健康生活TOP 体調不良 微熱が下がらない原因は?微熱が続く場合に疑われる10の病気

微熱が下がらない原因は?微熱が続く場合に疑われる10の病気

「あ~今日は何だか身体がだるいや!」なんて朝起きた時に感じることがあります。特に前日に疲れることや夜更かしもしていないのに、身体に力が入らないように思えます。

そのまま何とか起きて歯を磨いていると、水を触ったせいか寒気までしてきます。

「アレッ熱でもあるのかな?」…不安になった私は、額に手をあててみると普段よりも熱い感触がします。慌てて体温計で計ると平熱よりも若干高くなっていました。

そうこれは「微熱」と呼ばれる症状です。しかしその時はあまり問題視せずに放置したのです。それがあの悲劇を生むことになるとは…

今回は微熱から始まった私の悲劇をお話します。微熱には理由がある、身体が出すSOSをあなたに知ってほしいのです。

これは事実です!私が陥った微熱の罠

始まりは季節が春を迎えた4月ごろだったでしょうか?前述したようにある日の朝、私の身体に微熱の症状が現れました。しかし当初はそんなに大きな問題として捉えていませんでした。

まずは風邪を疑うのが当たり前

実は私は低体温症の中年男で、平熱が35.5℃しかありません。日本人の平均が36.5℃程度なので、皆さんよりも1.0℃程度体温が低い人間です。

そして症状が現れた日に体温計で計った結果、体温は36.4℃でした。つまり平熱と比較して0.9℃も上昇していたのです。

「36.4℃なんて大したことないじゃん!」…私の妻のようなことは言わないで下さい。「低体温あるある」では36℃中盤では「身体のだるさ」「寒気」などが出てくる温度帯で、自分的には立派な体調不良です。

一刻も早く病院へ行って治療を受けたいのですが、なんせ36.4℃ではいくら平熱が低いと言っても相手にされない可能性もあります。(日本では多いのですよ)

仕方なく市販の総合感冒薬(発熱用)を飲むことにしました。この時点における私の症状をまとめてみましょう。

  • 微熱(36.4℃程度)
  • 寒気
  • 倦怠感(だるさ)

私は風邪を引く時は「喉の炎症」が多く、それが原因で発熱を起こしていました。しかしこの時、熱は出ているのですが、特に喉に炎症もなく熱から来る「寒気」と「倦怠感」だけを感じたのです。

繰り返す微熱によりついに病院へ

微熱は市販薬を飲むと治まりました。しかし薬を止めるとまた微熱が出てきます。周期も3日程度で「微熱が出る」「解熱剤(市販薬)」「治まる」「微熱が出る」の繰り返し状態に陥ってしまいました。

そしてなかなか治まらない微熱に、ついに病院へいく決心をしたのです。

病院で医師に今までの内容を説明したのですが、やはり結果は「風邪」でした。熱も高くないことからインフルエンザではないとの診断で、感冒薬を処方してもらって帰宅したのです。

しかし私には何となく解っていました。「これは風邪ではないのではないのか?」純粋にそう感じたことを覚えています。

出たーっ!ついに出ました高熱が

病院へ行ってから1週間程度経ったでしょうか。ある日いつもよりも強い寒気を感じて目を覚ました私は、不安の中で体温を測定してみました。

「38.5℃」…「で、で、、、、出た~」低体温症の人にとって、危険区域とも言える38℃台半ばの数字です。

面白いもので「低体温あるある」では、38.5℃も出るとなんだか嬉しくなってしまいます。「やれば出せるじゃん」…心の中でそうつぶやいた私でした。

またその頃には、「みぞおちの部分に軽い痛み」と「喉の締めつけ感」を感じるようになっていました。「もしかしたら胃が原因かなぁ?」との不安がよぎったのです。

しかしこのまま放置すると私の身体がどうなるか解りません。さっそく朝一番で病院へ行くことにします。

病院ではまずインフルエンザを疑い、長い綿棒を使って検査を行います。結果は「陰性」…次に胃から来る熱の可能性もあったことから、急遽内視鏡検査を行うことになりました。

朝から食事をしていなかったのでよかったのですが、38.5℃での内視鏡は辛かったですね。

しかしこの検査でも問題を見つけられなかった私は、最終的に風邪と診断されて「抗生剤」「座薬の解熱剤」を持たされて帰ったのです。

自分の身体からコカ・コーラ噴出事件

先程も書きましたが私の発熱において、解熱剤は効果があります。特に今回病院でもらった座薬(ボルタレンサポ)の効き目は凄いものがありました。

「ウッ」「ムムッ」…「ハァ~」っと入れたら即効で熱が引いていきます。特に喉の痛みがないので熱が下ると、食事もできますしお風呂にも入ることができます。普通とそんなに変わらないのです。

