健康生活TOP 膀胱炎 1日に10回以上で膀胱炎かも!膀胱炎の症状と原因、治療法と予防法

1日に10回以上で膀胱炎かも!膀胱炎の症状と原因、治療法と予防法

なんと、女性で膀胱炎にかからない人はいないそうです。そういうことからすると膀胱炎はある意味では女性病ということができますね。

もちろん男性もかかることがありますが、その頻度は断然女性の方が多いのが実情です。

残念ながら、頻尿や痛みを感じても恥ずかしがって病院へ行くのを躊躇う人が多いのが実情のようです。

そこで、女性にとっては厄介な疾患の1つである膀胱炎の全貌を明らかにしつつ、どう対処すればいいのかを検討してみましょう。

原因、症状、治療法、予防法などを解説します。

膀胱炎とは?膀胱炎の種類ごとの症状と原因

膀胱炎の原因菌は細菌で、その大部分が大腸菌で、それ以外では腸球菌、ブドウ球菌などがあり、これらの細菌が膀胱に侵入、繁殖することで膀胱炎になるわけです。

当然のことながら、膀胱には細菌などからの感染を守るための防御機構が働いているのですが、

  • 疲労
  • 風邪
  • 寝不足
  • 冷え

など身体の防御システムが落ち込み、抵抗力や免疫力がなくなった場合、膀胱炎に罹りやすくなります。

膀胱は100~150ml程度の尿が溜まると膀胱壁が伸びることで刺激が生まれ尿意を感じます。ところが膀胱炎になると、炎症の刺激によって通常の1/10の10~20ml程度が溜まっただけで、尿意が起こるようになってしまいます。

そういう状態でトイレに行っても排尿量は少なく、膀胱炎が治癒しない限り刺激は続き、残尿感や下腹部の異常感は継続します。

その他には切迫性尿失禁といって、尿意を感じてトイレに行く間もなく、途中で尿を漏らしてしまうことがあります。

通常でしたら、尿意を感じた場合には脳からの指令で、膀胱の筋肉はコントロールされる状態になっているのですが、膀胱炎になると脳の指令が及ばないことが生じ、膀胱が勝手に収縮することで尿失禁になるとされています。

この膀胱炎ですが、どんな種類があるのか、そして、どのような理由で膀胱炎になるのかを紹介いたします。

よく女性に見られる急性性膀胱炎:原因と症状

泌尿器科で膀胱炎の診断をされた場合、ほとんどが急性膀胱炎と見られています。

それこそ、泌尿器系の腎臓、膀胱に疾患がない単純性の疾患とされていますが、少なくとも女性は、1回はかかると言われるぐらいに、ごく当たり前の疾患です。

逆に言うと、男性がかかるのは稀ということになります。

この疾患の原因はほとんどが細菌感染です。肛門、膣に付着した細菌が尿道から膀胱に侵入することで発症しますが、必ずそうなるわけではありません。

  • ストレス
  • 疲労
  • 風邪
  • ダイエットのし過ぎ

などで抵抗力が落ち込んでいる時に、トイレを我慢したり冷え込んだ環境にいた場合、細菌に感染しやすくなります。

急性膀胱炎になると排尿の回数が1日に10回以上になることがあります。いわゆる頻尿です。

でもそれでは終わりません。排尿後の痛み、尿の白濁、血尿、微熱も出たりします。

また、全身が震えることもありますし高熱も出ます。左右の腰を叩いた時に痛みを感じるようであれば、膀胱炎ではなく腎盂腎炎に移ったことも考えられます。

比較的症状が軽い?慢性膀胱炎の症状と原因

慢性膀胱炎は急性膀胱炎からの移行もありますが、発症当初から慢性的な症状を見せる場合があります。症状そのものは急性のように激しいものではなく、比較的軽い症状が見られます。

