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美味しい花オクラで改善!排尿時に痛みのある膀胱炎の治し方

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トイレに行って、おしっこをするときに痛む、イヤですよね。もちろんそうした場合はお医者様に行って、病原菌の感染がないかを調べてもらいましょう。感染性の膀胱炎や前立腺炎であることが多いと思われます。

しかし、症状としては膀胱炎や前立腺炎なのに、細菌が検出されない場合もあります。お医者様はそうした場合でもお薬の処方をして下さいますが、効き目が悪いことも少なくありません。

そうした場合、漢方薬や民間薬に切り替えてみられるのも一つの選択肢ですよ。

女性の病気と言っても良い膀胱炎は大腸菌が大半の原因

膀胱炎は女性に多い病気です。もちろん男性にないわけではありませんが、特に細菌感染による膀胱炎は圧倒的に女性に多い病気なのです。

これは身体の構造の差によるところが大きいですね。細菌に感染することで起こる急性単純性膀胱炎の原因菌は、80%までが大腸菌なのです。

大腸菌ですので、大便に含まれて体外に出てきた物であることがほとんどと言えるでしょう。大腸菌にもいろんな種類がありますが、例えば食中毒の話題になると出てくるO157は「病原性大腸菌」と呼ばれています。

つまり、病気の原因になる大腸菌だからわざわざ「病原性」と銘打っているんですね。一方、多くの大腸菌は腸の中にいる時には何の悪さをすることもないのですが、これが尿路に入り込むと病気を起こすことがあるのです。

こうした現象を「異所性感染」と言います。本来は大腸菌がいない尿路や膀胱に入り込むことで病気が起こったと言うわけです。

大腸菌と言うと、何となく「バイキンで汚れている」と言うイメージに繋がるため全部病原性であるかのように思えますが、実は「大腸菌がはびこっているなら、他の菌もたくさんいるだろう」と言う意味で指標になってるだけなんですよ。

なぜ感染性膀胱炎は女性に多いのか

大腸菌は自分で移動する能力を持っています。いったん体外に出た大腸菌は膣前庭に入り込むことがあります。多くの場合、そこで身体の働きによって殺菌されますが、体力が落ちていたりすると繁殖することもあります。

そこから尿道をさかのぼって膀胱に入り込み、そこでも殺菌されないと急性膀胱炎を引き起こすのです。

もちろん男性でも尿道から膀胱と言うルートで入り込まれることがないわけではありません。しかし、事前に繁殖する場所がないことや、男性の方が尿道が長い事などから男性には膀胱炎が少ないのです。

女性の尿道の長さは、大腸菌が人間の大きさだったとして、約15km~20kmに相当します。そして、男性と女性の尿道の長さは16cmくらいの差があります。

これは体長が2~4μmしかない大腸菌が人間の大きさだったとすると、男性での膀胱までの距離は実に100kmほどにもなります。だから、男性の身体の中では、大腸菌はなかなか目的地にまでたどり着けないと言うわけなんですよ。

これが膀胱炎が女性に多い理由です。こうして、細菌に感染することで起こる急性膀胱炎は、お医者様で診断を付けてもらって抗生物質などを処方してもらえば、それほど時間をかけずに治すことができます。

感染性の膀胱炎を予防するためにトイレで気を付けたいこと

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このような流れで発生する膀胱炎ですが、昔から言われているトイレの注意でかなり予防することができます。それは「お尻は前からうしろへ拭く」と言うものです。

つまりお尻に付いた大腸菌を尿道の方に持ってこないと言うことですね。温水洗浄便座を使っている時も同じですが、この温水洗浄便座の使い方を誤っていると膀胱炎の原因になることがあります。

それは小用の時にも使う人で発生するようです。

通常時の温水洗浄便座の使い方についてはどうでしょうか。

基本的には、みなさん排便時と生理中に使用することが多いのではないでしょうか。排尿の時にも使うという方は少数派かと思います。

泌尿器科医の立場から言わせていただくと、膀胱の中は本来無菌で、おしっこはきれいなのです。おしっこだけのときは神経質に洗わなくても大丈夫です。

もちろん、気になったときは使って構いませんが、その際もビデのごく弱い水流で周囲を洗うようにし、尿が出る場所(尿道口)を狙って尿道の中まで洗うような使い方は絶対にやめてください。

あとは、多少菌が入っても自分の免疫力で退治できるよう、体力を落とさないよう栄養や運動に注意しておけば良いでしょう。

原因菌が見つからない場合も…花オクラはいかがですか?

このように尿の検査などで膀胱炎を引き起こしている原因の細菌が見つかれば、抗生物質などを処方してもらって飲めば、ほぼ確実に治癒できます。

しかし、なぜか原因菌が見つからない膀胱炎と言うのも存在しているのです。一つは間質性膀胱炎と呼ばれる病気、もう一つは非細菌性慢性膀胱炎と呼ばれています。

いずれも排尿困難や排尿痛があるのに、膀胱がんや糖尿病、尿路結石など痛みの原因になる病気もなく、細菌の感染によって起こっているものでもない膀胱炎です。

現在の段階では、原因は突き止められていません。治療についてもさまざまな対症療法がおこなわれることはありますが、確定的な治療法もないようですね。

また、漢方薬の方でもこれに対応すべく研究が行われているようですが、主に排尿困難に対応するようなお薬が処方される傾向にあるようです。

花オクラを自分で栽培するのは意外に簡単です

もちろん、症状に対してはお医者様で確定診断を付けて頂く必要がありますが、感染性でもなく基礎疾患もない、しかもお医者様のお薬の効きが今ひとつと言った場合には、夏の食材ですが花オクラを試してみるのも良いでしょう。

