健康生活TOP 脱水症 つらいと言えない赤ちゃんの脱水症の症状は?もしもの時の対処法

つらいと言えない赤ちゃんの脱水症の症状は?もしもの時の対処法

shutterstock_1560580132

赤ちゃんは自分で症状を訴えることができないので、周囲の大人が気づいた時には重症化しているケースがあります。正しい知識を身につけて脱水症から赤ちゃんを守りましょう。

今回は『赤ちゃんの脱水症』について解説していきます。

脱水症は命に関わる危険な症状!夏だけでなく冬にも注意しよう

脱水症とは体内の水分が著しく減少した状態のことを言います。 摂取する水分が足りなかったり、何らかの原因で体外に排出される水分量が増加したりすることで脱水症に陥ります。

脱水症のリスクが高い状況は以下の通り。

  • 暑い夏の日
  • スポーツや入浴の後
  • 真夏の車内の中
  • 乾燥した室内
脱水症になりやすいのはもちろん夏場ですが、冬も全くリスクがないわけではありません。暖房をつけっぱなしにした室内で脱水症になるケースもよくあります。

症状が酷いと命に関わる病なので油断は禁物です。

赤ちゃんのほうが脱水症になりやすい!大人と比べてわかる脱水症のリスクの高さ

shutterstock_2440993272

大人より赤ちゃんのほうが脱水症になりやすい事実をご存知ですか?意外と知られていないその理由を1つずつ解説していきます。

赤ちゃんのほうが体内の水分量が多い

大人の体内の水分量は約60パーセントです。これに比べ赤ちゃんの体内にある水分量は約70~80パーセントとかなり多めとなっています。 この数字だけでも赤ちゃんの体にとって水分は密接な関係にあることが分かると思います。

赤ちゃんは80%の水分量を保つ為に想像以上の水分を必要とします。さらに赤ちゃんは体が小さいので、体内からほんの少しの水分が失われただけで大人の何倍ものダメージを受けます。大人と同じ感覚で考えるのは大変危険なのです。

赤ちゃんは体液のうち細胞外液が多い

人間の体液は細胞内液と細胞外液の2種類に分けられます。そして人間の体液は細胞外液から失われる仕組みとなっています。赤ちゃんの場合は細胞外液のほうが多いという特徴があるのでより脱水症を起こしやすいのです。

失われる水分が大人より2倍ほど多い

人間の体は特に運動をしなくても皮膚や呼気から自然に水分が失われています。これを不感蒸泄と言います。赤ちゃんの不感蒸泄は大人の1.5倍~2倍ほどとなるので、大人より脱水症になるリスクが高いと言えます。

体の機能が未発達

赤ちゃんはまだ体の器官が未発達なので、体調を崩したり下痢を起こすリスクが高いのです。特に注意してほしいのが風邪や病気による下痢です。大人からすれば大したことのない下痢でも、赤ちゃんの体にとっては大きなダメージとなります。

また自律神経が未発達であることも大きく影響します。大人ほどしっかりと体温調節ができないので、ちょっとしたことで体調を崩したり脱水症を起こしやすくなっています。

きちんとチェックしてもしもに備えよう!赤ちゃんの脱水症の症状

shutterstock_1224959202

赤ちゃんは大人とは違い言葉で症状を訴えることができません。次のような症状が見られたら脱水症の可能性があります。

機嫌が悪い、落ち着かない

初期の脱水症に見られる症状です。いつもより落ち着きがない、ソワソワしている場合は注意が必要です。これだけで脱水症と判断するのは難しいですが1つの目安にはなります。他に何か症状が出ていないかしっかりと観察しましょう。

水分を欲しがる

こちらも初期の脱水症に見られる症状です。いつも以上に水分を欲しがる、さっき与えたばかりなのにまたミルクを欲しがるなどの場合は、軽い脱水を起こしている可能性があります。意思表示ができない赤ちゃんからの貴重なサインです。

