしないでも痛みますし、押えるとさらに痛みます。そして、指で痛む部位に触れてみると、中に液体が入っているような柔らかさを感じることができるのが特徴です。

場合によっては最初のうち硬くしこっている場合もありますが、時間が経つに連れて膿点と呼ばれる、中心部に膿の白い色が見えてくるようになると、中に液体の入ったような柔らかさを感じるようになります。

お尻にできている場合、この白い点も、膿瘍の周りが赤く腫れているのも見えないかとは思いますが、スマホで撮ってみるとか、鏡を活用するとか、誰かに見てもらうと言う方法が取れれば確認はできるでしょう。

小さなものは勝手に潰れて治ってしまうことがある

皮膚膿瘍は、だいたい直径1センチから3センチ程度の大きさのものが多く見られます。その中でも比較的小さくて、膿の白い色が見えるところが大きめのものでは、勝手に潰れて膿を出してしまい、知らないうちに治っていることもあります。

下着の妙なところに膿や少量の血の跡が付いていることで気付くこともあります。もしそんな状態になっていたら、患部をきれいに洗ってから消毒し、清潔なガーゼなどを当てておきましょう。一晩で充分です。

お医者さんに行くのが嫌な時は、温湿布をしておくとこの現象が促進されると言う情報もあります。

また高級美容成分の酵母エキスや人オリゴペプチド-1などの成分によって肌質を改善し、ぶつぶつやできものを予防、解消する効果を狙ってみてもいいですね。

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痛みが強い時などはお医者さんに診てもらう

一方、大変痛みが強い場合や、手で触れたり見てみたりした時に腫れがとても大きい場合には、放っておいても治らないばかりか症状が悪化する可能性があります。

そうした場合には、皮膚科と外科を併設している病院や医院へ出向いて、切開排膿と言う小さな手術を行ってもらいましょう。外科の併設がない皮膚科では切開排膿をしてもらえないこともあります。

切開排膿は、局所麻酔で患部にメスを刺して、中の膿を出してしまうと言う物です。メスで切ると言うよりは、刺すと言った方が適切なぐらい小さな傷の手術です。これで傷がふさがったら皮膚膿瘍は完治と言うことになります。

余りに痛みが強いとか、膿の量が多すぎて排膿によるストレスが大きい場合は、注射で痛みを和らげたりする措置も取ってもらえますので、心配せずに気軽に受診しましょう。

また、お薬について触れておくと、お尻の皮膚膿瘍では、免疫不全がある場合を除いて抗生物質は使われないでしょう。

皮膚膿瘍はひどくなると発熱や広い範囲の炎症が起こる

皮膚膿瘍がひどくなってくると随伴症状として熱が出ることがあります。さらに局所性の蜂窩織炎(ほうかしきえん)が見られることもあります。蜂窩織炎は広い範囲がパンパンに腫れて熱を持ち、触れると痛みを感じるものです。

とても痛い爪の病変として知られる「ひょうそ」は、指先に発生した蜂窩織炎であると言えば判りやすいでしょうか。これがお尻に現れたら大変ですね。

その他、リンパ節が腫れたり、リンパ管に炎症が起こってすじ状の腫れが皮膚を通して見えたりすることもあります。これらの随伴症状も感染によるものですので、こうした症状がが現れるレベルになったら、内服薬や注射による治療も行われるでしょう。

切開排膿は非常に簡単な手術ですので、お尻のおできが痛くてたまらない時にはお医者さんに出向きましょう。但し、あまり早期だと上手く行かないことがあるので、そうした場合には少し日を待ってからの手術になります。

小さなおできは「せつ」と呼ばれるニキビのように見えるもの

この「せつ」と言う名前ですが、横文字ではフルンケルと言います。「せつ」は漢字では「やまいだれ」の中に「節」と言う字を書いたものですが、表示する端末によっては文字化けするために使えないのです。

とは言え、ひらがなで書くと前後の言葉とつながって読みにくいと思いますので、「せつ」と表現するようにします。

「せつ」は顔・首・胸・尻に良くできる

「せつ」ができ易い部位は小見出しに書いた通りですが、原因はいくつかあります。「せつ」は先の章でお話しした皮膚膿瘍の一種です。しかし、特徴としては、固くしこった状態のまま推移することが長いことが特徴です。

また一般的な皮膚膿瘍よりは浅いところにとどまることも多く、抗生物質の内服で治療できることもあります。一方、「せつ」にも温湿布は有効で、膿点を発生させて切開排膿して早期治療することもあります。

「せつ」は複数できて、皮下で連続してしまうことがあります。そうなると深く化膿するので、治ってからも傷跡が残ります。こうした状態を「よう」と呼びます。

「よう」は漢字で癰と書きますし、どの端末でも文字化けしませんが、画数が多くて見にくいと思いますので、「せつ」と同じように「よう」と表記します。

「せつ」や「よう」は年齢性別を問わず発生する

「せつ」や「よう」は年齢性別を問わずできるので、健康な若者でも大丈夫と言うわけにはいきません。それでも免疫抑制状態の人の場合、特にでき易くなります。

肥満の人や高齢者の方、免疫不全の人、糖尿病の人などがハイリスク群です。そう言えばステレオタイプなイメージですが、お尻におできができると言うと「太ったおじさん」を連想するのは偏見でしょうか。