頻尿、排尿痛、残尿感などで、膀胱炎の基礎的な症状が見られます。

それとは別にして、尿路系に基礎疾患があった場合のことですが慢性複雑性膀胱炎というものもあります。

慢性複雑性膀胱炎の原因としては、

  • 前立腺肥大(女性には関係がありません)
  • 膀胱結石
  • 糖尿病
  • 腫瘍

などの基礎疾患が前提になって、細菌が膀胱内に侵入、粘膜に炎症を起こします。

また、急性膀胱炎の治療を進めているうちに慢性化することもあり、治療に当たっては完全に治すことが重要になります。また、慢性膀胱炎が長引く原因は基礎疾患があった場合、そこには細菌が多いことから膀胱内部に細菌の繁殖、増殖が見られるからです。

慢性膀胱炎の治療は細菌性の場合には急性の場合と同様に抗生物質、抗菌剤が処方されます。治療が終わるまでには長期化を覚悟する必要があります。

さらに、原因が基礎疾患にある場合では、まずはその基礎疾患の治療にあたらなければなりません。

女性に多く症状が重い!間質性膀胱炎の症状と原因

女性によく見られる膀胱炎に間質性膀胱炎があります。間質は膀胱内の上皮と筋肉の間の間質に炎症を起こします。大部分が慢性的に進むのですが、膀胱炎の中では比較的重症の症状を見せることが多く、厄介な膀胱炎と言えます。

症状的には細菌性の膀胱炎と同じような頻尿、排尿痛、残尿感などが見られますが、検査の段階で血液検査をしても細菌が検出されないことがあり、別の膀胱炎ということになります。

したがって、治療にあたっても抗生物質や抗菌剤は効果がなく、それ以外に原因があるとしていますが、はっきりした原因は明らかになっていません。

間質性膀胱炎は間質に炎症を起こすために筋肉に萎縮が起こります。そうすると、尿が膀胱内に蓄尿する際に膀胱が膨らまなくなっているため、通常の半分程度しか溜めることが出来なくなります。

実際の臨床の場では、尿が溜まり始めると炎症があることから痛みが生じてきます。そこで、診断を受けるのですが症状的には急性膀胱炎と似ていることから、抗生物質、抗菌剤が投与されます。

その他にも尿検査などをしても細菌が検出されないために、精神的なことが原因の膀胱炎と診断されます。

結果的に間質性膀胱炎と診断されるまでには結構時間がかかることが多いようです。治療法についても有効な方法がないのが現状のようですね。

血の混じった尿が特徴!出血性膀胱炎の症状と原因

急性、慢性、間質性の膀胱炎について記述してきましたが、血尿についてはそれほど触れることがありませんでした。ところが、出血性膀胱炎は視認できるような血が尿に混じっているのが特徴です。しかし白濁するような濃尿は見られません。

原因として考えられるのはウイルス、細菌、抗がん剤投与、食物や薬剤のアレルギーなどが挙げられています。中でも、アデノウイルスが見られることから、子供に多い疾患とされています。

ですが、アデノウイルスに効果がある薬剤が見当たらないことから、まずは、水分を摂り安静に心がけ、休息を取るなど自然治癒力に頼ることになります。そうすることで、出血も止まり潜血反応も治まるようになります。

薬剤が原因の場合もあります。特に、エンドキサンという白血病の薬を用いた場合、血尿が見られます。その時には止血剤を投与したり、薬剤を中止したりすることでよくなります。

一方で重い症状が続く場合、膀胱内の血塊が出来ることもあり、それがもとで尿閉を起こすこともあります。また膀胱萎縮を起こすこともあり、水分補給をすることで排尿を促し、膀胱炎を予防します。

