健康生活TOP うつ病 自殺惹起・攻撃性・脳萎縮…知っておくべきSSRIの副作用

自殺惹起・攻撃性・脳萎縮…知っておくべきSSRIの副作用

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人の心は「コロコロ変わる」ことから転じて「ココロ」になったという説があります。誰でも気持ちが明るいときもあれば、落ち込んだり悲観的になったりすることもある、そうした感情が日々移り変わるのが人の心というものではないでしょうか?

気分が憂うつで何もやる気がしない・・・そんなときに、もし安易に抗うつ薬SSRIを服用すると後々取り返しがつかないことになるかもしれません。

医師が決して明かさないSSRIの副作用と最善のうつ病治療の方法についてご紹介します。

あの事故もSSRIが原因だった!?抗うつ薬SSRIの副作用

2015年3月、ドイツの航空会社ジャーマンウイングス9525便が墜落し日本人2人を含む計150人の命が失われた事故で、飛行機を意図的に墜落させたとみられる副操縦士が抗うつ薬SSRIを服用していた、という一部報道がありました。

事故の真相は未だ明らかではありませんが、副操縦士が精神疾患を患い通院しており、事故当時は操縦できる健康状態にはなかったということは間違いないようです。

仮に副操縦士に精神疾患があり、一部報道のように抗うつ薬SSRIを使用していたとすれば、飛行機を墜落させ大勢の命を奪った原因には、SSRIの副作用が関係しているとしても決して不思議ではありません。

それは抗うつ薬SSRIには人間を凶器と化する重大な副作用がある、ということも確かな事実だからです。

日本でも広がりを見せるSSRIは効き目はあるが副作用がこわい・・・

SSRIはうつ症状や精神的な不安を軽減するための薬です。脳内で伝達されるセロトニンの量が少なくならないようにして、気分の落ち込みや不安な気持ちを楽にする働きをします。(SSRI=Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)

現在、日本でのSSRIの市場規模は1100億円を越えており、使用者数は300万人に達すると推計されています。20歳以上のおよそ20人に1人がSSRIを使用している計算になります。

この数字からいえることは、SSRIを使用している人は想像するよりはるかに多く、イメージしやすくいえば、学校の1クラスに1人、ちょっとした会社の部署なら1人か2人くらいはSSRIを使用しているということになります。

SSRIにはそれだけ多くの需要があり、効き目も確かなのですが問題は重篤な副作用があることです。

脳が暴走する!?医師から説明されないSSRIの副作用

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SSRIは神経伝達物質の1つであるセロトニンの伝達を促進し、脳の神経細胞を活発に働かせる作用があり、いわば脳を興奮状態にします。

うつ状態とは脳の働きにブレーキがかかった状態で、そのブレーキをはずしアクセルを踏ませる働きをするのがSSRIなのです。

脳細胞を活性化させるとうつ状態が改善されますが、アクセルを踏みすぎれば脳が暴走するという副作用が起こる可能性があります。そのため次のような激しい副作用が生じると指摘されています。

  • 自殺惹起
  • 攻撃的な衝動
  • 暴力行為
  • 粗暴な言動や行動
  • 激しい感情の起伏
  • 怒りの爆発
  • 派手な金遣い
  • 記憶障害
  • 脳の萎縮
  • 認知機能の低下

自殺惹起は当然の副作用?死へのエネルギーをも湧きあがらせてしまうSSRI

悪化したうつ状態の場合、人は起き上がることすらできないといいます。うつ状態では全く何もやる気が起こらないわけです。ところがSSRIの効果によって、突然何かをしようとするエネルギーが湧き上がってくるのです。

あまり縁起の良い話ではありませんが、自殺の衝動はマイナス思考だけで起こりえるものではありません。死ぬという行為を起こすには、かなり大きなエネルギーが必要なのです。

そのエネルギーが人を興奮させたり気分を高揚させたりするので、自殺が惹起されたり、突如として人を凶暴化させたりするのです。

先ほどの副操縦士の事故も、こうしたSSRIによって起こる自殺への衝動や人を凶暴にする副作用が関係しているのではないかと推測されても、決しておかしくはない話なのです。

アメリカでの銃乱射事件

アメリカでは、SSRIによる躁状態(興奮状態)から引き起こされる自殺や事件に対して製薬会社が訴えられる裁判が後を絶たないのが現実です。

例えば、1999年にコロラド州のコロンバイン高校で起こった銃乱射事件もSSRIとの関係が指摘されている凶悪事件の1つです。

アメリカでは、確かにドラッグがらみの犯罪も多いのですが、その真相には正規の医薬品として認可を受けた薬の副作用による事件も多いのです。裏で暗躍するドラッグだけでなく表にある正規の薬による事件も含まれるのです。