また、このおできは常在菌である黄色ブドウ球菌が異常増殖して感染することで起こることが多く見られます。ブドウ球菌は常在菌ですが、特に健康な人の鼻の中には100%存在しています。

ですので、鼻の中で増えすぎていないかどうかを検査することが重要になってきます。受診したら鼻の穴を検査されるかもしれませんが、こういう理由ですので「お尻のおできで何故鼻の孔?」と不審がらないで下さい。

再発しやすいおできなので予防にも気を付ける

「せつ」や「よう」は切開排膿すれば簡単に治りますが、再発率の高い皮膚病ですので、再発しないように予防しておくことも大切です。また、再発防止と言うのは新規発症防止にもつながりますので参考にしておいて下さい。

先にお話しした通り、「せつ」や「よう」は皮膚感染症です。ですので、まずは清潔にしておくことが一番ですね。特に高温多湿であったり下着を替えていなかったりと言うことは絶対に避けて下さい。

通気性が良く、締め付けの少ない下着を選ぶことがポイントですね。また、皮膚に小さな傷ができるとそこから感染しやすくなりますので、ゴムやレースなどの素材にも注意を払って下さい。

男性の場合は比較的こうしたものを選びやすいのですが、女性の場合は綿素材のワークアウトショーツやボーイショーツあたりが良いかもしれませんね。

再発防止には消毒薬の上手な利用を

再発防止策としては、お尻を常に清潔に保つことが重要です。用便の後、便座の外側より肛門よりのエリアや、「せつ」などができた場所付近を消毒用綿で拭いておくことも予防になります。

消毒薬として良く使われる、クロルヘキシングルコン酸の0.1%液を染み込ませた脱脂綿も市販されていますので、こうしたものを利用されると良いでしょう。

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あるいは、入浴時にクロロキシレノールと言う抗菌成分を含んだ液体せっけんを利用されるのも予防には有効です。この液体せっけんはアルボース石鹸液としてご存知の方が多いでしょう。

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どちらも、使用前には説明書をよく読んで使い方を理解し、さらに念のためアレルギーテストを行ってから使用するようにして下さいね。

原因菌が人間の常在菌ですから、清潔にしておくことが大切なんですね。また、かぶれや小傷なども感染の原因になりますので、下着選びは慎重に行いましょう。

「せつ」や皮膚膿瘍と「ニキビ」は似ているが原因菌が異なる

「せつ」や皮膚膿瘍は常在菌である黄色ブドウ球菌の増殖による感染で発症します。一方、ニキビは毛穴に皮脂や垢が詰まることで発生しますが、そこに感染するのは、やはり皮膚常在菌のプロピオニバクテリウム・アクネスと言う桿菌です。

アクネ菌としてすっかり有名になったんじゃないでしょうか。アクネ菌の感染が起こらなければ、ニキビは洗顔やパックなどで角栓が取れれば治まってきます。一方アクネ菌が感染すると赤くなって炎症を起こし、ひどいニキビになります。

ニキビの一番の原因は思春期だが女性では40代でも起こる

ニキビの原因は思春期だと言ってもいいくらい年齢と深い関係があります。ニキビのピークは14~5歳ですが、20代までは発生することがあります。さらに女性では40代でもニキビはあり得ます。

とは言え、ニキビは基本的に顔にできるものですし、そうでない場合も胸や背中と言うことになります。お尻には絶対にできない訳ではありませんが、いわゆる「お尻のニキビ」は、やはり「せつ」などの皮膚膿瘍や、次にお話しする「粉瘤」の可能性が高いです。

ですので、いわゆる「お尻のニキビ」と言うのはお医者さんに診察してもらって、原因菌を特定してもらわないとニキビとは断定できませんが、多くの場合、言葉のあやで「せつ」などをそう呼んでいるだけの可能性が高くなります。

いずれにせよ清潔を意識することは悪いことではない

アクネ菌も常在菌ですから、完全に殺菌してしまうと言うことは難しいですし、おそらくなら、そう言った事はしない方が良いでしょう。

異常に増殖したり、炎症を起こしやすい角栓が詰まった状態などを起こさないように気を付ければいいわけですから、入浴時を中心に、お尻を清潔に保ち、下着による締め付けや刺激を少なくするように心がければ正しい予防と言えます。

お尻は、特に洗い残しの多い部位です。皆さん肛門周辺は不潔になりやすいことを意識してきれいに洗われます。一方、それを取り巻く臀部は、面積が広いうえに自分では全体像が見えません。

そのため、どうしても手探りで洗うことになるわけですが、手の癖や身体の動かしやすさに絡んで、どうしても洗い残しが起こりやすいんです。一度ご自身で、しっかり全体が洗えているかどうかを確認してみるのも良いかもしれませんね。