それからも発熱は定期的に続き、病院でもらったボルタレンサポが無くなりかけた頃に恐怖の事件が起きたのです。

朝いつものように起きると当たり前のように微熱を感じますが、この頃になるとそれも慣れてきて特に気になりません。まずはトイレでオシッコをしようとした瞬間、恐怖の現実が私を襲ったのです。

「オシッコがコカ・コーラやん!(下手な関西弁)」…そう尿が真っ黒なのです。本当に出ている尿が真っ黒で、コカ・コーラを体内から噴出しているように思えます。

【注:ここで小便小僧からコカ・コーラが噴出している絵を想像下さい。】

「オイラの身体がドリンクバー イエイ♪」いかんいかんあまりのショックにラップをつい口ずさんでしまいました。またイエイのところでついトイレの水を「ジャ~」と流してしまったのです。

人間は突然の恐怖に陥った時に、全てを水に流してしまいたい習性があるみたいです。後から考えるとサンプルや写真を撮っておくべきでしたね。(皆さんはこのような時には冷静に写真や採尿を行いましょう。)

慌てて妻に「オシッコが真っ黒だぁ」と叫んだ私は、そのまま病院へ行くことになったのです。

自家製コカ・コーラの正体は血だった

病院へ行って医師に朝のことを説明したところ、早速尿検査が行われ黒くなる原因が「血尿」であることが判明しました。しかし原因は未だに不明で、医師の話では風邪の細菌が腎臓に入り込んだ可能性を指摘していたのです。

とりあえず血液検査を行い、新たに抗生剤と解熱剤を処方されて自宅へ帰ったのです。しかし私にある決意がありました。「この病院だめだぁ!他の病院探そう…」と。

自分でも色々と調べてみたところ、尿に血液が混ざることは「腎臓」「尿管」「膀胱」などに問題が生じたことが原因とされています。また「コーラ血尿」なる俗語もあることを知りました。

しかし私のケースでは、微熱はあっても腹部の痛みはありません。一体に何が原因なのでしょうか?とても心配したことを覚えています。

妻の一言が全ての原因解明に繋がった

「コカ・コーラ事件」から1週間経った頃でしょうか?再度微熱と胸の痛みが続く毎日を送っていた私に、妻がある一言を言いました。

「熱が出る日とシラカバ花粉の多い日が一致しているよ」…その当時私は北海道の別荘地に住んでいて、周りは自然いっぱいの環境でした。

花粉症と言えば日本では「スギ花粉症」が一般的ですが、北海道では花粉症と言えば「シラカバ花粉症」が問題になっています。考えてみると私の家の周りにはシラカバが沢山自生しています。

また私の自宅内にはシラカバ科に属する大きな「ハンノキ」まで生えていたのです。

妻は「北海道立衛生研究所」が出している花粉の飛散症状グラフを見ており、どうも飛散が多い日と私の発熱とが一致していたことを突き止めたのです。

「もしかしてシラカバ花粉アレルギーなのか?」

そこで家から車で30分かかる病院へ行くことにします。そこはアレルギー関係に強い内科で、藁をもすがる思いで診察を受けたのです。

一通り説明すると医師からは血液検査で行う「アレルギー検査」を受けるように言われなした。その後アレルギー治療として「ステロイド剤」の点滴を行ったのです。

ステロイド剤の点滴はちょっと怖かったのですが、医師からは大丈夫と言われてやってみたのですが、なんだか身体が軽く呼吸も楽になったように感じました。

そして翌日の朝、目覚めるといつもの微熱感はありません。また喉が開いた感覚で、久しぶりに「よく寝たぁ~」と自然に言葉が出たことを覚えています。

数日後、病院でアレルギー検査の結果を聞きましたが、やはり沢山の項目でアレルギー反応が見られたようです。「スギ」「ヒノキ」「シラカバ」「ダニ」「ハウスダスト」…覚えられないくらいの陽性反応です。

そして私の微熱の謎は2ヶ月もかかり判明したのでした。(おしまい)

血尿は酷い場合は真っ黒の尿が出ることがあります。医師に説明できるように、直ぐに流さないで十分に観察することも大切です。

微熱だけでは医師でもなかなか見破れない

私の微熱は当初は風邪と疑われていましたが、最終的にはシラカバ花粉のアレルギーでした。そしてアレルギー反応が強くなると、腎臓に負荷がかかり「腎炎」が起こり血尿となっていたようです。(IgA腎症)

結局それからの私は、毎日「抗アレルギー薬」を飲むことになり、現在に至っています。またアレルギーが原因で腎臓が悪くならないように「扁桃摘出手術」も行いました。

微熱から始まった病気がついには手術まで行うことになってしまったのです。私のように微熱が続くと不安な気持ちになりますよね。

しかし病院へいって診察を受けてもなかなか正体が解らずに、風邪で済ませてしまっていることも珍しくないでしょう。医師でも原因を即答できない微熱には、どのような病気が疑われるのでしょうか?

