健康生活TOP でべそ(臍ヘルニア) 過剰な心配不要!赤ちゃんがでべそになる原因・NG行為と治療法

過剰な心配不要!赤ちゃんがでべそになる原因・NG行為と治療法

何気なく赤ちゃんのおへそを見たら、ポコッと盛り上がっていて驚いた経験はありませんか?今回は赤ちゃんによく見られる「でべそ」について、その原因と対処法を紹介していきます。

赤ちゃんのでべそに関する基礎知識

赤ちゃんのでべそは大きく飛び出していることも多く、中にはピンポン玉くらいの大きさになることもあります。まず始めに赤ちゃんのでべその基礎知識を紹介していきます。

赤ちゃんのでべそは珍しくない!

実は赤ちゃんのでべそはそれほど珍しいものではありません。赤ちゃんの10%ほどがでべその状態にあるのです。 10人の赤ちゃんがいれば1人、多ければ2人くらいはでべその赤ちゃんを見つけることができる計算になります。

でべその種類は2つ

でべそには2つの種類があります。 1つ目はおへその周りにある皮膚、また皮膚の下にある組織が飛び出してしまう『臍突出症』です。通常であれば陥没すべき所が出てしまっている状態になります。

もう1つは腸管の一部が飛び出してしまう『臍ヘルニア』です。赤ちゃんのでべそのほとんどがこの臍ヘルニアにあたります。 腸が飛び出していると聞くと驚いてしまうかもしれませんが、外に飛び出すことはありませんので安心してください。

へその緒の切り方は関係ない?赤ちゃんのでべその原因

では赤ちゃんはどうしてでべそになるのでしょうか。その原因を解説していきましょう!

腹圧

お母さんとあかちゃんは臍帯によって繋がっていて、赤ちゃんはこの臍帯から栄養を補給しています。出産後すぐにこの臍帯を切りますが、赤ちゃんの体に付着している部分を臍輪と言います。

この臍輪は徐々に塞がっていきますが、塞がりが不十分な段階でお腹に腹圧がかかることで腸が飛び出してくる臍ヘルニアになると考えられています。

でべそには腹圧が大きく関係しているので、泣いたりしてお腹に力が加わるとポコッとおへそが飛び出してくることがあります。落ち着くとまた元に戻ります。中にはずっと出たままの赤ちゃんもいたりと様々です。

低体重

10人に1人くらいはでべその赤ちゃんがいますが、低体重もしくは未熟児で生まれてきた場合はさらにその確率が上がるといわれています。 未熟児とは生まれてきた時の体重が2500g未満の赤ちゃんのことを言います。

生まれてきた時の体重が1000~1500gの赤ちゃんでは、およそ8割ほどにでべそが見られるというデータもあります。ですが何故そうなるのか具体的な理由はまだ解明されていません。

へその緒の切り方は関係ない

昔から『助産師さんのへその緒の切り方が下手だったからでべそになった』と言われてきました。ところがこの説には何の根拠もありません。どの場所で切っても不要な部分はやがてポロッと取れてしまいます。

どうすればいいの?赤ちゃんのでべそを治すには

親御さんからしたらでべそは不安な要素になると思います。ですがでべそを過剰に心配する必要はないのです。

でべそのほとんどは治る!

赤ちゃんのでべそはそのほとんどが自然治癒します。 4ヶ月を過ぎてくると徐々に腹筋が鍛えられおへそが引っ込むようになります。でべそには腹圧が大きく関係しているので、腹筋が鍛えられれば自然とでべそは治るということです。

1歳を迎えることには90%くらいの確率ででべそが引っ込みます。よって慌てて治療したり心配する必要は全くないのです。まずは1歳を過ぎるまで様子を見るようにしましょう。

気になる場合は相談を

1歳半くりになってもでべそが治らない場合は、お近くの小児外科などに相談することをお勧めします。2歳近くになってから自然治癒する場合も多いので、まずは様子見と言うお医者さんも多いと思います。

でべその具体的な治療法

2歳を過ぎたでべそは手術で治すことを勧められるケースが多いです。 臍ヘルニアの場合は健康保険が適用されるので、まずは各自自体に問い合わせたり担当医に相談することをお勧めします。乳幼児の場合は補助が出る場合もあります。

2歳未満の場合は基本的に様子見となりますが、中には圧迫療法を試すケースもあります。 おへそにスポンジを当て上からテープで固定するという簡単な治療法になります。

この圧迫療法で綺麗にでべそがへっこむケースもあります。気になる場合は2歳未満でもお医者さんと相談して行ってもらうのも良いと思います。

これだけはやらないで!でべそに関して注意すべきこと

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赤ちゃんのでべそについて注意すべきこと、またこれだけはやってはいけないという3つの行為を紹介していきます。

硬貨を貼る

昔からでべそを治す方法として噂されてきた、おへその上から硬貨を貼り付ける行為は絶対に行わないでください。効果がないばかりか衛生面でも大きな問題があります。

不特定多数の人が触れる効果を赤ちゃんの敏感な部分に貼り付ける、少し考えただけでもゾッとしますよね。しっかり洗えば大丈夫ということもありませんので絶対にやめましょう。

自分でスポンジやテープを貼る

おへそスポンジや綿を貼り、その上からテープを貼る治療法があることを解説しました。ですがこの行為を自分で行うのはNGです。 素人が行うことで加減や衛生面に不安が残る為です。

圧迫療法を考えている場合はしっかりと小児外科を受診しましょう。 お医者さんと相談の上、必ずお医者さんの手で治療を行ってもらうようにします。自分でもできそうだから、と勝手に行うのはやめてください。

触りすぎる

あかちゃんのおへそは柔らかく、また腹圧により出たり引っ込んだりを繰り返すケースもあります。心配になってつい触りたくなってしまうと思いますが、これも衛生的に良くありませんのでなるべく控えましょう。

成長につれて自分で気になって触り出す可能性もあると思うので、いじっていないかをよく観察しておきましょう。 もちろん破れたり腸が飛び出してくる可能性はありませんが、なるべく触れないほうが望ましいです。

赤ちゃんのでべそについてまとめてきました。ほとんどの場合、過剰な心配をする必要はないことを分かっていただけたと思います。くれぐれも間違った処置はしないで、かわいい赤ちゃんのおへそを守ってあげましょう。

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