若い女性の膀胱炎の症状と原因

泌尿器の疾患で代表される内臓は腎臓と膀胱です。中でも、女性にとって厄介なのが膀胱に関する頻尿や痛みを感じる膀胱炎です。

排尿に関係しているだけに相談はしにくいし、といって放っても置けないし、ジレンマに陥ることがあります。

膀胱炎の原因は女性の身体構造、つまり解剖学的な視点から見ることができます。女性は男性と違って、尿道から膀胱までの距離が直線的な上に短く、その長さは3~5cmぐらいとされています。

男女の泌尿器

したがって尿道口から細菌が侵入しやすいために、膀胱炎を発症しやすいとされています。因みに男性の尿道の長さは15~17cmで3倍以上あります。

若い女性の膀胱炎の症状

膀胱炎には3大症状というものがあります。

  • 頻尿
  • 排尿時の痛み
  • 尿に濁りが見られる

このような症状があった場合には、膀胱炎が疑われます。

その他にも、排尿したにもかかわらず膀胱に尿が残っているような残尿感を伴うことや、血尿が見られることもあります。

血尿の出血原因は、尿道口から侵入した細菌が膀胱壁の粘膜を侵すことで真っ赤になる炎症を引き起こすからです。

排尿時の痛みについては、膀胱内の炎症が膀胱壁にできた炎症が粘膜を刺激することで発症します。

この痛みの表現の仕方は、患者さんそれぞれによって異なっておリ、排尿直後に感じるものは痛みというよりは、焼き付くような感じであったり、つきあげられるような感じがしたりするそうです。

この原因として考えられるのは、排尿後空になった膀胱内の粘膜の炎症部位が癒着し、それが尿道までに影響をもたらしていることです。排尿後の痛みは当然ですが排尿時にも痛みを生じ、痛みの辛さはより一層強く感じられるそうです。

急性膀胱炎を放置し悪化することで入院が必要になるかも…

このような症状が生じると、女性は外出が出来なくなってしまい、人にも会えなくなるなど辛い状況に置かれます。この症状の原因も炎症からくる過敏現象で、素早い治療が必要になります。

それでは済まずに、急性膀胱炎の症状が進行した場合では、膀胱で繁殖した細菌が尿管から腎盂まで達することがあり、腎盂腎炎の原因になることも考えられます。

そうなった場合、38℃以上の熱が出ることがあります。

腰痛や背後痛も出てきますし、かりに炎症が腎臓まで達した場合では、膀胱炎と一変して症状は重くなります。

こうなると、入院加療が必要になり抗生物質などの治療が始まります。

女性に多い膀胱炎の原因

膀胱炎は女性に多い疾患です。それも、妊娠可能期である20代、30代に多く見られることが分かっています。

その原因も明らかになっていて、女性の尿道の短さや、尿道と肛門には細菌が多くいることから、それらの影響を強く受けることも分かっています。また、性交も原因に挙げられます。というのも、性交時に細菌が尿道から膀胱に侵入しやすくなるからです。

さらに、妊娠時も子宮から膀胱が圧迫され、膀胱が完全に空の状態になることがないため、排尿の動きが抑制されることから細菌の繁殖が容易になり、膀胱炎になりやすいと考えられています。

避妊器具のペッサリーの使用も膀胱炎を起こしやすくなります。ペッサリーには殺精子剤が使用されており、それが膣内の正常な細菌の増殖を抑えるようになります。すると、大腸菌などの細菌が繁殖しやすくなり膀胱炎が発症することになります。

また、女性には閉経があるので、年齢を重ね閉経を迎えるようになった場合、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が抑制されてしまいます。

このことから、尿道周辺、膣、外陰部が萎縮性の膣炎や萎縮性の尿道炎になりやすく、それにつれて周辺の組織が薄くなることから膀胱炎を繰り返すようになります。

その他にも、子宮下垂、膀胱下垂が原因で膀胱を空にすることが難しくなるため、膀胱炎を発症しやすくなります。特にこれらの症状は多産系の女性に多く見られるそうです。

膀胱炎の原因として冷え性も1つに数えられています。冷え性がなぜいけないかというと、冷え性があると体温が低くなることで血流も悪くなります。

中でも下半身が冷えることで、排尿に関与する膀胱や尿道、筋肉の動きが鈍くなるため、トイレの回数も減るようになり、膀胱炎になる確率が高まります。

細菌は32℃以下で繁殖しやすいとされていますが、膀胱の温度は37℃前後ぐらいで細菌が膀胱内に侵入しても繁殖することはないとされています。ということで感染の心配はないということになります。