【微熱で疑うべき病気1.】まずは私も陥ったアレルギー

アレルギーと言えば花粉症が有名です。花粉症の症状では「クシャミ」「鼻水」などが有名ですが、その原因は喉や鼻が炎症を起こすことと考えられます。

つまり花粉症はアレルゲンである花粉が体内へ入ることで、免疫が過剰反応してこれを撃退するように働く病気です。

過剰に反応した免疫は正常細胞まで攻撃することから、炎症が起きて様々な症状がでるのですが、炎症が出ることは発熱を引き起こす原因にもなるのです。

このようにアレルギー反応は、免疫が正常細胞を攻撃する行為と考えても過言ではなく、それがアレルギーによる微熱の原因になるのです。

特に長引く微熱では小さな炎症が身体の何処かにできている可能性があるので、アレルギーを疑うことも大切です。そこで微熱とアレルギーの関係を疑うポイントを紹介します。

■季節性の微熱のケース■

微熱が出るのが一定の時期である場合、特に花粉症の季節に微熱がでるケースではアレルギーが原因である可能性があります。

■食事の後に微熱を感じるケース■

食事の後やおやつの後に微熱を感じるケースでは、食べ物の中にアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)が含まれている可能性があります。食品アレルギーの可能性に注意しましょう。

■掃除の後に微熱のケース■

自宅などの空間で掃除をしたり、スーパーなどで買い物をしたりした時に微熱を感じるケースでは、「ホコリ」や「ダニ」を吸い込むことのアレルギーの可能性があります。

人混みから帰ってから微熱が出る場合も同様の原因が考えられます。

花粉症だと安易に考えていたら、ある日、コカ・コーラを噴出させてしまうかもしれません。アレルギーが原因の微熱には十分注意しましょう。

【微熱で疑うべき病気2.】風邪の多くで発熱が見られる

発熱と言えば風邪ですが、実は風邪は正式な病名ではなく「気管支炎」などの感染症の総称となっています。気管支炎は「細菌」や「ウイルス」に感染することで発症する病気で、主に上気管支に炎症が見られる病気です。

「コンコン」「ゴホゴホ」と咳が出て、微熱から高熱まで症状も様々であり、悪化すると肺にまで症状が及び「肺炎」を引き起こすことも珍しくありません。

特に冬場に多く見られる「インフルエンザ」は、微熱から急激に高熱へと症状が変化することが特徴で、微熱の間に抗ウイルス薬を投与することで症状を抑えることも可能です。

「微熱だから…」と症状が悪化するまで待つ行為は、せっかくの治療の機会を逃すことになります。微熱のサインを逃さないようにしましょう。

【微熱で疑うべき病気3.】虫垂炎も微熱がサイン

子供の病気と言えば「盲腸」ですが、これは腸の虫垂が炎症を起こす病気です。昔は盲腸と言えば手術が当たり前になっていましたが、これはどのような理由からなのかご存知でしょうか?

実は盲腸は虫垂と呼ばれる腸の先にある部分で、ここが細菌などの感染により炎症を起こす病気です。

正しい病名は「虫垂炎(急性虫垂炎)」ですが、この炎症が悪化すると虫垂が破裂して、中の膿や細菌が腹腔内に散らばってしまうのです。お腹の中は腹膜で守られていますが、その中で破裂するのですから大変な痛みは当然のことでしょう。

また散らばった膿は感染を拡大して他の臓器に炎症が広がってしまいます。そこでそうならないように手術で摘出していたのです。

この虫垂炎のサインはやはり微熱です。お腹に張りや軽い痛みを感じると共に、微熱が続きます。痛みは移動して上腹部から下腹部に感じるようになります。そして急激な痛みと高熱が発症するのです。