泣いているのに涙が出ない

声を上げて泣いているのに目元から涙が出ていない場合は脱水症の可能性があります。もちろんこれだけで脱水症とは判断できませんが、1つの可能性として頭に入れておきましょう。重症化すると目が窪んでくることもあります。

皮膚が乾燥している

目や唇が乾燥している、皮膚がカサカサしている場合は脱水症の可能性があります。しかもかなり状況が進行していることが考えられます。手や足の張りがなくなりシワシワしてくることもあるので、そちらも忘れずに確認しましょう。

おしっこが出ない、色が濃い

脱水症が重症化してくるとおしっこがほとんど出なくなります。このような状況になると大変危険です。初期のうちはおしっこの量が少なくなったり、色が若干濃くなるのでこの時点で気づけるようにしましょう。

ぐったりしている、意識がない

脱水症が重症化すると全身に力が入らずぐったりしたり最悪の場合は意識障害を起こします。このような場合はすぐに病院を受診する、必要であれば救急車を呼びましょう 。もちろんここまで放置することのないようにするのが望ましいです。

まずは脱水症を避けてあげること!赤ちゃんの脱水症の予防法

shutterstock_2122155252

赤ちゃんが脱水症にならないよう、普段からできる簡単な予防法を紹介していきます。まずは脱水症にさせないことが重要です!

水分補給

脱水症の予防に最も有効なのが水分補給になります。季節関係なくこまめに水分を与えましょう。普通の水を与えるだけでも良いのですが、乳児用のイオン飲料のほうがより望ましいです。

イオン飲料水は体に必要な電解質を能率良く取り入れることができます。普通の水だけでは体内の電解質のバランスが崩れ、余計に水分を体外に排出してしまう可能性があります。もう少し気軽なものなら麦茶がお勧めです。

部屋を乾燥させない

冬場に脱水症になる原因は暖房のつけすぎ、部屋の乾燥です。このような部屋の中で赤ちゃんを寝かせておくのは大変危険です。加湿器を利用する、定期的に空気の入れ替えをするなど対策を行いましょう。

炎天下での外出を避ける

炎天下での外出は赤ちゃんにとって大きな負担となります。ベビーカーは地面に近いので、大人が想像する以上に体感温度が高くなります。そのような状況での散歩や買い物は脱水症を引き起こす可能性が高いので避けましょう。

また夏場の車内も注意が必要です。夏の車内はすぐに高温になります。クーラーをつけても快適な環境とは言えず。大人が思う以上に赤ちゃんにとっては大きな負担となっています。

もし脱水症になってしまったら!赤ちゃんを守れるのはあなた

shutterstock_2314508322

もしも赤ちゃんが脱水症になってしまったら、まず何をするのが正しいのでしょうか?いざという時慌てずに対処できるよう最低限の対処法は覚えておきましょう。

軽度の場合

軽度の脱水症状が観られた場合は、すぐに水分を与えて様子を見ましょう。緊急事態なので飲ませる水分は水やジュースでも構いません。イオン飲料や経口補水液がある場合はそちらのほうがより効果的です。

次に汗をかいているようなら服を着替えさせます。その後、安静にさせてしばらく様子を見ましょう。軽度の場合はしばらくすると落ち着いてきます。尿の量や色などもチェックして問題がないようであれば病院に行く必要はありません。

重度の場合

水分を与えても飲んでくれない、下痢を繰り返している場合は病院への受診をお勧めします。特に下痢が収まらない場合、脱水症はなかなか改善に向かわないので医師の治療を受けるのが望ましいです。

ぐったりしている、意識がない場合は迷わず病院を受診しましょう。必要であればすぐに救急車を呼びます。脱水症が重症化すると、最悪の場合死に至るケースもあります。たかが脱水症と考えるのは大変危険なのです。

赤ちゃんの脱水症の症状と対策法をまとめてみました。もしもの時の参考にしてください。赤ちゃんを脱水症から守れるのは身近な大人だけですからね。

キャラクター紹介
ページ上部に戻る