健康生活TOP 認知症 指を動かすと脳がボケない!毎日カンタンにできる認知症の予防

指を動かすと脳がボケない!毎日カンタンにできる認知症の予防

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認知症を効果的に予防するには、とにかく脳を使うことです。そして脳を働かせるには指先を使うことがとても有効的です。

また、脳を使うことで認知症を予防するだけでなく、さまざまな恩恵を受けることができるんです。

ここでは認知症予防にもなる「指と脳のエクササイズ」をご紹介します!足腰の不自由な高齢者でもカンタンに毎日続けられますので、是非とも実践してみてくださいね。

手先に集まる神経細胞

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「脳が活性化するには指先を動かす」ということを聞いたことがあると思います。

指先には繊細な動きが必要なため多くの神経細胞が集まっており、それが脳へと繋がっています。また、繊細な動きをする顔の表情も同じです。

そのため、脳内には指先と表情の動きを感じる部分の領域がとても広く存在します。つまり指先を使った運動や豊かな表情の動きは広範囲にわたり脳を刺激してくれるということです。

認知症はじょじょにゆっくりと進行していきます。

「物忘れがひどくなりだした」
「今まで普通にできていたことが何だか難しくなってきた」から始まり、進行していくと

「人が変わったみたいに急に怒りだす」
「食べたことを覚えていない」など…

気が付いた時にはすでにかなり症状が進んでしまう傾向があります。その前に日々の生活の中で認知症を予防していきましょう。

また症状が進んでしまっている場合にも必ず効果はあります。大切なのはイヤイヤではなく、楽しくなければいけません。

指先の運動の利点は、足腰の弱ってしまった高齢者でもやりやすいというところです。

外へ出かけなくても家でできますし、寒ければコタツに座って、いつでもゆっくりと楽しみながらすることが可能です。

認知症予防に効果的な指先運動

では早速、認知症予防のためにどのような指先運動が効果的なのか、初級、中級、上級とそれぞれレベル分けにしてご紹介していきます。初級編からでも「やってみると実はけっこう難しいな」と思えるものをとりあげてみました。

それは、簡単すぎるものはすでに身体が覚えてしまっていて、脳からの命令がなくても自然とできてしまうものでは意味がないからです。重要なのは脳への刺激です。それも楽しいと思える刺激が一番なのです。

また、ただ漠然と作業するだけで成果が目に見えてないことよりも「できた!」と達成感があるものが最適です。

ご紹介する中からまずはできそうなもの、そして自分の興味がわくものからとりかかってみましょう。

指先運動(初級編)

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初級編はコタツに入りながら、テレビを見ながらでも誰でもゆっくりとできるものをご紹介します。

【箸で豆つかみ】

用意するものは、

  • 1.箸(割り箸の方が簡単)
  • 2.皿を二枚
  • 3.豆

これだけです。

1枚のお皿に豆を入れて、一粒一粒を箸でつかんでもう1枚の皿に移していきましょう。単調な運動ですが、やってみると箸で豆をつかむには指先の繊細な動きが必要です。

慣れてきたら、どのくらい速く正確にできるのかタイムを測って記録していきましょう。昨日よりも今日の方が速くできれば、もっと頑張ろうとやる気が出てきます。

他の家族と同時にやって競争してみるのもさらに楽しくて良いかもしれませんね。

【ジグゾーパズル】

ジグゾーパズルは誰も簡単に楽しくできる遊びです。お店にいけばありとあらゆる柄のパズルが並んでいます。また大きさも自由に選べますから、最初はピースの数が少ないものから初めて、じょじょに大きな絵柄に挑戦していくと良いでしょう。

ジグゾーパズルのピースは合っていなければはまりません。カチッとはまり、絵柄が揃っていくのはとても気持ちが良いものです。

そして何といってもできあがった時の達成感があります。気にいったものは額に入れて飾れば楽しみが広がるでしょう。

【折り紙】

たかが折り紙、されど折り紙です。まずは誰でも知っている簡単なものから初めてみましょう。できるようになれば、さらに色んなものに挑戦してみましょう。

本屋さんに行けば折り紙の本がありますし、意外とその奥の深さに驚かされるはずです。

また他の家族と一緒に折ることで楽しく続けることができます。できあがった折り紙は台紙に貼って飾るなどして楽しみを広げてみましょう。

指先運動(中級編)

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中級編は指先の運動に脳への刺激もさらに深めたものをご紹介していきます。

【写経】

「文字を書く」という動きは脳の活性化にとても効果的です。書いているうちに、もっと上手に綺麗に書きたい!という欲求も生まれてきます。とくに写経は書く文字の意味もとても深いものがありますから考えながら書くとさらに効果的です。