近年では虫垂炎においても、効果的な抗生剤が使用されており、手術に移行するケースは少なくなったそうです。

微熱と腹部の痛みでは虫垂炎を疑うことも大切ですね。

【微熱で疑うべき病気4.】免疫に異常が!リウマチと膠原病

関節リウマチは手や足の関節部分が、変形して痛みを生じさせる病気ですが、この原因として考えられているのが「自己免疫」の異常です。

免疫とは自分の身体を守るための「警備隊」のようなもので、身体の外から入り込んだ外敵を攻撃して排除するシステムです。

実際には血液中の白血球やリンパ球などがその役割を果たすのですが、これらが暴走することで様々な症状を引き起こします。

関節リウマチでは免疫細胞が関節部分を攻撃することで、関節が少しずつ変形して痛みを感じるようになります。また関節が変形する過程で、炎症が起こることから微熱などの発熱も現れます。

微熱が続く状態で関節のこわばりなどに気が付いた時には、関節リウマチが発症したサインかもしれないので、病院のリウマチ科やアレルギー科に相談するようにしましょう。

また膠原病も自己免疫の異常によって発症する病気と考えられているので、同じように微熱が長期間続く場合は病院で検査を受けるようにしましょう。

【微熱で疑うべき病気5.】鼻の通りが悪いなら副鼻腔炎かも

人間の頭には「副鼻腔」と呼ばれる空洞があり、鼻から吸う空気を「浄化」、「加湿」して肺へ送る働きを行っています。「副鼻腔炎(蓄膿症)」はこの副鼻腔が感染症によって、膿が溜まることで発症する病気です。

例えば風邪を引いた時に「青っ鼻」が出るのは、副鼻腔に溜まった膿が鼻水と一緒に排出されるものです。

風邪などの一時的な疾患では、感染元となる細菌やウイルスが排除されると症状も改善されるのですが、慢性的な副鼻腔炎ではそうはいきません。

慢性的な副鼻腔炎のケースでは、副鼻腔の炎症が長期間に見られ、その原因が単なる感染症だけでなく、アレルギーによる可能性もあるからです。

そのような場合では「鼻の通り悪い」「鼻水(青っ鼻)が出る」「頭痛」…そして微熱の症状が見られるのです。

鼻の通りが悪く微熱が続く場合には、副鼻腔炎を疑うことも必要です。

【微熱で疑うべき病気6.】喉の痛みが慢性的な扁桃炎

先に紹介した通り、私はシラカバ花粉症において最終的に「扁桃除去施術」を受けました。なぜ花粉症と扁桃が関係しているかと言いますと…難しいので簡単に説明しますね。

扁桃は喉位に位置する組織ですが、この働きは免疫の作用と深く関係しています。人間は空気を吸ったり物を食べたりする時に喉や鼻を使用しますが、その意味では喉は外界と体内の関所と呼ぶべきもののです。

つまりこの関所の門番、空港で言えば金属探知機ゲートみたいなものと考えて下さい。例えばアレルギー体質の人が空気中に漂う細菌を吸ってしまった場合、門番の扁桃はそれを見つけ免疫細胞へ報告します。

つまり扁桃炎は扁桃が外敵侵入を検知し、免疫に攻撃させている反応だと言えるのですね。

人によって花粉症の症状に違いがあるのは、その花粉が外敵なのか許容範囲なのかの判断が違うことで、私の扁桃は殆どの花粉を外敵として判断していたみたいです。そしてその影響が腎臓にまで及んでいたのでした。

また扁桃には様々な細菌が付着しており、それが原因で慢性的な扁桃炎を発症させていることも問題としてあります。喉の痛みを繰り返す原因として、アレルギー意外に細菌も関与しているのです。

喉にいる細菌は症状が治まっても、多くは常在菌であり完全にいなくなった訳ではありません。ちょっと疲労しただけで活動を再開して、また扁桃炎を繰り返す原因になります。扁桃炎を起こす主な細菌を紹介します。

  • 溶血連鎖球菌(溶連菌)
  • ブドウ球菌
  • 肺炎球菌
  • その他

微熱が続く場合、喉の調子を気にして下さい。もし慢性的に喉の痛みを感じたなら、それは慢性的な扁桃炎が原因かもしれません。

【微熱で疑うべき病気7.】オシッコが近くなる膀胱炎

「なんか最近オシッコが近くて…」うーん何だか高齢者の会話のようですが、若い人でもこのように感じることはよくあることですよね。

しかしこの時に微熱を感じているのなら、「膀胱炎」を疑う必要があるかもしれません。膀胱炎は尿を溜める膀胱に細菌が侵入することで発症する病気で、微熱以外にも「排尿時の痛み」「尿が濁る」「残尿感」などの症状が出てきます。

全ての症状が軽く、気に留めない人も多いのですが、悪化すると細菌が腎臓へ侵入して「腎炎」を発症させる可能性があります。最悪では腎臓機能の低下による「透析」にまで進行することもあるので注意したい症状です。