私はお尻を洗う時は立って洗います。以前、座って洗っていて、石鹸で滑ってお風呂椅子から転がり落ちたんです。それ以来座って洗うのが怖くて…

皮膚膿瘍と名前が似ているけど表皮嚢腫(粉瘤)は別物

粉瘤と言う言葉をお聞きになったことのある方もおられるかと思いますが、これは表皮嚢腫やアテロームと呼ばれることもある良性の腫瘍です。動脈硬化のアテロームと同じ名前ですが、直接の関係はありません。

皮膚膿瘍と同じように皮膚が盛り上がり、痛むこともありますが、感染が起こらない限り中身に膿は入っていません。基本的には垢と同じ成分が入っています。

粉瘤は皮膚がめくれてできる袋が原因

毛穴や小さな傷が原因で、表皮が内側にめくれ返ってしまい、皮膚の下に袋状の構造物ができたものが粉瘤です。ですので、その袋の内側は皮膚の表面と同じ物であると言うわけなのです。

皮膚の表面と同じと言うことは、新陳代謝によって表面が垢となって剥がれ落ちます。しかし、もともと袋を作るきっかけになった穴は非常に小さいので、そこからは出て行ってくれません。

その結果、その袋の中に垢と皮脂がぎっしり詰まって粉瘤と呼ばれるものになるわけです。このため、炎症を起こしていない粉瘤を切開すると、中からオカラのような物が出てきます。

また、感染・炎症を起こしたものの場合、それに膿が浸みこんだ状態になっていることもあります。

粉瘤はお尻より上半身にできやすい

もちろんお尻をはじめ、全身どこにでもできますが、顔や首、背中、耳の後ろなどに特にできやすいようです。大きさは直径数ミリから数センチで、開口部が見える場合は、強く押すと臭い粘りのある粘液が出てくることもあります。

これ自体は痛みがないことも多いのですが、常在菌などによる感染が起こって炎症を伴うようになると痛みます。軽いうちなら抗生物質の内服で炎症を抑えることは可能です。

巨大な粉瘤が化膿したり、ひどく化膿して嚢腫が壊れ膿がたくさんたまった状態の膿瘍になってしまうと、高熱が出ることもありますし、抗生物質の内服では治療できなくなります。こうした場合は切開して膿を出してしまわなければなりません。

粉瘤は手術によって取り除くことができますが、こうした化膿や炎症が起こってしまうと、そちらの治療を行ってからでないと、根治のための手術は行えません。

粉瘤の根治手術は次に紹介しますが、痛みがない場合は特に手術の必要もありません。しかし、感染が起こると大事になりますので、日帰り手術が可能なうちに受けられることをお勧めします。

粉瘤は同じ刺激を受け続けるとできやすくなる

粉瘤の感染や炎症は「せつ」などと同じように、清潔を保つことである程度予防することが可能です。しかし、粉瘤自体は毛穴などが変な形に変化することでできますので、清潔だけでは予防できません。

粉瘤のでき方には諸説ありますが、そのうち比較的有力な説には、外部からの刺激によって、毛穴全体が毛穴の入り口付近の皮膚と同じ細胞に変化してしまったと言う説があります。

物理的な刺激が粉瘤を作るなら下着には注意したい

外部からの刺激によって細胞が変化すると言うと、がんになるのではないかと言うことが懸念されますが、粉瘤では一部の例外を除いてほとんどがん化することはありません。

ですので、まずは不快な状態にならないよう、刺激を防ぐ方法を意識しましょう。お尻に対する刺激と言うことになると、最も大きいのは下着による刺激ですね。場合によっては下着が覆っていない場所で、アウターの内側による刺激があるのかもしれません。

いずれにせよ、擦ったり締め付けたりと言う刺激を減らしておくことが粉瘤の予防につながります。衣類を洗う洗剤や柔軟剤についても意識しておきましょうね。

最近では「すすぎ1回でOK」と言う洗濯用洗剤も増えていますが、むしろ刺激と言う面で見た場合、すすぎは長めに行いたいものです。柔軟剤についても、ほのかな香りが残る程度で充分ではないでしょうか。

粉瘤は手術で袋状の組織ごと取り出してしまう

粉瘤は中に溜まったものを出せばOKと言う物ではありません。袋状の組織を残しておくと、そこにどんどん新しい垢や皮脂が溜まって再発すると言うことになります。

ですから、手術で袋状の組織ごときれいに取り除いてしまう治療法が選択されます。小さなものであれば、局所麻酔で切除し、日帰りで手術を受けることも可能です。

傷跡も小さなものですし、お医者さんとよく相談して手術の方法や日程を決めましょう。手術の方式によっては縫合なしで大丈夫な程度の小さな傷で済む場合もあります。

一方、巨大な粉瘤の場合は入院して、場合によっては全身麻酔で手術を行う場合もあるでしょう。

先に、一部の例外を除いてがん化しないと言いましたが、男性のお尻にできる粉瘤の中には、稀にがん化するものがありますので、男性の皆さんは特にお尻のできものには注意しましょう。

粉瘤は中に溜まったものが問題なのではなくて、内側表面が皮膚と同じものでできている袋自体が問題なのです。ですから、手術でこれを取り除かない限り悪化する可能性が残るのです。
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