写経は鉛筆やボールペンでもかまいませんが、おすすめはやはり毛筆です。手軽に筆ペンから初めてみると良いでしょう。慣れてくれば次はぜひ毛筆に墨をつけて書いてみてください。毛筆は筆ペンとはまったく違います。

紙にペン先を置いて安定させることができませんし、繊細なちから加減ひとつで太くもなり細くもなってしまいます。最初は上手に書けませんが慣れてくれば「とめ、払い」などが綺麗に表現できるようになり、気づけばすごく集中力を使っています。

【絵画】

「絵を描く」というのも誰でもできて敷居が低く、そして入ればとても奥が深い趣味です。

まずは簡単に色鉛筆から初めてみましょう。題材は何でもかまいません。自分から題材を見つけるのが苦手な人は「ぬり絵」も良いでしょう。

ぬり絵といっても奥が深く、慣れてくれば色を独自なものに変えてみたり、また陰影をつけたりすることでドンドン上達していきます。思っている以上に色鉛筆はとても繊細な表現ができるので楽しみが広がるでしょう。

また筆者が個人的に一番おすすめしたいのは「絵てがみ」です。「絵を描く」となると誰でも「上手に描きたい!」と思うものですよね?しかし絵てがみの世界では「下手でいい、下手がいい」というのが基本なので上手く書く必要はありません。

筆の持ち方も通常の持ち方ではなく、筆の上の方をつまむように持ちます。これはあえて不自由なもち方をすることで「上手に描きたい」という意識を消すわけです。絵てがみに失敗は存在しません。自由に思いのまま描いてみましょう。

【パソコンでタイピング】

筆者の両親(ふたりとも70代)が実際にやっている予防策です。高齢者にパソコンは難しいのではないかと思われがちですが実際はそんなこともありません。

しかしパソコンを使うにはキーの配列を覚えて打ち込んでいく必要があります。

筆者の両親はあえて、ひらがな変換にはせずにローマ字変換でやりはじめました。キー配列を覚える際にとても役に立っているのがネットで無料でできるタイピング練習です。ゲーム方式になっているので音楽もあり、とても楽しくやっています。

また最初は指一本だったのが、気づけばきちんと指定された指使いで両手で打ち込むようになり驚きました。打ち終わったあとにレベル評価されるため、「少しでも成績を上げてやろう!」とやる気が出て楽しいようです。

筆者自身が両親にパソコンを貸してあげてみて思ったのですが、やはりディスクトップよりもコタツでゆっくりできるノートパソコンが良いみたいです。家族でワイワイと競い合うこともできますし、ぜひ試してみてください。

指先運動(上級編)

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上級編は指先と、さらに脳を多く使う運動をご紹介します。

【ソロバン】

昔ながらの計算機であるソロバンです。ソロバンは数字の計算を、指で珠をはじいて行います。パチパチと珠をはじいて計算していくことはとても気持ちが良いものです。

本屋にいっても計算プリント集はありますが、まずはインターネットで手軽に問題集を手に入れてみましょう。簡単な初級編からあるので初心者でも活用できます。また読み上げ用のCDもあるので上達してくればぜひ挑戦してみてください。

【楽器演奏】

楽器演奏は認知症予防には一番効果的だと思います。それは楽譜を読んで、なおかつ演奏するというのは指の位置と、音の位置を合わせる作業に脳をフル回転させるからです。

楽器といってもギターなどの弦楽器からピアノなどの鍵盤楽器がありますよね。どの楽器も素晴らしいのですが、筆者が高齢者におすすめしたいのはピアノです。ギターでも良いのですが、ギターは上手に弦を押さえなければ正しい音が出ません。

ですがピアノは指で鍵盤をたたけば、誰でもドならドの音が綺麗に出すことができます。高齢者の中にはピアノを弾いてみたくても「今さら始めるのは恥ずかしい」と敬遠されてしまう人がたくさんいるようです。

しかし今は「おとなのピアノ教室」などがとても盛況です。実際、筆者の母も72才ですがピアノ教室に通っています。ピアノというと騒音問題が気になるところですが、最近は電子ピアノが主流ですから音量は調節できるのでその心配はありません。

また値段も1万円前後で本格的な61鍵盤のキーボードが購入できます。キーボードならばコタツに置いて弾くこともできますよね。またたとえ初めは上手に弾くことができなくてもキーボードの中にあらかじめ練習用の曲が入っています。

なかには鍵盤が光って、抑える場所を教えてくれる初歩的なキーボードもあります。指一本からでもゆっくり初めて、音を奏でてみませんか?慣れてくれば両手でゆっくりでも曲が演奏できるようになります。