ところが冷え性になりますとそうはいかなくなります。仮に膀胱内の温度が32℃以下になった場合、細菌の繁殖にはうってつけの環境になります。待っていましたとばかりに膀胱炎になりやすくなるのは当然のことです。

特に女性は冷え性になる人が多いので万全の対策が必要になります。また、女性は生理や更年期、女性ホルモンのアンバランスの影響を受けて冷え性になることがありますので、出来るだけ身体を温めることが大切になります。

それには半身浴や運動、食事、マッサージなどに対して細心の注意が必要とされるようです。

男性の膀胱炎の原因

ここで、参考までに男性の膀胱炎いついても触れておくことにいたします。

男性の場合は、女性ほど複雑ではありません。したがって数も少ないのは当然のことです。というか、男性の場合は尿道が女性に比べてはるかに長いので、細菌が膀胱に到達するまでには結構時間がかかります。

そのため、細菌が膀胱に到達する前に排尿で押し流されことで、膀胱炎になりにくいとされているのです。

つまり、通常の感染経路での膀胱炎になることはなく、それよりも例えば、病院での治療に際に尿道カテーテルや手術器具からのほうが、感染リスクの可能性が高いとされています。

特に、男性の場合は、前立腺への感染から尿道、膀胱に広がることが多く、結果的に膀胱炎になることがあります。膀胱炎が長引く場合は前立腺の感染が長引いているために起きると考えられます。

それは、細菌感染を抑えるためにお抗生物質を使いますが、それで膀胱内の細菌は抑制できても、前立腺についている細菌まで抗生物質の効果が及ばないことがあります。

膀胱炎が治ったと見て抗生物質の投与をやめると前立腺の内部には細菌が勢力を持ったまま残っていることから、体力の弱ったころ合いを見て膀胱に再侵入することがあります。これが再発です。

男性の場合で尿路系の疾患を見る場合には、膀胱炎よりは尿道炎、前立腺炎の方がよく見られことが多いようです。

子供の膀胱炎の原因と対処法

次に子供の膀胱炎についても見て置くことにいたします。

膀胱炎は実は子供、それも乳幼児によく見られます。理由は1歳未満の場合では膀胱尿管逆流症(※)、水腎症(※)などの先天性心疾患が原因で、男児の方が女児よりも膀胱炎、尿路感染症にかかる割合が多いようです。

膀胱尿管逆流症
腎臓で作られた尿が膀胱に送られずに腎臓に逆流する疾患で、尿管と膀胱の境界に異常が生じる疾患。
水腎症
通常、腎臓で作られた尿は膀胱に向かうが、腎臓に溜まってしまうことで腫れあがる疾患。

こういった疾患は軽度の場合では成長するにしたがって自然治癒されるのですが、重症ともなると手術を選択せざるを得ません。

1歳未満では男児に膀胱炎が多いと説明しましたが、1歳を過ぎてからは女児に多くなってきます。これは大人の女性と同じ理由で、尿道が短いことでそうなります。

子供の膀胱炎の症状をしっかり見極めて対処しましょう

細菌性の膀胱炎の場合では抗生物質の処方で治りますが、原因がアデノウイルスで出血性の膀胱炎では自然治癒することが多いようです。

子供の膀胱炎には無症状の場合もありますし、子供は自分症状を上手に伝えられないこともありますので、大人がケアしてあげることが大事です。トイレの回数や排尿の状況を見極めてあげるようにしましょう。

