健康生活TOP 認知症 脳の老化予防は外出と運動で!脳への刺激を増やす外出ポイント

脳の老化予防は外出と運動で!脳への刺激を増やす外出ポイント

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「もしも将来自分が認知症になったらどうしよう」
「家族が認知症になったら介護できるかしら」

なんて不安に思ったことはありませんか?認知症は加齢によって引き起こされる病気の一つであり、気が付かない状態で進行することが多い病気です。

日本においても高齢化社会の到来に伴い認知症患者が増加しており、近い将来には社会問題として深刻な状況になる可能性が指摘されています。

将来、認知症にならないためにはどのような生活を送れば良いのでしょうか?

物忘れと認知症の違い

歳を重ねると忘れ物をしたり、物覚えが悪くなったりするのはよくあることです。また、思い出すのに時間がかかったり、頭では分かっているのに言葉に出なかったりすることもあります。

これらの大部分は加齢による物忘れであり、認知症とは違います。「最近物覚えが悪くてねえ、認知症かしら」と言うのは間違いだったのです。

そもそも認知症とは病的な記憶障害であり、自分が物忘れをしている自覚はありません。つまり、「今日の朝食は何を食べたっけ?」は朝食を食べた記憶があり、これは単なる物忘れであり認知症ではないのです。

認知症の場合は朝食を食べた記憶自体がないので、そもそも「何を食べたか?」なんて考えることもないのです。

このような症状は認知症かも

認知症の判断はなかなか難しく、認知症か物忘れかの区別がつけられないことが多い点が問題です。そのため病院に行くタイミングが遅れ、症状が悪化してから治療を開始するケースも見られるようです。

認知症の判断はどのように行ったら良いのでしょうか?

(1)新しい出来事を覚えられない

日常の生活で体験している出来事を覚えられない症状は認知症の可能性があります。さっきテレビで観ていた内容や来客の記憶が曖昧な場合は、新しい情報が記憶できていないと考えて下さい。

(2)覚えていたはずの記憶がない

「昔はこうだったのよ~」といつも話していた昔話をしなくなったら要注意です。家族からその話をふってみて反応が無ければ記憶が失われている可能性があります。

(3)出来ていたことが出来なくなる

認知症になると記憶力だけでなく理解力も低下します。普段使っていた電子レンジなどの電化製品が使えなくなったり、電車の乗車券を買えなくなったりします。出来ないことが増えてきたら要注意です。

(4)買い物に無駄が出る

認知症が発症すると合理的な思考ができなくなります。買い物では同じ商品を何回も購入したり、おつりも貰うのを忘れてしまったりします。

代金通りのお金を出すこともできくなってしまうこともあります。

(5)時間にルーズになる

時間がルーズになってくると認知症の疑いがあります。少し前までは時間にキチンとしていた人が急にルーズになった場合は、認知症により時間の感覚が麻痺している可能性があるのです。

(6)方向音痴になる

方向音痴の人は大勢いますが、長年住んだ家に帰れない人は少ないと思います。認知症になると地形の記憶が薄れるので、しばしば道を間違えるようになります。帰り道に迷ったら要注意です。

(7)物事に興味がなくなる

今まで好きだった趣味を止めてしまったり、友達との付き合いを避けたりするようになったら認知症の疑いがあります。軽いうつ病と勘違いすることもありますが、意欲のなさには注意が必要です。

(8)突然のパニックや興奮

認知症が発症すると自分の状況が判らなくなるために、軽いパニックを起こすことがあります。世間話をしている周りの人は急に興奮する姿を見てビックリですが、これは話の状況が理解できないことで起こる症状です。

(9)盗難に対する恐怖

認知症が発症するとしまっていた大切な物が何処にあるのかが思い出せなくなり、その原因が盗難であるように訴えることがあります。特に身近な人に盗まれたと訴えることが多く、大騒ぎになるようです。

単に日常生活での物忘れでも、よくよく考えてみればこのような状態であるかも知れません。

脳の刺激で認知症を予防する

認知症の原因には諸説ありますが、アルツハイマー型認知症などでは脳細胞の萎縮がその原因と考えられています。これは何らかの原因により脳細胞に十分な栄養や酸素が行き渡らずに脳細胞が死滅してしまうのです。