こうした事件とSSRIとの副作用は簡単に結び付けられるものではありませんが、少なくとも製薬会社側が因果関係を認めるはずはありません。

なぜSSRIの副作用を説明しないのか?特殊な病気うつ病の対策現状

医師は当然SSRIの副作用について知っています。しかし薬がどの程度の効果を発揮するか、どのような副作用が生じるかは患者一人一人によって異なります。それを見極める前に副作用を問題にしては、治療が進まないという理屈もあります。

医師としては、どの薬をどの程度処方するかは治療で薬を使いながら、加減したり調整するしか方法がないのです。ところが、治療の過程で極端な副作用や予期せぬ事態が起こりうることがうつ病治療の難しいところでもあります。

精神的な医薬品の場合、患者一人ひとりで薬との相性のようなものがあり、どの薬が最も向いているかを医師が判断します。大事なのは、患者と薬との相性だともいえるので、様々な薬を処方して病気の様子を判断する必要もあります。

しかし一方で、医師による薬の過剰投与や製薬会社の売り上げ至上主義による医薬品の乱用助長などの問題も否定できず、患者も医師に対して治療の説明や処方される薬の量などが適切なのかどうか、警戒しなければいけない現実もあります。

こうしたこと問題も含めて大事なことは、うつ病の治療を受ける人が薬に対するこうした副作用の危険があることを知った上で治療を受けるということです。医師は治療を進める上でも副作用を説明しづらい状況があります。

そのためにマスコミや医療関係の第三者が警鐘を鳴らしていることも理解していただき、患者自身が最大の注意を払い、最善の治療を選択することがとても大切です。

現在発売されているSSRI

患者が副作用に警戒するためには、自分自身の治療にSSRIが使われているかどうかを知る必要があります。現在日本で発売されている代表的なSSRIには次のようなものがあります。(商品名・成分名・製造元)

  • パキシル  (パロキセチン)  GSK
  • ルボックス (フルボキサミン) アステラス
  • デプロメール(フルボキサミン) 明治
  • レクサプロ (エスシタロプラム 持田
  • ジェイゾロフト(セルトラリン) ファイザー

またこの他にも成分が同じジェネリック医薬品も多数発売されています。これらの薬を使用するときは、医師や薬剤師に現在服用している薬がある場合は正しく申告し、副作用や服用上の注意などをよく聞いて、注意事項を十分に把握することです。

また、薬の副作用を過剰に心配するよりも、服用しているときに感じる体調の変化や病気の状態などをできるだけ細かく医師や薬剤師に伝え、コミュニケーションを正確に、そして綿密にとるということです。

もし本人が病気のためにコミュニケーションがとれない場合は、家族や周りの人ができるだけ詳しく病状を観察し、細かな変化を見逃さないようにすることが必要です。

最新の治療薬SNRIにも注意

SNRIは、セロトニンとノルアドレナリンの2つの神経伝達物質の阻害を抑制するとして認可されていますが、単純に考えればSSRIよりも効き目が強いといえます。現在日本で発売されているSNRIは次のものがあります。

  • サインバルタ (ミルナシプラン) イーライリリー
  • トレドミン  (デュロキセチン) ヤンセン

SNRIにもジェネリック医薬品が発売されています。

薬に頼りっきりでは回復しません!うつ病の本質を理解して規則正しい生活を・・・

うつ病や躁うつ病は、簡単にいえば「エネルギーの変動」と考えると分かりやすいと思います。うつ状態のときは、エネルギーがない状態、あるいはマイナスの状態。うつから回復するときは、エネルギーが沸き起こる、満ちるという状態になります。

この状態が繰り返されると、うつ状態の繰り返すことになり、エネルギーが過剰になると躁状態になり、躁とうつを繰り返すようになると躁うつという状態になるわけです。つまりは「エネルギーの波」が繰り返される状態がうつ病・躁うつ病です。

SSRI、代替治療の可能性

現在、SSRIやSNRIよりも確実にうつ状態を回復させる方法はありません。そのため、うつ的な症状を訴えると、こうした薬が処方されるわけです。

しかし薬にばかり頼っていては、根本的な病気は解消されませんし、副作用の危険にさらされ続けるというデメリットもあります。

言い古されたことかもしれませんが、うつ病を克服するためには不規則な生活を改善し、不安や心配事などのストレスを解消し、適度な運動によって健康的に体を疲れさせる、というような基本的な生活習慣を改善することが根本的な回復につながります。

特にうつ病の人のほとんどに睡眠障害が起こるといわれています。その理由は次のようなサイクルが関係しています。

日中活動的でない→ 眠れない→ 精神的に疲れる→ 活動できない →眠れない・・・

こうした悪循環のサイクルが睡眠障害を起こすと考えられています。規則正しい生活がいかに重要かが分かります。

うつ病治療にSSRIを使用することはやむを得ないかもしれません。しかしそれだけでうつ病が治るとは限りません。薬に頼りすぎることがないようにしたいものですね。

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