音楽は老若男女、誰にとっても気持ちを楽しくさせてくれ、そして豊かにしてくれます。大好きだった曲のメロディが自分の指で出せることは聴くことの何倍もの楽しみを広げてくれます。

履くだけ!5本指ソックス

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最後に番外編として履くだけで指先運動に効果的な5本指ソックスをおすすめします。5本指ソックスは足の指一本一本が分かれたソックスです。認知症予防のための指先運動は何も手の指だけではありません。足の指にも同じ効果があります。

この5本指ソックスを履くことで足の指が動きやすくなり、脳に刺激をあたえることができます。これはただ履いて歩くだけで良いのでぜひ試してみてください。

脳を疲れさせエネルギーを消費させる!素晴らしい効果

指先を使い脳を活性化させることが認知症の予防になることをご紹介してきました。ですがこのように脳を使って疲れさせる効果は認知症だけでなく実は身体全体にとっても素晴らしい効果があるのです。

高齢者になると運動量がどうしても減ってしまうため食欲もなくなってきます。しかしボケ知らずに健康で長生きするためにはしっかりと食べなければ栄養が身体全体に行き届きません。

とくに高齢者は脳にしっかりと栄養を送ることが必要です。しかしそれにはまず食欲がなければいけませんよね。じつは脳を使うことでエネルギーが消費されてお腹が空くようになるのです。

実際に仕事や勉強で疲れると甘いものが欲しくなるのはそのせいですよね。ですから指先を動かして脳を活性化させることは食欲も出ることになり身体全体の健康にもつながるわけです。

心の姿勢の持ち方

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まず認知症の予防のために何かをしよう!と思ったこと自体がとても素晴らしいことです。

何かをしよう!とやる気を起こすには理由は何でも良いのです。ではさらにそんなやる気を倍増させるコツをみていきましょう!

好奇心をなくさない!

「好奇心をもっていますか?」

年を取るとすでに人生の多くのことを経験しているために新鮮味がなくなるものです。子供がいつも目をキラキラさせているのは見るもの触れるものが初めてだからですよね。

そんな子供の時と同じような好奇心を持ち続けるのはいっけん難しく感じるものです。しかし実はけっこう簡単なことでもあります。それは「見方を変える」ということです。

同じものでも見方を変えればガラッと違って感じることがありませんか?しかしそれにはきっかけが必要です。そのきっかけを作る最も良い方法が「人の意見を聞く」ということです。

長く生きていると、どうしても自分だけの考えにこり固まってしまうものです。しかし自分の頭の中だけで物事を考えるには限界があるものです。たとえば同じ景色を見ても、同じ物を食べても、感じ方は人それぞれですよね。

自分では当たり前だと思っていた物事に対して、「君はどんなふうに感じる?」と他の人にも聞いてみましょう。その答えがきっかけで新しい考えや発見ができるようになります。

そしてそれが新しい好奇心の発信源にもなるのです。

もうだめだと思い込まない!

「年を取ると脳が衰えるもの」なんて思い込んでしまっていませんか?じつは脳は使わなくなるからこそ衰えてしまうのです。

ですからドンドン積極的に脳を使うようにしましょう。間違った思い込みはただ邪魔になるだけです。

自分の道をすすむ!

年を重ねると中には良い意味でわがままになり、自分の気持ちを素直に言えるようになるお年寄りもいます。しかし逆に心を閉ざしてしまい自分の気持ちを表すことができなくなってしまうお年寄りもいます。そして認知症になりやすいのは後者です。

お年寄りがよく考えてしまう「周りに迷惑をかけるから」という思いをすこし取り除いてみませんか?あまりにも気にしすぎてしまうと自分を失くしてしまうことになります。自分の道を自分の速度でマイペースで進んでいってみてください。

今日から早速

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指先を使って脳を活性化させ認知症を予防する方法をご紹介してきました。楽しいことはすぐに始めたいですよね。早速できることからしてみませんか?まずは何といっても「やってみる!」ことです。

また高齢者がいる家族の方はぜひ、指先運動ができる楽しみのきっかけを与えてみてあげてください。たとえばジグゾーパズルを買ってきて「おばあちゃん!一緒にしてみない?」と目の前で実際にやりながら誘ってあげてはどうでしょうか。

そこから会話が生まれれば、指先と同じく脳の刺激を良くする豊かな表情が溢れて、さらに認知症の予防に繋がります。

ぜひ今日から指先を使って楽しみながら脳を活性化できる時間を過ごしてみてください。

キャラクター紹介
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