脳細胞が萎縮すると記憶が失われるだけではなく、新しい情報を記憶することもできなくなります。これによって認知症となるのですね。

このような認知症ですが、脳の刺激によって認知症の発症リスクが低下するとの報告があるのです。

脳に新しい情報を送るのが重要

認知症の多くは脳の萎縮による病気であり、その原因は確定されていません。

しかし、東京にある医療センターの調査によると認知症の発症リスクと日常生活が密接に関係していることが判明したのです。

この調査では65歳以上の人を対象に1,500人を追跡しました。

「外出の頻度」に着眼し、「毎日外出している」「2~3日に1回」「週に1回以下」に分かれて2年後の認知症の発症頻度を調べたのです。

結果は驚くもので「毎日外出している人」を1倍としたところ、「2~3日に1回の人」は1.6倍、「週に1回以下の人」に至っては3.5倍にもなっていたのです。

つまり、週に1回以下しか外出していない人は、毎日外出している人よりも、3.5倍も認知症を発症していたのです。

なぜ外出頻度と認知症の発症に関係があるのでしょうか?

この関係については確定された要因は見つかっていませんが、外出による脳への刺激が脳機能を活性化させている可能性が高いと考えられます。

日常的に外出をしている人は常に新しい情報が脳に伝わり刺激となります。しかし、家に閉じこもっていては新しい情報がなく、脳を働かせる必要がなくなるのです。

このように脳に刺激が少なく、脳機能も低下した状態が続くことも認知症の要因の一つとされているのです。脳を使うことは脳の血流を向上させて脳細胞を活性化させるので、脳に栄養を届けることに繋がるのかもしれませんね。

運動による刺激にも効果がある

外出と同様に運動にも脳を刺激する効果があります。高齢になると激しい運動や難しいスポーツはできなくなりますが、単純な体操などはゆっくりと行うことが可能で脳への刺激も期待できます。

天候などで外出ができない場合は、自宅で軽い運動を心掛けましょう。

認知症予防のオススメ外出法

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認知症の症状にとって大いに効果が期待できる外出ですが、単に外出するよりも効果的な方法がいくつかあります。

プランを立てて外出する

ぷらっと散歩に出かけるのも良いのですが、脳に良い刺激を与えるためにはちょっとした工夫が必要です。

外出する前に今日の外出プランを立てて下さい。プランと言っても大げさなものは必要なく、簡単なルートを決めるだけで良いのです。

また、途中で公園に立ち寄ったり、カフェでの休憩を組み込んだりするのもオススメです。このように事前に立てたプランに従って外出することで、脳は活発に働き血流も促進されるのです。

プラン通り動くのは面倒くさいこともありますが、その面倒くささが脳に良い刺激を与えているのです。またプランを立てる作業自体も脳を活性化させるきっかけになりますので、一挙両得になりますよね。

知らない道に挑戦する

毎日外出していても、同じ道ばかりでは脳に良い刺激を与えることはできないかも知れません。そこで、普段とは違う道を歩くことをオススメします。

脳の刺激は歩くことだけではなく、目から入る情報も重要と言えます。定期的に道を変えることで景色を変化させて、新しい情報を脳に送るのです。

また、道を変えることは方向や距離感を意識することになりますので、脳が活性化するきっかけにもなります。

外出したら人と話そう

人同士のコミュニケーションは脳を活性化させるために重要な行為です。散歩の途中でご近所さんと世間話をしたり、友達と待ち合わせしてお茶を飲んだりすることは、脳を活性化させるために重要なことと言えます。

よくおしゃべりしながら散歩をしているご夫婦を見かけますが、会話と歩きで脳を同時に使用していることになります。これは脳を活性化させるには有効な方法なので、1人よりも複数で外出したほうが効果は期待できます。

しゃべりに夢中になって交通事故にならないように気をつけて下さいね。

カメラを持って外出しよう

カメラを持って外出するのもオススメです。いつもの散歩でもカメラを通して見ると違った風景になることがあります。写真を撮る行為は被写体に意識を集中するので、目からの刺激が脳に強く伝わります。

写真を撮ることは四季の移り変わりや花々にも興味が出てきますので、その意味でも脳を活性化させるでしょう。

また、写真を撮ることは楽しく外出することにも繋がりますので、外出のきっかけとして利用しても良いですね。

単なる外出では微妙…工夫がポイント!

認知症の予防には外出や運動が重要ですが、単に外出するだけでは脳の刺激は弱いようです。特に同じ道(ルート)を同じ時間に同じように歩いているだけであれば、効果も少ないことが考えられます。

「今日は朝に散歩に行ったから、明日は昼に行こう」
「今日は一つ前の駅で降りて家まで歩いてみよう」
「明日はスーパーの特売だから散歩の道を変えよう」

など、ちょっとした工夫で十分効果が増大します。

大切なのは脳に新しい刺激を与えて活性化させることであり、それによって認知症の発症リスクが低下することなのです。どんどん外出して認知症にならない生活を楽しみましょうね。

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