血尿、頻尿、おねしょ、おもらしが膀胱炎の原因になることがあります。それに、むずがゆったり嘔吐や下痢などをしたりして、膀胱炎と関係がないような症状もありますが、注意を必要とします。

気づかないままでいると腎盂炎を起こすこともあります。というわけで、乳幼児の膀胱炎については常に頭の片隅に置いておきたいものですね。

妊娠中の膀胱炎の原因と症状、治療法と対処法

さあ、次は妊娠中の膀胱炎です。

妊娠でお腹が大きくなると膀胱が圧迫されます。必然的に膀胱内に尿が溜まることで、いつまでたっても空になりません。

そうなると細菌の排出が難しくなります。結果的に膀胱炎になりやすくなるわけですが、症状が見られなければ抗生物質の投与はしないこともあります。

なぜかというと、抗生物質を投与することは耐性菌を作ることに繋がっているからです。その一方で、危険性を意図しながらも妊娠中に、膀胱炎の細菌が腎臓まで飛んでいく危険性を考えて、症状の有無にかかわらず抗生物質の投与を行います。

妊娠中の膀胱炎の治療に西洋薬でなく漢方薬を使うことがあります。例を挙げますと、

泌尿器の一般的な疾患 猪苓湯(ちょれいとう)
慢性膀胱炎 五淋散(ごりんさん)
冷え性 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
排尿時の痛み 竜胆瀉肝湯(りゅうたんしゃかんとう)

…とこのように、症状に合わせて使います。

妊娠後期になると当然お腹が大きくなってきます。そうなると、子宮も大きくなるので膀胱を圧迫するようになります。結果的に尿量は減少、残尿感も出てきます。トイレも何度も行くようになり、夜中でもおきなくてはなりません。

トイレを我慢していると膀胱炎になる場合があります。我慢してはいけません。

排尿痛、尿の白濁が見られた際には膀胱炎を疑ってください。病状が進む前にできるだけ早く病院へ行くようにしましょう。

膀胱炎の対処は水分不足とこまめな排尿がギ!

これまでの説明でお分かりの通り、膀胱炎の原因の一番は細菌感染です。そのため膀胱炎を改善させるには、出来るだけ膀胱内の細菌を外に出すことが大切になります。つまり、排尿をすることで細菌を外に出すことが重要なのです。

水分不足になると排尿回数が減るので、膀胱炎を防ぐには水分を十分摂って排尿回数を増やすことが大切になります。その意味では排尿は非常に重要な役割を果たしていると言えます。

ところが、排尿回数が減るということは膀胱、尿道の細菌を尿と一緒に体外へ排出できないことになります。

尿意を我慢することも膀胱内に侵入した細菌を長時間滞留させることになりますので、その分だけ細菌に感染する時間も長くなり、細菌感染の確率も高くなります。

そういうことから、膀胱炎にならないためには出来る限り水分を摂り、尿意を感じたらすぐにでも排尿するようにします。

細菌の繁殖・増殖を防ぐには、何よりも膀胱内に貯留している尿を排出することです。尿内には細菌がいますので長時間尿が膀胱内にあると、それだけ細菌に繁殖・増殖のきっかけを与えることになってしまいます。

