健康生活TOP 認知症 朗報!チョコレートに認知症の予防あり!効果的な食べ方は?

朗報!チョコレートに認知症の予防あり!効果的な食べ方は?

shutterstock_3091172212

子どもだけでなく大人にも人気のあるチョコレート。カロリーが高く、毎日食べると肥満や生活習慣病を引き起こすと思われがちですが、チョコレートを食べるのはむしろ体に良いことも分かってきました。

今回は愛知県蒲郡市で行われた研究で、チョコレートに認知症を予防する効果が期待できるという報告があったことに注目し、認知症を予防するチョコレートの食べ方をチェックしてみました。

チョコレートを食べるだけで認知症が予防できる?

愛知県蒲郡市は平成26年に株式会社明治や愛知学院大学と共同で、チョコレートを1か月間摂取した時の身体の状況の変化を実証研究しました。その時に、次のような健康効果が発見されています。

45~69歳の男女計347人を対象に、カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日摂取してもらったところ、中間報告では

  • リラックス効果
  • 血圧の低下
  • 善玉コレステロール値の上昇

といった効果が確認されました。

(チョコレートの摂取による健康効果に関する実証研究 中間報告 – 愛知県蒲郡市公式ホームページ より)

さらに追加分析を行ったところ、チョコレートの摂取前後で、脳細胞の増加に必要とされているBDNF(Brain-derived neurotrophic factor:脳由来神経栄養因子)も有意に上昇することがわかりました。

BDNFが少なくなると、認知機能(思考・判断・記憶などの知的機能のこと)が低下し、認知症やうつ病を引き起こしやすくなるといわれています。

しかし蒲郡市が行った実証研究により、ポリフェノールの多いチョコレートを食べるだけで、BDNFを増やし認知症を予防することもできる、という期待が持てるようになりました。

このような効果が得られるのは、チョコレートに含まれる豊富なカカオポリフェノールに脳の血流を増やすはたらきがあるためです。

認知症の予防につながるBDNFってどんな物質?

shutterstock_1245125952

BDNFはあまり聞き慣れない名前の物質なので、先に特徴について説明をしておきます。

BDNFは主に脳の海馬に含まれており、神経細胞や神経伝達物質を形成するなど、脳神経の機能に欠かせない役割を持っているたんぱく質の一種です。

海馬というのは物事の記憶に関与している場所で、BDNFは海馬の新しい情報を記憶したり学習したりする機能に関与しているのです。

しかしBDNFは65歳以上で加齢に伴って減少してしまう物質です。BDNFが少ない人には、古い記憶は覚えているのに新しい記憶を忘れやすくなるという現象も起こりやすくなります。

これは高齢者特有の物忘れだったり、アルツハイマー型認知症の特徴的な症状だったりします。

さらに加齢によってBDNFの減少が進めば、脳神経の機能がどんどん低下していき、認知症の症状も進行してしまうようになります。

中には高齢者でも、BDNFが不足していないために認知機能の低下がみられない人もいます。積極的に運動したり頭脳を使ったりする人は、高齢でもBDNFを増やすことができるためです。

さらに蒲郡市の実証研究で、BDNFを増やす新たな方法が一つ増えたわけですが、チョコレートを食べるだけなら苦労を伴わないのでとても続けやすく、この研究結果はまさに大人にとって朗報といえるでしょう。

認知症を予防するチョコレートの選び方は?

shutterstock_2449525302

ただし認知症を予防するには、どんなチョコレートを食べても良いわけではありません。また食べ過ぎれば糖質や脂質の摂り過ぎになってしまうため、健康効果の得られる正しいチョコレートの食べ方は知っておく必要があります。

ポイントは、チョコレートにカカオポリフェノールが多く含まれていることです。

今回の実証研究では、「ポリフェノールを多く含むチョコレート」としてカカオポリフェノールが72%含まれている製品を毎日25g食べるという条件で、BDNFの増加が確認されています。

通常のチョコレートは、カカオポリフェノールの含有率が30%台しかないので健康効果は低くなります。健康効果を期待するなら、カカオポリフェノールの含有率が70%以上の製品を選びたいですね。

スーパーやコンビニエンスストアに行けば、カカオポリフェノールの含有率が70~90%台の製品が販売されています。店頭でパッケージを確認してみてください。

またチョコレートはカカオポリフェノールが多くなるほど苦味が強くなり、乳成分や糖分の割合が低くなる分、甘味は控えめになります。

カカオポリフェノール含有率が80%を超えるとかなり苦いので、人によっては食べにくいと感じるかもしれません。最初は60%台(ビターチョコレート)や70%台の製品から試し、口に合ったタイプを選ぶと続けやすいと思います。

適量を守ればヘルシー!ただし食べ過ぎると…

チョコレートは甘くてカロリーが高いので、毎日食べると太るのでは?と心配される方も多いことでしょう。

しかし、今回の実証研究では、1日25g程度のチョコレートを毎日食べても、体重や肥満度を示すBMIの数値は上昇していないことも分かっています。

1日25gのチョコレートなら、太ることを気にせずに安心して食べて良いでしょう。ちなみに25gというのは、板チョコレート5~6かけらくらいの量になります。

もちろん食べ過ぎは良くありません。意外にもカカオポリフェノールの多いチョコレートは、通常のチョコレートより脂質とカロリーが高くなっているのです。

1日25gなら問題ないといってもチョコレートのカロリーがどうしても気になる方は、日常の運動量を少し増やしてカロリーを消費するようにすれば、安心してチョコレートも楽しめると思います。

大人のおやつにチョコレートを取り入れて

カカオポリフェノールは、認知機能を高めるほか、高血圧や動脈硬化を予防したり気持ちを安定させたりと健康効果がたくさんある素晴らしい成分です。

カカオポリフェノールの多いチョコレートは甘さ控えめで、大人のおやつにもピッタリなテイスト。チョコレートと上手に付き合い、すこやかな体と若い脳を保っていきたいものですね。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る