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花オクラとは、トロロアオイと言う植物の花です。エディブルフラワーと言うことですね。名前の通りオクラの花を大きくしたようなもので、小さなオクラのような実は美味しくないです。

7月から9月くらいの間にしか咲きませんし、一日花なので農協などの直売所に出向かないと、スーパーなどでは売っていません。一方、通販では種を売っているので自分で栽培してみるのが良いかもしれませんね。

温暖な地域では4月くらいに種をまいて7月くらいから食べられます。栽培は簡単ですよ。花は直径20~30センチもあるきれいな黄色の花です。

実は漢方薬、そして本場中国でも全草が医薬品の花オクラ

日本でも中国でも漢字表記は「黄蜀葵」です。まずは花オクラ(トロロアオイの花)が中国でどのように使われているのかを見てみましょう。

(抜粋)

花はケルセチン・ケルセチン配糖体などを含みます。四気は涼性、五味は辛味・甘味です。排尿を進め、痛みのある排尿困難の症状を緩和します。血液の循環を活性化し、出血を止め、腫れや毒を減らします。

良く知られているように、中医学・漢方では病名に対して薬を処方すると言うより、症状に対して薬を処方します。ですので、この働きを見る限り膀胱炎にも有効であるように見えますよね。

中医薬・漢方薬での名前は黄蜀葵花、日本の漢方薬局でも入手できますし、花のエキスを抽出したサプリも販売されています。

中医薬・漢方薬としては全草が医薬品化されていますので、漢方薬局で相談されてみるのも良いでしょう。

花の季節であっても、毎日食べられるほど植えるのも大変ですし、花のない季節には漢方薬がコンスタントに入手できていいと思います。

男性には前立腺炎で同様の症状がみられることがある

なんとなく膀胱炎の話になると女性ばっかり損をしているような気がしそうですが、実は男性だけにある「慢性非細菌性前立腺炎」と言う病気もあるのです。

前立腺炎は、少年から中年くらいに多い病気です。ちょうど前立腺肥大・前立腺がんなどが問題になる前の年齢層と言うことですね。

症状としては、排尿困難や排尿痛など膀胱炎に近いのですが、もっと広い範囲、脚の付け根や太もも、陰嚢のあたりにまで痛みが拡がることもあるようです。

この非細菌性の場合、やはり原因は定かではありません。ただ、感染性のものを含めて漢方薬が使われることも少なくありません。感染性の場合はこれに抗生物質を加えて投与すると言うことです。

抗炎症作用が期待できる花オクラ(トロロアオイ)を美味しく食べよう!

先に紹介した通り、花オクラの有効成分はケルセチンやその配糖体が中心でした。ケルセチンと言えば玉ねぎの健康成分として有名ですよね。高い抗酸化作用と抗炎症作用で知られるフラボノイドです。

ヘスペリジンなどと共にビタミンPと呼ばれたこともあった物質です。2016年からはクエルゴールドと言う高ケルセチン玉ねぎのF1品種の種が、農家向けに出荷されるそうですよ。

この抗炎症作用が治療効果を発揮している可能性が高そうですね。残念ながら定量的に測定したデータがなかったため具体的なことは言えません。

しかし、中医薬・漢方薬として使われていたと言うことは、少なくとも実や根、花などを含めた全草を医薬品化したものでは、玉ねぎよりは効果があったと考えても問題ないでしょう。

ですので、黄蜀葵・黄蜀葵花の中医薬・漢方薬は覚えておいていただいていいと思います。

花オクラを美味しく便利に食べる方法

まずは下処理の方法からご紹介しましょう。

花びらは痛みやすいので、食べる直前に処理してください。可食部は花びらのみです。

ガク部分には細かいとげがありますので、注意して花びらの部分を切り取ります。まれに、小さな虫が隠れていることがありますので、軽くふるって、さっと水洗いし、水気を拭き取ってお使いください。

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花オクラは薄い花びらなので、新鮮なうちに生で食べることが薦められています。しかし、独特の癖や花ごとに苦みの強いものがあったりして食べにくいことも珍しくありません。

そこでお勧めなのが酢漬けです。花からガクとおしべ・めしべを取り外し、花を一個ずつ熱湯に入れてすぐに冷水にとります。花を柔らかくする必要はありません。

さらにすぐに密封容器などに移してください。水切りをしようとざるに上げると、とろみの付いた水がどんどん出てきて、せっかくの水溶性食物繊維を捨てるはめになります。

準備した花が全部処理できたら、塩味がつくかどうかと言う程度の塩を加えて馴染ませます。さらに砂糖を少々と白バルサミコ酢をたっぷり入れて下さい。好みによっては米酢やリンゴ酢でも良いですよ。

なお、ガクの部分には細くて鋭いとげがあるので、花に沿ってガクを裏返すように外すのが指を刺されないコツです。

この状態で冷蔵庫に入れておけば1週間ほどは日持ちします。食べるのは一日置いてからの方が良いですね。花の根元の紫色のところが酸に反応して赤くなり、黄色い花全体をバラ色に染めてくれます。

食べる時にはオリーブオイルをたっぷりかけたり、粉チーズを入れても美味しいですね。私はモツァレラチーズにこの花を乗っけてオリーブオイルで頂くのが好きです。

特に泌尿器科の病気を持っているわけじゃありませんが、運よくこの花を大量に入手できた2015年の夏には、睡眠不足の時にもむくんだりせず、結構快調だったので紹介しようかなと思った次第です。

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