そこで、排尿がポイントになるわけです。そのためには、

  • 排尿を我慢しない
  • 尿意を感じなくても3~4時間の間隔で排尿する習慣をつける
  • 排尿を促す水分の摂取を習慣づける

といったことが大切になります。

身体に抵抗力がつくと膀胱炎に限らず、他の病気の予防にも役立ちます。ストレス、疲労、ダイエットなどについてはコントロールが大事です。

それと、特に女性は先述した冷え性の予防にはくれぐれも注意を払う必要がありますね。

続いて、女性にとって再発を繰り返す膀胱炎をどう予防すればいいのかを考えて行くことにいたします。

予防で大事なポイントは細菌対策です。そのためには、膀胱炎の原因となる細菌の侵入を防ぐことが一番に挙げられます。

というのも、何回となく指摘してきましたが、女性の尿道が短いことと膣や肛門に近いことから、細菌が侵入しやすいからです。

  • ナプキンや関連物の交換
  • 清潔に心がける
  • 排便時の気配り
  • 性行為前後に身体を清潔にする

といったことから、尿道や膀胱に侵入した細菌の排出などやらなければいけないことが多々あります。

膀胱炎の治療

軽度の膀胱炎では自然治癒力で治ることがありますが、とにかく、排尿で膀胱内の細菌を排出することが初期治療には必要になります。そのためには水分を摂取することで排尿量を増やします。

一方で、病院で受ける膀胱炎の治療は薬剤で行います。主流は抗生物質や抗菌剤が使われ、急性膀胱炎に原因菌はほとんどが大腸菌ということで、ニューキノロン系、セファム系薬剤の有効性が認められています。

多くの場合では、1週間分の薬が処方されます。実際に服用後1~2日で症状は改善の兆しを見せはじめ、1週間もすれば治るとされています。

ただし慢性膀胱炎の治療は長引く場合があり、抗生物質や抗菌剤を服用しても治らないことがあります。中でも基礎疾患である、膀胱結石、尿路結石、糖尿病、腫瘍、前立腺肥大(男性)などの場合では、これらを先に治療しなければなりません。

また間質性膀胱炎は原因が不明とされる場合があります。ですが治療法はいくつか挙げられています。

まずは水圧拡張療法です。麻酔をしてから膀胱に生理的食塩水を注入することで、炎症で萎縮した膀胱内を物理的に拡張します。

この治療法で50%程度の症状の改善が見られるようですが、完全に治ったわけではなく、1年以内に再発することがあるようです。

その他の方法としては、薬の服用や膀胱内に直接薬剤を注入する場合もあります。

また、膀胱を全摘することもあります。その場合には人工膀胱を取り付けることになります。

いずれにしても、膀胱炎は完全に治療することが大事になります。少しだけよくなったからといって中途半端にすると、再発を繰り返すことになりかねません。自己判断をしないで、信頼できる医師の指示を受けることが大切ですよ。

膀胱炎は泌尿器科を受診しましょう

膀胱炎は泌尿器の疾患だけになかなか診察を受けたがらない傾向にありますが、慢性膀胱炎や間質性膀胱炎になると厄介なことになります。そこで、頻尿や痛み、残尿感や血尿が見られる場合には、泌尿器科で診察を受けるようにしてください。

泌尿器科がない場合は、内科、婦人科で診察を受けるようにしましょう。

膀胱炎の診断では、問診と尿検査が行われます。

  • 尿の排尿回数
  • 尿量
  • 痛みの有無
  • 残尿感の有無
  • 尿の白濁の有無

などが問われ、尿検査ではタンパク質、白血球、細胞、潜血などの基本データを得た上でどのようなタイプの膀胱炎なのかを診断します。

とにかく、膀胱炎だからと言って恥ずかしがらずに、少しでも異常を感じるようなことがあった場合には受診をお勧めいたします。また、妊娠中でしたら産婦人科の先生に相談するようにしてくださいね。

膀胱炎の予防と治療で日常生活を円滑に!

ほとんどの女性が一度は経験すると言われている膀胱炎、再発することもありますし、放っておくと厄介なことになり兼ねません。恥ずかしさから診察を受けない人もいるようですが、一瞬の自己判断が自分を苦しめるようになるかも知れません。

一度診断を受けることで、膀胱炎がどういう病気なのかをすることができます。痛み、頻尿、残尿感、血尿などの症状から解放されることを思えば、恥ずかしさも克服できるというものです。

いたずらな心配の必要もなくなりますし、何よりも気分よく日常生活が送れることが一番です。

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