微熱が続いてオシッコが近い場合は、膀胱炎を疑うことも大切ですね。

【微熱で疑うべき病気8.】石が原因の胆嚢炎

比較的女性に多いと言われている「胆石症」は、「胆嚢」に石が作られる病気です。肝臓は消化を助ける「胆汁」を分泌して、それを胆嚢に蓄積し凝縮してから腸(十二指腸)へ送ります。

つまり胆嚢とは肝臓と腸とつなぐ胆管の間にある袋状の臓器で、一時的に胆汁を溜める容器と考えれば解りやすいと思います。

この胆嚢なのですが、胆汁を凝縮する過程で、コレステロールやカルシウムの影響により塊を作ってしまうことがあります。それが「胆石」と呼ばれる石なのです。

本来この石は胆嚢にあるだけでは特に問題はありませんが、移動することで胆管を塞いだり、胆嚢を傷つけたりして、胆嚢炎を起こす原因にもなるのです。

胆管は完全に塞がれると激痛や高熱が出てしまいますが、それ意外では軽い腹痛や微熱が症状であり、その時点で処置を行うことで重症化を防ぐこともできるのです。

健康診断や人間ドッグで胆石の指摘された人は、微熱を感じたら胆嚢炎を疑って、お腹の痛みには注意しましょう。

【微熱で疑うべき病気9.】ストレスが微熱の原因に

人間の体温は自律神経によってコントロールされており、自律神経が乱れることで慢性的な微熱が出ることがあります。

このように自律神経が乱された状態を「自律神経失調症」と呼びますが、その原因の中でも「ストレス性」が近年増加しているようです。

仕事や人間関係など現代社会では、至る所にストレスが隠れています。最近話題の「ブラック企業」なんて、ストレス意外の何者でもないですよね。

人間はストレスを浴びると脳が身体を守るために防御反応を起こすと言われており、その作用の一つを自律神経が担っているのです。

自律神経は交感神経と副交感神経を相互にスイッチすることで機能していますが、ストレス下においては交感神経が優位に立っています。この交感神経は筋肉を緊張させて強い刺激から身体を守ることができますが、身体を休めることはできません。

つまり交感神経が長時間優位にあると、身体をリラックスさせて休ませることができなくなるのです。「気が休まらないわ~」と言うのはこのことなのですね。

またこのようにストレスにより交感神経が優位に立ちすぎると、自律神経まで疲弊して機能不全となり自律神経失調症の原因になるのです。

自律神経は体温をコントロールしているので、それが機能不全を起こすと微熱が続いたり、寒気が続いたりと体温調整に変調をきたすことに繋がってしまいます。

「微熱が続くなぁ」と感じたら、生活の中で気が付かないうちにストレスを受けていないか?考えてみましょう。

【微熱で疑うべき病気10.】微熱は重い病気のサインかも?

大抵のケースで微熱が重症化することは少ないかもしれません。また普段から微熱をたいして気にしない人も多いでしょう。

しかし全ての微熱が軽症であるとは限らないのも現実です。例えば「がん」。がんは健康診断などで発覚することが多い病気ですが、初期症状として微熱が続くことはあまり知られていません。

がんは細胞が腫瘍化する病気ですが、その過程で炎症を伴っている可能性があるからです。

また血液のがんと呼ばれている「白血病」では、長期間続く微熱が初期症状として有名であり、「貧血」「出血」などと共に注意したい初期症状と言えます。

微熱が長期化することは身体の何処かに、問題があることを意味していますので、安易に考えないで病院で医師の診察を受けるようにしましょう。

これら以外にも微熱が症状である病気は沢山あります。微熱以外に感じる症状を探すことが重要です。

微熱を甘く考えるとしっぺ返しがくるぞ!

人間の体温は一定していますが、正確には環境によって若干の上下はあります。その意味では微熱程度ではあまり気にすることもないかもしれません。

しかし、ちょっと心に置いておいてもらいた言葉があります。「本当に微熱以外に症状はありませんか?」

ここをきちんとチェックして貰えば、微熱からしっぺ返しをくらう危険性は、きっと少なくなるでしょう。

しかし日々の忙しさや面倒臭さから、他にも症状があるにも関わらず、微熱を放置してしまうと後々後悔できない過ちになってしまう可能性があるのです。

医師の中にも微熱を問題視せずに「このくらいの微熱で来るなよ!」的な雰囲気を感じることもありますが、そんなことは気にしないで自分の身は自分で守りましょう。

「微熱には理由がある!」覚えておきたい言葉です。

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